3 ケース・スタディ
次のTeradataのケース・スタディでは、Oracle Databaseゲートウェイの機能の一部が示されています。 ゲートウェイが配布メディアに含まれているデモンストレーション・ファイルを使用して正しくインストールされ、正しく動作していることを確認できます。
デモンストレーション・ファイルは、ゲートウェイのインストール時に自動的にディスクにコピーされます。
トピック:
ケースの内容
ケースの内容は次のとおりです。
-
単純な問合せ(ケース1)
-
より複雑な問合せ(ケース2)
-
Teradata表の結合(ケース3)
-
書込み機能(ケース4)
-
データ・ディクショナリの問合せ(ケース5)
-
パススルー機能(ケース6)
インストール・メディアの内容
配布メディアには次のものが含まれています:
-
デモンストレーション・ファイル
-
Teradataデータベースにデモ表を作成する1つのSQLスクリプト・ファイル。
-
Teradataデータベースからデモ表を削除する1つのSQLスクリプト・ファイル。
デモンストレーションの要件
ケース・スタディでは、次の要件が満たされていることを前提にしています。
-
ゲートウェイ・デモンストレーション表は、Teradataデータベースにインストールされます。
-
Oracleデータベースには、
TIGERのパスワードを持つSCOTTという名前のアカウントがあります。 -
Oracleデータベースには、
GTWLINKというデータベース・リンクがあり(SCOTTにpublicまたはprivateとして設定されています)、ゲートウェイをTeradataデータベースにパスワードTIGER2のSCOTTとして接続します。たとえば、次のようなデータベース・リンクを作成できます。
SQL> CREATE DATABASE LINK GTWLINK CONNECT TO SCOTT 2 IDENTIFIED BY TIGER2 USING 'GTWSID';
-
Oracle Net Servicesが正常に構成され、稼働していること
デモンストレーション表の作成
ケース・スタディは、GTW_EMP、GTW_DEPT、およびGTW_SALGRADE表に基づいています。 デモ表がTeradataデータベースに作成されていない場合は、 bldtera.sqlスクリプトを使用して作成します。
このスクリプトは、Teradataデータベースにデモ表を適宜作成します:
CREATE TABLE GTW_EMP ( EMPNO SMALLINT NOT NULL ENAME VARCHAR(10), JOB VARCHAR(9), MGR SMALLINT, HIREDATE DATETIME, SAL NUMERIC(7,2), COMM NUMERIC(7,2), DEPTNO SMALLINT) CREATE TABLE GTW_DEPT ( DEPTNO SMALLINT NOT NULL, DNAME VARCHAR(14), LOC VARCHAR(13)) CREATE TABLE GTW_SALGRADE ( GRADE REAL, LOSAL NUMERIC(9,4), HISAL NUMERIC(9,4))
デモンストレーション表の定義
表の定義は、SQL*PLUSのDESCRIBEコマンドで取得した情報を使用してここにリストされています:
GTW_EMP
Name Null? Type ------------------------------- -------- ---- EMPNO NOT NULL NUMBER(5) ENAME VARCHAR2(10) JOB VARCHAR2(9) MGR NUMBER(5) HIREDATE DATE SAL NUMBER(7,2) COMM NUMBER(7,2) DEPTNO NUMBER(5)
GTW_DEPT
Name Null? Type ------------------------------- -------- ---- DEPTNO NOT NULL NUMBER(5) DNAME VARCHAR2(14) LOC VARCHAR2(13)
GTW_SALGRADE
Name Null? Type ------------------------------- -------- ---- GRADE FLOAT(53) LOSAL NUMBER(9,4) HISAL NUMBER(9,4)
デモンストレーション表の内容
Teradata表の内容は次のとおりです:
GTW_EMP
EMPNO ENAME JOB MGR HIREDATE SAL COMM DEPTNO ----- ----- --- --- -------- --- ---- ------ 7369 SMITH CLERK 7902 17-DEC-80 800 20 7499 ALLEN SALESMAN 7698 20-FEB-81 1600 300 30 7521 WARD SALESMAN 7698 22-FEB-81 1250 500 30 7566 JONES MANAGER 7839 02-APR-81 2975 20 7654 MARTIN SALESMAN 7698 28-SEP-81 1250 1400 30 7698 BLAKE MANAGER 7839 01-MAY-81 2850 30 7782 CLARK MANAGER 7839 09-JUN-81 2450 10 7788 SCOTT ANALYST 7566 09-DEC-82 3000 20 7839 KING PRESIDENT 17-NOV-81 5000 10 7844 TURNER SALESMAN 7698 08-SEP-81 1500 0 30 7876 ADAMS CLERK 7788 12-JAN-83 1100 20 7900 JAMES CLERK 7698 03-DEC-81 950 30 7902 FORD ANALYST 7566 03-DEC-81 3000 20 7934 MILLER CLERK 7782 23-JAN-82 1300 10
GTW_DEPT
DEPTNO DNAME LOC ----- -------------- -------- 10 ACCOUNTING NEW YORK 20 RESEARCH DALLAS 30 SALES CHICAGO 40 OPERATIONS BOSTON
GTW_SALGRADE
GRADE LOSAL HISAL
------ ------ -----
1 700 1200
2 1201 1400
3 1401 2000
4 2001 3000
5 3001 9999
ケース1: 単純な問合せ
ケース1では、次の内容について説明します。
-
単純な問合せ
-
日付情報をすべて取り出す単純な問合せ
最初の問合せはGTW_DEPTからすべてのデータを取得し、ゲートウェイが正常に動作していることを確認します。
ケース3: Teradata表の結合
ケース3では、次の内容について説明します。
-
Teradata表間を結合します。
-
サブセレクト
問合せは3つのTeradata表から情報を取得し、従業員を部門名と給与グレードに関連付けますが、平均給与を超える従業員にのみ関連します。