Oracle Net Configuration Assistantの使用方法を説明します。
カスタムのOracle Database Clientのインストール中に、インストールするコンポーネントのリストからOracle Net Listenerを選択した場合、Oracle Universal Installerにより、Oracle Database Clientのインストールの一環としてOracle Net Configuration Assistantが自動的に起動されます。
次の手順を実行し、Oracle Net Configuration Assistantを使用してリスナーおよびネーミング・メソッドを構成します。
- 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。
注意:
インストール時にOracleホーム・ユーザーを選択しない場合や、コンポーネントとしてOracle Netリスナーを選択しない場合は、デフォルトのネットワーク構成に対して
「標準構成の実行」を選択できます。
- 「リスナー構成」の「リスナー名」画面で、リスナー名を入力するか、デフォルト値を受け入れます。
OracleホームのインストールにOracleホーム・ユーザーを使用することを選択した場合は、「Oracleホームのユーザー・パスワード」フィールドが表示されます。Oracleホーム・ユーザー・アカウントでリスナーのWindowsサービスを実行するために、パスワードを入力する必要があります。「次へ」をクリックします。
- 「リスナーの構成-プロトコルの選択」画面で、「使用可能なプロトコル」リストから1つ以上のプロトコルを選択し、「選択済プロトコル」リストに移動します。「次へ」をクリックします。
- 「リスナーの構成-TCP/IPプロトコル」画面で、標準ポート番号を選択するか、別のポート番号を入力します。「次へ」をクリックします。
- その他に構成するリスナーがない場合は、「リスナーの構成-リスナーを追加しますか」画面で、「いいえ」を選択し、「次へ」をクリックします。
- リスナーの構成はこれで終わりました。「次へ」をクリックして次に進みます。
注意:
複数のリスナーを選択する場合は、「リスナー構成」の「リスナーの選択」画面に表示されるリストからリスナーを選択して起動できます。
- 「ネーミング・メソッドの構成」画面で、「はい」を選択してネーミング・メソッドを構成します。「次へ」をクリックします。
- 「ネーミング・メソッドの構成」のネーミング・メソッドの選択画面で、使用可能なネーミング・メソッドリストからネーミング・メソッドを選択し、選択済ネーミング・メソッドリストに移動します。「次へ」をクリックします。
- 「ネット・サービス名の構成」の「サービス名」画面でサービス名を入力し、「次へ」をクリックします。
- 「ネット・サービス名の構成」の「プロトコルの選択」画面で、アクセスするデータベースのプロトコルを選択し、「次へ」をクリックします
- 「ネット・サービス名の構成」のTCP/IPプロトコル画面で、Oracle Databaseがインストールされているコンピュータのホスト名を入力します。標準ポート番号を使用するか、別のポート番号を指定して、「次へ」をクリックします
- 「ネット・サービス名の構成」の「テスト」画面で、「はい」をクリックしてデータベースの接続のテストを実行します。「次へ」をクリックします。
- 「ネット・サービス名の構成」の「接続中」画面でサービス名を入力し、「次へ」をクリックします
ほとんどの場合、テストが失敗するのは、Oracle Universal Installerからダイアログ・ボックスに提供されるデフォルトのユーザー名とパスワードがターゲット・データベースのユーザー名とパスワードと一致しない場合のみです。「ログインの変更」をクリックし、ユーザー名とパスワードを再入力して「OK」をクリックします。
- 「ネット・サービス名の構成」の「ネット・サービス名」画面でネット・サービス名を入力し、「次へ」をクリックします。
- 残りのプロンプトに応答して、構成を完了します。
- 「終了」画面で、「閉じる」,をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。
スタンドアロン・モードでのインストール後Oracle Net Configuration Assistantを実行して、リスナー、ネーミング・メソッド、ネット・サービス名およびディレクトリ・サーバーの使用を構成することもできます。
Oracle Net Configuration Assistantをスタンドアロン・モードで起動するには、「スタート」メニューから、「プログラム」を選択し、「Oracle - HOME_NAME」を選択します。次に、「コンフィグレーションおよび移行ツール」を選択し、「Oracle Net Configuration Assistant」を選択します。