TransactionProviderの使用方法

7 TransactionProviderの使用方法

この章では、Oracle OLAP Java APIのTransactionおよびTransactionProviderインタフェースについて説明し、アプリケーションでこれらのインタフェースの実装を使用する方法について説明します。 DataProviderからTransactionProviderを取得します。 TransactionProviderのcommitCurrentTransactionメソッドを使用して、メタデータ・オブジェクトをデータベースの永続ストレージに保存します。また、派生したSourceを作成した後、SourceのCursorを作成する前に、そのメソッドを使用します。 Transactionをメタデータ・オブジェクトの作成後にコミットする例については、「メタデータとアナリティク・ワークスペースの作成」を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。

トランザクションでのメタデータ・オブジェクトまたは問合せの作成について

Oracle OLAP Java APIは、トランザクション処理を行います。問合せのSourceオブジェクトまたはメタデータ・オブジェクトの作成は、Transactionのコンテキスト内で実行されます。 TransactionProviderは、アプリケーションにTransactionオブジェクトを提供し、それらのTransactionオブジェクトをコミットまたは破棄します。

TransactionProviderによって、次のことが保証されます。

Transactionは他のTransactionオブジェクトから分離されています。 Transactionで実行される操作は、他のTransactionオブジェクトには表示されず、影響を受けません。
Transactionの操作が失敗した場合、操作の影響は取り消されます(Transactionはロールバックされます)。
完了したTransactionの結果は存続します。

DataProviderとUserSessionを作成すると、セッションには最初にTransactionがありません。セッション内の最初のTransactionはルートTransactionです。 TransactionProviderのcreateRootTransactionメソッドを呼び出して、明示的にルートTransactionを作成することができます。明示的に作成しないと、Oracle OLAPは、MdmObjectまたは派生Sourceを初めて作成または変更するときに、ルートTransactionを自動的に作成します。 MdmObjectに永続的な変更を加えるには、変更を加えたルートのTransactionをコミットする必要があります。

シングル・ユーザー・アプリケーションでは、明示的にルートTransactionを作成する必要はありません。複数のルートTransactionオブジェクトを作成する機能は、マルチスレッド、中間層アプリケーションで使用するために提供されています。アプリケーションが複数のルートTransactionオブジェクトを使用する場合、アプリケーションが1つのルートTransactionで行った変更は、アプリケーションが別のルートTransactionで行った変更によって上書きされます。アプリケーションがコミットした最後のルートTransactionで行われた変更は、永続的な変更です。

自分またはOracle OLAPが最初のルートTransactionを作成するときは、current Transactionです。別のルートTransactionを作成すると、現在のTransactionになります。

Oracle OLAPは、Sourceオブジェクトまたは子TransactionオブジェクトをルートTransactionの下に作成するときに、他のTransactionオブジェクトを作成します。 Oracle DatabaseのルートTransactionをコミットして、セッション内の任意のTransactionで作成したメタデータ・オブジェクトを永続ストレージに追加する必要があります。

別のSourceのメソッドを呼び出すことによって派生したSourceを作成すると、派生したSourceが現在のTransactionのコンテキストで作成されます。 Sourceは、作成するTransactionのactiveまたはそのTransactionの子Transactionです。

TransactionProviderのメソッドを呼び出すことによって、現在のTransactionを取得または設定したり、子Transactionを開始したりすることができます。子Transactionでは、たとえばディメンション要素の選択を変更するか、または親Transactionで作成したTemplateの状態を変更する、データに対して異なる数学的またはアナリティク的操作を実行することによって、問合せを変更できます。 By displaying the data specified by the Source produced by the Template in the parent Transaction and also displaying the data specified by the Source produced by the Template in the child Transaction, you can provide the end user of your application with the means of easily altering a query and viewing the results of different operations on the same set of data, or the same operations on different sets of data.

