Oracle削除オプションについて

deinstall.batコマンドによって、Oracleソフトウェアが停止し、オペレーティング・システム上のOracleソフトウェアおよび構成ファイルが削除されます。

deinstallを使用して次のソフトウェアを削除できます。

  • Oracle Database

  • Oracle Grid Infrastructure (Oracle ClusterwareおよびOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)が含まれます)

  • Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)

  • Oracle Database Client

deinstallコマンドは、インストール後にOracleホーム・ディレクトリから使用できます。削除ツールの場所は、ORACLE_HOME\deinstallディレクトリです。

削除ツールは、指定した情報と、ソフトウェア・ホームから収集した情報を使用して、レスポンス・ファイルを作成します。このファイルのかわりに、以前のdeinstallコマンドで生成されたレスポンス・ファイルを指定するには、–checkonlyオプションを使用するか、レスポンス・ファイル・テンプレートを編集します。

ノート:

  • Oracleソフトウェアを削除するには、同じリリースのdeinstallコマンドを実行する必要があります。以前のリリースのOracleソフトウェアの削除には、それより新しいリリースのdeinstallコマンドは使用しないでください。たとえば、既存の11.2.0.4 OracleホームからOracleソフトウェアを削除する場合、18c Oracleホームからdeinstallコマンドを実行しないでください

  • Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降では、Oracle Restart用のOracle Grid Infrastructureのホームのroothas.plスクリプトはroothas.batスクリプトに置き換わりました。また、クラスタ用のOracle Grid Infrastructureのホームのrootcrs.plスクリプトはrootcrs.batスクリプトに置き換わりました。

Oracleホームのソフトウェアが実行されていない場合(インストール失敗の後など)、削除ツールは構成を確認できないため、対話的に、またはレスポンス・ファイルですべての構成の詳細を提供する必要があります。

また、Oracle Grid Infrastructureのインストールのためにdeinstallを実行する前に、次の手順を実行します。

  • Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)をディスマウントし、Oracle Automatic Storage Management Dynamic Volume Manager (Oracle ADVM)を無効にします。

  • Grid Naming Service (GNS)が使用中の場合は、サブドメインのエントリをDNSから削除することをDNS管理者に通知します。

関連項目:

-localオプションの詳細は、『Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows x64 (64-Bit)』を参照してください。