Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースには、Oracle Database Applianceを管理するために、様々な種類のツールがあります。
内容は次のとおりです。
root
システム権限が必要です。 システムの監査とセキュリティ・ポリシーの一部として、SUDOを使用できます。 configure
およびupdate
コマンドを使用します。odacli update
とapply patch
を使用します。odacli appliance
コマンドを使用して、アプライアンスのライフサイクル・アクティビティを実行します。odacli database
コマンドを使用して、データベース・ライフサイクル操作を実行します。odacli DBHome
コマンドを使用して、データベース・ホーム操作を管理します。odacli list-jobs
およびodacli describe-job
コマンドを使用します。odacli network
コマンドを使用して、ネットワーク・インタフェースのリストおよび詳細を表示します。odacli OS
コマンドを使用して、オペレーティング・システム(OS)のパラメータをリストし、更新します。odacli validate-storagetopology
コマンドを使用して、システム・コントローラとストレージ・シェルフ間のケーブル接続、およびストレージ拡張シェルフ(取り付けられている場合)へのケーブル接続を確認します。hardware monitoring
コマンドを使用して、ハードウェア構成を表示します。odaadmcli storage
コマンドを使用して、ストレージ診断を実行します。odacli-adm set-credential
コマンドを使用して、oda-admin
ユーザー資格証明を変更します。Oracle Database Applianceでは、構成、ライフサイクル管理およびシステム管理を実行するために、3種類のツールを使用できます。
Oracle Database Applianceはロールベースのコマンドライン・インタフェースを使用します。 ODACLIコマンドを使用してライフサイクル管理タスクを実行し、ODAADMCLIコマンドを使用してストレージおよびハードウェアの監視のメンテナンスを実行します。 Oracle Databasesの管理に関連する多くのタスクは、Oracle Database Applianceのデータベースでも必要です。 Oracle Databaseに共通のタスクは、Oracle Databaseのドキュメント・ライブラリに記載されています。 ただし、タスクを単純化するために、Oracle Database Applianceコマンドライン・インタフェースを使用します。 ODACLIおよびODAADMCLIユーティリティは、SYS
データベース管理者ロールとオペレーティング・システム・スーパーユーザー(root
ユーザー)の機能を結合します。 管理タスクは、常にコマンドライン・ユーティリティを使用して実行します。
次の種類のコマンドを使用できます。
デプロイメントおよび構成: デプロイメントおよび構成コマンドをアプライアンスの初期デプロイメントの一部として使用し、CPUコアを構成します。
ライフサイクル管理: odacli
コマンドを使用して、アプライアンスのデータベースおよびシステム管理タスクを実行します。 odacli
コマンドは、アプライアンスのライフ・サイクル・アクティビティを実行するプライマリ・インタフェースです。
管理: odaadmcli
コマンドを使用して、アプライアンスのハードウェア管理タスクを実行します。 odaadmcli
コマンドは、アプライアンスのハードウェア・コンポーネントの管理に必要な不定期の管理アクティビティ用インタフェースです。
次のデプロイメントおよび構成タスクを実行できます。
アプライアンスの最初のネットワークの構成
Oracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルの正しい場所への解凍およびコピー
システムのCPUコア数の設定
odacli
コマンドを使用して、次のアプライアンス・ライフサイクル・タスクを実行できます。
アプライアンスの作成および詳細表示
データベースの作成、リスト表示、詳細表示および削除
Oracle Databaseホームの作成、リスト表示、詳細表示および削除
ネットワークの作成、リスト表示および詳細表示
ジョブのリストおよび詳細の表示
odaadmcli
コマンドを使用して、次のアプライアンス管理タスクを実行できます。
ストレージ、ディスク、ディスクグループおよびコントローラの表示
ディスクおよびNVM Express (NVMe)に対するストレージ診断の表示
ディスクの検索
サーバー、メモリー、プロセッサ、電源、冷却装置およびネットワークの詳細の表示
Oracle Appliance Managerとハードウェアのバージョンによっては、odacli
コマンドの一部を使用できない場合があります。 Oracle Appliance Managerおよびハードウェアのバージョンでサポートされているコマンドを確認するには、odacli
のヘルプ・コマンドodacli -h
を実行します。
ODACLIコマンドの場所およびパスの構成
Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースは、次のディレクトリにあります。
/opt/oracle/dcs/bin/odacli
パス/opt/oracle/oda/bin/odacli
のodacli
コマンドを検索するには、PATH変数が定義されるようにOracle Database Applianceサーバーでrootユーザー・アカウントを構成します。
ODACLIの構文
Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースのコマンドおよびパラメータでは大文字と小文字を区別しません。
odacliコマンドでは次のコマンド構文を使用します。
odacli command [options]
commandは、アプライアンスに対して実行するアクションです。 例えば: list-networks
、create-appliance
、またはdescribe-jobs
。
optionsは、odacliコマンドのオプション部分です。 オプションは、オブジェクトに対して実行されるodacli
コマンドの使用を拡張する1つ以上のオプションで構成されます。 オプションには、オブジェクトで実行するアクションに関する追加情報が含まれます。 オプションの名前には、前にダッシュをつけます。 オプションによっては、遂行するアクションを実行するために、コマンドにオブジェクトの名前を必要とするものがあります。 odacliコマンドに-j
を追加すると、出力はJSON形式で返されます。 ヘルプ・オプション(-h
)は、ほぼすべてのコマンドで使用可能なオプションです。 -h
オプションを含める場合に、実行するコマンドの追加情報を取得できます。
例13-1コマンドライン・インタフェースの構文
# odacli create-database -h Usage: create-database [options] Options: * --adminpassword, -m Password for SYS,SYSTEM and PDB Admin --backupconfigid, -bi Backup Config ID --cdb, -c Create Container Database (Inverse option: --no-cdb/-no-c) --characterset, -cs Character Set (default:AL32UTF8) Default: AL32UTF8 --databaseUniqueName, -u database unique name --dbclass, -cl Database Class EE: OLTP/DSS/IMDB, SE: OLTP Default: OLTP --dbconsole, -co Enable Database Console (Inverse option: --no-dbconsole/-no-co) --dbhomeid, -dh Database Home ID (Use Existing DB Home) --dblanguage, -l Datbase Language (default:AMERICAN) Default: AMERICAN * --dbname, -n Database Name --dbshape, -s Database Shape{odb1s,odb1,odb2,etc.} Default: odb1 --dbstorage, -r Database Storage {ACFS|ASM} Default: ACFS --dbterritory, -dt Database Territory (default:AMERICA) Default: AMERICA --dbtype, -y Database Type: SI Default: SI --help, -h get help --instanceonly, -io Create Instance Only (For Standby) --json, -j json output --nlscharacterset, -ns NLS Character Set (default:AL16UTF16) Default: AL16UTF16 --no-cdb, -no-c Won't create Container Database (Inverse option: --cdb/-c) --no-dbconsole, -no-co Disable Database Console (Inverse option: --dbconsole/-co) --pdbadmin, -d Pluggable Database Admin User --pdbname, -p Pluggable Database Name --version, -v Database Version
Oracle Database Appliance Managerコマンドライン・インタフェースのヘルプ
