13.43 名前付きカーソル属性

すべての名前付きカーソル(明示カーソルまたはカーソル変数)には4つの属性があり、それぞれがDML文の実行に関する情報を戻します。

注意:

カーソル属性は、プロシージャ文でのみ使用でき、SQL文では使用できません。

ここでのトピック

構文

named_cursor_attribute ::=

named_cursor ::=

セマンティクス

named_cursor_attribute

%ISOPEN

named_cursor%ISOPENの値は、カーソルがオープンされている場合はTRUE、オープンされていない場合はFALSEとなります。

%FOUND

named_cursor%FOUNDは次のいずれかの値になります。

  • INVALID_CURSOR(カーソルがオープンされていない場合)

  • カーソルはオープンされているが、フェッチが試みられていない場合、NULL

  • 最後のフェッチが行を戻した場合、TRUE

  • 最後のフェッチが行を戻さなかった場合、FALSE

%NOTFOUND

named_cursor%NOTFOUNDは次のいずれかの値になります。

  • カーソルがオープンされていない場合、INVALID_CURSOR

  • カーソルはオープンされているが、フェッチが試みられていない場合、NULL

  • 最後のフェッチが行を戻した場合、FALSE

  • 最後のフェッチが行を戻さなかった場合、TRUE

%ROWCOUNT

named_cursor%ROWCOUNTは次のいずれかの値になります。

  • カーソルがオープンされていない場合、INVALID_CURSOR

  • それまでにフェッチした行の数(カーソルがオープンされている場合)。

named_cursor

explicit_cursor

明示カーソルの名前。

cursor_parameter

仮カーソル・パラメータの名前。

cursor_variable

カーソル変数の名前。

:host_cursor_variable

PL/SQLホスト環境で宣言され、バインド変数としてPL/SQLに渡されるカーソル変数の名前。コロン(:)とhost_cursor_variableの間に空白は入れないでください。

  • 例6-14%ISOPEN明示カーソル属性

  • 例6-15%FOUND明示カーソル属性

  • 例6-16%NOTFOUND明示カーソル属性

  • 例6-17%ROWCOUNT明示カーソル属性