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Oracle® Database管理者リファレンス
18c for Microsoft Windows
E99714-01
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用語集

アラート・ログ

データベース操作中に発生するエラー・メッセージについての重要な情報が含まれているファイル。

認証

コンピュータ・システム内でユーザー、デバイスまたはその他のエンティティの識別情報を検証すること。多くの場合、システム内のリソースへのアクセスを許可するための前提条件となります。

認可

ユーザー、プログラムまたはプロセスが、オブジェクトまたはオブジェクトのセットにアクセスするために付与されるアクセス権。Oracle Databaseでは、認可はロールの機能を介して実現されます。1人のユーザーまたはユーザー・グループに、1つのロールまたはロールのセットを付与できます。ロールはさらに他のロールに付与できます。

バックアップ

データのコピー。このコピーには、制御ファイル、REDOログ・ファイル、データ・ファイルなど、データベースの重要な部分が含まれます。

バックアップは、予期しないデータの損失に対する保護対策です。元のデータが損失したときに、バックアップを使用すれば、もう一度そのデータを使用できるようになります。バックアップはアプリケーション・エラーに対する保護対策にもなります。アプリケーションの変更が正しくないときに、バックアップをリストアできます。

認証局

ユーザー、データベース、管理者、クライアント、サーバーなどの他のエンティティが本物であることを証明する、信頼できる第三者機関。認証局では、ユーザーの識別情報を検証し、認証局の秘密鍵の1つを使用して署名した証明書を付与します。

COM

Microsoftのコンポーネント・オブジェクト・モデルは、オブジェクト指向プログラミングのアーキテクチャであり、オペレーティング・システム・サービスのセットです。これらのサービスは、実行中のアプリケーション・コンポーネントに重要なイベントを通知し、そのイベントの実行が許可されるようにします。COMの目的は、Microsoft Transaction Serverと効果的に連動するビジネス・アプリケーションの作成を他の方式よりも簡単にすることです。

コンポーネント・ベースのシャドウ・コピー

Oracle DatabaseコンポーネントのVSSスナップショット。コンポーネントの例には、表領域やアーカイブREDOログが含まれます。

接続記述子

特別にフォーマットされた、ネットワーク接続のための宛先の記述。接続記述子には、宛先サービスおよびネットワーク・ルート情報が含まれます。宛先サービスは、Oracle9iまたはOracle8iデータベースのサービス名、あるいはOracle8リリース8.0データベースのOracleシステム識別子を使用することにより示されます。ネットワーク・ルートは、少なくとも、ネットワーク・アドレスを使用してリスナーの場所を示します。

接続識別子

接続記述子にマップされるネット・サービス名またはサービス名。次のように、ユーザーは、接続するサービスに対して、接続文字列内の接続識別子とともにユーザー名とパスワードを渡して、接続リクエストを実行します。

CONNECT username/password@connect_identifier

接続文字列

「ネット・サービス名」を参照してください。

制御ファイル

データベースの物理構造を記録するファイル。データベース名、関連データベースおよびオンラインREDOログ・ファイルの名前と場所、データベース作成のタイムスタンプ、現在のログ順序番号およびチェックポイント情報が含まれます。

資格証明

データベースにアクセスするときに使用されるユーザー名、パスワードおよび証明書。

データ・ディクショナリ

データベースの情報を提供する読取り専用の表のセット。

データベース別名

「ネット・サービス名」を参照してください。

復号化

暗号化されたメッセージの内容(暗号文)を、元の読取り可能な書式(平文)に戻す変換プロセス。

デジタル証明

識別情報を公開鍵に安全にバインドするITU X.509バージョン3規格のデータ構造。証明書は、エンティティの公開鍵が信頼できる識別情報(認証局)で署名されたときに作成されます。この証明書は、そのエンティティの情報が正しいこと、および公開鍵がそのエンティティに実際に含まれていることを保証します。

デジタル署名

デジタル署名は、公開鍵アルゴリズムを使用して、送信者の秘密鍵でメッセージに署名すると作成されます。デジタル署名によって、文書が信頼できるものであること、別のエンティティで偽造されていないこと、変更されていないこと、送信者によって拒否されないことが保証されます。