-h
コマンドを実行すると、Oracle Database Applianceで使用可能なすべてのコマンドの使用状況が表示されます。 次に例を示します。
odacli -h
特定のコマンドに関する詳細なヘルプを表示するには、odacli command -h
またはodacliadm command -h
を実行します。 たとえば、odacli describe-dbhome
コマンドの詳細なヘルプを表示するには、次のコマンドを使用します。
odacli describe-dbhome -h
Oracle Appliance Managerコマンドライン・ユーティリティでは、ほとんどの管理アクションでroot
システム権限を必要とします。 システムの監査とセキュリティ・ポリシーの一部として、SUDOを使用できます。
ほとんどのタスクで、root
としてログインし、Oracle Database ApplianceでOracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースを使用することをお薦めします。 root
としてログインしていない場合は、アプライアンスでほとんどのアクションを実行できません。 たとえば、root
としてログインしていない場合は、ストレージの情報を確認できますが、ストレージを変更できません。
SUDOを使用したrootユーザー・アクセスの許可
システムの管理がデータベースの管理とは別のグループによって行われる環境であったり、セキュリティへの強い懸念がある環境では、root
ユーザーのアカウントやパスワードへのアクセスを制限することがあります。 SUDOにより、システム管理者は特定のユーザー(またはユーザー・グループ)にroot
としてコマンドを実行できる権限を与えられます。そして同時に、セキュリティとコンプライアンスの手順として、すべてのコマンドと引数をログに記録できます。
SUDOセキュリティ・ポリシーを構成するには、ファイル/etc/sudoers
を使用します。 sudoers
ファイルの中でユーザー・グループやコマンド・セットを構成すると、SUDOコマンドを使用したサーバーの管理を簡素化して監査できます。
注意:
SUDOの構成によって、任意の操作を実行できる権限をユーザーに与えることは、そのユーザーにroot
権限を与えることと同じです。 これがセキュリティのニーズに適しているかどうかを慎重に検討してください。
例13-2 SUDO例1: ユーザーがODACLI操作を実行できるようにする
この例は、ユーザーがODACLI操作を実行できるようにSUDOを構成する方法を示しています。 これを行うには、/etc/sudoers
ファイルのコマンドのセクションに数行追加します。
## The commands section may have other options added to it. ## Cmnd_Alias ODACLI_CMDS=/opt/oracle/oak/bin/odacli * jdoe ALL = ODACLI_CMDS
この例では、ユーザー名は jdoe
です。 ファイル・パラメータ設定ALL= ODACLI_CMDS
は、ユーザーjdoe
に、コマンド別名ODACLI_CMDS
によって定義されたすべてのodacli
コマンドを実行する権限をユーザーに与えます。 構成後、1つのsudoers
ファイルを複数のホストにコピーできます。 また、ホストごとに異なるルールを作成することもできます。
注意:
データベース作成の前に、各サーバーのrootユーザーにSSHのユーザー等価性を設定する必要があります。 ユーザーの等価性を設定せずサーバーごとにSSHを構成すると、データベースの作成中、各サーバーのrootパスワードを指定するよう求めるプロンプトが表示されます。
ユーザーと一緒にsudoer
ファイルを構成した後、ユーザーjdoeは、別名ODACLI_CMDS
コマンドで構成された一連のodacli
コマンドを実行できます。 次に例を示します。
$ sudo odacli create database -db newdb INFO: 2015-08-05 14:40:55: Look at the logfile '/opt/oracle/oak/log/scaoda1011/tools/12.1.2.4.0/createdb_newdb_91715.log' for more details INFO: 2015-08-05 14:40:59: Database parameter file is not provided. Will be using default parameters for DB creation Please enter the 'SYSASM' password : Please re-enter the 'SYSASM' password: INFO: 2015-08-05 14:41:10: Installing a new home: OraDb12102_home3 at /u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_3 Please select one of the following for Database type [1 .. 3]: 1 => OLTP 2 => DSS 3 => In-Memory
例13-3 SUDOの例2: ユーザーが選択したODACLI操作のみを実行できるようにする
ユーザーが選択したODACLI操作のみを実行できるようにSUDOを構成するには、次のように/etc/sudoers
ファイルのコマンド・セクションに行を追加します。
## DCS commands for oracle user Cmnd_Alias DCSCMDS = /opt/oracle/dcs/bin/odacli describe-appliance oracle ALL= DCSCMDS
$ sudo /opt/oracle/dcs/bin/odacli describe-appliance Appliance Information ---------------------------------------------------------------- ID: a977bb04-6cf0-4c07-8e0c-91a8c7e7ebb8 Platform: OdaliteL Data Disk Count: 6 CPU Core Count: 20 Created: October 24, 2017 6:51:52 AM HDT System Information ---------------------------------------------------------------- Name: rwsodal001 Domain Name: example.com Time Zone: America/Adak DB Edition: EE DNS Servers: 10.200.76.198 10.200.76.199 192.0.2.254 NTP Servers: 10.200.0.1 10.200.0.2 Disk Group Information ---------------------------------------------------------------- DG Name Redundancy Percentage ------------------------- ------------------------- ------------ Data Normal 90 Reco Normal 10
この例では、ユーザーjdoe2
は、そのユーザー用に構成された一連のコマンドの一部ではないsudo odacli list-databases
コマンドを実行しようとします。 SUDOは、jdoe2
がコマンドを実行するのを防ぎます。
[jdoe2@servernode1 ~]$ sudo /opt/oracle/oak/bin/odacli list-databases Sorry, user jdoe2 is not allowed to execute '/opt/oracle/oak/bin/odacli list-databases' as root on servernode1.
アプライアンスを構成するには、configure
およびupdate
コマンドを使用します。
configure-firstnet
コマンドを使用して、アプライアンスに最初のネットワークを構成します。電源をラックに取り付けてネットワーク・ケーブルを接続した後、configure-firstnet
コマンドを使用して、アプライアンスに最初のネットワークを構成します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/oak/bin/configure-firstnet
構文
configure-firstnet
例13-4 最初のネットワークの構成
このコマンドによって、ネットワークでシステムを使用できることが保証され、Oracle Appliance Manager Webコンソールを介してデプロイメントを管理できるようになります。
最初のネットワークは、DHCPを構成せずにbtbond1
インタフェースを使用するように構成します。 IPアドレス、ネットマスク・アドレスおよびゲートウェイ・アドレスを指定します。
提供する必要がある値は、net1ゲートウェイ・アドレスを除き、「イタリック体」に表示されます。プログラムはゲートウェイのIPアドレスを取得します。 このゲートウェイ・アドレスは、他のIPアドレスに指定したネットワーク情報を使用して導出されます。 アプライアンス・コマンドライン・インタフェースで検出されるデフォルトとは異なる代替ゲートウェイ・アドレスをネットワーク管理者が指定していない場合は、この値を受け入れます。
# configure-firstnet Select the Interface to configure the network on (btbond1 sfpbond1): btbond1 Configure DHCP on btbond1 (yes/no): no INFO: You have chosen Static configuration Enter the IP address to configure: 10.1.10.2 Enter the Netmask address to configure: 255.255.255.0 Enter the Gateway address to configure: 10.1.10.1 INFO: Plumbing the IPs now INFO: Restarting the network Shutting down interface btbon1: bonding: btbond1: Removing slave em1. bonding btbon1: Warning: the permanent HWaddr of em1 - <mac> - is still in use by btbon1. Set the HWaddr of em1 to a different address to avoid conflicts. bonding: btbond1: releasing active interface em1 bonding: btbond1: making interface em2 the new active one. bonding: btbond1: Removing slave em2. bonding: btbond1: releasing active interface em2 :::::::::: bonding: btbond1: Setting em1 as primary slave. :::::::::: bonding: btbond2: Setting em3 as primary slave. :::::::::: bonding: sfpbond1: Setting p3p1 as primary slave.
親トピック: 構成コマンド
パッチを適用してアプライアンスを更新するには、コマンドodacli update
とapply patch
を使用します。
odacli describe-component
コマンドを使用して、インストールされているバージョンと各コンポーネントの最新の使用可能なバージョンを表示します。odacli describe-latestpatch
コマンドを使用して、各コンポーネントの最新のサポートされているパッチ・バージョンのリストを表示します。odacli update-dcsagent
コマンドを使用してエージェントを更新します。odacli update-repository
コマンドを使用してシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドル(SIB)を解凍します。 12.1.2.9.0より前のリリースでは、update-image
コマンドを使用して、システムのデプロイメントを準備できるように、シングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルを適切な場所に解凍してコピーします。 odacli update-repository
コマンドを使用して、パッチ・バンドルを解凍してコピーし、新しいパッチでリポジトリを更新します。odacli update-server
コマンドを実行して、オペレーティング・システム、ファームウェア、Oracle Appliance Kit、Oracle Clusterware、および他のすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを更新します。odacli describe-component
コマンドを使用して、インストールされているバージョンと各コンポーネントの最新の使用可能なバージョンを表示します。
Oracle Database Applianceに複数のDBホームがインストールされている場合は、インストールされている各ホームのバージョンの詳細が出力されます。 このコマンドを使用して、パッチ適用後にコンポーネントのバージョンを確認できます。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli describe-component [-d][-j][-h][-s][-v]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--dbhomes , -d |
(オプション)データベースのホーム・バージョンと使用可能なバージョンをリストします。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--local |
(オプション)ローカル・ノードのコンポーネントについて説明します。 マルチ・ノードの高可用性(HA)システムのローカル・ノードの詳細を表示するために使用します。 単一ノード・システムでコンポーネントの詳細を表示する場合は、このオプションは不要です。 |
--node , -v |
(オプション)マルチ・ノードHA (高可用性)システム上の特定のノードのコンポーネントについて説明します。 単一ノード・システムでコンポーネントの詳細を表示する場合は、このオプションは不要です。 {0 | 1} |
--server , -s |
(オプション)サーバー・コンポーネント、バージョン、およびパッチ適用可能なバージョンを一覧表示します。 |
使用上の注意
コンポーネントの詳細を取得するには、odacli describe-component
コマンドを使用します。 マルチ・ノード環境では、このコマンドはすべてのノードにわたって詳細を提供します。 特定のノードのコンポーネントの詳細を取得するには、--node
または--local
オプションを使用します。
例13-5コンポーネントのパッチの詳細の表示
# odacli describe-component System Version --------------- 12.2.1.1.0 Component Installed Version Available Version ---------------------------------------- -------------------- -------------------- OAK 12.2.1.1.0 up-to-date GI 12.2.0.1.170814 up-to-date DB { [ OraDB12102_home1 ] 12.1.0.2.170814 up-to-date [ OraDB11204_home1 ] 11.2.0.4.170814 up-to-date } ILOM 4.0.0.22.r120818 up-to-date BIOS 41017100 up-to-date OS 6.8 up-to-date
例13-6 DBホームの詳細のリスト
# odacli describe-component -d System Version --------------- 12.2.1.1.0 Component Installed Version Available Version ---------------------- -------------------- -------------------- DB { [ OraDB12201_home1 ] 12.2.0.1.170814 up-to-date [ OraDB12102_home1 ] 12.1.0.2.170814 up-to-date [ OraDB11204_home1 ] 11.2.0.4.170814 up-to-date }
例13-7サーバーのコンポーネントとバージョンの一覧表示
# odacli describe-component -s System Version --------------- 12.2.1.1.0 Component Installed Version Available Version ---------------- -------------------- -------------------- OAK 12.2.1.1.0 up-to-date GI 12.2.0.1.170814 up-to-date ILOM 4.0.0.22.r119604 4.0.0.22.r120818 BIOS 41016500 41017100 OS 6.8 up-to-date
親トピック: odacliパッチ適用および更新コマンドの適用
odacli describe-latestpatch
コマンドを使用して、各コンポーネントの最新のサポートされているパッチ・バージョンのリストを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli describe-latestpatch [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
例13-8最新のサポートされているバージョンのリスト
