パスワード・ファイルを作成するには、パスワード・ユーティリティを使用します。パスワード・ユーティリティは、Oracle Databaseユーティリティとともに自動的にインストールされます。
パスワード・ファイルは、ORACLE_HOME\databaseディレクトリにあり、PWDsid.oraという名前が付けられています。SIDはOracle Databaseインスタンスを示します。Oracle Databaseとのローカル接続またはリモート接続にパスワードを使用できます。
パスワード・ファイルを作成および移入するには、次のようにします。
親トピック: Windowsでのデータベースの管理
各種の場所からパスワード・ファイルを表示および非表示にするには、この手順を使用します。
パスワード・ファイルは自動的に非表示になるわけではありません。これは、次の2つの場所で非表示と表示を切り替えることができます。
コマンド・プロンプトの使用
Windows Explorerの使用
注意:
パスワード・ファイルは、表示していないと、移動、コピーまたは削除できません。
コマンド・プロンプトの使用
パスワード・ファイルを表示するには、次のように入力します。
ORACLE_HOME\database> attrib
パスワード・ファイルは、PWDsid.oraとして表示されます。
A ORACLE_HOME\database\oradba.exe A ORACLE_HOME\database\oradim.log A ORACLE_HOME\database\PWDsid.ora A ORACLE_HOME\database\SPFILEsid.ora
パスワード・ファイルを非表示にするには、次のように入力します。
ORACLE_HOME\database> attrib +H PWDsid.ora
変更の結果を表示するには、次のように入力します。
ORACLE_HOME\database> attrib
パスワード・ファイルが非表示になっています。
A ORACLE_HOME\database\oradba.exe A ORACLE_HOME\database\oradim.log A H ORACLE_HOME\database\PWDsid.ora A ORACLE_HOME\database\SPFILEsid.ora
パスワード・ファイルを再び表示するには、次のように入力します。
ORACLE_HOME\database> attrib -H PWDsid.ora
Windows Explorerの使用
パスワード・ファイルを非表示または再表示するには、次のようにします。
ORACLE_HOME\databaseディレクトリに移動します。
PWDsid.oraを右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
「PWDsid.oraのプロパティ」ダイアログ・ボックスが開きます。
「属性」で、「隠しファイル」の隣にあるチェック・ボックスを選択するか選択を解除します。
「OK」をクリックします。
表示されないパスワード・ファイルを表示または非表示にするには、次のようにします。
ORACLE_HOME\databaseディレクトリに移動します。親トピック: パスワード・ファイルの作成および移入