DLL

「Dynamic Link Library」を参照してください。

ダウングレード

Oracle Databaseのデータを旧リリースのOracleに変換すること。「アップグレード」および「移行」を参照してください。

Dynamic Link Library

必要に応じてWindowsアプリケーションがロードできる実行可能ファイル。

暗号化

メッセージを、宛先の受信者以外の第三者には読むことができない形式に変換するプロセス。

エンタープライズ・ドメイン

Oracle Database、エンタープライズ・ユーザーおよびエンタープライズ・ロールで構成されるディレクトリ構造。

エンタープライズ・ロール

複数のデータベースに対するグローバル・ロールが含まれるディレクトリ構造。エンタープライズ・ユーザーに付与されます。

エンタープライズ・ユーザー

企業内で固有の識別情報を持つユーザー。エンタープライズ・ユーザーはスキーマを介して各データベースに接続します。エンタープライズ・ユーザーには、データベースに対するアクセス権限を決めるエンタープライズ・ロールが割り当てられます。

外部プロシージャ

第3世代言語(Cなど)で記述されたファンクション。PL/SQLファンクションまたはプロシージャと同様に、PL/SQLまたはSQL内からコールできます。

外部ロール

Windowsオペレーティング・システムにより作成および管理されるロール。一度外部ロールを作成すると、データベース・ユーザーに対してそのロールを付与したり、取り消したりできます。外部ロールを作成する前に、init.oraのパラメータOS_ROLEStrueに設定し、Oracle Databaseを再起動する必要があります。Windowsオペレーティング・システムとOracle Databaseの両方を使用して、同時にロールを付与することはできません。

外部ルーチン

Cなどの第3世代言語(3GL)で記述された関数。PL/SQLファンクションまたはプロシージャと同様に、PL/SQLやSQL内でコールできます。

外部ユーザー

パスワードの入力を必要とせずにOracle Databaseにアクセスできる、Windowsオペレーティング・システムで認証されたユーザー。外部ユーザーは一般的に通常のデータベース・ユーザー(データベース管理者以外)であり、標準のデータベース・ロール(DBAなど)が割り当てられますが、SYSDBA(データベース管理者)やSYSOPER(データベース・オペレータ)の権限. が割り当てられることはありません

外部ユーザー

Windowsオペレーティング・システムから認証を受けることが可能なユーザーで、認証を受けると、パスワードの入力を要求されることなく、Oracle Databaseにアクセスできます。外部ユーザーは一般的に通常のデータベース・ユーザー(データベース管理者以外)であり、標準のデータベース・ロール(DBAなど)が割り当てられますが、SYSDBA(データベース管理者)やSYSOPER(データベース・オペレータ)の権限が割り当てられることはありません。

グローバル・グループ

「Windowsグローバル・グループ」を参照してください。

グローバル・ロール

ディレクトリで管理されますが、その権限は1つのデータベースに格納されるロール。

グローバリゼーション・サポート

データベース・ユーティリティ、エラー・メッセージ、ソートの順番、日付、時刻、通貨、数値、暦の規則を、各国の言語およびロケールに自動的に合せるOracle Databaseのアーキテクチャ。

HOMENAME

Oracleホームの名前を表します。Oracle Database 18cでは、すべてのOracleホームに一意のHOMENAMEがあります。

init.ora

「初期化パラメータ・ファイル」を参照してください。

初期化パラメータ・ファイル

データベースおよびインスタンスの初期化に必要な情報を含むASCIIテキスト・ファイル。

インスタンス

実行中のOracle Databaseはすべて、Oracle DatabaseまたはOracle Automatic Storage Managementインスタンスに関連付けられます。データベースをデータベース・サーバー上で起動すると(コンピュータの種類にかかわらず)、Oracle Databaseはシステム・グローバル領域と呼ばれるメモリー領域を割り当てて、1つ以上のOracle Databaseプロセスを起動します。このシステム・グローバル領域とOracle Databaseプロセスの組合せをインスタンスと呼びます。インスタンスのメモリーおよびプロセスは、対応するデータベースのデータを効率的に管理し、複数のユーザーがデータベースを使用する機能を提供します。

ラッチ

システム・グローバル領域の共有データ構造を保護するための単純な低レベルのシリアライズ・メカニズム。

LDAP

「Lightweight Directory Access Protocol」を参照してください。

Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)

標準的で、拡張可能なディレクトリ・アクセス・プロトコル。LDAPクライアントとサーバーが通信に使用する共通言語。LDAPは、Oracle Internet Directoryなどの業界標準のディレクトリ製品をサポートする設計規則のフレームワークです。