# odacli describe-latestpatch componentType availableVersion --------------- -------------------- gi 12.1.0.2.170117 db 11.2.0.4.161018 db 12.1.0.2.170117 oak 12.1.2.10.0 ilom 3.2.8.24.114611 bios 39070000 os 6.8
親トピック: odacliパッチ適用および更新コマンドの適用
odacli update-dcsagent
コマンドを使用してエージェントを更新します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli update dcsagent -v version [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
更新後にOracle Database Applianceのバージョンを定義します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
update dcsagent
コマンドは、dcs-agent
をlocationにあるRPMパッケージに更新し、dcs-agent
を再起動します。 更新が適用された後、エージェントは自動的に起動します。 dcs-agent
への接続には数分かかります。 エージェントが停止して再起動が完了するまで待ってから、タスクを実行します。
注意:
エージェントを更新する前に、更新中に実行中または保留中のジョブがないようにしてください。例13-9 エージェントの更新
dcs-agent
をバージョン12.2.1.3.012.1.2.10に更新するには:
# odacli update-dcsagent -v 12.2.1.3.0 { "jobId" : "77e454d3-eb68-4130-a247-7633f8d6192b", "status" : "Created", "message" : null, "reports" : [ ], "createTimestamp" : "March 26, 2018 14:09:24 PM CST", "description" : "DcsAgent patching", "updatedTime" : "March 26, 2018 14:09:24 PM CST" }
親トピック: odacliパッチ適用および更新コマンドの適用
odacli update-repository
コマンドを使用してシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドル(SIB)を解凍します。 12.1.2.9.0より前のリリースでは、update-image
コマンドを使用して、システムのデプロイメントを準備できるように、シングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルを適切な場所に解凍してコピーします。
注意:
update-image
コマンドが中断されます。 これは以前のリリースで使用されており、下位互換性のためにのみ含まれています。 構文
イメージを更新するには、次のコマンドを実行します。
update-image --image-files absolute file names
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ファイル名を識別します。 絶対ファイル名のカンマ区切りリストを使用します。 カンマの後に空白がないようにしてください。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-10 イメージの更新
シングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルを更新するには、次のコマンドを実行します。
# update-image --image-files file1,file2,file3
親トピック: odacliパッチ適用および更新コマンドの適用
odacli update-repository
コマンドを使用して、パッチ・バンドルを解凍してコピーし、新しいパッチでリポジトリを更新します。
ファイル・パス
/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
パッチ・バンドルをファイル・システム内の適切な場所に解凍してコピーするには、次のコマンドを実行します。
odacli update-repository -f filename [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
My Oracle Supportからダウンロードしたパッチ・バンドルまたはRDBMSクローンのzipファイル名を定義します。 エンドユーザーとパッチ・バンドルの絶対ファイル・パスをコンマで区切ったリストを提供します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
注意:
リポジトリを更新する前に、更新中に実行中または保留中のジョブがないようにしてください。例13-11 リポジトリの更新
dcs-repository
を最新のパッチで更新するには、次のコマンドを実行します。
# odacli update-repository -f /root/12.1.2.8/oda-sm-12.1.2.8.0-160719-GI-12.1.0.2.zip { "jobId" : "d3510276-da05-447b-990e-6d30964f8f79", "status" : "Created", "message" : null, "reports" : [ ], "createTimestamp" : "August 08, 2016 03:45:39 AM EDT", "description" : "Repository Update", "updatedTime" : "August 08, 2016 03:45:39 AM EDT" }
親トピック: odacliパッチ適用および更新コマンドの適用
odacli update-server
コマンドを実行して、オペレーティング・システム、ファームウェア、Oracle Appliance Kit、Oracle Clusterware、および他のすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを更新します。
ファイル・パス
/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli update-server -v version [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--version 、-v |
更新するバージョンを定義します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
update-server
コマンドは、さまざまなインフラストラクチャ・コンポーネントとOracle Clusterwareにパッチを適用します。 update-server
コマンドを実行する前に、update-dcsagent
コマンドを使用してエージェントを最新バージョンに更新します。
更新が適用された後、エージェントは自動的に起動します。 サーバーへの再接続には数分かかります。 エージェントが停止して再起動が完了するまで待ってから、タスクを実行します。 次のコマンドを実行する前に、ジョブが完了するまでに少なくとも2分を要します。
注意:
サーバーを更新する前に、更新中に実行中または保留中のジョブがないようにしてください。例13-12 サーバーの更新
odacli update-serverコマンドを実行して、サーバーをバージョン12.2.1.2に更新します。
# odacli update-server -v 12.2.1.2 { "jobId" : "6f27a29a-959f-44e1-b984-7473e3c918ad", "status" : "Created", "message" : "Success of Server Update may trigger reboot of node after 4-5 minutes. Please wait till node restart", "reports" : [ ], "createTimestamp" : "November 7, 2017 14:13:45 PM CST", "resourceList" : [ ], "description" : "Server Patching", "updatedTime" : "November 7, 2017 14:13:45 PM CST" }
親トピック: odacliパッチ適用および更新コマンドの適用
odacli appliance
コマンドを使用して、アプライアンスのライフサイクル・アクティビティを実行します。
odacli create-appliance
コマンドをJSONファイル形式で使用して、Oracle Database Applianceをプロビジョニングします。odacli describe-appliance
コマンドを使用して、アプライアンスの詳細を表示します。odacli create-appliance
コマンドをJSONファイル形式で使用して、Oracle Database Applianceをプロビジョニングします。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli create-appliance
コマンドのヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します。
odacli create-appliance -r requestjson [-j] [-h]
注意:
odacli create-appliance
コマンドは、JavaScript Object Notation (JSON)ファイル形式のみをサポートしています。 JSONファイルの例とreadmeは、このドキュメントの付録と/opt/oracle/dcs/sample
ディレクトリにあります。
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
アプライアンスを作成するためのJSON入力。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
親トピック: odacliアプライアンス・コマンド
odacli describe-appliance
