バックアップ・セットを使用したアクティブなデータベースの複製

アクティブなデータベースの複製の実行にバックアップ・セットを使用することは、アクティブなデータベースの複製のプルベースの方法とも呼ばれます。

この方法では、RMANはTARGETとしてソース・データベースに接続し、AUXILIARYとして補助インスタンスに接続します。その後、補助インスタンスはOracle Net Servicesを介してソース・データベースに接続し、ソース・データベースから必要なデータベース・ファイルをネットワークを介して取得します。

アクティブなデータベースの複製にバックアップ・セットを使用すると、次の利点があります。
  • RMANは、未使用ブロック圧縮を使用できるため、ネットワーク経由でトランスポートする必要があるバックアップのサイズが削減されます。

  • マルチセクション・バックアップを使用することで、バックアップ・セットをソース・データベース上でパラレルに作成できます。

  • ソース・データベース上で作成されたバックアップ・セットを暗号化できます。