リスナー

クライアント・アプリケーションから送られてくる着信接続要求をリスニングして受信するOracle Databaseサーバー・プロセス。リスナー・プロセスは、クライアントとのその後の通信を処理するOracle Databaseプロセスを起動し、新しい接続要求のリスニングに戻ります。

listener.ora

サーバー上の1つまたは複数のTransparent Network Substrate(TNS)リスナーが記述されている構成ファイル。

ローカル・グループ

「Windowsローカル・グループ」を参照してください。

ローカル・ロール

データベースにより作成および管理されるロール。一度ローカル・ロールを作成すると、データベース・ユーザーに対してそのロールを付与したり、取り消したりできます。Windows(外部ロール管理用)とOracle Database(ローカル・ロール管理用)は同時に使用できません。

Microsoft管理コンソール

スナップインと呼ばれる管理ツールのホストとして機能するアプリケーション。Microsoft管理コンソール自体は、機能を提供しません。

Microsoft Transaction Server

インターネットまたはネットワーク・サーバー上で動作するCOMベースのトランザクション処理システム。

移行

Oracle Databaseのアップグレードまたは移行、あるいはOracle以外のデータベースのデータをOracle Databaseに変換すること。

マウント

起動されたインスタンスとデータベースを関連付けること。

MTS

「Microsoft Transaction Server」を参照してください。

複数のOracleホーム

1台のコンピュータに複数のOracleホームを配置する機能。

ネット・サービス名

クライアントが、Oracle NetサーバーおよびOracle Net接続の特定のシステム識別子またはデータベースを識別するために使用する名前。ネット・サービス名は、ポート番号とプロトコルにマップされます。接続文字列、データベース別名、ホスト文字列またはサービス名とも呼ばれます。

Oracle Netサーバー以外にも、接続が連結されている特定のシステム識別子またはデータベースも識別します。

ネットワーク・リスナー

1つ以上のプロトコルで1つ以上のデータベースへの接続要求をリスニングする、サーバー上のリスナー。「リスナー」を参照してください。

ネットワーク・サービス

Oracleアプリケーション・ネットワークでは、サービスはサービス・コンシューマ用のタスクを実行します。たとえば、ネーム・サーバーはクライアント用の名前解決サービスを提供します。

不明瞭化

Javaプログラムの形で作成された知的財産の保護に多く使用される処理。不明瞭化では、コード内のJavaのシンボルが変更されます。オリジナルのプログラム構造に変化はなく、プログラムを正常に実行できますが、動作を隠すためにクラス、メソッドおよび変数名は変更されます。不明瞭化されていないJavaコードは再コンパイルして読むことができますが、不明瞭化されたJavaコードは再コンパイルが難しく、米国政府の輸出規制を満たすことができます。

OCI

「Oracle Call Interface」を参照してください。

OFA

「Optimal Flexible Architecture」を参照してください。

Optimal Flexible Architecture

Oracle Databaseソフトウェアおよびデータベースのファイルのネーミングおよび配置に関する一連のガイドライン。

ORACLE_BASE

ORACLE_BASEは、Oracle Databaseディレクトリ・ツリーのルート。Oracle Universal Installerのデフォルト設定を使用してOFA準拠のデータベースをインストールする場合、ORACLE_BASEX:\app\username\product\12.2.0になります。Xは任意のハード・ディスク・ドライブです。

Oracle Call Interface

Oracle Databaseのデータおよびスキーマを操作できるようにするApplication Program Interface。データベース以外のアプリケーションと同じ方法で、Oracle Call Interfaceアプリケーションをコンパイルおよびリンクできます。前処理またはプリコンパイルを実行する必要はありません。

ORACLE_HOME

Oracle Database製品が動作する環境に対応します。この環境には、インストールされた製品ファイルの場所、インストールされた製品のバイナリ・ファイルを示すPATH変数、レジストリ・エントリ、ネット・サービス名およびプログラム・グループが含まれます。

Oracle Universal Installerのデフォルト設定を使用してOFA準拠のデータベースをインストールする場合、Oracleホーム(このマニュアルではORACLE_HOMEと表記)はORACLE_BASEの下に配置されます。Oracle Databaseソフトウェアの実行可能ファイルおよびネットワーク・ファイル用のサブディレクトリが含まれます。

Oracleホーム・ユーザー・コントロール

新しいWindowsユーティリティのOracleホーム・ユーザー・コントロールは現在のOracleホームに関連付けられたOracleホーム・ユーザー名を表示する、またはOracleホーム・ユーザーのパスワードを更新するのに役立つ、コマンドライン・ツールです。このツールは、パスワードの入力を求めるツールのプロンプトで新しいパスワードを受け入れ、オペレーティング・システムのパスワードに対して検証します。パスワードの検証が失敗するとツールは終了します。さらに、orahomeuserctlコマンドを開始するユーザーには管理者権限が必要です。