コマンドを使用して、アプライアンスの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli describe-appliance [-d|-no-d][-j][-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)エージェントのCLIビルドの詳細を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)詳細情報を表示します。 詳細を表示しない場合にこのフラグを使用します。 |
例13-13アプライアンスの詳細の表示
# odacli describe-appliance -d Appliance Information ---------------------------------------------------------------- ID: 78e9a6b8-c4f8-42b2-9e72-7d23c2636544 Platform: OdaliteL Data Disk Count: 6 CPU Core Count: 20 Created: November 17, 2016 5:14:41 AM EST System Information ---------------------------------------------------------------- Name: rwsoda6f002 Domain Name: example.com Time Zone: America/New_York DB Edition: EE DNS Servers: 10.204.32.1 NTP Servers: 10.68.0.41 10.68.0.42 Disk Group Information ---------------------------------------------------------------- DG Name Redundancy Percentage ----------- ------------- ------------ Data High 80 Reco High 20
親トピック: odacliアプライアンス・コマンド
odacli backupおよびrecoverコマンドを使用して、Oracle Cloud Infrastructureオブジェクト・ストレージまたはディスクへのバックアップおよびリストアを行います。
内容は次のとおりです。
odacli create-backup
を使用します。odacli create-backupconfig
コマンドを使用してバックアップ構成を作成します。odacli create-objectstoreswift
コマンドを使用して、Oracle Object Storeにバックアップするために必要なOracle資格証明の詳細を作成して格納します。odacli delete-backup
を使用します。odacli delete-backupconfig
を使用します。odacli delete-objectstoreswift
を使用します。odacli describe-backupreport
を使用します。odacli describe-schedule
コマンドを使用します。odacli irestore-database
を使用します。odacli list-backupreports
を使用します。odacli list-backupconfig
コマンドを使用して、バックアップ構成をリストします。odacli list-objectstoreswifts
コマンドを使用して、ObjectStoreアカウントの資格証明のリストを表示します。odacli list-schedules
を使用します。odacli list-schedule
コマンドを使用します。odacli recover-database
コマンドを使用します。odacli update-backupconfig
コマンドを使用してバックアップ構成を作成します。odacli update-database
コマンドを使用して、バックアップ構成をデータベースに関連付けます。odacli update-objectstoreswift
を使用します。odacli update-schedule
コマンドを使用して、データベースのスケジュールを更新するか、データベースのバックアップ・スケジュールを無効にします。Level 0、Level 1、またはLongtermのバックアップ構成を作成するには、コマンドodacli create-backup
を使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli create-backup -iDatabase Resource ID [-bt] [-c] [-h] [-j] [-k] [-t]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--backupType , -bt {Regular-L0|Regular-L1|Longterm} |
バックアップのタイプを定義します。 オプションでは大文字と小文字は区別されません |
--component , -c {Database} |
(オプション)コンポーネントを定義します。 サポートされている唯一のオプションはデータベースです。 |
--dbid 、-i |
データベース・リソースIDを定義します。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--keepDays , -k |
Keep Daysを定義します。 ロング・ターム・バックアップ・タイプのみ。 |
--tag , -t |
バックアップの名前を定義します。 タグは30文字以下の英数字です。 長期バックアップ・タイプに必要です。 |
使用上の注意
指定したデータベース・リソースIDにコマンドodacli create-backup
を使用し、バックアップ名のタグを指定します。 バックアップ名タグには最大30文字の英数字を使用します。 3タイプのバックアップが利用できます。
レベル0: バックアップされるデータ・ファイル内のすべてのデータ・ブロックをバックアップするRMAN増分バックアップ。 レベル0の増分バックアップは内容が完全バックアップと同じですが、フル・バックアップとは異なり、レベル0のバックアップは増分バックアップ戦略の一部です。
レベル1: 親バックアップが取られてから変更されたブロックのみを含むRMAN増分バックアップ。 親バックアップは、レベル0またはレベル1のバックアップのいずれかです。 バックアップ・タイプ(レベル0、レベル1、またはLongTerm)を選択しないと、レベル1のバックアップが実行されます。
長期: 長期間のバックアップは、Oracle Cloud Infrastructure Object Storage (Oracle Object Storage)にバックアップする場合にのみ使用できます。
このコマンドは、リソースIDを持つバックアップ・レポートを作成します。 IDを取得するには、odacli describe-job -i job_id-j
コマンドを使用し、resourceList
のresourceId
属性を探します。
例13-14手動データベース・バックアップの作成
90日間保管され、q12018HRという名前の長期バックアップを作成します。
# odacli create-backup -i Database Resource ID -bt Longterm -c database -k 90 -t q12018HR
例13-15レベル0データベース・バックアップの作成
リソースID 20576eb1-bc32-4e34-bf97-fda0b60ca15b
のレベル0のバックアップ2017Dec22ProductionLevel0
を作成
# odacli create-backup -i20576eb1-bc32-4e34-bf97-fda0b60ca15b -bt Regular-L0 -t 2017Dec22ProductionLevel0
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
odacli create-backupconfig
コマンドを使用してバックアップ構成を作成します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli create-backupconfig -n backup configuration name -d backup destination{Disk|ObjectStore|None} [-c] [-cr] [-h] [-j] [-no-cr] [-o][-w]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--backupdestination , -d {Disk|ObjectStore|None} |
バックアップ先を定義します。 オプションでは大文字と小文字は区別されません |
--container , -c |
(オプション)オブジェクト・ストア・コンテナを定義します。 |
--crosscheck , -cr |
(オプション)クロスチェックを有効にします。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--name , -n |
バックアップ構成名を定義します。 |
--no-crosscheck , -no-cr |
(オプション)クロスチェックを無効にします。 |
--objectstoreswiftId , -o |
(オプション)迅速なオブジェクト・ストア資格証明IDを定義します。 |
--recoverywindow , -w Disk: {1-14} | ObjectStore: {1-31} |
(オプション)リカバリ・ウィンドウを日数で定義します。ディスクの場合は {1-14} 日、クラウドのオブジェクト・ストレージの場合は {1-31} 日です。 |
使用上の注意
バックアップ構成で定義されたリカバリ・ウィンドウは、バックアップが不要とみなされる時期を決定します。 以下はガイドラインです。
ディスク: 1-14日
オブジェクト記憶域: 1-31日
例13-16ディスクのバックアップ構成の作成
production
という名前のバックアップ構成を作成し、14日間のリカバリ・ウィンドウでディスクにバックアップします。
# odacli create-backupconfig -d Disk -n production -w 14
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
odacli create-objectstoreswift