Transactionオブジェクトのタイプ

OLAP Java APIには、次の2つのタイプのTransactionオブジェクトが存在します。

read Transaction。最初は、現在のTransactionはread Transactionです。読取りTransactionは、Cursorを作成してOracle OLAPからデータをフェッチする場合に必要です。 Cursorオブジェクトの詳細については、「問合せ結果の取得」を参照してください。
write Transaction。書込みTransactionは、導出Sourceの作成またはTemplateの状態の変更を行う場合に必要です。派生Sourceの作成の詳細については、「ソース・オブジェクトの理解」を参照してください。 Templateオブジェクトの詳細については、「動的問合せの作成」を参照してください。

初期読み込みTransactionでは、派生Sourceを作成するか、Templateオブジェクトの状態を変更すると、子書き込みTransactionが自動的に生成されます。その子Transactionが現在のTransactionになります。

その後、導出Sourceをもう1つ作成するか、またはTemplateの状態を再度変更した場合、その操作は同じ書込みTransactionで実行されます。同じ書込みTransactionで、導出Sourceオブジェクトをいくつでも作成でき、Templateの状態も何回でも変更できます。これらのSourceオブジェクト、またはTemplateによって生成されたSourceを使用して、複雑な問合せを定義することができます。

派生Sourceで指定された結果セットをフェッチするためにCursorを作成する前に、Sourceを子書き込みTransactionから親read Transactionに移動する必要があります。これを行うには、Transactionをコミットする必要があります。

トランザクションのコミット

子Transactionで作成したSourceを親のTransactionに移動するには、TransactionProviderのcommitCurrentTransactionメソッドを呼び出します。子をコミットするとTransactionと書き込まれ、Transactionという子で作成したSourceが親のTransactionを読み込みます。子Transactionが消え、親Transactionが現在のTransactionになります。 Sourceは、現行の読取りTransactionでアクティブであるため、そのSourceのCursorを作成できます。

例7-1 現行のTransactionのコミット

この例では、commit()は現在のTransactionをコミットするメソッドです。例の中のdpは、DataProviderです。

private void commit()
{
  try 
  {
    (dp.getTransactionProvider()).commitCurrentTransaction();
  } 
  catch (Exception ex) 
  {
    System.out.println("Could not commit the Transaction. " + ex);
  } 
}

TransactionおよびTemplateオブジェクト

現在のTransactionの取得と設定、子Transactionの開始、およびTransactionのロールバックは、エンドユーザーが動的問合せの特定の状態から異なる選択を行うために使用する操作です。

エンド・ユーザーに同じ最初の問合せに基づいた代替を提供するには、次の手順を実行します。

親のTransactionにTemplateを作成し、Templateの初期状態を設定します。
Templateによって生成されたSourceを取得し、Cursorを作成して結果セットを取得し、Cursorから値を取得して、結果をエンド・ユーザーに表示します。
子Transactionを開始して、Templateの状態を変更します。
子TransactionでTemplateによって作成されたSourceを取得します。Cursorを作成して、取得した値を表示します。

その後、最初のTemplateの状態を2番目のものと置換できます。2番目の状態を廃棄して、1番目のものを保持することもできます。

子Transactionの開始

子の読取りTransactionを開始するには、使用中のTransactionProviderのbeginSubtransactionメソッドをコールします。子がTransactionを読み込んだ場合、Templateの状態を変更すると、子書き込みTransactionが自動的に開始されます。書き込みTransactionは、子Transactionの子です。

Templateによって生成されたSourceで指定されたデータを取得するには、Transactionを親の読み取りTransactionにコミットします。その後、Cursorを作成してデータをフェッチできます。 Templateの変更後の状態は、元の親では参照できません。変更された状態は、子がTransactionを親のread Transactionに読み込むまでコミットするまで親に表示されません。

子がTransactionを読み始めた後、その子のTransaction、または最初の親Transactionの孫を読み込むことができます。子および孫Transactionオブジェクトの作成方法の例については、例7-3を参照してください。

Transactionのロールバック

使用中のTransactionProviderのrollbackCurrentTransactionメソッドをコールすることによって、Transactionをロールバック(取消し)できます。 Transactionをロールバックすると、そのTransaction中に行った変更が破棄され、Transactionが消滅します。

Transactionをロールバックする前に、そのTransactionで作成したCursorManagerオブジェクトをすべてクローズする必要があります。 Transactionをロールバックした後、作成したSourceオブジェクトまたはTransactionで行ったTemplate状態の変更は無効になります。そのSourceオブジェクト用に作成したすべてのCursorも無効になります。

