1. 管理者ガイド
  2. 付録
  3. Oracle Label Securityの無効化および有効化

A Oracle Label Securityの無効化および有効化

必要に応じて、Oracle Label Securityを無効化および有効化できます。

ノート:

Oracleでは、Oracle Label Securityの削除はサポートされていません。

親トピック: 「付録」

A.1 Oracle Label Securityを無効にする必要がある場合

アップグレード・タスクを実行する際、または誤った構成を修正する際には、Oracle Label Securityを無効にする必要があります。

別の理由でOracle Label Securityを無効にするのは、Oracle Label Securityを強制せずにアプリケーションをテストする場合です。タスクが終了したら、Oracle Label Securityを再度有効にできます。

関連項目

親トピック: Oracle Label Securityの無効化および有効化

A.2 Oracle Label Securityの無効化

Oracle Database Vaultが有効な場合、Oracle Label Securityを無効にしないでください。

Database Vaultが有効かどうかを確認するには、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。

Oracle Label Securityを無効にするには:

  1. ユーザーSYSとして、またはLBAC_DBAロールを付与されているユーザーとして、データベース・インスタンスにログインします。

    たとえば: 

    sqlplus psmith_ols -- Or, psmith_ols@hrpdb for the hrpdb pluggable database (PDB)
Enterp password: password
  2. 次のプロシージャを実行します。
    EXEC LBACSYS.OLS_ENFORCEMENT.DISABLE_OLS;
  3. データベースを再起動します。

    たとえば:

    CONNECT SYS AS SYSOPER
Enter password: password

SHUTDOWN IMMEDIATE
STARTUP
  4. Oracle Real Application Cluster (Oracle RAC)環境またはマルチテナント環境の場合、Oracle Label Securityを有効にした各Oracle RACノードまたはPDBに対して、これらのステップを繰り返します。

親トピック: Oracle Label Securityの無効化および有効化

A.3 Oracle Label Securityの有効化

SQL*PlusでOracle Label Securityを有効にできます。

  1. ユーザーSYSとして、またはLBAC_DBAロールを付与されているユーザーとして、データベース・インスタンスにログインします。

    たとえば: 

    sqlplus psmith_ols -- Or, psmith_ols@hrpdb for the hrpdb PDB
Enterp password: password
  2. 次のプロシージャを実行します。
    EXEC LBACSYS.OLS_ENFORCEMENT.ENABLE_OLS;
  3. データベースを再起動します。

    たとえば:

    CONNECT SYS AS SYSOPER
Enter password: password

SHUTDOWN IMMEDIATE
STARTUP
  4. Oracle Real Application Cluster (Oracle RAC)環境またはマルチテナント環境の場合、Oracle Label Securityを無効にした各Oracle RACノードまたはPDBに対して、これらのステップを繰り返します。

親トピック: Oracle Label Securityの無効化および有効化