コマンドを使用して、Oracle Object Storeにバックアップするために必要なOracle資格証明の詳細を作成して格納します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli create-objectstoreswift -e swift end point URL [-h] [-j] -n Object Store Swift name [-p] swiftpassword -t Object Store tenant name -u Object Store user name
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--endpointurl , -e |
迅速なエンドポイントURLを定義します。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--name , -n |
オブジェクトストアスウィフト名を定義します。 |
--swiftpassword , -p |
(オプション)Object Store Swiftパスワードを定義します。 |
--tenantname , -t |
Object Store Swiftテナント名を定義します。 |
--username 、-u |
Object Store Swiftユーザー名を定義します。 |
使用上の注意
このコマンドは、システムにOracle Cloud Infrastructureオブジェクト・ストレージ資格証明の詳細を作成して格納し、パスワードを暗号化されたOracle Walletに格納します。 1つ以上のバックアップ構成に資格証明を添付することができます。
資格証明は、odacli create-backupconfig
とobjectstore
のあいだで宛先として検証されます。 資格証明は、エンドポイントURLとテナンシに対して検証されません。
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
バックアップを削除するには、コマンドodacli delete-backup
を使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli delete-backup -iDatabase Resource ID [-br] [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--backupreport , -br |
(オプション)バックアップ・レポートを定義します。 長期バックアップを削除するには、backupreportにJSON入力ファイルを使用します。 |
--dbid 、-i |
データベース・リソース識別子(ID)を定義します。 レベル0またはレベル1のバックアップを削除するには、データベース・リソースIDを使用します。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
使用上の注意
旧式のレベル0およびレベル1の古いバックアップをデータベース・リソースIDで削除します。 バックアップ構成で定義されたリカバリ・ウィンドウは、バックアップが不要とみなされる時期を決定します。
--backupreport
オプションを使用してJSONファイルを使用して、Oracle Object Storageから長期バックアップを削除します。
データベースIDを見つけるには、Webコンソールでデータベースを表示するか、コマンドodacli list-databases
を使用します。
例13-17レベル0またはレベル1のバックアップの削除
# odacli delete-backup -i20576eb1-bc32-4e34-bf97-fda0b60ca15b
例13-18長期バックアップ・レポートの削除
バックアップ・レポートのJSON入力ファイルを使用して長期バックアップを削除します。 この例では、backupreport.jsonはbackupreportのJSON入力です。
# odacli delete-backup -i 20576eb1-bc32-4e34-bf97-fda0b60ca15b -br backupreport.json
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
バックアップ構成を削除するには、コマンドodacli delete-backupconfig
を使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli delete-backupconfig -i backup configuration id [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--id 、-i |
バックアップ構成識別子(ID)を定義します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
使用上の注意
バックアップ構成がデータベースにアタッチされている場合、バックアップ構成を削除することはできません。
例13-19バックアップ構成の削除
production
という名前のバックアップ構成を削除して、14日間のリカバリ・ウィンドウでディスクにバックアップします。
# odacli delete-backupconfig -d Disk -n production -w 14
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
オブジェクト・ストア・アカウントの資格証明を削除するには、コマンドodacli delete-objectstoreswift
を使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli delete-objectstoreswift [-h] [-j] -i Object Store Swift id
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--objectstoreswiftid , -i |
オブジェクトストアスウィフト識別子(ID)を定義します。 |
使用上の注意
オブジェクト・ストアの資格証明がバックアップ構成に添付されている場合は、それらを削除できません。
例13-20 Oracleオブジェクト・ストアの資格証明の削除
# odacli delete-objectstoreswift -i Object Store Swift id
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
特定のバックアップ・レポートの詳細を表示するには、コマンドodacli describe-backupreport
を使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli describe-backupreport [-h] [-j] [-i]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--id 、-i |
バックアップ・レポートIDを定義します。 |
例13-21特定のバックアップ・レポートの詳細の表示
# odacli describe-backupreport -i 2d82460c-d648-4e75-8c7d-72cc90bc442a { "id" : "2d82460c-d648-4e75-8c7d-72cc90bc442a", "dbResId" : "b5fc646e-01a6-4c8b-8286-7633346c4329", "tag" : null, "dbId" : "2717054291", "dbName" : "ExampleDB", "dbUniqueName" : "ExampleDBu", "backupType" : "REGULAR-L1", "keepDays" : null, "backupLocation" : "https://swiftobjectstorage.example.com/v1/dbaasimage/backupbucket", "cfBackupHandle" : "c-2717054291-20180108-04", "spfBackupHandle" : "c-2717054291-20180108-04", "pitrTimeStamp" : "January 08, 2018 12:43:14 PM UTC", "pitrSCN" : "1175058", "resetLogsTimeStamp" : "January 08, 2018 09:55:34 AM UTC", "resetLogsSCN" : "1112268", "oraHomeVersion" : "12.2.0.1.170814 (26723265, 26609817)", "sqlPatches" : "25811364,26609817", "backupLogLoc" : "https://swiftobjectstorage.example.com/v1/dbaasimage/backupbucket/scaoda702c1n1/rmanlog/ExampleDBu/2717054291/2018-01-08/rman_backup_2018-01-08_12-42-41.0545.log", "tdeWalletLoc" : null, "dbConfigLoc" : "https://swiftobjectstorage.example.com/v1/dbaasimage/backupbucket/scaoda702c1n1/dbconfig/ExampleDBu/2717054291/2018-01-08/DBCONFIG_TAG20180108T124407_2018-01-08_12-44-07.0533.tar.gz", "name" : "Backup_Report_ExampleDB", "createTime" : "January 08, 2018 12:42:08 PM UTC", "state" : { "status" : "CONFIGURED" }, "updatedTime" : "January 08, 2018 12:44:12 PM UTC", "backupReportLogDetail" : "https://swiftobjectstorage.example.com/v1/dbaasimage/backupbucket/scaoda702c1n1/rmandetaillogreport/ExampleDBu/2717054291/2018-01-08/rman_list_backup_detail_2018-01-08_12-44-04.0362.log", "dbInfo" : { "dbClass" : "OLTP", "dbType" : "RAC", "dbShape" : "odb1", "dbEdition" : "EE", "dbStorage" : "ASM" }, "dbDataSize" : "1542M", "dbRedoSize" : "16403M" }
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
