Oracle Big Data Appliance 4.10には、次のソフトウェア更新と機能の変更点が含まれます。
ソフトウェア更新
CM (Cloudera Manager) 5.12.1
CDH (Cloudera's Distribution including Apache Hadoop) 5.12.1
Cloudera Key Trustee 5.12.1
Oracle Big Data Connectors 4.10
Big Data SQL 3.2
Oracle Big Data Spatial & Graph 2.4
MySQL Enterprise Edition 5.7.19
Perfect Balance 2.10.0
Java JDK 8u141
Oracle Linux 6.9 UEK 4 (Oracle Linux Unbreakable Kernel、リリース4)
Oracle Linux 5用のMammoth v4.10が使用可能です(Oracle Linux 5に基づくクラスタのアップグレード専用)。
Oracle Data Integrator Agent 12.2.1.6 (Oracle Big Data Connectors用)
Oracle R Advanced Analytics for Hadoop (ORAAH) 2.7.0
OracleのR Distribution (ORD) 3.2.0
Oracle NoSQL Community Edition 4.4.6またはOracle NoSQL Database Enterprise Edition 4.5.12。両方オプションです。
Oracle NoSQL Database Community Editionのサポートは利用できなくなりました。
Spark 1.6およびSpark 2
CDHおよびCloudera Manager 5.12.1に関する詳細は、Clouderaのドキュメントを参照してください。
Oracle Big Data Applianceリリース4.10には、Mammothのインストール時のオプションとして、Oracle Big Data SQL 3.2が含まれています。Oracle Software Delivery Cloud からこのパッケージをダウンロードする必要はありません。
利便性のためにKudu 1.4.0、Kafka 2.2.0およびKey Trustee Server 5.12.1用のClouderaパーセルが含まれていますが、デフォルトではデプロイおよび構成は行われていません。
ハードウェア更新
Oracle Big Data Appliance X-7システムのサポート
CPUの更新: 2つの24コアIntel Xeonプロセッサ
ドライブの拡大: 12個の10TB 7,200 RPM SASドライブ
データ・ドライブ・システム・パーティションおよびリカバリ用のUSBフラッシュ・ドライブのかわりに、ミラー化M.2 150GB SATA SSDドライブを使用する改良されたブート・ドライブ設定。
X-7ラックは(Catalyst 4948Eのかわりに) Cisco 93108TC-EX–1Gイーサネット・スイッチを備えています。
X-7システムのラック内ケーブル配線の変更はありません。
X7-2Lサーバーは、X6-2Lおよびそれより前のサポートされるサーバー・モデルと同じクラスタでノードとして共存できます。X7-2Lは、Oracle Big Data Appliance 4.10 (以降)でサポートされます。X7–2Lノードをインストールした場合は、クラスタ・ソフトウェアもアップグレードして、すべてのノードでOracle Big Data Applianceの同じリリースが実行されるようにする必要があります。
関連項目:
Oracle Technology NetworkのOracle Big Data X-7 Applianceデータ・シート。
http://docs.oracle.com/cd/E72463_01/html/E72474/index.htmlにあるOracle Server X7-2Lサービス・マニュアル
デフォルトでデプロイされるSpark 2
Spark 2が、新しいクラスタにデフォルトでデプロイされるようになり、まだインストールされていないクラスタのアップグレード中にもデプロイされるようになりました。
UEK 4のOracle Linux 7をエッジ・ノードにインストール可能
Oracle Linux 7を、X7–2L、X6–2LまたはX5–2Lサーバーで実行されているOracle Big Data Applianceのエッジ・ノードにインストールできるようになりました。このリリースでのOracle Linux 7のサポートは、エッジ・ノードに制限されています。
Cloudera Data Science Workbenchのサポート
エッジ・ノードでのOracle Linux 7のサポートにより、ユーザーがOracle Big Data ApplianceでCloudera Data Science Workbench (CDSW)をホストする方法が提供されます。
CDSWは、保護されたクラスタ上のR、PythonおよびScalaにブラウザからアクセスできるようにするWebアプリケーションです。詳細は、ClouderaのWebサイトを参照してください。
Oracle Big Data ApplianceにはCDSWのライセンスまたは正式なサポートは含まれていません。ライセンス要件についてはClouderaに連絡してください。
Oracle Big Data SQL 3.2の新機能
拡張されたCLOB処理 – 一部のCLOBのワークロードは、HadoopのOracle Big Data SQL処理セルにオフロードできます。
Kafkaトピックに対する問合せのサポート。
カスタマParquetリーダーおよびParquetファイルの処理の改良。
マルチユーザー認可 – oracle
ユーザー以外のユーザーが問合せを送信できます。
新しい"データベース認証"セキュリティ・オプション – Oracle DatabaseとHadooopのOracle Big Data SQLセルの間の通信用。
