4 Oracle Database Gateway for Informixのインストール
この項では、ハードウェアおよびソフトウェア要件に関する情報と、Oracle Database Gateway for Informixのインストール手順について説明します。
ゲートウェイをインストールするには、次のステップを実行します。
-
「Oracle Database Gateway for Informixのシステム要件」に記載されたハードウェアおよびソフトウェア要件をシステムがすべて満たしていることを確認します。
-
Oracle Universal Installerを実行します。
Oracle Universal Installerの実行方法の詳細は、「Oracle Universal Installerの実行ステップ」を参照してください。
Oracle Universal Installerは、ユーザーに操作項目を示すことでゲートウェイのインストール手順をガイドするメニュー駆動型のユーティリティです。実行できる操作とその順番はプラットフォームにより異なります。
Oracle Database Gateway for Informixのインストール手順の詳細は、表4-3を参照してください。
4.1 Oracle Database Gateway for Informixのシステム要件
次のトピックでは、ゲートウェイのハードウェアおよびソフトウェア要件について説明します。
使用するシステムのゲートウェイを操作するための動作保証済のハードウェア・プラットフォームとオペレーティング・システムのバージョン要件の最新リストについては、「Oracle Databaseインストレーション・ガイド」およびMy Oracle Supportの動作保証マトリックスを参照してください。My Oracle SupportのWebサイトは、次のURLから参照できます。
4.1.1 ハードウェア要件
表4-1に、Oracle Database Gateway for Informixの最小ハードウェア要件を示します。
表4-1 Oracle Database Gateway for Informixのハードウェア要件
ハードウェア項目 | IBM AIX on POWER Systems (64ビット)の要件 | Linux x86 64-bitの要件 | Oracle Solaris on SPARC (64ビット)の要件 | Oracle Solaris on x86-64 (64ビット)の要件 | HP-UX Itaniumの要件 |
---|---|---|---|---|---|
一時ディスク領域 |
400MB |
400MB |
400MB |
400MB |
400MB |
ディスク領域 |
1.5GB |
750MB |
750MB |
750MB |
1.5GB |
物理メモリー* |
512MB |
512MB |
512MB |
512MB |
512MB |
スワップ領域 |
1GB |
1GB |
1GB |
1GB |
1GB |
プロセッサ |
IBM RS/6000 AIX-Based Systemプロセッサ |
x86_64 |
Sun Solaris Operating System(SPARC)プロセッサ |
x86_64 |
HP Itaniumプロセッサ(HP-UX 11用) |
* 最小スワップ領域は、1GB(またはRAMサイズの2倍)です。2GB以上のRAMのシステムでは、スワップ領域をRAMのサイズの1から2倍にすることができます。1GB以上のメモリーを搭載したAIXシステムでは、スワップ領域を2GBより大きくしないでください。
4.1.3 ソフトウェア要件
次の項では、Oracle Database Gateway for Informixの最小ソフトウェア要件について説明します。
4.1.3.1 オペレーティング・システム
Oracle Database Gateway for Informixに必要なオペレーティング・システム・バージョンです。
表4-2に、Oracle Database Gateway for Informixに必要なオペレーティング・システムの最小バージョンをリストします。使用しているオペレーティング・システムのバージョンが最小要件未満の場合、指定されたレベルに到達するようオペレーティング・システムをアップグレードしてください。
表4-2 Oracle Database Gateway for Informixのオペレーティング・システム・バージョン
オペレーティング・システム | バージョン |
---|---|
IBM AIX on POWER Systems (64ビット) |
AIX 5Lバージョン5.3 TL9以降、AIX 6.1 |
Linux x86 64-bit Red Hat |
次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか
|
Oracle Linux x86 64ビット |
次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか
|
Asianux Linux 64ビット |
次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか
|
SUSE Linux Enterprise Server 64ビット |
SUSE Linux Enterprise Server。 10.0 SUSE Linux Enterprise Server。 11.0 |
Oracle Solaris on SPARC(64-Bit) |
Solaris 10, (Update 6以上) |
Oracle Solaris on x86-64(64-Bit) |
|
HP-UX Itanium |
HP-UX 11i V3パッチ・バンドルSep/2008(B.11.31.0809.326a)以上 |
4.1.3.2 動作保証済の構成
ゲートウェイでは、Informix Dynamic Serverがサポートされます。サポートされる最新のバージョンについては、OTN Webサイトの次の資料を参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/database/gateways/index.html
4.1.4 ソフトウェア要件の確認
システムが最小要件を満たしていることを確認するには、次のステップを実行します。
-
インストールされているIBM AIX on POWER Systems (64ビット)のバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# oslevel -r
-
インストールされているLinux x86 64-bitのディストリビューションとバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# cat /proc/version
-
インストールされているOracle Solaris on SPARC (64ビット)のバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -r
-
インストールされているOracle Solaris on x86-64 (64ビット)のバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -r
-
インストールされているHP-UX Itaniumのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -a
4.2 Oracle Universal Installerの実行ステップ
表4-3に、Oracle Database Gateway for Informixのインストール手順を示します。
表4-3 Oracle Universal Installer: Oracle Database Gateway for Informixのインストール・ステップ
画面 | レスポンス |
---|---|
Oracle Universal Installer: ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
Oracle Universal Installer: ファイルの場所 |
この画面の「ソース」セクションで、Oracle Universal InstallerがOracle Database Gateway for Informixをインストールするために使用するソースの場所を指定します。「パス」フィールドのファイル指定を編集する必要はありません。このフィールドのデフォルト設定では、Oracle Database Gatewayのインストール・メディアのインストーラ・ファイルが示されています。 「ファイルの場所」画面の「インストール先」セクション内の「パス」フィールドで、インストール先を指定します。「パス」フィールドのパス指定を編集する必要はありません。このフィールドのデフォルト設定では、 |
Oracle Universal Installer: 使用可能な製品コンポーネント |
a. 「Oracle Database Gateway for Informix 12.2」を選択します。 b.「次へ」をクリックします。 |
Oracle Database Gateway for Informix |
Informixデータベース・サーバーのホスト名 - Informixデータベースをホストするマシンのホスト名またはIPアドレスを指定します。このリリースではIPv6形式をサポートしています。 Informixデータベース・サーバーのポート番号 - Informixデータベース・サーバーのポート番号を指定します。 Informixサーバー名 - Informixサーバー名を指定します。 Informixデータベース名 - Informixデータベース名を指定します。 「次へ」をクリックして、続行します。 |
Oracle Universal Installer: サマリー |
インストールの「サマリー」画面では、現在のインストールにおけるオプションおよびコンポーネントのツリー・リストを確認できます。「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
Oracle Net Configuration Assistant: ようこそ |
「取消」をクリックします |
Oracle Netコンフィギュレーション・アシスタント: |
「はい」をクリックします |
Oracle Universal Installer: 構成ツール |
「終了」をクリックします |
終了 |
Oracle Universal Installerの最後の画面は、「インストールの終了」画面です。「終了」をクリックして、インストーラを終了します。 |