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1 Oracle Database Gateway for Sybaseの紹介

Oracle Database Gatewayは、Oracle以外のシステム内に存在するデータにOracle環境から透過的にアクセスするための機能を提供します。 以下のセクションでは、Oracle Database Gateway for Sybaseが基づいている異機種間サービスについて簡単に説明します。

汎用ゲートウェイ・テクノロジ、異機種間サービスおよびOracle Database Gatewaysの状況への適応方法をよく理解するには、最初に『Oracle Database Heterogeneous Connectivityユーザーズ・ガイド』を参照してください。

トピック:

Oracle Database Gatewaysの概要

異機種間データ・アクセスは、多くの企業に影響する問題です。 多くの企業が複数の異なるデータベース・システムを運用しています。 これらの各システムにはデータが格納されており、それに対して一連のアプリケーションが実行されます。 このデータを1つのデータベース・システムにまとめることは、しばしば困難です - 1つのデータベースに対して実行される多くのアプリケーションが、別のデータベースに対して実行される同等のものを持たない可能性があるためです。 1つの統合データベース・システムへの移行が実現可能になるまでは、さまざまな異種データベース・システムが相互運用する必要があります。

Oracle Database Gatewayは、Oracle以外のシステム内に存在するデータにOracle環境から透過的にアクセスするための機能を提供します。 この透過性により、アプリケーション開発者がアプリケーションをカスタマイズしてOracle以外の他のシステムのデータにアクセスできるようにする必要はなくなるため、開発の労力は減り、アプリケーションの移動性は高まります。 アプリケーションは、OracleとSybaseの両方に一貫したOracleインタフェースを使用して開発できます。

ゲートウェイ・テクノロジは、2つの部分から構成されます。1つはOracle以外のシステムに接続するための汎用テクノロジです。これはすべてのOracle以外のシステムに共通で、異機種間サービスと呼ばれます。もう1つは、ゲートウェイが接続するOracle以外のシステムに固有のコンポーネントです。 異機種間サービスは、Oracle Databaseゲートウェイ・エージェントと連携して、Oracle環境からのOracle以外のシステムへの透過的なアクセスを可能にします。

異機種間サービスのテクノロジについて

異機種間サービスは、Oracle以外のシステムに接続するための一般的なテクノロジを提供します。 データベースの統合コンポーネントとして、異機種間サービスは、強力なSQL分析機能や分散最適化機能などのデータベースの機能を利用できます。

異機種間サービスでは、Oracle SQLエンジンを拡張して、Oracle以外のリモート・システムのSQLおよびプロシージャ機能と、必要なデータ・ディクショナリ情報の取得に必要なマッピングを認識します。 異機種間サービスにより、Oracle SQLをOracle以外のシステムの適切な言語に変換する機能と、Oracle以外のシステムのメタデータをローカル書式で表すデータ・ディクショナリ変換の2種類の変換が提供されます。 変換が使用できない状況では、異機種間サービスのパススルー機能を使用してOracle以外のシステムにシステム固有のSQLを発行できます。

また、異機種間サービスは、OracleとOracle以外のリモート・システムの間のトランザクションの調整を行います。たとえば、本来2フェーズ・コミットをサポートしないOracle以外のシステムにも2フェーズ・コミット・プロトコルを提供し、分散トランザクションの整合性を確保します。

関連項目:

異機種間サービスの詳細は、『Oracle Database Heterogeneous Connectivityユーザーズ・ガイド』を参照してください。

Oracle Database Gateway for Sybaseについて

ゲートウェイには、SQLマッピング、データ型変換、およびOracle以外のリモート・システムとのインタフェースなど、様々な機能があります。 ゲートウェイは、異機種間サービスと対話することにより、OracleとOracle以外のシステムを透過的に接続します。

ゲートウェイは、OracleまたはOracle以外のデータベースとは独立した任意のマシンにインストールできます。 これは、Oracleデータベースと同じマシンでも、Sybaseデータベースと同じマシンでも、スタンドアロンとして3台目のマシンでもかまいません。 各構成には、それぞれメリットとデメリットがあります。 ゲートウェイのインストール場所を決定する際に考慮すべき問題は、ネットワーク・トラフィック、オペレーティング・システム・プラットフォームの可用性、ハードウェア・リソース、およびストレージです。