Oracle Databaseでのソフトウェアのアップグレードおよびクライアントとサーバー構成

実行するソフトウェアのアップグレードのタイプとクライアントおよびサーバー構成に応じて、プリコンパイラおよびOracle Call Interface (OCI)アプリケーションのアップグレードのオプションを理解するには、これらのトピックを使用してください。

Oracle Databaseで使用可能なクライアントおよびサーバーの構成

プリコンパイラおよびOCIアプリケーションを実行するためのクライアント/サーバー構成を選択します。

プリコンパイラおよびOCIアプリケーションはクライアント/サーバー環境のクライアントで実行されます(ここでのサーバーは、Oracle Databaseサーバーです)。ご使用の環境で、次の1つ以上のクライアント/サーバー構成を使用できます。

異なるコンピュータ上に存在するOracle Databaseクライアントおよびサーバー

クライアント・ソフトウェアおよびサーバー・ソフトウェアが異なるコンピュータにあり、それぞれがネットワークで接続されています。クライアント環境とサーバー環境は独立しています。

同じコンピュータ上の異なるOracleロケーションに存在するOracle Databaseクライアントおよびサーバー

クライアント・ソフトウェアおよびサーバー・ソフトウェアは同じコンピュータ上にありますが、異なるOracleホーム・ディレクトリにインストールされています。クライアント環境とサーバー環境は独立しています。

同じOracleロケーション上に存在するOracle Databaseクライアントおよびサーバー

クライアント・ソフトウェアおよびサーバー・ソフトウェアが同じコンピュータ上の同じOracleホームにインストールされています。この場合、サーバー・ソフトウェアをアップグレードすると、クライアント・ソフトウェアもアップグレードされます。

参照:

クライアント/サーバー環境の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください

Oracle Databaseのクライアントおよびサーバー・ソフトウェアのソフトウェア・アップグレードのタイプ

参照してリリースがメジャー・リリースまたはメンテナンス・リリースのどちらであるかを特定してください。

Oracle Databaseのクライアントおよびサーバー・ソフトウェアでは、Oracle Databaseのメジャー・リリースとOracle Databaseのメンテナンス・リリースの2つのタイプのアップグレードを行うことができます。

Oracle Databaseのメジャー・リリースのアップグレード

メジャー・リリースでは、アップグレードでリリース番号の最初の数字が変更されます。たとえば、Oracle Database 11gからOracle Database 12cへのアップグレードは、データベースのメジャー・リリースのアップグレードです。

Oracle Databaseのメンテナンス・リリースのアップグレード

メンテナンス・リリースでは、アップグレードでリリース番号の2番目の数字が変更されます。たとえば、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)からOracle Database 12gリリース2 (12.2)へのアップグレードは、データベースのメンテナンス・リリースのアップグレードです。ただし、メンテナンス・リリースでは新機能が導入されることがあります。