『Oracle Database JDBC開発者ガイド』の今回のリリースにおける変更点
内容は次のとおりです。
Changes in Oracle Database 18c
『Oracle Database JDBC開発者ガイド』では、Oracle Databaseリリース18cに関する次の変更点について説明しています。
新機能
このリリースの新機能は次のとおりです。
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データベース・クラウド・サービスのJDBCでのウォレットのサポート
SSL接続の自動構成を参照してください
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キーストア・サービスのサポート
キーストア・サービスのサポートを参照してください
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HTTPプロキシ構成のサポート
HTTPSプロキシ構成のサポートを参照してください
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PL/SQL連想配列の拡張サポート
PL/SQL連想配列へのアクセスを参照してください
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Traffic DirectorモードのOracle Connection Managerのサポート
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REF CURSOR
をIN
バインド変数としてサポートOracleのREF CURSOR型のカテゴリを参照してください
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軽量接続検証のサポート
軽量接続検証のサポートを参照してください
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透過的アプリケーション・コンティニュイティのサポート
透過的アプリケーション・コンティニュイティのサポートを参照してください
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アプリケーション・コンティニュイティでの具象クラスのサポート
アプリケーション・コンティニュイティでの具象クラスのサポートを参照してください
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JSONデータの検証のサポート
JSONデータの検証のサポートを参照してください
非推奨となった機能
次の機能は、このリリースでは非推奨であり、将来のリリースではサポートされなくなる可能性があります。
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連想配列の拡張サポートの一環として、
OraclePreparedStatement
およびOracleCallableStatement
クラスから次のAPIが非推奨になりました。-
setPlsqlIndexTable
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setPlsqlIndexTableAtName
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registerIndexTableOutParameter
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getOraclePlsqlIndexTable
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getPlsqlIndexTable
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oracle.sql
パッケージの具象クラスoracle.sql
パッケージの具象クラスは非推奨です。これらのクラスのかわりに、新しいJDBCインタフェースを使用します。これらのインタフェースの詳細は、MoSノート1364193.1を参照してください。
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Oracle Database 12cリリース2 (12.2)では、
oracle.jdbc.rowset
パッケージは非推奨となりました。この機能にかわる標準のJDBCRowSet
パッケージを使用することをお薦めします。 -
defineColumnType
メソッドdefineColumnType
メソッドのほとんどの変数は非推奨です。次の項目の変数がサポートされています。-
LOBからLONGへの変換
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LOBプリフェッチ・サイズの構成
詳細は、JDBC Javadocを参照してください。
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CONNECTION_PROPERTY_STREAM_CHUNK_SIZE
プロパティ詳細は、JDBC Javadocを参照してください。
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Oracleバッチ更新
Oracleバッチ更新は、Oracle Database 12c リリース1 (12.1)で非推奨となりました。Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以降、Oracleバッチ更新はオペレーション・コードなし(no-op)になりました。つまり、Oracle Database 18cのJDBCドライバを使用してアプリケーションでOracleバッチ更新を実装すると、指定したバッチ・サイズが設定されず、バッチ・サイズが1になるということです。バッチがこの設定の場合、アプリケーションは一度に1行ずつを処理します。Oracle Database 18cのJDBCドライバを使用する場合は、標準のJDBCバッチを使用することをお薦めします。
詳細は、「標準バッチ更新」の項を参照してください。
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EndToEndMetrics
関連のAPIEndToEndMetrics
関連のAPIは今回のリリースで非推奨になりました。詳細は、「JDBC DMSメトリック」を参照してください。
サポート対象外機能
次の機能は、Oracleではサポートされなくなりました。
JPublisherのサポート終了
Oracle JPublisherのすべての機能は、Oracle Database 18cでサポート対象外となりました。次に示す代替方法を使用することをお薦めします。
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引き続きWebサービス・コールアウトを使用するには、Webサービス・コールアウト・ユーティリティのかわりとなるOracle JVM Webサービス・コールアウト・ユーティリティを使用することをお薦めします。
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他のJPublisher自動化機能(ユーザー定義SQLタイプまたはSQLタイプのマッピング、PL/SQLパッケージのラッピング、その他類似機能など)を置き換えるには、開発者がSQLJプリコンパイラを使用して事前コンパイルする、Java STRUCTクラスを構築する、または他の、事前構成されたオプションを使用するなど、明示的なステップを採用することをお薦めします。
関連項目:
このリリースのOracle Databaseでサポート対象外になったすべての機能のリストは、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。