Oracle ASMインスタンスとデータベース・インスタンスの異なるリリースの同時使用

Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM) 18cは、Oracle Database 18c以前のソフトウェア・バージョン(Oracle Database 10gリリース 1 (10.1)を含む)をサポートしています。

注意:

  • Oracle Database 18cをサポートするために、Oracle ASMインスタンスはOracle ASM 18cである必要があります。

  • Oracle Exadataストレージが存在する場合、Oracle ASMでサポートされるOracle Databaseのバージョンの詳細は、Oracle Exadataのドキュメントを参照してください。

  • 異なるリリースのOracle ASMインスタンスとデータベース・インスタンスが含まれるディスク・グループを使用する際は、他にも互換性に関する考慮事項があります。

異なるソフトウェア・バージョンが使用されている場合、データベース・インスタンスは使用されている最も古いリリースのOracle ASM機能をサポートします。たとえば、Oracle ASM 18cインスタンスとともに動作しているOracle Database 10gリリース1 (10.1)データベース・インスタンスは、Oracle ASM 10gリリース1 (10.1)の機能のみをサポートします。

V$ASM_CLIENTビューには、ソフトウェアのバージョン番号およびインスタンス互換性レベルに関する情報を示すSOFTWARE_VERSION列およびCOMPATIBLE_VERSION列が含まれます。

  • V$ASM_CLIENTSOFTWARE_VERSION列には、選択されているディスク・グループ接続のデータベース・インスタンスまたはOracle ASMインスタンスのソフトウェア・バージョン番号が含まれます。

  • COMPATIBLE_VERSION列には、選択されているディスク・グループ接続のデータベース・インスタンスまたはOracle ASMインスタンスのCOMPATIBLEパラメータの設定が含まれます。

V$ASM_CLIENTビューでは、Oracle ASMインスタンスとデータベース・インスタンスの両方について問い合せることができます。

関連項目: