Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド 12.2.1.4.0 E96103-03 |
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トピック
この章の内容は次のとおりです。
アクションにより、データと計算をインタラクティブにすることができます。
アクションによって次の機能が提供されます。
関連するコンテンツへの移動
外部システムでの操作、関数またはプロセスの起動
アクションは、分析、ダッシュボード・ページ、エージェント、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブおよびKPIに含めることができます。
アクションは、次のように実行されます。
次のものに埋め込まれているアクション・リンクをクリックしたエンド・ユーザーによって明示的に
分析の列見出し、列値、階層レベル値、特定のビュー(グラフなど)、表とピボット表内の合計と総計
ダッシュボード・ページ
エージェントによって配信されるコンテンツ
原因と結果マップ、カスタム・ビュー、戦略ツリー・ビュー、戦略マップ、KPIおよびKPIウォッチリストのスコアカード
KPI分析
エージェントの最終ステップとして自動的に
ホーム・ページまたはカタログ・ページから直接
たとえば、営業本部長が、特定のしきい値以下に売上が落ちた地域の営業部長に会いたいとします。営業本部長のダッシュボードにアクション・オブジェクトを埋め込み、営業部長がリンクをクリックするだけでミーティングをスケジュールできるようにします。あるいは、エージェントを使用して、売上しきい値を超えたら自動的にミーティングがスケジュールされるようすることもできます。
アクション・リンクとアクション・リンク・メニューにより、インタラクティブにデータを表示できます。
アクション・リンクは、分析、ダッシュボード・ページ、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブまたはKPIに埋め込まれたアクションへのリンクで、クリックすると、関連付けられているアクションが実行されます。
次の図に、アクション・リンクが列値に追加された分析を示します。マウス・ポインタを列値(この図のBluetoothアダプタの収益など)に合せると、列値がリンクとして表示されます。列リンクをクリックすると関連付けられているアクション・リンクが表示され、そのアクション・リンクをクリックすると関連付けられているアクションが実行されます。
分析、KPI、スコアカードの目標およびスコアカードのイニシアティブでは、複数のアクション・リンクはリストに表示されます。図は、アクション・リンク(マネージャへの電子メールの送信およびグラフ・ビューの表示)のリストが列値に追加されている分析を示しています。マウス・ポインタを列値(この図のBluetoothアダプタの収益など)に合せると、列値がリンクとして表示されます。列値のリンクをクリックすると、アクションのリストが表示されます。リスト内のアクションをクリックすると、関連付けられているアクションが実行されます。
ダッシュボード・ページで、アクション・リンクをスタンドアロン・リンクとして追加したり、複数のアクション・リンクをまとめてアクション・リンク・メニューにすることができます。アクション・リンク・メニューで、ユーザーは、データから得られたビジネスの見通しに基づいて、実行するアクションをアクション・リンクのリストから選択できます。
また、条件を使用し、データに応じて各アクション・リンクを表示することもできます。この強力な機能によって、表示されているデータに応じて適切な次のステップをユーザーに示す、状況依存メニューを設定できます。「アクションの条件による有効化について」を参照してください。
ExcelやPDFなどのエクスポートされたフォーマットにはアクション・リンクは含まれません。
分析に追加したアクション・リンクは、次のビューに表示されます。
ファンネル・グラフ
ゲージ
グラフ
ヒート・マトリックス
マップ・ビュー
パフォーマンス・タイル
ピボット表
表
トレリス
ツリーマップ
「ダッシュボードでの表示用のビューの追加」を参照してください。
スコアカードの目標およびスコアカードのイニシアティブに追加したアクション・リンクは、次のスコアカード・ビューに表示されます。
原因と結果マップ
カスタム・ビュー
戦略ツリー
戦略マップ
KPIウォッチリスト
KPIに追加したアクション・リンクは、KPI分析に表示されます。
使用可能なアクションのタイプは、関連するコンテンツへの移動と、外部システムでの操作、関数またはプロセスの起動の2つのグループに分類されます。
