既存データベースに対するスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのインストール

スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールし、既存のOracle Database用に構成するには、この項で概説している手順に従ってください。

Oracle Restartでは、同じリリースおよびOracle Restartより1つ下のバージョンまでのリリースのリソースを管理できます。たとえば、スタンドアロン・サーバー18c (Oracle Restart)用のOracle Grid Infrastructureをインストールして、Oracle Database 18cおよびOracle Database 12.2のサービスを提供できます。以前のOracle Databaseリリースは、Oracle Restartで管理されることなく、同じサーバーに共存できます。
すでにインストールされたデータベースの、スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールするには、次の手順を実行します。
  1. データベースと同じホスト・コンピュータで、スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureをインストールし、インストール・オプションとして「スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructure (Oracle Restart)の構成」を選択します。Oracle Databaseインストレーション・ガイドの新規データベース・インストールによるスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのインストールに関する項を参照してください。

    スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのコンポーネントは、既存のOracle Databaseホームとは異なる場所にあるOracle Grid InfrastructureのOracleホーム(Gridホーム)にインストールされます。

  2. 既存のOracle Databaseがある場合は、Oracle Restartでsrvctlコマンドを使用し、これを高可用性に登録します。

    $ cd $ORACLE_HOME/bin
    $ srvctl add database -db dbname -o oracle_home_path