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Oracle® Mobile Application Framework Oracle Mobile Application Frameworkでのモバイル・アプリケーションの開発
2.5.0.0.0
E94553-01
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このガイドのMAFリリース2.5.0に関する新しい内容

次のトピックはOracle Mobile Application Development Framework (Oracle MAF)の新機能と変更された機能、およびこのガイドで説明されているその他の重要な変更点について概要を示しています。

MAFリリース2.5.0の新機能と変更された機能

Oracle MAFリリース2.5.0には、このガイドで説明されている次の新しい開発機能と変更された開発機能が含まれます。

  • このリリースのMAFでは、MAF拡張機能をOracle JDeveloper 12c (12.2.1.3.0)にインストールする必要があります。Oracle JDeveloperのインストールのOracle JDeveloper StudioのインストールおよびJDeveloperとのモバイル・アプリケーション・フレームワークのインストールを参照してください。

  • iOSプラットフォームにデプロイするMAFアプリケーションについては、次の点に注意してください。

    • MAFアプリケーションのビルドおよびデプロイにはXcode 9.xが必要です。Using Xcode 9.x with MAF 2.5.0の説明に従って、インストールをXcode 9.xにアップグレードしてください。

    • iOSデプロイメント・プロファイルで公開される新しい入力フィールドを使用して、iOSプラットフォームにデプロイするMAFアプリケーションのバージョンおよびビルド番号を指定できるようになりました。iOSデプロイメント・プロファイルの作成および編集方法を参照してください。

    • Apple iTunesの変更により、このリリースではMAFの「デバイスとの同期のためにiTunesにデプロイ」デプロイメント・アクション・オプションが削除されました。iOSアプリケーションのデプロイが改訂され、開発コンピュータに接続されたiOSデバイスにドラッグ・アンド・ドロップを使用してMAFアプリケーションをデプロイする方法が説明されています。

    • iOSデプロイメント・プロファイルのダイアログの「アプリケーション・イメージ」ページに、マーケティング・アイコン・イメージ入力フィールドが公開されるようになり、ここで、MAFによって提供されたデフォルトのマーケティング・アイコン・イメージを独自のアイコンでオーバーライドできます。アイコンはPNG形式で、1024 x 1024ピクセルのサイズであることが必要です。iOSアプリケーションへのカスタム・イメージの追加を参照してください。

  • AndroidプラットフォームにデプロイするMAFアプリケーションについては、次の点に注意してください。

    • MAFで、Android 8.0を使用するデバイスへのMAFアプリケーションのデプロイメントがサポートされるようになりました。AndroidプラットフォームへのMAFアプリケーションのデプロイを参照してください。

    • MAFアプリケーションをビルドし、Androidプラットフォームにデプロイするには、Android APIレベル26をインストールする必要があります。Androidプラットフォーム用の開発ツールの設定の説明に従って、MAFプリファレンスで指定したAndroid SDKの場所にAndroid APIレベル26をインストールしたことを確認してください。この変更の結果、MAFアプリケーションで外部アプリケーションのfile:// URLを共有できなくなり、displayFileメソッドを使用してファイルの表示を可能にする方法で説明されているように、DeviceFeaturesデータ・コントロールのdisplayFileメソッドを使用して外部ビューアに表示するファイルのディレクトリ場所に制限が適用されるようになりました。

    • AndroidプラットフォームにデプロイするMAFアプリケーションのストレージ権限を制御する新しいコア・プラグインの記憶域アクセス(maf-cordova-plugin-storage-access)がMAFに含まれました。MAFでは、新しいアプリケーションおよびこのリリースに移行するアプリケーションでこのプラグインが有効になります。有効になっていると、ユーザーによってストレージ権限が付与されている場合は、AndroidデバイスにデプロイするMAFアプリケーションがローカル記憶域にアクセスできます。MAFアプリケーションでのプラグインの使用方法の概要を参照してください。

    • MAFでは、AndroidにデプロイするMAFアプリケーションでmultidexサポートがデフォルトで有効になりました。multidexサポートを無効にする場合は、AndroidプラットフォームへのMAFアプリケーションのデプロイの説明に従って、Androidデプロイメント・プロファイルを構成してください。

    • MAFのAndroidデプロイメント・プロファイルに、バックアップの許可チェックボックスが含まれました。これが選択されている場合(デフォルト値)、MAFアプリケーションがAndroidのバックアップおよびリストア・インフラストラクチャに関与できます。AndroidプラットフォームへのMAFアプリケーションのデプロイを参照してください。

  • MAFでは、MAFアプリケーションをユニバーサルWindowsプラットフォームにデプロイするために、標準のJDeveloperコンストラクトが使用されるようになりました。つまり、OJDeployを使用したコマンド行からのMAFアプリケーションのデプロイに説明されているように、アプリケーションをコマンド行からデプロイできます。アプリケーションのデプロイ時に指定できるログ・レベルの数も増加しました。使用するログ・レベル(「最小」、「最小」など)をWindowsデプロイメント・プロファイルに構成します。デプロイメント・プロファイルでの作業を参照してください。

  • このリリースでは、MAFが使用するCordovaエンジンのバージョン(Android: 6.2.3、iOS: 4.5.0、Windows: 5.0.0)が更新されています。MAFアプリケーションのCordovaプラグインの詳細は、「MAFアプリケーションでのプラグインの使用方法の概要」を参照してください。

  • MAFアプリケーションでは、以前はWebビュー・レイヤーで行われていたEL式の評価が、Java VMレイヤーで行われるようになりました。このリリースに移行したMAFアプリケーションでは、新しい動作(Java VMレイヤーでのEL式の評価)が使用されます。MAFアプリケーションにカスタム・コンポーネントが含まれている場合、MAFアプリケーションで使用されるカスタム・コンポーネントについて説明する/META-INF/amx-tag-libraries.xmlファイルの作成が必要になりました。カスタムUIコンポーネントの作成を参照してください。新しいMAFアプリケーションまたは移行済のMAFアプリケーションを構成して、Webビュー・レイヤーでEL式を評価できます。Java VMレイヤーでのEL式の評価を参照してください。

  • inputDateコンポーネントに、AndroidデバイスにデプロイされたMAFアプリケーションでのinputDateコンポーネントの動作を構成する新しい属性(legacyMode)が含まれています。trueに設定されているとき、上向きの入力矢印はinputDate値を減らし、下向きの矢印はinputDate値を増やします。legacyModeのデフォルト値は、falseです。入力日コンポーネントの使用方法を参照してください。

MAFリリース2.5.0に関するこのドキュメントにおけるその他の大きな変更

このドキュメントは、このリリース用に一部が更新されています。次の表に、追加または変更された項を示します。