権限によって、作成できるアクションのタイプが制御されます。移動タイプのアクションのみを作成できる場合も、起動タイプのアクションのみを作成できる場合も、移動と起動の両方のタイプのアクションを作成できる場合もあります。あるいは、アクションの実行のみが可能な場合もあります(アクションがカタログ内、またはダッシュボードや分析などの共有オブジェクト内に共有オブジェクトとして存在する場合)。「アクションを作成できるユーザー」を参照してください。
また、アクションを追加できる場所は、タイプによって異なります。「アクションを追加できる場所」を参照してください。
Oracle BI EEオブジェクトをOracle ADFアプリケーションに追加する際に開発者が使用できるコンテキスト・イベント・アクション・タイプの詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド』のOracle BI EEコンテキスト・イベント・アクションでのビジネス・インテリジェンス・コンテンツの引渡しに関する項を参照してください。
役立つコンテンツへのナビゲーションを用意できます。
次のリストに、関連するコンテンツに移動するタイプのアクションを示し、説明します。
BIコンテンツにナビゲート - 分析、特定のダッシュボード・ページまたはダッシュボードに移動します。
Webページにナビゲート - 指定されたURLに移動します。
EPMコンテンツにナビゲート - Financial Reportingのコンテンツに移動します。
このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のEPMコンテンツへのナビゲートに関する項を参照してください。
E-Business Suiteにナビゲート - Oracle E-Business Suiteのページまたはフォームに移動します。このアクション・タイプによって、ユーザーは、まずOracle E-Business Suiteにログインして、Oracle BI EEにアクセスした後で、Oracle E-Business Suiteのページまたはフォームに戻ることができます。
このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のE-Business Suiteへのナビゲートに関する項を参照してください。
Navigate to Siebel CRM - Siebel CRMアプリケーションで(商談などの)ビューに移動します。このアクション・タイプによって、ユーザーはSiebel CRMアプリケーションに埋め込まれたダッシュボードから、CRMアプリケーション内のビューのレコードに移動することができます。
このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のSiebel CRMへのナビゲートに関する項を参照してください。
外部システムに接続されるアクションを設定できます。
次のリストに、外部システムで操作、関数またはプロセスを起動するタイプのアクションを示し、説明します。
Webサービスの起動 - Webサービス操作またはWebサービスとして公開されているSOAサービス(Webサービスとして構成されているOracle SOA SuiteのBusiness Process Execution Language(BPEL)プロセスなど)を起動します。
このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のWebサービスの起動に関する項を参照してください。
Javaメソッドの起動 - Enterprise Java Bean(EJB)のJavaメソッドを起動します。
このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のJavaメソッド(EJB)の起動に関する項を参照してください。
ブラウザ・スクリプトの起動: クライアントWebブラウザからJavaScript関数を起動します。
このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、I『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のブラウザ・スクリプトの起動に関する項を参照してください。
サーバー・スクリプトの起動 - 現在のエージェントの完了時、カスタム・スクリプトを実行します。カスタム・スクリプトのタイプは、JavascriptまたはVBScriptのいずれかです。
このアクションでは、サーバーがMicrosoft Windowsで稼働している場合、カスタム・スクリプト・アクションがサポートされます。他のプラットフォーム(Windowsを含む)の場合、Javaメソッド(EJB)の起動アクションまたはWebサービスの起動アクションを使用することを検討してください。
