3.16 SHUTDOWN
目的
SHUTDOWNコマンドを使用すると、RMANを終了せずに、ターゲット・データベースを停止できます。このコマンドは、SQL*PlusのSHUTDOWN文と同じです。
関連項目:
データベースの起動と停止の方法についてはOracle Database管理者ガイド、SHUTDOWN構文についてはSQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンスを参照してください
使用上のノート
リカバリ・カタログ・データベースの停止には、RMANのSHUTDOWNコマンドは使用できません。リカバリ・カタログ・データベースを停止するには、SQL*Plusセッションを開始してSHUTDOWN文を発行します。
データベースをNOARCHIVELOGモードで操作している場合は、データベースを正しく停止し、バックアップの作成前にSTARTUP MOUNTを発行する必要があります。
セマンティクス
| 構文要素 | 説明 |
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ターゲット・インスタンスを一貫性のない状態で停止します。次の結果になります。
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ターゲット・インスタンスを一貫性のとれた状態で即時停止します。次の結果になります。
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データベースを一貫性のとれた状態でNORMALモード(デフォルトのオプション)で停止します。これには、次のような意味があります。
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ターゲット・データベースを一貫性のとれた状態でクライアントへの中断を最小化して停止します。次の結果になります。
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例
例3-64 IMMEDIATEオプションを指定したデータベースの停止
この例では、現行のSQLトランザクションが処理されるのを待ってデータベースを停止し、その後でデータベースをマウントします。
SHUTDOWN IMMEDIATE; STARTUP MOUNT;
例3-65 NOARCHIVELOGモードでのデータベースの停止
この例では、NOARCHIVELOGモードで実行中のデータベースをバックアップします。
STARTUP FORCE DBA; SHUTDOWN IMMEDIATE; STARTUP MOUNT; # executing the preceding commands ensures that database is in proper state # for NOARCHIVELOG backups BACKUP DATABASE; ALTER DATABASE OPEN;
