Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.4.0) E96101-02 |
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このトピックでは、フォルダ内のピクセル対応のレポート・コンポーネントを管理する方法について説明します。権限の設定、レポートとフォルダのダウンロードやアップロード、およびカタログにおけるレポート・コンポーネントの移動も含まれます。
BI Publisherのフォルダには、作成するレポート、データ・モデルおよびスタイル・テンプレートが格納されます。
本人およびその他すべてのユーザーには、それぞれの個人フォルダ(「マイ・フォルダ」)があります。個人フォルダ内のレポートには、コンテンツを作成してそのフォルダに保存したユーザーのみがアクセスできます。ユーザーは、「マイ・フォルダ」にサブフォルダを追加し、自分にとって最も理にかなった方法でコンテンツを編成できます。
ノート:
この章の説明は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionと統合されていないBI Publisherのインストールに適用されます。
他のユーザーやグループがレポートにアクセスできる共有フォルダに、レポートを保存することもできます。各ユーザーが使用できるフォルダは、ユーザーの権限によって決定されます。権限はオブジェクトレベルで割り当てられ、そのフォルダ内のレポートを表示、編集およびスケジュールできるユーザーを決定します。管理者は、共有フォルダ構造の作成および保守を行います。
各レポート・コンポーネントには、それが何かを示すアイコンが付けられ、作成時と変更時の情報が表示されています。各アイテムの隣は、実行可能なアクションのリストです。
次のレポート・コンポーネントがカタログ内に表示されます。
フォルダ
レポート
データ・モデル
スタイル・テンプレート
サブ・テンプレート
「マイ・フォルダ」内にサブフォルダを作成したり、必要な権限がある場合は共有システム・フォルダを作成できます。
カタログ・オブジェクトに対して編集、コピー、貼付け、名前変更、ダウンロードおよび権限設定などのタスクを実行できます。
次のような複数の方法でオブジェクトに対するタスクを実行できます。
オブジェクトの横にあるリンクを使用。
カタログ・ツールバーを使用。
オブジェクトを選択して、「タスク」リージョンからタスクを選択。
このイメージは、「カタログ」ページを示しています。
これらのアクションを実行できるかどうかは、管理者によって付与される権限によって異なります。
BI Publisherカタログのダウンロード機能を使用すると、アーカイブ・ファイルにマルチコンポーネント・オブジェクト(レポートなど)をバンドルしてダウンロードできます。その後、アップロード機能を使用して、カタログ内の別の場所へデータをアンアーカイブします。
カタログのオブジェクトのダウンロードおよびアップロード機能を使用して、ある環境から別の環境へオブジェクトを転送できます。たとえば、この機能を使用して、BI Publisherのオブジェクトを開発環境から本番環境に転送することができます。
アーカイブされたオブジェクトの拡張子の表は、BI Publisherがアーカイブされたオブジェクトのダウンロード時に各タイプに割り当てるファイル拡張子を示します。
カタログのオブジェクト | ダウンロード・ファイルに割り当てられる拡張子 |
---|---|
データ・モデル |
.xdmz |
フォルダ |
.xdrz |
レポート |
.xdoz |
スタイル・テンプレート |
.xssz |
サブ・テンプレート |
.xsbz |
BI PublisherがOracle Business Intelligence Enterprise Editionと統合されている場合は、Oracle BIプレゼンテーション・カタログのアーカイブおよびアーカイブ解除機能を使用してこの操作を実行してください。
レポートのリソースとして使用されるデータ・モデル、サブ・テンプレートまたはスタイル・テンプレートを移動、切取り、名前変更または削除すると、そのリソースへの参照が壊れ、レポートは想定どおりに実行できなくなります。
たとえば、My Data Modelsという名前のフォルダにあるデータ・モデルを使用して作成されたレポートがある場合、このデータ・モデルを別のフォルダに移動すると、レポートは実行できなくなります。これは、レポート定義ではデータ・モデルがMy Data Modelsフォルダにあると想定されているためです。
リソース・オブジェクトの移動がどうしても必要な場合は、そのオブジェクトを参照する各レポートを編集して、新しい場所のオブジェクトを参照するようにする必要があります。
カタログ翻訳ファイルのエクスポートおよびインポート機能を使用すると、管理者は翻訳文字列を含むXLIFFファイルをエクスポートできます。
管理者権限を持つユーザーの場合は、カタログ・ツールバーに「XLIFFのエクスポート」および「XLIFFのインポート」の各機能が表示されます。
この機能を使用すると、管理者は、カタログの選択したオブジェクトまたはオブジェクトのグループの翻訳文字列を含むXLIFFファイルをエクスポートできます。その後、XLIFFの文字列を、目的のターゲット言語に翻訳できます。XLIFFファイルの翻訳後に、管理者は、そのXLIFFファイルを再びカタログにインポートし、適切なロケールを割り当てることができます。