HTTPリクエストの起動 - サーバーを介してターゲットURLにHTTPリクエストが送信されます。このアクション・タイプは、URL APIによって公開されている外部システムの起動に使用されます。
エージェントの起動 - 別のエージェントを起動します。このアクション・タイプでは、エージェントを連鎖させることができます。たとえば、エージェントAにエージェントBを起動させ、エージェントBにエージェントCを起動させることができます。
デフォルトでは、これらのアクション権限は管理者に付与されています。
アクションを作成できるかどうかは、次のアクション権限で制御されます。この権限は、管理者によって管理されます。
ナビゲート・アクションの作成 - 関連するコンテンツに移動するアクションを作成する権限を付与します。
起動アクションの作成 - 外部システムで操作、関数またはプロセスを起動するアクションを作成する権限を付与します。
埋込みHTMLが含まれるアクションの保存 - 起動アクションの作成権限と組み合せて使用し、Webサービスの起動アクションの結果のカスタマイズにHTMLコードを埋め込む権限を付与します。
『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド』のプレゼンテーション・サービスの権限の管理に関する項および「Oracle BIプレゼンテーション・カタログ内のオブジェクトの管理」を参照してください。
アクションを追加できる場所は、アクションのタイプによって異なります。
分析、ダッシュボード・ページ、エージェント、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブおよびKPIに追加できるタイプもあれば、エージェントのみ、あるいは分析、ダッシュボード・ページ、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブおよびKPIのみに追加できるタイプもあります。次の表では、アクションのタイプ、および各タイプを追加できる場所を示します。
アクション・タイプ | 分析、ダッシュボード・ページ、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブおよびKPI | エージェントへの追加 |
---|---|---|
EPMコンテンツにナビゲート |
はい |
いいえ |
BIコンテンツにナビゲート |
はい |
いいえ |
Webページにナビゲート |
はい |
いいえ |
E-Business Suiteにナビゲート |
はい |
いいえ |
Siebel CRMにナビゲート |
はい |
いいえ |
Webサービスの起動 |
はい |
はい |
Javaメソッドの起動 |
はい |
はい |
ブラウザ・スクリプトの起動 |
はい |
いいえ |
HTTPリクエストの起動 |
はい |
はい |
エージェントの起動 |
いいえ |
はい |
サーバー・スクリプトの起動 |
いいえ |
はい ノート: このアクション・タイプでは、サーバーはMicrosoft Windowsで稼働している必要があります。 |
Javaジョブの起動 |
いいえ |
はい |
オブジェクトへのアクションの追加の詳細は、次を参照してください:
名前付きアクションは、定義し、再利用できるように名前を付けてOracle BIプレゼンテーション・カタログに保存するアクションです。名前付きアクションをテンプレートとして再利用し、別の名前付きアクションを作成することもできます。
カタログには、次のタイプを除くすべてのアクション・タイプを保存できます。
エージェントの起動
サーバー・スクリプトの起動
Javaジョブの起動
たとえば、設計中の分析やダッシュボード・ページに、組織のWebサイトへのナビゲーションを含めることが頻繁にあるとします。そのURLに移動するアクションを作成し、カタログに保存できます。そうすると、分析やダッシュボード・ページを作成する際、この名前付きアクションを追加できます。
次からアクションを作成して、名前付きアクションを作成します:
グローバル・ヘッダーの「新規」メニュー。「アクション」をクリックし、いずれかのアクション・タイプ(「Webページにナビゲート」など)を選択します。
ホーム・ページ。「作成」領域で「アクション」をクリックし、いずれかのアクション・タイプ(「BIコンテンツにナビゲート」など)を選択します。
ダッシュボード、分析またはKPIからも名前付きアクションを作成できます。これは、インライン・アクションを作成し、カタログに保存して保持することで可能です。「インライン・アクションとは」を参照してください。