Oracle Internet Directory

Oracle DatabaseベースのLDAP V3ディレクトリ・サーバーです。データベース・ユーザー、Oracle Netネットワーク・コネクタ、およびデータベース・リスナー・パラメータの集中管理に使用します。

Oracle Net

クライアント・アプリケーションからOracle Databaseサーバーへのネットワーク・セッションを使用可能にするOracle Net Servicesのコンポーネント。一度ネットワーク・セッションが確立されると、Oracle Netは、クライアント・アプリケーションおよびデータベース・サーバーのデータ送信手段として機能します。クライアント・アプリケーションとデータベース・サーバー間の接続を確立し、維持する役割の他に、それらの間のメッセージ交換も行います。Oracle Netは、ネットワーク上の各コンピュータにあるため、これらのジョブを実行できます。

Oracle Net Services

分散された異機種間コンピューティング環境においてエンタープライズ・レベルの接続性の解決策を提供する一連のネットワーキング・コンポーネント。Oracle Net Servicesは、Oracle Net、リスナー、Oracle Connection Manager、Oracle Net Configuration AssistantおよびOracle Net Managerで構成されます。

Oracle PKI

Oracle Advanced Securityには、認証およびシングル・サインオンのためのOracle PKIが統合されています。Oracleベースのアプリケーションは、Oracle Wallet Managerを使用して、PKI認証および暗号化フレームワークと統合されます。

Oracle Protocol Support

特定のネットワーク・プロトコルの機能をOracle Transparent Network Substrate(TNS)のアーキテクチャへマップする製品。この処理では、TNSファンクション・コールを、基礎となるネットワーク・プロトコルへの要求に変換します。これにより、すべてのプロトコルでTNSがインタフェースとして動作するようになります。Oracle Netには、Oracle Protocol Supportが必要です。

Oracleサービス

特定のOracle Databaseコンポーネントと関連付けられるWindowsサービス。

Oracle VSSライター

Oracle Databaseインスタンスとその他のVSSのコンポーネントの間のコーディネータとして機能する、Windowsシステム上のサービス。このサービスによって、データ・プロバイダは、Oracleインスタンスで管理されるファイルのシャドウ・コピーを作成できます。たとえば、Oracle VSSライターでは、データファイルをホット・バックアップ・モードにして、それらのデータファイルのリカバリ可能なコピーをシャドウ・コピー・セットに作成できます。

PL/SQL

Oracle Databaseの一部であるSQLを拡張した手続き型言語。

PL/SQLを使用すると、SQL文をプロシージャ構造と組み合せることができます。プロシージャ、ファンクション、パッケージなどのPL/SQLプログラム・ユニットを定義して、実行できます。

プリコンパイラ

高水準ソース・プログラム内へのSQL文の埋込みを可能にするプログラミング・ツール。

秘密鍵

公開鍵暗号化における秘密鍵。主に復号化に使用されますが、デジタル署名とともに暗号化にも使用されます。

権限

特定の種類のSQL文を実行したり、別のユーザーのオブジェクトにアクセスするための権利。

プロセス

実行可能ファイルを実行できるオペレーティング・システム内のメカニズム。(オペレーティング・システムによっては、ジョブまたはタスクという用語を使用します。)通常、プロセスには実行用のプライベート・メモリー領域があります。Windowsでは、プロセスはアプリケーション(Oracle DatabaseやMicrosoft Wordなど)の実行時に作成されます。実行可能プログラムに加え、すべてのプロセスには少なくとも1つのスレッドが含まれます。Oracle Databaseマスター・プロセスには、数百のスレッドが含まれます。

プロバイダ

リクエストに応じてシャドウ・コピーを作成するソフトウェアまたはハードウェア。プロバイダは、通常、ディスク・ストレージ・システムです。プロバイダは、リクエスタからのリクエストに応じて、VSS COMメッセージに応答し、シャドウ・コピーを作成および管理します。

公開鍵

公開鍵暗号化における、一般に公開される鍵。主に暗号化に使用されますが、署名の確認にも使用できます。

公開鍵暗号化

公開鍵暗号化は、共有公開鍵と秘密鍵をペアで使用する、情報の暗号化および復号化です。これにより、パブリック・ネットワーク上において安全でプライベートな通信ができます。