Transactionをロールバックすると、そのTransactionをコミットできません。同様に、Transactionをコミットした後は、それをロールバックすることはできません。

例7-2 Transactionのロールバック

この例では、「動的問合せの作成」で説明されているTopBottomTemplateクラスとSingleSelectionTemplateクラスを使用します。 TopBottomTemplateおよびSingleSelectionTemplateオブジェクトの作成では、この例では「例10-4」に表示されるコードと同じコードが使用されています。この例には、そのコードは表示されていません。 TopBottomTemplateの状態を設定します。これは、TopBottomTemplateの異なる状態を設定した子Transactionを開始してから、子Transactionをロールバックします。 printlnメソッドは、CursorPrintWriterオブジェクトを介してテキストを表示し、getContextメソッドは、Cursorオブジェクトを作成し、その値をCursorPrintWriterで表示するメソッドを持つContext11gオブジェクトを取得します。 CursorPrintWriterおよびContext11gクラスは、このマニュアルのサンプル・プログラムで使用されています。

// The current Transaction is a read Transaction, t1.
// Create a TopBottomTemplate using a hierarchy of the PRODUCT_AWJ dimension
// as the base and dp as the DataProvider.
TopBottomTemplate topNBottom = new TopBottomTemplate(prodHier, dp);

// Changing the state of a Template requires a write Transaction, so a
// write child Transaction, t2, is automatically started.
topNBottom.setTopBottomType(TopBottomTemplate.TOP_BOTTOM_TYPE_TOP);
topNBottom.setN(10);
topNBottom.setCriterion(singleSelections.getSource());

// Get the TransactionProvider and commit the Transaction t2.
TransactionProvider tp = dp.getTransactionProvider();
try
{
  tp.commitCurrentTransaction();           // t2 disappears
}
catch(Exception e)
{
  println("Cannot commit the Transaction. " + e);
}

// The current Transaction is now t1.
// Get the dynamic Source produced by the TopBottomTemplate.
Source result = topNBottom.getSource();

// Create a Cursor and display the results
println("\nThe current state of the TopBottomTemplate" +
        "\nproduces the following values:\n");
getContext().displayTopBottomResult(result);

// Start a child Transaction, t3. It is a read Transaction.
tp.beginSubtransaction();          // t3 is the current Transaction

// Change the state of topNBottom. Changing the state requires a 
// write Transaction so Transaction t4 starts automatically.
topNBottom.setTopBottomType(TopBottomTemplate.TOP_BOTTOM_TYPE_BOTTOM);
topNBottom.setN(15);

// Commit the Transaction.
try
{
  tp.commitCurrentTransaction();           // t4 disappears
}
catch(Exception e)
{
  println("Cannot commit the Transaction. " + e);
}

// Create a Cursor and display the results. // t3 is the current Transaction
println("\nIn the child Transaction, the state of the" +
        "\nTopBottomTemplate produces the following values:\n");
getContext().displayTopBottomResult(result);
// The displayTopBottomResult method closes the CursorManager for the
// Cursor created in t3.

// Undo t3, which discards the state of topNBottom that was set in t4.
tp.rollbackCurrentTransaction();        // t3 disappears

// Transaction t1 is now the current Transaction and the state of
// topNBottom is the one defined in t2.

// To show the current state of the TopNBottom template Source, commit
// the Transaction, create a Cursor, and display the Cursor values.
try
{
  tp.commitCurrentTransaction();
}
catch(Exception e)
{
  println("Cannot commit the Transaction. " + e);
}

println("\nAfter rolling back the child Transaction, the state of"
        + "\nthe TopBottomTemplate produces the following values:\n");
getContext().displayTopBottomResult(result);

この例では、次の出力が生成されます。

The current state of the TopBottomTemplate
produces the following values:
 
 1. PRODUCT_PRIMARY::TOTAL_PRODUCT::TOTAL
 2. PRODUCT_PRIMARY::CLASS::SFT
 3. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::ACC
 4. PRODUCT_PRIMARY::CLASS::HRD
 5. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::MOD
 6. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::OS
 7. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::DISK
 8. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::MOUSE PAD
 9. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS 1 USER
10. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::DLX MOUSE
 
In the child Transaction, the state of the
TopBottomTemplate produces the following values:
 
 1. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::EXT CD ROM
 2. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC ITA
 3. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC SPA
 4. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::INT CD USB
 5. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::ENVY EXT KBD
 6. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::19 SVGA
 7. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC FRE
 8. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC GER
 9. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::ENVY ABM
10. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::INT CD ROM
11. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::ENVY EXE
12. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC KAN
13. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::ENVY STD
14. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::1GB USB DRV
15. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::SENT MM
 
After rolling back the child Transaction, the state of
the TopBottomTemplate produces the following values:
 
 1. PRODUCT_PRIMARY::TOTAL_PRODUCT::TOTAL
 2. PRODUCT_PRIMARY::CLASS::SFT
 3. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::ACC
 4. PRODUCT_PRIMARY::CLASS::HRD
 5. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::MOD
 6. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::OS
 7. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::DISK
 8. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::MOUSE PAD
 9. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS 1 USER
10. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::DLX MOUSE

現行のTransactionの取得および設定

次の例のように、使用中のTransactionProviderのgetCurrentTransactionメソッドをコールすることによって、現行のTransactionを取得します。

Transaction t1 = tp.getCurrentTransaction();

以前に保存したTransactionを現在のTransactionにするには、次の例のようにTransactionProviderのsetCurrentTransactionメソッドを呼び出します。

tp.setCurrentTransaction(t1);

TransactionProviderオブジェクトの使用方法

Oracle OLAP Java APIでは、DataProviderがTransactionProviderインタフェースの実装を提供します。 TransactionProviderによって、アプリケーションにTransactionオブジェクトが提供されます。

「"トランザクションのコミット"」で説明されているように、commitCurrentTransactionメソッドを使用して、子で作成した派生Sourceを、親のTransactionで表示されるTransactionに書き込みます。その後、そのSource用のCursorを作成できます。

アプリケーションでTemplateオブジェクトを使用している場合は、TransactionProviderの他のメソッドを使用して次の操作を行うこともできます。

子Transactionを開始します。
保存するために、現行のTransactionを取得します。
現行のTransactionを以前に保存したものに設定します。
現在のTransactionをロールバックまたは元に戻し、Transactionで行われた変更を破棄します。 Transactionがロールバックされると、それは無効であり、コミットできません。 Transactionがコミットされると、ロールバックできません。 TransactionのSourceのCursorを作成した場合は、Transactionをロールバックする前にCursorManagerを閉じる必要があります。

例7-3では、Transactionオブジェクトを使用して動的問合せを変更する例を示します。「例7-2」と同様に、この例ではTopBottomTemplateとSingleSelectionTemplateオブジェクトを作成するために「例10-4」と同じコードを使用しています。この例には、そのコードは表示されていません。

Transactionオブジェクトを追跡するのに役立つように、この例では、getCurrentTransactionメソッドへの呼び出しで、さまざまなTransactionオブジェクトを保存しています。この例では、tpオブジェクトはTransactionProviderです。 printlnメソッドはCursorPrintWriterを介してテキストを表示し、getContextメソッドはCursorオブジェクトを作成するメソッドを持つContext11gオブジェクトを取得し、CursorPrintWriterを介してそれらの値を表示します。 commitメソッドは「例7-1」のメソッドです。

例7-3 子Transactionオブジェクトの使用方法

// The parent Transaction is the current Transaction at this point.
// Save the parent read Transaction as parentT1.
Transaction parentT1 = tp.getCurrentTransaction();

// Get the dynamic Source produced by the TopBottomTemplate.
Source result = topNBottom.getSource();

// Create a Cursor and display the results.
println("\nThe current state of the TopBottomTemplate" +
        "\nproduces the following values:\n");
getContext().displayTopBottomResult(result);

// Begin a child Transaction of parentT1.
tp.beginSubtransaction();  // This is a read Transaction.