インライン・アクションは、使用時に定義し、名前を付けてカタログに保存しないアクションです。かわりに、分析、ダッシュボード・ページ、エージェント、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブまたはKPIの一部として保存されます。
インライン・アクションは、それを含む分析、ダッシュボード・ページ、エージェント、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブまたはKPIが削除されると、自動的に削除されます。これによって、特定のBIコンテンツ内でのみ意味をなすアクションのカタログ管理が簡単になります。
たとえば、ダッシュボード・ページを設計し、一度のみ使用する予定のEJBを起動するとします。その時点でEJBを起動するアクションを作成し、ページに追加します。ダッシュボードを保存すると、ダッシュボードとともにアクションが保存されます。
インライン・アクションは、次の場合に作成します。
エージェントを作成または編集し、エージェントの終了時に実行する新規アクションを追加します。「エージェントへのアクションの追加」を参照してください。
ダッシュボード・ページを編集し、アクション・リンクまたはアクション・リンク・メニューを使用して、新規アクションをページに追加します。「ダッシュボード・ページへのアクションの追加について」を参照してください。
分析を作成または編集し、アクション・リンクを使用して、新規アクションを列見出し、列値または階層レベル値に追加します。分析へのアクションの追加を参照してください。
KPIを作成または編集し、アクション・リンクを使用して、新規アクションをKPIに追加します。「KPIへのアクションの追加」を参照してください。
スコアカードでイニシアティブまたは目標を作成または編集し、アクション・リンクを使用して、新規アクションをイニシアティブまたは目標に追加します。「スコアカードのイニシアティブおよび目標へのアクションの追加」を参照してください。
アクション・パラメータにより、アクションからのデータを操作またはプロセスにおいて示すことができます。
アクション・パラメータは、アクションによって表される操作またはプロセスにOracle BI EEからデータを渡すのに使用されます。
Webサービス操作を起動するアクションの場合、パラメータは、属性として定義される単純なタイプおよびWebサービス操作の入力メッセージ内の単純な要素(または単純なタイプのコンポーネントに分解される複雑な要素)に相当し、操作と、操作のパラメータを定義するWeb Service Definition Language (WSDL)から読み取られます。
Javaメソッド、ブラウザ・スクリプトまたはサーバー・スクリプトを起動するアクションの場合、パラメータは、メソッドの引数に相当します。
Webページに移動するアクションまたはHTTPリクエストを起動するアクションの場合、パラメータは、URLを介して渡されるパラメータに相当します。
BIコンテンツにナビゲートするアクションの場合、パラメータは自動的にソースからターゲットに渡されます。ある分析から別の分析にナビゲートする際、ターゲット分析のフィルタで使用されるフィールドと同じ論理名のフィールドがデータのソース行に含まれている場合は、このフィールドの値がパラメータとして渡されます。フィルタの演算子を「プロンプトで使用」または「次と等しい/次に存在する」に設定する必要があります。
名前付きアクションを作成する際、またはアクションをオブジェクト(分析の列など)に関連付ける際、パラメータが次のいずれであるかを指定できます。
固定 - 固定パラメータは表示できますが、ユーザーは値を設定できません。
非表示 - 非表示パラメータは表示できません。ユーザーは値を設定できません。非表示であることは、パラメータがセキュアであることではありません。
オプション - オプション・パラメータは、アクションの実行に値を必要としません。
表示された合計または総計上のアクション・リンクまたは条件付きアクション・リンクの場合、パラメータの届く範囲は関連するBIコンテンツ内に限られます。
条件により有効化されるアクションを特定の要素に追加できます。
次のものに追加されているアクションは、条件によって有効にすることができます。
分析。「分析に追加されたアクションの条件による有効化について」を参照してください。
ダッシュボード・ページ。 「ダッシュボード・ページに追加されたアクションの条件による有効化について」を参照してください。
エージェント。「エージェントに追加されたアクションの条件による有効化について」を参照してください。
KPIに追加されているアクションはKPIの範囲に関連付けられているため、定義に基づいた条件によって有効になります。同様に、スコアカードに追加されているアクションはイニシアティブと目標の状況に関連付けられているため、条件によって有効になります。
