Oracle Net Configuration Assistantを使用すると、クライアント・コンピュータおよびOracle Databaseをディレクトリ・サーバーにアクセスできるように構成できます。
ディレクトリ・アクセスの構成をOracle Net Configuration Assistantから選択すると、使用するディレクトリ・サーバー・タイプを指定するように要求されます。Active Directoryをディレクトリ・サーバー・タイプとして選択すると、Oracle Net Configuration Assistantのディレクトリ・サーバーの自動検出機能により、次のことが自動的に行われます。
Active Directoryサーバーの場所の検出
Active Directoryサーバーへのアクセスの構成
Oracleコンテキスト(ドメインとも呼ばれます)の作成
注意:
Oracle Net Configuration Assistantでは、ldap.ora
のDIRECTORY_SERVERS
パラメータは構成されません。この場合に、クライアントでネット・ネーミング用のActive Directoryサーバーを自動的に検出します。
Active DirectoryサーバーにすでにOracleコンテキストがある場合、次のデフォルト以外のオプションを選択します。
使用するディレクトリ・サーバーを選択し、Oracleを使用するように構成します。(必要に応じて、Oracleスキーマ・オブジェクトとOracleコンテキストを作成またはアップグレードします。)
Oracle Net Configuration Assistantから、Oracleコンテキストが存在しないことが通知されます。これを無視し、そのままOracleコンテキストを作成することを選択します。ディレクトリ・アクセスの構成は、既存のOracleコンテキストを再作成しなくても完了します。
注意:
Oracle Net Configuration Assistantのディレクトリ・サーバー自動検出機能を使用できるようにするには、使用しているOracle Database ClientおよびOracle Databaseのリリースに関係なく、Windows Serverドメイン内でユーザーが実行している必要があります。Oracle Net Configuration Assistantはディレクトリ・サーバーを自動的に検出しません。そのかわりに、Active Directoryの場所などの追加情報を指定するようにユーザーに要求します。
関連項目:
構成の手順は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。