// Save the child read Transaction as childT2.
Transaction childT2 = tp.getCurrentTransaction();

// Change the state of the TopBottomTemplate. This starts a
// write Transaction, a child of the read Transaction childT2.
topNBottom.setN(12);
topNBottom.setTopBottomType(TopBottomTemplate.TOP_BOTTOM_TYPE_BOTTOM);

// Save the child write Transaction as writeT3.
Transaction writeT3 = tp.getCurrentTransaction();

// Commit the write Transaction writeT3.
commit();

// The commit moves the changes made in writeT3 into its parent,
// the read Transaction childT2. The writeT3 Transaction
// disappears. The current Transaction is now childT2
// again but the state of the TopBottomTemplate has changed.

// Create a Cursor and display the results of the changes to the
// TopBottomTemplate that are visible in childT2.
try
{
  println("\nIn the child Transaction, the state of the" +
          "\nTopBottomTemplate produces the following values:\n");

  getContext().displayTopBottomResult(result);
}
catch(Exception e)
{
  println("Cannot display the results of the query. " + e);
}

// Begin a grandchild Transaction of the initial parent.
tp.beginSubtransaction();  // This is a read Transaction.

// Save the grandchild read Transaction as grandchildT4.
Transaction grandchildT4 = tp.getCurrentTransaction();

// Change the state of the TopBottomTemplate. This starts another
// write Transaction, a child of grandchildT4.
topNBottom.setTopBottomType(TopBottomTemplate.TOP_BOTTOM_TYPE_TOP);

// Save the write Transaction as writeT5.
Transaction writeT5 = tp.getCurrentTransaction();

// Commit writeT5.
commit();

// Transaction grandchildT4 is now the current Transaction and the
// changes made to the TopBottomTemplate state are visible.

// Create a Cursor and display the results visible in grandchildT4.
try
{
  println("\nIn the grandchild Transaction, the state of the" +
          "\nTopBottomTemplate produces the following values:\n");
  getContext().displayTopBottomResult(result);
}
catch(Exception e)
{
  println(""Cannot display the results of the query. " + e);
}

// Commit the grandchild into the child.
commit();

// Transaction childT2 is now the current Transaction.
// Instead of preparing and committing the grandchild Transaction,
// you could rollback the Transaction, as in the following
// method call:
//   rollbackCurrentTransaction();
// If you roll back the grandchild Transaction, then the changes
// you made to the TopBottomTemplate state in the grandchild 
// are discarded and childT2 is the current Transaction.

// Commit the child into the parent.
commit();

// Transaction parentT1 is now the current Transaction. Again,
// you can roll back the childT2 Transaction instead of committing it.
// If you do so, then the changes that you made in childT2 are discarded.
// The current Transaction is be parentT1, which has the original state
// of the TopBottomTemplate, without any of the changes made in the
// grandchild or the child transactions.

例7-3の出力は、次のようになります。

The current state of the TopBottomTemplate
produces the following values:
 
 1. PRODUCT_PRIMARY::TOTAL_PRODUCT::TOTAL
 2. PRODUCT_PRIMARY::CLASS::SFT
 3. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::ACC
 4. PRODUCT_PRIMARY::CLASS::HRD
 5. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::MOD
 6. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::OS
 7. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::DISK
 8. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::MOUSE PAD
 9. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS 1 USER
10. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::DLX MOUSE
 
In the child Transaction, the state of the
TopBottomTemplate produces the following values:
 
 1. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::EXT CD ROM
 2. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC ITA
 3. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC SPA
 4. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::INT CD USB
 5. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::ENVY EXT KBD
 6. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::19 SVGA
 7. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC FRE
 8. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC GER
 9. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::ENVY ABM
10. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::INT CD ROM
11. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::ENVY EXE
12. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS DOC KAN
 
In the grandchild Transaction, the state of the
TopBottomTemplate produces the following values:
 
 1. PRODUCT_PRIMARY::TOTAL_PRODUCT::TOTAL
 2. PRODUCT_PRIMARY::CLASS::SFT
 3. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::ACC
 4. PRODUCT_PRIMARY::CLASS::HRD
 5. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::MOD
 6. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::OS
 7. PRODUCT_PRIMARY::FAMILY::DISK
 8. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::MOUSE PAD
 9. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::OS 1 USER
10. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::DLX MOUSE
11. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::LT CASE
12. PRODUCT_PRIMARY::ITEM::56KPS MODEM