分析に追加されたアクション・リンクは、指定条件下でのみ表示されます。
アクションを分析に追加する際、1つ以上の条件を満たす場合にのみ、関連付けられているアクション・リンクが表示されるよう指定できます。これは、使用する分析の列を1つ以上選択し、満たすべき条件を指定して行います。(条件を指定するステップは、条件付き書式設定に使用されるステップと非常によく似ています。)
たとえば、地域ごとの売上を示す分析で、売上が特定の金額以下になった場合にのみ、地域担当マネージャに電子メールを送信するアクション・リンクが表示されるよう指定できます。
ダッシュボード・ページに追加されたアクションを、指定された条件下においてのみ表示されるようにできます。
アクションをダッシュボード・ページに追加する際、特定の条件を満たす場合にのみ、関連付けられているアクション・リンクが表示されるよう指定できます。これは、満たすべき条件(名前付きまたはインライン)を指定して行います。
たとえば、製品の在庫レベルを示すダッシュボード・ページで、特定の製品の在庫レベルが低い場合にのみ、在庫を注文するアクション・リンクが表示されるよう指定できます。
アクション・リンク・メニューで条件付きアクション・リンクを使用すると、ダッシュボード・ページのデータに応じて異なるアクションのセットを表示できます。たとえば、製品の在庫レベルを示すダッシュボード・ページに、次のアクション・リンクを含むアクション・リンク・メニューを追加できます。
特定の製品の在庫がゼロの場合、在庫の注文と宣伝の中止
特定の製品の在庫レベルが低い場合、在庫の注文
特定の製品の在庫レベルが十分な場合、アクションなし
「アクション・リンクとアクション・リンク・メニューとは」と「条件の使用」を参照してください。
エージェント・アクションを実行するための条件を使用できます。
エージェントの条件は、主に、エージェントがコンテンツを配信するかどうかの決定に使用しますが、エージェントがアクションを実行するかどうかの決定にも使用できます。
アクションをエージェントに追加する際、特定の条件を満たす場合にのみ、アクションが実行されるよう指定できます。これは、条件(インラインまたは名前付き)をエージェントに追加し、次の場合にアクションを実行するかどうかを指定して行います。
エージェントの条件が真と評価される場合のみ
エージェント条件がfalseと判断された場合
一部のアクションでは、条件によって返される行ごとにアクションを実行するかどうかも指定できます。サーバー・スクリプトの起動アクションとエージェントの起動アクションは、結果セットの行ごとには実行できません。また、アクション・パラメータの1つが結果セット・マッピングの場合も、行ごとに実行できません。
たとえば、新規マーケティング・キャンペーンを自動的に開始するアクションをエージェントに追加し、地域の売上が$2,000,000以下かどうかを評価する条件が真の場合にのみ実行されるよう指定できます。
「条件の使用」を参照してください。
アクションの実行時にユーザーに表示される情報をカスタマイズできます。
具体的には、次の操作を実行できます。
アクションの実行時にユーザーに対して確認プロンプトを表示するかどうかを指定します。
アクションを実行する前にユーザーがアクション・パラメータを指定する必要がある場合に、ユーザーに表示されるダイアログをカスタマイズします。
ユーザーに表示される正常起動メッセージをカスタマイズします。Webサービスの起動アクションの場合、アクションの結果に関する情報を表示するダイアログをカスタマイズできます。
ユーザーに表示される起動失敗メッセージをカスタマイズします。
アクションの作成または編集時に「アクションのオプション」ダイアログを使用して、この情報をカスタマイズします。「新規アクションの設定の指定」を参照してください。
コンテンツ・デザイナが分析、ダッシュボード・ページ、エージェント、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブおよびKPIに追加できる名前付きアクションを作成できます(適切な権限がある場合)。
「名前付きアクションとは」を参照してください。
作成するアクションごとに設定を指定する必要があります。
次のいずれかのタスクを行う場合、「新規アクションの作成」ダイアログ(エージェントとダッシュボードの場合は「新規アクション」ダイアログ、スコアカードの場合は「新規アクションの追加」ダイアログ)で新規アクションの設定を指定します。
1つ以上のアクションを分析の列見出し、列値または階層レベル値に追加できます。
アクションを列見出し、列値または階層レベル値に追加する場合、アクション・リンクを使用してアクションを追加します。
