ここに示されているWindowsパラメータをOracle Net Servicesで使用できます。
Oracle Net Servicesでは、最初に環境変数としてパラメータをチェックし、その定義された値を使用します。環境変数が定義されていない場合、Oracle Net Servicesはレジストリでこれらのパラメータを検索します。
LOCALを使用すると、接続文字列に接続識別子を指定しなくても、Oracle Databaseに接続できます。 TNS_ADMINを追加すると、Oracle Net Services構成ファイルのディレクトリ・パスをデフォルトの場所ORACLE_HOME\network\adminから変更できます。 USE_SHARED_SOCKETをtrueに設定すると、共有ソケットの使用が可能になります。 パラメータLOCALを使用すると、接続文字列に接続識別子を指定しなくても、Oracle Databaseに接続できます。
パラメータLOCALの値は、ネット・サービス名などの接続識別子です。たとえば、パラメータLOCALがfinanceとして指定されている場合、SQL*Plusから次のコマンドを使用してデータベースに接続できます。
SQL> CONNECT SMITH
Enter password: password
次のように入力する必要はありません。
SQL> CONNECT SMITH@finance
Enter password: password
Oracle Net Servicesでは、LOCALが環境変数またはパラメータとしてレジストリに定義されているかをチェックし、financeをサービス名として使用します。このパラメータが存在する場合、Oracle Net Servicesは接続します。
親トピック: オプション構成パラメータの概要
パラメータTNS_ADMINを追加すると、Oracle Net Services構成ファイルのディレクトリ・パスをデフォルトの場所ORACLE_HOME\network\adminから変更できます。
たとえば、TNS_ADMINをORACLE_HOME\test\adminに設定すると、構成ファイルはORACLE_HOME\test\adminから使用されます。
親トピック: オプション構成パラメータの概要
パラメータUSE_SHARED_SOCKETをtrueに設定すると、共有ソケットの使用が可能になります。
このパラメータがtrueに設定されている場合、ネットワーク・リスナーにより、クライアント接続のソケット記述子がデータベース・スレッドに渡されます。その結果、クライアントはデータベース・スレッドへの新しい接続を確立しないため、データベース接続時間が改善されます。また、すべてのデータベース接続が、ネットワーク・リスナーにより使用されるポート番号を共有するため、サード・パーティのプロキシ・サーバーを設定している場合に役立ちます。
このパラメータは、TCP/IP環境の専用サーバー・モードでのみ機能します。このパラメータが設定されている場合、Oracle Databaseリスナーを使用して、Oracle Databaseを起動することはできません。リスナーとは異なるOracleホームと関連付けられているOracle Databaseのインスタンスの専用サーバーを起動し、共有ソケットを使用できるようにするには、両方のOracleホームでパラメータUSE_SHARED_SOCKETを設定する必要があります。
親トピック: オプション構成パラメータの概要