読取り専用Oracleホームの有効化
ソフトウェアのみのOracle Databaseインストールを実行した後、Oracleホームを読取り専用Oracleホームとして構成します。
読取り専用Oracleホームを有効にするには:
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ソフトウェアのみのOracle Databaseインストールを実行します。
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roohctl -enableスクリプトを実行します。 -
Oracle Database Configuration Assistant (Oracle DBCA)を実行してデータベースを作成します。
ソフトウェアのみのデータベース・インストール
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ソフトウェア・バイナリの所有者にするOracleインストール所有者ユーザー・アカウント(
oracle)でログインします。 -
任意のディレクトリにOracle Databaseインストールのイメージ・ファイル(
db_home.zip)をダウンロードします。たとえば、イメージ・ファイルを/tmpディレクトリにダウンロードできます。 -
Oracleホーム・ディレクトリを作成し、ダウンロードしたイメージ・ファイルをこのOracleホーム・ディレクトリに展開します。次に例を示します。
$ mkdir -p /u01/app/oracle/product/18.0.0/dbhome_1 $ chown oracle:oinstall /u01/app/oracle/product/18.0.0/dbhome_1 $ cd /u01/app/oracle/product/18.0.0/dbhome_1 $ unzip -q /tmp/db_home.zipノート:
作成したOracleホーム・ディレクトリ・パスが、Oracle Optimal Flexible Architectureの推奨事項に準拠していることを確認してください。また、インストール・イメージ・ファイルは、作成したこのOracleホーム・ディレクトリにのみ解凍してください。 -
Oracleホーム・ディレクトリから、
runInstallerコマンドを実行してOracle Databaseインストーラを起動します。 -
「構成オプションの選択」画面で、ソフトウェアのみ設定を選択します。
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インストール・タイプを選択します。インストール画面は、選択したインストール・オプションによって異なります。必要に応じて構成プロンプトに応答します。
ノート:
インストール時に送信を要求された情報について質問がある場合は、「ヘルプ」をクリックします。roohctlスクリプトを実行します
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binディレクトリに移動します$ cd /u01/app/oracle/product/18.0.0/dbhome_1/bin -
roohctlスクリプトを実行して読取り専用Oracleホームを有効にします。$ ./roohctl -enable -
Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)のインストールで、クラスタの各ノードで前述の
roohctlスクリプトを実行します。または、nodelistオプションを指定してroohctlスクリプトを実行し、クラスタ・ノードのリストを提供します。$ ./roohctl –enable –nodelist comma_separated_list_of_nodes
Oracle Database Configuration Assistantを実行します
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まだ
binディレクトリにいることを確認し、Oracle DBCAを実行します。$ ./dbca -
データベース操作の選択画面で、データベースの作成を選択します。
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構成画面は、選択したオプションによって異なります。必要に応じて、プロンプトに対して入力します。
ノート:
データベース作成時に送信を要求される情報について質問がある場合は、ヘルプをクリックします。親トピック: 読取り専用Oracleホームの構成