特定のスケジュールの詳細を表示するには、odacli describe-schedule
コマンドを使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli describe-schedule [-h] [-j] [-i]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--scheduleid , -id |
識別子(ID)でスケジュールを定義します。 |
例13-22スケジュールの詳細の表示
# odacli describe-schedule -i scheduleid
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
Longterm BackupReportに基づいてObjectstoreのあるシステムから別のシステムにデータベースをリストアするには、コマンドodacli irestore-database
を使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli recover-database -iDatabase Resource ID [-bp] [-r] [-cl] [-co] [-s] [-dr] [-y] [-h] [-j] [-c] [-oid] [-tp] [-tf]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--backupPassword(s) , -bp |
(オプション)リカバリ用のRMANパスワードを定義します。 複数のパスワードを指定できますが、パスワードはcomma(,)で区切る必要があります。 |
--backupReport , -r |
バックアップ・レポートのJSON入力。 |
--dbClass , -cl {EE: OLTP/DSS/IMDB, SE: OLTP} |
(オプション)Databaseクラスを定義します。 |
--dbConsoleEnable , -co |
(オプション)データベース・コンソールを有効にします。 |
--dbShape 、-s {odb1、odb2など} |
(オプション)データベース・シェイプを定義します。 |
--dbStorage , -dr {ACFS|ASM} |
(オプション)データベース・ストレージを定義します。 データベース・ストレージ {ACFS|ASM} (大文字小文字を区別しない)。 デフォルトはASMです。 |
--dbType , -y |
(オプション)データベースのタイプを定義します。 デフォルトはシングルインスタンス(SI)です。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--noOfRmanChannels , -c |
(オプション)RMANチャネルの数を定義します(並列性)。デフォルト : SEエディション : 1、その他Enterprise Editions: 5 |
--objectStoreId , -oid |
Swift Object Store資格証明IDを定義します。 |
--sysPassword , -m |
SYSユーザーのパスワードを定義します。 |
--tdePassword , -tp |
(オプション)TDEウォレットのパスワードを定義します。 |
--tdefilesLocation , -tf |
(オプション)ObjectstoreのTDE Walletのロケーションを示します。 |
使用上の注意
コマンドodacli irestore-database
は、Oracle Object Storeにある長期バックアップのバックアップ・レポートを使用してデータベースをシステムにリストアします。 ソース・データベースを削除した後、あるアプライアンスから別のアプライアンスに、または同じアプライアンスにデータベースをリストアできます。
Oracle Object Storeのバックアップにアクセスするには、Oracleウォレット(ObjectStoreSwift資格証明)を作成する必要があります。 このコマンドは、環境チェック、検証チェック、およびデータベースをOracle Database Applianceシステムにリストアするために必要なタスクを実行します。
例13-23同じシステムへのデータベースのリストア
同じシステムに復元するには、ソース・データベースを削除し、バックアップ・レポートを使用してリストアします。
バックアップ・レポートとともにコマンドodacli irestore-database
を実行します。 プロンプトが表示されたら、SYSユーザーのパスワードを入力します。
# odacli irestore-database -r backupreport.json -oid Object Store ID -m
例13-24別のシステムへのデータベースのリストア
別のシステムにリストアするには、バックアップ・レポートを他のマシンの\bin
フォルダにコピーし、バックアップ・レポートとともにコマンドodacli irestore-database
を実行します。 プロンプトが表示されたら、SYSユーザーのパスワードを入力します。
# odacli irestore-database -r backupreport.json -oid Object Store ID -m
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
すべてのバックアップ・レポートのリストを表示するには、コマンドodacli list-backupreports
を使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli list-backupreports [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
使用上の注意
コマンドodacli create-backup
から生成されたすべてのデータベース・バックアップ・レポートのリストを表示します。
例13-25すべてのバックアップ・レポートのリストを表示
# odacli list-backupreports
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
odacli list-backupconfig
コマンドを使用して、バックアップ構成をリストします。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli list-backupconfig [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
例13-26バックアップ構成のリストの表示
バックアップ構成のリストを表示します。
# odacli list-backupconfig -d Disk -n production -w 14
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
odacli list-objectstoreswifts
コマンドを使用して、ObjectStoreアカウントの資格証明のリストを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli list-objectstoreswifts [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
例13-27 ObjectStore Swift資格証明のリストの表示
# odacli list-objectstoreswifts
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
スケジュールされたバックアップのリストを表示するには、コマンドodacli list-schedules
を使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli list-schedules [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
使用上の注意
このコマンドは、データベース・バックアップ・スケジュールや内部メンテナンス・スケジュールなど、システム内のすべてのスケジュールを一覧表示します。
例13-28スケジュールされたデータベース・バックアップのリストの表示
すべてのスケジュールされたデータベースのバックアップと詳細のリストを表示します。
# odacli list-schedules
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
特定のスケジュールの詳細を表示するには、odacli list-schedule
コマンドを使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli describe-schedule [-e] [-h] [-j] [-i]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--executionid , -e |
(オプション)実行IDを表示します。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--scheduleid , -id |
識別子(ID)でスケジュールを定義します。 |
例13-29実行されたスケジュールのリストの表示
# odacli list-schedule
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
バックアップからデータベースをリカバリまたはリストアするには、odacli recover-database
コマンドを使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli recover-database -iDatabase Resource ID [-br] [-i] [-h] [-j] [-r] [-t] [-p] [-s]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--backupReport , -br {Regular-L0|Regular-L1|Longterm} |
(オプション)バックアップ・レポートのJSON入力。 |
--dbid 、-i |
データベース・リソースIDを定義します。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--recoveryTimeStamp , -r |
