Oracle Database for Windowsで起きた問題やその他の重大な問題は、イベントとしてアプリケーション・イベント・ログに記録されます。
記録されたイベントは、イベント ビューアで表示し管理します。
親トピック: Windowsでのデータベースの監視
イベント ビューアを使用する方法について説明します。
イベント ビューアにアクセスするには次のようにします。
「アプリケーション・ビュー・ウィンドウ」はアプリケーション・ビュー・ウィンドウを示します。「アプリケーション・ビューの定義」には、各列に記録される内容を示し、「イベント ビューアのアイコン」では、ビューアの左側に表示されるアイコンを説明します。
表7-2 アプリケーション・ビューの定義
列名 | 定義 |
---|---|
日付と時間 |
イベントが実行された日時 |
ソース |
イベントを記録したアプリケーション |
イベントID |
イベントに割り当てられた一意の番号 |
タスクのカテゴリ |
イベントの分類 |
表7-3 イベント ビューアのアイコン
アイコン | イベントの種類 | 提案されるアクション |
---|---|---|
赤い円で囲まれた感嘆符 |
エラー |
エラーの識別。このアイコンは必ず確認してください。 |
青い円で囲まれた小文字の「i」 |
情報 |
クリティカルでないシステム・イベント。これらのアイコンは、特定のイベントを追跡する場合にのみチェックします。 |
黄色い三角形で囲まれた感嘆符 |
警告 |
インスタンスの終了やサービスの停止などの特別なイベント。通常、このアイコンは重要ではありませんが、確認が必要です。 |
親トピック: イベント・ビューアについて
イベント ビューアを管理する方法について説明します。
AUDIT_TRAIL
をdb
またはos
に設定すると、イベント ビューアに書き込まれるレコード数が増加します。その結果、イベント ビューアのログ・ファイルがいっぱいになることがあります。その場合は、次の手順に従ってログ・ファイルのサイズを大きくしてください。
親トピック: イベント・ビューアについて
イベント ビューアの見方について説明します。
Oracle Database for Windowsのイベントは、Oracle.SID
のソースとともに表示されます。
イベント番号34は、監査証跡イベントを示します。これらのイベントは、初期化パラメータ・ファイルで、パラメータAUDIT_TRAIL
をdb
(true
)またはos
に設定した場合に記録されます。オプションos
を使用すると、システム全体で監査が行われ、監査されたレコードはイベント ビューアに書き込まれます。オプションdb
では、システム全体で監査が行われ、監査されたレコードはデータベース監査証跡(表SYS.AUD$
)に書き込まれます。ただし、一部のレコードはイベント ビューアに書き込まれます。
34以外のイベント番号は、起動されたインスタンスまたは停止されたインスタンスなど、一般的なデータベース・アクティビティを示します。
イベント ビューアでアイコンをダブルクリックすると、「イベント・プロパティ」ダイアログに、選択したイベントの詳細情報が表示されます。たとえば、「イベント・プロパティの「一般」タブ」は、イベントID 4112の詳細を示しています。「一般」タブでは、イベントについてのテキスト形式の説明が表示されます。「「イベント・プロパティ」の「詳細」タブ」に示すように、「詳細」タブでは、優先ビューを選択してシステムおよびイベント・データを文字で表示するか、「XML表示」を選択して同じ情報をXML形式で表示できます。
関連項目:
イベント ビューアの使用方法は、Microsoftオペレーティング・システムのドキュメントを参照
親トピック: イベント・ビューアについて