1つ以上のアクション・リンクを含む分析が、ピボット表、表、マップ、グラフ、トレリスまたはゲージでユーザーに表示される場合、ユーザーはリンクをクリックして関連付けられているアクションを実行できます。「アクション・リンクとアクション・リンク・メニューとは」を参照してください。
ダッシュボード・ページを強化するには、アクションを追加します。
次の2つの方法のいずれかで、アクションをダッシュボード・ページに追加できます。
ダッシュボード・ページのセクションに、アクションの追加先のアクション・リンク・オブジェクトを追加することによって。
1つ以上のアクション・リンクが含まれるダッシュボード・ページがユーザーに表示される場合、ユーザーはリンクをクリックして、関連付けられているアクションを実行できます。
ダッシュボード・ページのセクションに、アクション・リンクの追加先のアクション・リンク・メニュー・オブジェクトを追加することによって。
アクション・リンク・メニューが含まれるダッシュボード・ページがユーザーに表示される場合、ユーザーはアクション・リンク・メニューからリンクを選択して、関連付けられているアクションを実行できます。
「アクション・リンクとアクション・リンク・メニューとは」を参照してください。
アクション・リンクを使用してアクションをダッシュボード・ページに追加し、ダッシュボード・ページを対話型にすることができます。
アクションを追加してダッシュボード・ページをインタラクティブにできます。
アクション・リンク・メニューを使用して、1つ以上のアクションをダッシュボード・ページに追加できます。
1つ以上のアクションをエージェントに追加できます。
1つ以上のアクションをKPIに追加できます。アクションをKPIに追加する場合、アクション・リンクを使用してアクションを追加します。
1つ以上のアクション・リンクを含むKPIが、エンド・ユーザーに表示される(通常、スコアカードまたはKPI監視リスト)場合、ユーザーはリンクをクリックして関連付けられているアクションを実行できます。
1つ以上のアクションをスコアカードのイニシアティブまたは目標に追加できます。
アクションをイニシアチブまたは目標に追加する場合、アクション・リンクを使用します。
既存の名前付きアクションに基づいてアクションを作成できます。
たとえば、組織に、「メッセージの送信」という電子メール・メッセージを送信する既存の名前付きアクションがあるとします。パラメータは、受信者、件名、メッセージおよび優先度です。この「メッセージの送信」アクションに基づいて、優先度の高いメッセージを送信するアクションを作成できます。これを行うには、優先度パラメータに大きい値を指定し、「高優先度メッセージの送信」などの新しい名前で新規アクションを保存します。
名前付きアクションは編集できます。
名前付きアクションを編集すると、名前付きアクションを最新状態に保つことができます。
分析の列見出し、列値または階層レベル値の1つ以上のアクションまたはアクション・リンクを編集できます。
分析のアクションまたはアクション・リンクを変更すると、アクションまたはアクション・リンクが使用されているすべての場所に変更が表示されます。
ダッシュボード・ページのアクション、アクション・リンクまたはアクション・リンク・メニューについて、エラーを訂正したり更新を加えることができます。
アクション、アクション・リンクまたはアクション・リンク・メニューを編集して、ダッシュボード・ページを最新状態に保ちます。
エージェントに追加されているアクションを編集できます。
アクションがインライン・アクションの場合、アクション全体を編集できます。アクションが名前付きアクションの場合、パラメータ値のみを編集できます。
KPIに追加されているアクションまたはアクション・リンクを変更できます。
アクションおよびアクション・リンクを編集すると、情報を最新に保てます。
イニシアチブおよび目標のアクションおよびアクション・リンクを編集することにより、それを常に最新および関連のあるものに保つことができます。
アクションおよびアクション・リンクの編集は簡単なプロセスです。
複数の分析で使用できるよう、カタログにインライン・アクションを保存できます。
カタログに保存する分析内のインライン・アクションを選択できます。たとえば、ブランド売上分析で、インライン・アクションをカタログに保存できます。アクションをカタログに保存するとき、販売業績ダッシュボードの他の分析やダッシュボード・ページにそのアクションを含めることができます。
分析内のインライン・アクションを保存するには:
ダッシュボード内のインライン・アクションをカタログに保存するように選択できます。
たとえば、販売業績ダッシュボードで、インライン・アクションをカタログに保存できます。アクションをカタログに保存するとき、ダッシュボードに含まれていないブランド売上分析にそのアクションを含めることができます。