無効なオブジェクトの再コンパイルの進行状況の追跡
これらのSQL問合せを使用して、utlrp.sqlスクリプトによる無効なオブジェクトの再コンパイルの進行状況を追跡します。
アップグレード後に
utlrp.sqlスクリプトを実行して無効なオブジェクトを再コンパイルすることをお薦めします。SQL問合せを実行してスクリプトを監視できます。
例10-1 残っている無効なオブジェクトの数
次の問合せを入力すると、残っている無効なオブジェクトの数が返されます。この数は、utlrp.sqlスクリプトの実行につれて時間とともに減少します。
SELECT COUNT(*) FROM obj$ WHERE status IN (4, 5, 6); 例10-2 再コンパイルされたオブジェクトの数
次の問合せを入力すると、utlrp.sqlによってコンパイルされたオブジェクトの数が返されます。この数は、スクリプトの実行につれて時間とともに増加します。
SELECT COUNT(*) FROM UTL_RECOMP_COMPILED; 例10-3 エラー付きで再コンパイルされたオブジェクトの数
次の問合せを入力すると、utlrp.sqlによってエラー付きでコンパイルされたオブジェクトの数が返されます。
select COUNT(DISTINCT(obj#)) "OBJECTS WITH ERRORS" from utl_recomp_errors; この数が予想より多い場合、各オブジェクトでレポートされたエラー・メッセージを確認してください。エラーの原因がシステムの間違った構成やリソース制約にある場合、それらのエラーの原因を修正してutlrp.sqlを再度実行します。