アクセス制御リストおよびネットワーク・ユーティリティ・パッケージの更新

この手順を使用して、アクセス制御リスト(ACL)およびネットワーク・ユーティリティ・パッケージを更新します。

Oracle Database 12c以降、UTLパッケージのアクセス制御はOracle Database Real Application Securityを使用して実装されています。UTLパッケージにはUTL_TCP、UTL_SMTP、UTL_MAIL、UTL_HTTPおよびUTL_INADDRが含まれています。アクセス制御にOracle XML DBは必要ありません。

  1. ログイン中のユーザーに、DBMS_LDAP.initで指定されたホストおよびポートのconnect権限があることを確認します。DBMS_LDAP PL/SQLパッケージおよびHttpUriTypeタイプには新しい動作があります。この新しい動作のため、新しいOracle Databaseリリースにアップグレードした後にアクセス制御リスト(ACL)を作成、または更新する必要があります。

    たとえば、アプリケーションがDBMS_LDAPパッケージに依存している場合は、エラー「ORA-24247: アクセス制御リスト(ACL)によりネットワーク・アクセスが拒否されました」が発生する可能性があります。このエラーを防ぐには、ログイン中のユーザーは、DBMS_LDAP.initで指定されたホストおよびポートのconnect権限を持っている必要があります。

  2. 次のパッケージのいずれかをインストールした場合、アップグレード後にこれらのパッケージを再インストールするように求められる可能性があります。

    • UTL_TCP

    • UTL_SMTP

    • UTL_MAIL

    • UTL_HTTP

    • UTL_INADDR

    新しいOracle Databaseリリース用にこれらのパッケージが最新バージョンであることを確認します。

関連項目:

アクセス制御リストの構成の詳細は、『Oracle Database Real Application Security管理者および開発者ガイド』を参照してください