インストール前に、オペレーティング・システム・グループおよびユーザーを作成し、ユーザー環境を構成します。
Oracle Universal Installerは、ORA_INSTALL
、ORA_CLIENT_LISTENERS
、ORA_
HOMENAME
_SVCSIDS
などの他のグループをインストール中に作成するため、これらのグループ、メンバーシップ、およびOracle作成の様々なグループに関連付けられているACLを変更しないでください。
作成されるグループについて、次に説明します。
ORA_INSTALL: このグループは、Oracleの内部でシステム全体に渡って使用されるグループで、Oracle Homeユーザーによって自動的に作成されます。データベース・サーバーがこのシステムで実行されている場合、グループのメンバーにdupsocket権限を付与して、リスナーが動作できるようにします。データベース・サーバーがない場合、このグループは使用されません。
ORA_CLIENT_LISTENERS: このグループはOracleで内部的に使用されます。カスタム・インストールによってクライアント・ホームにインストールされたリスナーが含まれます。データベース・サーバーがこのシステムで実行されている場合、グループのメンバーにdupsocket権限を付与して、リスナーが動作できるようにします。データベース・サーバーがない場合、このグループは使用されません。
ORA_HOMENAME_SVCSIDS: このグループは、Oracleの内部で使用されるグループで、自動的に作成されます。カスタム・インストールによってインストールされたクライアント・ホーム上のすべてのWindowsサービスのサービスSID (例: Oracle Services for MTS、ListenerおよびConnection Manager)が含まれます。このグループには、特定のクライアントのOracleホームおよびクライアントOracleベースに対するフル・コントロールが付与されます。
ORA_DBA and ORA_HOMENAME_DBA: クライアント専用のシステムの場合、メンバーシップは、クライアント・ホームから実行されるOracle Windowsサービスに開始/停止権限を提供します。ORA_DBA
メンバーには、システム上のすべてのOracle Windowsサービスに対する開始/停止権限が付与されるのに対し、ORA_HOMENAME_DBA
のメンバーシップには特定のホームから実行されるOracle Windowsサービスの開始/停止権限が付与されます。