はじめに

このガイドは、特定のユースケース・シナリオの完了を支援するために、Oracle Databaseユーザー支援ドキュメントからのトピックを編成したものです。

このドキュメントのユースケース・シナリオ

このシナリオ・ドキュメントを使用すると、RMANを使用してリモート・サーバーにアクティブなデータベースを複製し、Oracle Databaseを新しいハードウェアに移行する場合に役立ちます。アクティブなデータベースを複製した後、データベースをアップグレードできます。

フィジカル・スタンバイOracle Databaseインスタンスでデータベースを複製している間、プライマリOracle Databaseインスタンスを停止する必要はありません。複製を実行する間、ユーザーは、引き続きデータベースに問題なくアクセスできます。

このシナリオの前提条件

  • オペレーティング・システムとファイル・システムが、ソース・サーバーと宛先サーバーの両方で同一であることを確認します。

  • 宛先サーバーに、新しいリリースのOracle Databaseソフトウェアをインストールしていることを確認します。

  • ソース・データベース・ファイルと複製データベース・ファイルで、同じディレクトリ構造を使用していることを確認します。

このシナリオのアウトライン

  1. Oracle Databaseの移行およびアップグレード。バックアップ・セットを含むアクティブなデータベースの複製を使用する移行方法を確認します。

  2. データベースを複製するためのサーバーとネットワークの準備。RMANを使用して、複製用のサーバーおよびネットワークを準備します。

  3. ソース・ホストでのプライマリ・インスタンスの準備。RMANを使用して、プライマリ・データベースを準備します。

  4. 宛先ホスト上の補助インスタンスの準備。補助インスタンスをスイッチオーバー用に準備するには、次の手順を実行します。

  5. プライマリOracle Databaseインスタンスの複製RMAN DUPLICATEを使用します。

  6. フィジカル・スタンバイOracle Databaseでのリフレッシュおよびスイッチオーバー。補助インスタンスにスイッチオーバーするには、次の手順を実行します。

  7. Oracle Databaseのアップグレード。プライマリ・インスタンスでアップグレードを実行します。

  8. Oracle Databaseのアップグレード後の作業アップグレードしたOracle Databaseインスタンスでアップグレード後のタスクを完了します(スイッチバックの準備でアップグレードしたインスタンスのテストなど)。

これらのステップは、このドキュメントの各章に対応しています。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。