割当て制限

データベース・ユーザーにより使用されるデータベース記憶域の容量などのリソースの制限。データベース管理者は、各Oracle Databaseユーザー名に対して、表領域の割当て制限を設定できます。

RAWパーティション

可能なかぎり低いディスク(ブロック)・レベルでアクセスされる物理ディスクの領域。

リカバリ

物理バックアップのリストアとは、それを再構築してOracle Databaseサーバーで使用可能にすることです。リストアされたバックアップのリカバリとは、REDOレコード(バックアップ実行後にデータベースに加えられた変更のレコード)を使用してそのバックアップを更新することです。バックアップのリカバリには2つの操作が伴ないます。1つ目は、REDOデータを適用して、バックアップを現在に近い状態にロールフォワードすることです。2つ目は、コミットされていないトランザクションによる変更をすべて変更前の状態にロールバックすることです。

REDOログ・バッファ

データベースに対する変更の情報を格納するシステム・グローバル領域内の循環バッファ。

REDOログ・ファイル

データベース・バッファ・キャッシュ内のデータに対するすべての変更の記録が格納されるファイル。インスタンスに障害が生じた場合は、REDOログ・ファイルを使用し、メモリーにある変更されたデータをリカバリします。

レジストリ

コンピュータの構成情報を格納するWindowsのリポジトリ。

リモート・コンピュータ

ネットワーク上に存在する、ローカル・コンピュータ以外のコンピュータ。

リモート・データベース

コンピュータ上に存在する、ローカル・データベース以外のデータベース。

リクエスタ

VSS APIを使用してシャドウ・コピーを作成するアプリケーション。リクエスタ・アプリケーションは、VSSライターと通信してシステム内の情報を収集し、ライターにデータのバックアップ準備を行うよう通知します。リクエスタは、VSS APIでのコールを通じてCOMイベントを生成することで、VSSのバックアップおよびリストア操作に対する制御を維持します。

レプリケーション

分散データベース・システムを構成する複数のデータベースのデータベース・オブジェクトをコピーしてメンテナンスする処理。

ロール

関連する権限の名前付きグループ。ユーザーまたは他のロールにロールを付与できます。

スキーマ

オブジェクトの名前付きコレクション。表、ビュー、クラスタ、プロシージャおよびパッケージなど、1人以上の特定のユーザーと関連付けられるもの。

サービス

Windowsのレジストリにインストールされ、Windowsによって管理される実行可能プロセス。一度サービスを作成して起動すると、コンピュータにログオンしているユーザーがいない場合にも、サービスを実行できます。

サービス名

「ネット・サービス名」を参照してください。

SGA

「システム・グローバル領域」を参照してください。

シャドウ・コピー

コンポーネントまたはボリュームの一貫性のあるスナップショット。

シャドウ・コピー・セット

同時に取得されたすべてのシャドウ・コピーの集合。

共有サーバー・プロセス

多くのユーザー・プロセスが少数のサーバー・プロセスを共有できるサーバー構成。ユーザー・プロセスはディスパッチャ・バックグラウンド・プロセスに接続し、このバックグラウンド・プロセスがクライアント要求を次に使用可能な共有サーバー・プロセスに送ります。

SID

「システム識別子」を参照してください。

スナップイン

Microsoft管理コンソール内で動作する管理ツール。

スナップショット

(1)ロールバック・セグメントに格納される情報は、トランザクションのリカバリや読込み一貫性を提供します。ロールバック・セグメント情報を使用して、更新前の行のスナップショットを再作成します。

(2)リモート・ノードに配置されているマスター表のある時点でのコピー。読取り専用スナップショットは、問合せはできますが、更新することはできません。更新可能なスナップショットは、問合せと更新の両方を行えます。これらは、マスター表に加えられた変更を反映するようにスナップショット・サイトで定期的にリフレッシュされます。

初期データベース

事前に構成された、すぐに使用可能なデータベース。最低限の情報を入力するだけで作成できます。

SYSDBA

すべてのシステム権限をADMIN OPTION付きで持ち、SYSOPERシステム権限も持つ特別なデータベース管理ロール。SYSDBAでは、CREATE DATABASEアクションおよび時間ベースのリカバリも許可されています。

SYSOPER

データベース管理者が、STARTUPSHUTDOWNALTER DATABASE OPEN/MOUNTALTER DATABASE BACKUPARCHIVE LOGおよびRECOVERを実行することを許可する特別なデータベース管理ロール。RESTRICTED SESSION権限も含まれます。

