サービスを使用してデータベースを起動および停止する方法について説明します。
Oracle Databaseは、コントロール パネルからサービスOracleServiceSIDを開始または停止することにより、起動または停止できます。OracleServiceSIDを開始するには、STARTUPコマンドを使用するか、次のコマンドを手動で入力します。
C:\> oradim -STARTUP -SID SID [-STARTTYPE srvc | inst | srvc,inst] [-PFILE
filename | -SPFILE]
OracleServiceSIDを停止するには、SHUTDOWNコマンドを使用するか、次のコマンドを手動で入力します。
C:\> oradim -SHUTDOWN -SID SID [-SHUTTYPE srvc | inst | srvc,inst] [-SHUTMODE
normal | immediate | abort]
レジストリ・パラメータを設定すると、OracleServiceSIDを介してOracle Databaseを起動および停止できます。
レジストリ・パラメータの設定
Oracle Databaseサービスを使用してOracle Databaseを起動または停止するには、次のレジストリ・パラメータを示されている値に設定します。
このパラメータがデフォルト値のtrueに設定されている場合は、OracleServiceSIDの開始時に、Oracle Databaseが起動します。
ORA_SID_PFILE
このパラメータは、初期化パラメータ・ファイルへのフルパスを設定します。このエントリが存在しない場合、ORADIMは、ORACLE_HOME\databaseのSPFILEまたはPFILEを使用してデータベースの起動を試行します。
ORA_SHUTDOWN
このパラメータがtrueに設定されている場合は、OracleServiceSIDの停止時に、選択したOracle Databaseのインスタンスが停止します。現在のOracleホーム内のすべてのデータベースが対象です。デフォルト値はfalseです。
ORA_SID_SHUTDOWN
このパラメータがデフォルト値のtrueに設定されている場合は、コントロール パネルまたはNet stopコマンドを使用してOracleServiceSIDを手動で停止したときに、SID値で指定されているOracle Databaseのインスタンスが停止します。
注意:
ORA_SHUTDOWNまたはORA_SID_SHUTDOWNがfalseに設定されている場合は、OracleServiceSIDを手動で停止するとOracle Databaseが停止します。ただし、これは異常停止であるため、お薦めしません。
ORA_SID_SHUTDOWNTYPE
このパラメータは、データベース停止モードを制御します。a(abort)、i(immediate)またはn(normal)に設定します。このパラメータを設定しない場合、デフォルトのモードはi(immediate)です。
ORA_SID_SHUTDOWN_TIMEOUT
このパラメータは、特定のSIDのサービスが停止するまでの待機時間の最大値を設定します。
これらの必須およびオプションのパラメータのレジストリの場所は、使用しているコンピュータのOracleホーム・ディレクトリ数によって異なります。Oracleホーム・ディレクトリが1つのみの場合、これらのパラメータは次の場所にあります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\HOME0
複数のOracleホーム・ディレクトリがある場合、これらのパラメータは次の場所にあります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\HOMEID
変数IDは、コンピュータにOracleホーム・ディレクトリを追加するたびに数字が大きくなります。
注意:
ORADIMを使用してインスタンスを作成または編集する場合は、関連するレジストリ・パラメータが適切な値に自動的に設定されます。
コントロール パネルからのOracleServiceSIDの開始または停止
関連トピック
親トピック: Windowsでのデータベースの管理