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Oracle® Database管理者リファレンス
18c for Microsoft Windows
E99714-01
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イベント・ビューアについて

Oracle Database for Windowsで起きた問題やその他の重大な問題は、イベントとしてアプリケーション・イベント・ログに記録されます。

記録されたイベントは、イベント ビューアで表示し管理します。

イベント ビューアの使用

イベント ビューアを使用する方法について説明します。

イベント ビューアにアクセスするには次のようにします。

  1. 「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」「管理ツール」,、「イベント ビューア」の順に選択します。

    「イベント ビューア」ウィンドウが表示されます。

  2. 「Windows ログ」を選択します。
  3. 「アプリケーション」をダブルクリックして、「アプリケーション」ビュー・ウィンドウを開きます。

「アプリケーション・ビュー・ウィンドウ」はアプリケーション・ビュー・ウィンドウを示します。「アプリケーション・ビューの定義」には、各列に記録される内容を示し、「イベント ビューアのアイコン」では、ビューアの左側に表示されるアイコンを説明します。

図7-1 アプリケーション・ビュー・ウィンドウ

図7-1の説明が続きます
「図7-1 アプリケーション・ビュー・ウィンドウ」の説明

表7-2 アプリケーション・ビューの定義

列名 定義

日付と時間

イベントが実行された日時

ソース

イベントを記録したアプリケーション

イベントID

イベントに割り当てられた一意の番号

タスクのカテゴリ

イベントの分類

表7-3 イベント ビューアのアイコン

アイコン イベントの種類 提案されるアクション

赤い円で囲まれた感嘆符

エラー

エラーの識別。このアイコンは必ず確認してください。

青い円で囲まれた小文字の「i」

情報

クリティカルでないシステム・イベント。これらのアイコンは、特定のイベントを追跡する場合にのみチェックします。

黄色い三角形で囲まれた感嘆符

警告

インスタンスの終了やサービスの停止などの特別なイベント。通常、このアイコンは重要ではありませんが、確認が必要です。

イベント ビューアの管理

イベント ビューアを管理する方法について説明します。

AUDIT_TRAILdbまたはosに設定すると、イベント ビューアに書き込まれるレコード数が増加します。その結果、イベント ビューアのログ・ファイルがいっぱいになることがあります。その場合は、次の手順に従ってログ・ファイルのサイズを大きくしてください。

  1. サイズを設定するイベント・ログを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

    イベント・ログの「プロパティ」ウィンドウが表示されます。

  2. 「最大ログ・サイズ」ボックスで上および下矢印キーを使用してサイズを設定します。
  3. 「最大イベント・ログ・サイズに到達したとき」で、いずれかのオプションを選択します。次の2通りの場合があります。
    • 必要に応じてイベントを上書き(一番古いイベントが先)

    • いっぱいになるとログをアーカイブ。イベントを上書きしない

    • イベントを上書きしない(手動でログをクリア)

  4. ログのコンテンツをクリアするには、「ログのクリア」をクリックします。
  5. 「OK」をクリックします。

    イベント・ビューアに戻ります。

    注意:

    監査情報はファイルにスプールできません。AUDIT_TRAILXMLまたはXML,EXTENDED形式に設定されている場合に、XML形式の監査ファイルを書き込むためにAUDIT_FILE_DESTがWindowsでサポートされているので、初期化パラメータ・ファイルに追加する必要があります。

イベント ビューアの見方

イベント ビューアの見方について説明します。

Oracle Database for Windowsのイベントは、Oracle.SIDのソースとともに表示されます。

イベント番号34は、監査証跡イベントを示します。これらのイベントは、初期化パラメータ・ファイルで、パラメータAUDIT_TRAILdb(true)またはosに設定した場合に記録されます。オプションosを使用すると、システム全体で監査が行われ、監査されたレコードはイベント ビューアに書き込まれます。オプションdbでは、システム全体で監査が行われ、監査されたレコードはデータベース監査証跡(表SYS.AUD$)に書き込まれます。ただし、一部のレコードはイベント ビューアに書き込まれます。

34以外のイベント番号は、起動されたインスタンスまたは停止されたインスタンスなど、一般的なデータベース・アクティビティを示します。

イベント ビューアでアイコンをダブルクリックすると、「イベント・プロパティ」ダイアログに、選択したイベントの詳細情報が表示されます。たとえば、「イベント・プロパティの「一般」タブ」は、イベントID 4112の詳細を示しています。「一般」タブでは、イベントについてのテキスト形式の説明が表示されます。「「イベント・プロパティ」の「詳細」タブ」に示すように、「詳細」タブでは、優先ビューを選択してシステムおよびイベント・データを文字で表示するか、「XML表示」を選択して同じ情報をXML形式で表示できます。

図7-2 「イベント・プロパティ」の「一般」タブ

図7-2の説明が続きます
「図7-2 「イベント・プロパティ」の「一般」タブ」の説明

図7-3 「イベント・プロパティ」の「詳細」タブ

図7-3の説明が続きます
「図7-3「イベント・プロパティ」の「詳細」タブ」の説明

関連項目:

イベント ビューアの使用方法は、Microsoftオペレーティング・システムのドキュメントを参照