既存のOracle Big Data SQLインストールの自動アップグレード。(3.2をインストールする前の古いインストールを削除する必要はありません。)
Oracel Big Data SQLは、Oracle Big Data ApplianceとExadata Database Machineおよび他のいくつかのOracle Databaseプラットフォームの間の接続をサポートします。詳細は、Oracle Big Data SQL Master Compatibility Matrix (My Oracle SupportのDoc ID 2119369.1)を参照してください。
Apache Zeppelin、Jupyter NotebookおよびRStudioのダウンロードおよび構成のスクリプト
このリリースには、これらの一般的に使用されるツールのダウンロードおよび構成に役立つスクリプトが含まれています。
手順については、/opt/oracle/bda/thirdparty/README.txt
を参照してください。
スクリプトはユーザーの利便性のために提供されています。Oracle Big Data Applianceに、Apache Zeppelin、Jupyter NotebookまたはRStudioのインストールおよび使用の正式なサポートは含まれていません。
Oracle Big Data Discovery 1.5および1.4 (1.4.0.37.1388以上)がサポートされる
Oracle Big Data Discovery 1.5および1.4.0.37.1388は、Oracle Big Data Appliance 4.10と互換性があります。どちらのリリースも、Oracle Software Delivery Cloud (https://edelivery.oracle.com)からダウンロードできます。このサイトに、Oracle Big Data Discovery 1.4.0.0.0がダウンロード可能と表示される場合があります。これは実際にはバージョン1.4.0.37.1388以上です。
注意:
現在のOracle Big Data Applianceリリースにアップグレードする前にOracle Big Data Discovery 1.4.0.37.1388以上がすでに有効になっていた場合は、アップグレード後にOracle Big Data Discoveryに必要ないくつかのクライアント・ライブラリを更新する必要があります。手順の詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)のドキュメント2215083.1を参照してください。この手動更新は、現在のOracle Big Data Applianceリリースをインストールした後にOracle Big Data Discoveryをインストールした場合は必要ありません。
以前のリリースのOracle Big Data Discoveryは、このリリースのOracle Big Data Applianceではサポートされません。
OracleのR DistributionおよびORAAHの改良された構成
これらのツールについて、以前はユーザーによって行われていた環境構成の多くが自動化されました。
ノード移行の最適化
いくつかの手順をなくして、ノード移行時間が改善されました。
Oracle Big Data SQLおよびノード移行とノード再プロビジョニングのプロセス
前のリリースのOracle Big Data Applianceでは、Oracle Big Data SQLが有効になっている場合、ノード移行またはmammoth -e
(ノード拡張)の前にOracle Big Data SQLを無効にする必要がありました。これらの操作に対してOracle Big Data SQLを無効にする必要がなくなりました。
ただし、ノードの再プロビジョニング(# bdacli admin-cluster reprovision <node name>
)に対してはこの要件が引き続き有効です。Oracle Big Data SQLが有効になっている場合、このコマンドは、再プロビジョニングを進めるにはOracle Big Data SQLを無効にする必要があるというメッセージを返します。
重要: Oracle Big Data Appliance 4.10は、Oracle Linux 5クラスタのアップグレードをサポートする最後のリリースです
Oracle Big Data Appliance 4.10は、Oracle Linux 5インストール・バンドルを提供しOracle Linux 5をサポートする最後のリリースです。Oracle Linux 5からOracle Linux 6への移行は、将来のOracle Big Data Applianceリリースの前提条件になります。
Oracle Big Data Appliance 4.10には(リリース4.9のように)、ファイルおよび構成のバックアップとリストアを含む、Oracle Linux 6へのアップグレードをサポートするスクリプトが含まれます。このリリースでは、HDFS透過的暗号化を使用するノードを移行できるため、このプロセスは完全にサポートされるようになりました。
次のOracle Big Data Applianceリリースより前に、クラスタをOracle Linux 6にアップグレードすることをお薦めします。利点は次のとおりです。
Oracle Linux 6では、安定性とパフォーマンスが高くなり、使用可能なアプリケーションの規模と数を拡大した最新のエコシステムにアクセスできます。
次のOracle Big Data Applianceリリースより前に移行を実行すると、後でアップグレードを完了するために必要な時間と労力が削減されます。
詳細は、『Oracle Big Data Applianceオーナーズ・ガイド』のOracle Linux 5からOracle Linux 6への移行に関する項を参照してください。
以前のインポートに関する注意事項
