13.66 UPDATE文の拡張機能
PL/SQLでは、SQLのUPDATE文のupdate_set_clauseおよびwhere_clauseが次のように拡張されています。
-
update_set_clauseでレコードを指定できます。選択した行ごとに、UPDATEによって、対応するレコード・フィールドの値で各列が更新されます。 -
where_clauseでCURRENTOF句を指定できます。この句を指定すると、UPDATE文は、指定したカーソルの現在の行に制限されます。
関連項目:
SQLのUPDATE文の構文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
ここでのトピック
構文
update_set_clause ::=
where_clause ::=
セマンティクス
update_set_clause
record
dml_table_expression_clauseによって記述される項目の行を表すレコード変数の名前。つまり、レコードには、行のすべての列に対して、互換性のあるデータ型のフィールドが必要です。列にNOT NULL制約が含まれている場合、対応するフィールドにNULL値を含めることはできません。
where_clause
for_update_cursor
FOR UPDATEカーソルの名前。つまり、FOR SELECT UPDATE文に関連付けられた明示カーソルのことです。
例
-
例5-55、レコードを使用した行の更新

