E.4 Oracleコンポーネントのポート番号およびプロトコル
インストール時に構成されるコンポーネントで使用されるポート番号およびプロトコルについては、この情報を確認します。デフォルトでは、範囲内で使用可能な先頭のポートがコンポーネントに割り当てられます。
表E-1 Oracleコンポーネントで使用されるポート
コンポーネントおよび説明 | デフォルトのポート番号 | ポート範囲 | プロトコル | インターコネクトでのみ使用 |
---|---|---|---|---|
Cluster Manager ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。 |
動的 |
動的 |
TCP |
はい |
クラスタ同期サービス・デーモン(CSSD) クラスタ同期サービス(CSS)デーモンは、ノードの再起動を薦めるメッセージに固定ポートを使用します。 このポートは、ブロードキャスト機能を持つすべてのインタフェースで使用されます。ブロードキャストは、ノード削除による再起動が差し迫っている場合にのみ発生します。 |
42424 |
動的 |
TCP |
はい |
グリッド・プラグ・アンド・プレイ(GPNPD) GPNPDを使用すると、グリッド・プラグ・アンド・プレイ・プロファイルにアクセスでき、クラスタのノード間でプロファイルの更新が調整され、すべてのノードで最新のプロファイルが保持されます。 |
動的 |
動的 |
TCP |
いいえ |
マルチキャスト・ドメイン名サービス(MDNSD) mDNSプロセスは、LinuxとUNIXのバックグラウンド・プロセス、およびWindowsのサービスであり、グリッド・プラグ・アンド・プレイおよびGNSで必要になります。 |
5353 |
動的 |
TCP |
いいえ |
Oracle Cluster Registry ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。 |
動的 |
動的 |
TCP |
はい |
Oracle Clusterwareデーモン(CRSD) Oracle Clusterwareデーモンのノード間接続。ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。 |
動的 |
動的 |
TCP |
はい |
Oracle Connection Manager OracleクライアントからOracle Connection Managerへの接続に使用されるリスニング・ポート。Oracle Connection Managerは、インストール後にNETCAを使用して構成することができます。 |
1630 |
1630 |
TCP |
いいえ |
管理サービス品質(QOMS)サーバー CRSエージェントは、ローカルにポート8888を使用して、コンテナのライフサイクルを管理します。 |
8888 |
8888 |
HTTP |
該当なし |
管理サービス品質(QOMS)サーバー 管理サービス品質サーバーのポートです。 |
23792 |
23792 |
JMX/RMI |
いいえ |
Oracle Data Guard Oracle Net Listenerポートを共有し、インストール中に構成されます。このポートを再構成するには、Oracle Net Configuration Assistant(NETCA)を使用して、リスナーを再構成します。 |
1521(リスナーと同じ) |
使用可能な任意のポートに手動で変更可能 |
TCP |
いいえ |
Oracle Event Manager(EVM) Oracle Clusterwareのイベントを生成します。ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。 |
動的 |
動的 |
TCP |
はい |
Oracleグリッド・プロセス間通信(GIPCD) 冗長インターコネクトの使用を有効にするサポート・デーモン。 |
42424 |
動的 |
TCP |
はい |
Oracleグリッド・ネーミング・サービス(GNSD) Oracleグリッド・ネーミング・サービス・デーモンはクラスタの名前解決を実行します。 |
53 |
53 |
UDP |
いいえ |
Oracleグリッド・ネーミング・サービス(GNSD) Oracleグリッド・ネーミング・サービス・デーモンはクラスタの名前解決を実行します。 |
動的 |
動的 |
TCP |
いいえ |
Oracle高可用性サービス・デーモン(OHASD) Oracle高可用性サービス(OHAS)デーモンによってOracle Clusterwareスタックが起動されます。 |
42424 |
動的 |
TCP |
はい |
Oracle Net Listener Oracleクライアントは、Oracle Net Servicesを使用してデータベースに接続できます。このポートは、インストール中に構成できます。このポートを再構成するには、NETCAを使用します。 |
1521 |
ポート番号は、次の使用可能なポートに変更されます。 使用可能な任意のポートに手動で変更可能です。 |
TCP |
いいえ |
Oracle Notification Services(ONS) ONS用のポートで、Fast Application Notification(FAN)イベントに関する情報の通信を行うためのサービスの公開およびサブスクライブに使用されます。FAN通知プロセスでは、クラスタ・サーバーが使用不可になるか、またはネットワーク・インタフェースに障害が発生した場合にOracle Databaseが発行するシステム・イベントが使用されます。 ONSポートを変更するにはsrvctlを使用します。 |
6100 (ローカル) 6200 (リモート) |
手動構成 |
TCP |
いいえ |
Real Application Clusters ポート番号は、インストール中に自動的に割り当てられます。後でこれを表示または変更することはできません。 |
動的 |
9000から64999 |
UDP |
はい |
Microsoftトランザクション・サーバー用のOracleサービス Microsoft Transaction Server用のポート番号は、特定のサーバーにMicrosoft Transaction Serverを初めてインストールする際に、Oracle Universal Installer (OUI)により自動的に構成されます。ソフトウェアを同じサーバーの複数のOracleホームにインストールする場合、OUIはすべてのインストールに同じポート番号を使用します。 ほとんどの場合、ポート番号を再構成する必要はありません。 |
動的 |
49152から65535 |
TCP |
いいえ |
Oracle XML DB - FTP アプリケーションがFTPリスナーからOracle Databaseにアクセスする必要がある場合は、Oracle XML DB FTPポートが使用されます。このポートはインストール中に構成されますが、後で表示することはできません。 |
0 |
手動構成 |
FTP |
いいえ |
Oracle XML DB - HTTP WebベースのアプリケーションがHTTPリスナーからOracle Databaseにアクセスする必要がある場合は、Oracle XML DB HTTPポートが使用されます。このポートはインストール中に構成されますが、後で表示することはできません。 |
0 |
手動構成 |
HTTP |
いいえ |
関連項目:
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Oracle XML DB FTPポート番号の変更の詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。
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Oracle XML DB HTTPポート番号の変更の詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。
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Oracle Management Agentポートの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
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Oracle Services for Microsoft Transaction Serverポート番号の変更の詳細は、「Oracle Services for Microsoft Transaction Serverポートの変更」を参照してください。
親トピック: Oracle Databaseポート番号の管理