次の注意事項はOracle Big Data Appliance 4.9および4.8に関して公開されたものです。これらのリリースをインストールしなかった場合、Oracle Big Data Appliance 4.10によって継承された変更に気付かない可能性があります。
network.jsonファイルは、ラックおよびクラスタ構成用の別々のファイル(rack-network.jsonおよびcluster-network.json)で置換
以前network.json
を使用したすべてのケースで、かわりにrack-network.json
およびcluster-network.json
を使用する必要があります。これらの2つのファイルを合せると、network.json
と機能的に同等です。現在のリリースでは、network.json
は引き続きサポートされています。将来のリリースでは、network.json
のサポートは除外されます。
ユーティリティで新しい構成を生成するとき、以前であればnetwork.json
をコピーしたサーバーにrack-network.json
およびcluster-network.json
をコピーします。パラメータとして以前はnetwork.json
を必要としたすべての構成コマンドに対して、かわりにrack-network.json
およびcluster-network.json
を一緒に指定する必要があります。たとえば、クラスタのノード4のイメージを変更するには、makebdaimage
コマンドへのパラメータとして両方のファイルを(カンマで区切って)送信します。
# ./makebdaimage -usbint BDABaseImage-<version>_RELEASE.iso /opt/oracle/bda/rack-network.json,/opt/oracle/bda/cluster-network.json 4
以前は、構成ファイル・パラメータとしてこのコマンドにnetwork.json
が必要でした。
# ./makebdaimage -usbint BDABaseImage-<version>_RELEASE.iso /opt/oracle/bda/network.json 4
この拡張により、同じラックの他のサーバーに影響を及ぼすことなく、サーバーのクラスタのネットワークを簡単に変更できるようになり、クライアントまたはプライベート・ネットワークに影響を及ぼすことなく、ラックの管理ネットワークを簡単に変更できるようになりました。
Perfect Balance Auto-Invocationの廃止
Perfect Balance 2.10では、Perfect Balance Automatic Invocation機能はサポートされなくなりました。Automatic Invocationを使用している場合は、Perfect Balance APIに切り替えてください。
Oracle NoSQL Database CEサポートを使用できない
Oracle NoSQL Database Community Editionのサポート購入のオプションはなくなりました。
Cloudera Configuration ManagerおよびHueで無効化されているTLS 1.0 (TLSv1)により、一部のブラウザとオペレーティング・システムに影響が発生する場合がある
セキュリティを向上するために、Oracle Big Data ApplianceではCloudera ManagerおよびHueのTLS 1.0が無効になっており、システム全体のJava構成でも無効になっています。これにより、古いブラウザまたはオペレーティング・システムに影響する場合があります。
TLS 1.0を使用してクライアントを再構成またはアップグレードし、新しい暗号化を使用することをお薦めしますが、必要に応じて、Cloudera ManagerおよびHueにTLS 1.0を再度有効にすることもできます。
詳細は、My Oracle Supportにログインして、『BDA 4.8では、システム全体のJava構成のCloudera Manager/Hue/アドインでTLSv1がデフォルトで無効になっている』(Doc ID 2250841.1)を検索してください。
Oracle Big Data Appliance 4.5.0より前のベース・イメージをインストールした新しいラックでネットワークを構成するには、特別な構成手順が必要
My Oracle Supportにログインし、『V4.5.0より前のBDAベース・イメージを使用した付属のBDAラックのネットワーク構成手順』(Doc ID 2135358.1)のドキュメントを検索します。
Direct-Active-DirectoryにはMicrosoft Active Directoryへの領域間の信頼を推奨
Oracle Big Data ApplianceクラスタとMicrosoft Active Directoryを使用している場合は、Microsoft Active Directoryへの領域間の信頼を使用するようにクラスタを構成し、Direct-Active-Directory構成をHadoopクラスタに使用しないように構成することを強くお薦めします。
非推奨となったか廃止された機能
Oracle Audit Vault and Database Firewallはインストールもサポートもされない
Oracle Audit Vault and Database Fireware (AVDF)は、Mammothインストールから除外され、Oracle Big Data Appliance 4.9での監視および監査には推奨されなくなりました。かわりに、Cloudera Navigatorが推奨されます。
Oracle Enterprise Managerプラグインはbdacliでは有効化できない
Oracle Enterprise Managerプラグイン(bdacli enable em
)を有効化するためのbdacliコマンドは使用できなくなりました。
注意:
ステータスをチェックおよびAVDFとOracle Enterprise Managerプラグインを無効にするためのbdacliコマンドはまだ使用できます。