システム・グローバル領域

Oracle Databaseインスタンスのデータおよび制御情報が格納される共有メモリー構造のグループ。

システム識別子

Oracle Databaseインスタンスの一意の名前。Oracle Databaseのインスタンスを切り替えるには、ユーザーは任意のシステム識別子を指定する必要があります。システム識別子は、tnsnames.oraファイルの接続記述子のCONNECT DATA部分、およびtnsnames.oraファイルのインスタンスの定義に含まれています。

SYSTEM

各データベースに自動的に作成される2つの標準データベース管理者ユーザー名の1つ。(別のユーザー名はSYS)。データベース管理者がデータベースのメンテナンスに使用する際のユーザー名として、SYSTEMユーザー名を使用することをお薦めします。

表領域

データベースは、表領域と呼ばれる1つまたは複数の論理記憶域ユニットに分けられます。表領域は、セグメントという記憶域の論理ユニットに分割され、セグメントはさらにエクステントに分割されます。

スレッド

プロセス内の各実行パス。スレッドは、プロセス内のプログラム命令を実行するオブジェクトです。スレッドにより、1つのプロセス内での同時処理が可能になり、プロセスが、異なるプロセッサ上でプログラムの異なる部分を同時に実行できます。スレッドは、Windows上でスケジュール可能な最も基本的なコンポーネントです。

tnsnames.ora

ネット・サービス名にマップされる接続記述子を含むファイル。すべてのクライアントまたは各クライアントで使用するために、一元的にメンテナンスすることも、ローカルでメンテナンスすることもできます。

トレース・ファイル

各サーバーとバックグラウンドのプロセスは、対応するトレース・ファイルに情報を書き込むことができます。プロセスが内部エラーを検出すると、そのエラーに関する情報がトレース・ファイルにダンプされます。トレース・ファイルに書き込まれる情報の一部はデータベース管理者用であり、その他の情報はOracleサポート・サービス用です。また、トレース・ファイルの情報は、アプリケーションとインスタンスのチューニングにも使用されます。

トラスト・ポイント

トラスト・ポイントまたは信頼できる証明書は、一定の信頼度を持つと認定された第三者の識別情報。信頼できる証明書は、エンティティが本物であるという識別情報の確認が行われるときに使用されます。信頼する認証局を信頼できる証明書と呼びます。複数レベルの信頼できる証明書がある場合、証明連鎖で下位レベルにある信頼できる証明書には、それより上位レベルの再検証済のすべての証明書はありません。

ユニバーサル・グループ

ユニバーサル・グループは、Windowsで使用できます。他のユニバーサル・グループ、ローカル・グループ、グローバル・グループなど、その他のグループを含めることができます。

アップグレード

Oracle Databaseのデータを後継リリースに変換すること。「ダウングレード」および「移行」を参照してください。

ユーザー名

データベースのオブジェクトに接続してアクセスできる名前。

ビュー

1つ以上の表の構造およびデータを選択的に表示するオブジェクト。ビューは、別のビューに基づくこともできます。

ボリューム・ベースのシャドウ・コピー

ドライブまたはボリューム全体のVSSスナップショット。

ボリューム・シャドウ・コピー・サービス(VSS)

リクエスタ、ライターおよびプロバイダが、シャドウ・コピーと呼ばれる一貫性のあるスナップショットの作成に参加できるようにするWindowsサーバー・プラットフォームのインフラストラクチャ。VSSサービスでは、明確に定義されたCOMインタフェースが使用されます。

Windowsグローバル・グループ

グループ独自のドメイン、そのドメイン内のメンバー・サーバーとワークステーション、および信頼関係のドメインでのアクセス権および権利が付与されるグループ。これらすべての場所で、Windowsローカル・グループのメンバーにもなります。ただし、グローバル・グループには、グループ独自のドメインのユーザー・アカウントしか含めることができません。

Windowsローカル・グループ

グループ独自のコンピュータに対するアクセス権および権利、または(ドメインの一部の場合)そのドメインのドメイン・コントローラに対するアクセス権および権利が付与されるグループ。ただし、ローカル・グループには、グループ独自のドメインと信頼関係のドメインの両方からユーザー・アカウントおよびWindowsグローバル・グループを含めることができます。

ライター

ディスクに関する永続情報を格納し、VSSインフラストラクチャ内のプロバイダおよびリクエスタと連携動作するアプリケーションまたはサービス。