(オプション)バックアップの日時を定義します。 リカバリがポイント・イン・タイム・リカバリ(PITR)の場合、リカバリ・タイムスタンプ(フォーマットmm/dd/yyyy hh:mm:ss)が必要です。 |
--recoverytype , -t {Latest|PITR|SCN} |
(オプション)リカバリ・タイプを定義します。 バックアップ・レポートを定義する場合は、リカバリ・タイプを指定しないでください。 |
--rmanrecoverypassword(s) , -p |
(オプション)リカバリのためのパスワードを定義します。 複数のパスワードを指定できますが、パスワードは一重引用符で囲んでcomma(,)で区切る必要があります。 |
--scn , -s |
(オプション)SCNリカバリ・タイプを定義します。 RecoveryTypeがSCNの場合は必須です。 |
使用上の注意
最新のデータベース、PITR (Point in Time Recovery)、またはSCN (System Change Number)を入力としてリカバリします。 また、JSON入力ファイルとして提供されるバックアップ・レポートからデータベースを復元することもできます。
このコマンドは、データベースのリカバリが確実に成功するように、さまざまな環境および妥当性チェックを実行します。 バックアップがObjectStoreにある場合は、データベースをリカバリするためにRMANリカバリ・パスワードが必要です。 これには、Recovery Managerのリストアとリカバリも含まれます
このコマンドは、常に完全なRMANデータベースのリストアおよびリカバリを実行します。 このコマンドは、データベースが完全に失われている場合や、データベース・ファイルの大部分が失われた場合に最も役立ちます。 完全なRMANリストアが不要な場合は、手動リカバリを実行できます。 たとえば、単一のデータファイルの損失または制御ファイルの損失。
例13-30データベースをポイント・イン・タイムにリカバリ
# odacli recover-database -i b5fc646e-01a6-4c8b-8286-7633346c4 -t PITR -r 11/08/2017 12:57:33 –p
例13-31最新のデータベースへのリカバリ
# odacli recover-database -i b5fc646e-01a6-4c8b-8286-7633346c4 -t Latest -p
例13-32 SCNへのデータベースのリカバリ
# odacli recover-database -i b5fc646e-01a6-4c8b-8286-7633346c4 -t SCN -s 392375947
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
odacli update-backupconfig
コマンドを使用してバックアップ構成を作成します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli update-backupconfig -n backup configuration name -d backup destination{Disk|ObjectStore|None} [-c] [-cr] [-h] [-j] [-no-cr] [-o][-w]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--backupdestination , -d {Disk|ObjectStore|None} |
バックアップ先を定義します。 オプションでは大文字と小文字が区別さ |
--container , -c |
(オプション)オブジェクト・ストア・コンテナを定義します。 |
--crosscheck , -cr |
(オプション)クロスチェックを有効にします。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--name , -n |
バックアップ構成名を定義します。 |
--no-crosscheck , -no-cr |
(オプション)クロスチェックを無効にします。 |
--objectstoreswiftId , -o |
(オプション)迅速なオブジェクト・ストア資格証明IDを定義します。 |
--recoverywindow , -w
ディスク: {1-14} ObjectStore: {1-30} |
(オプション)リカバリ・ウィンドウを日数で定義します。ディスクの場合は {1-14} 日、オブジェクト・ストアの場合は {1-30} 日。 |
使用上の注意
バックアップ構成で定義されたリカバリ・ウィンドウは、バックアップが不要とみなされる時期を決定します。 以下はガイドラインです。
ディスク: 1-14日
キャスパのObjectStore: 1-30日
例13-33ディスクのバックアップ構成の変更
production
という名前のバックアップ構成を作成し、14日間のリカバリ・ウィンドウでディスクにバックアップします。
# odacli update-backupconfig -d Disk -n production -w 14
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
odacli update-database
コマンドを使用して、バックアップ構成をデータベースに関連付けます。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli update-database -bi backup configuration ID [-i database resource ID] [-h] [-j] [-hrp hidden RMAN backup password] [-rp RMAN backup password]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--backupconfigid 、-bi |
(オプション)バックアップ構成IDを定義します。 |
--backupconfign , -bin |
(オプション)バックアップ構成名を定義します。 |
--dbid 、-i |
データベース・リソースIDを定義します。 |
--dbin , -in |
データベース名を定義します。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--hiddenrmanbkuppassword , -hrp |
(オプション)Rmanバックアップ・パスワードを定義します。 |
--rmanbkuppassword , -rp |
(オプション)RMANバックアップ・パスワードを定義します。 |
使用上の注意
Oracle Object Storeへのバックアップでは、RMANバックアップ・パスワードを設定できます。 パスワードは暗号化され、Oracle Walletに格納されます。 パスワードは、odacli create-backup
コマンドを使用してデータベース・バックアップを作成するときに使用されます。
例13-34バックアップ構成とデータベースの関連付け
# odacli update-database -i database resource ID -bi backup configuration ID -hrp hidden RMAN backup password
例13-35リソースIDを使用して既存のデータベースを更新
既存のデータベースを更新して、データベース・リソースIDを使用してデータベースにバックアップ構成を添付します。
# odacli update-database -i d3c4d8f6-5eb7-4f9e-ab27-7bdd5013ac90 -bi 9d942e0a-ba00-4cbc-9bfb-0de83ed279e5 -bp
例13-36リソース名を使用して既存のデータベースを更新
既存のデータベースを更新して、データベース・リソース名を使用してバックアップ構成をデータベースにアタッチします。
次の例では、データベース・リソース名はmydb
です。
# odacli update-database -in mydb -bi 9d942e0a-ba00-4cbc-9bfb-0de83ed279e5 -bp
次の例では、データベース・リソース名はmydb
で、バックアップ構成名はmybcfg
です。
# odacli update-database -in mydb -bin mybcfg -bp
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
ObjectStoreアカウントの資格証明を変更するには、コマンドodacli update-objectstoreswift
を使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli update-objectstoreswift [-h] [-j] -i Object Store Swift id [-p] swift password [-u] Object Store user name
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--objectstoreswiftid , -i |
オブジェクトストアスウィフト識別子(ID)を定義します。 |
--swiftpassword , -p |
(オプション)Object Store Swiftパスワードを定義します。 |
--username 、-u |
(オプション)オブジェクト・ストアのSwiftユーザー名を定義します。 |
使用上の注意
ObjectStoreアカウントに対してパスワードが変更されたときに、パスワードを更新するには、このコマンドを使用します。 このコマンドは、システム内のOracle ObjectStore資格証明の詳細を更新し、パスワードを暗号化されたOracleウォレットに格納します。
資格証明は、odacli update-backupconfig
とobjectstore
のあいだで宛先として検証されます。 資格証明は、エンドポイントURLとテナンシに対して検証されません。
例13-37 Oracle Casper ObjectStoreパスワードの変更
# odacli update-objectstoreswift -i Object Store Swift id -p swift password
例13-38 Oracle ObjectStoreのユーザー名の変更
# odacli update-objectstoreswift -i Object Store Swift id -u Object Store user name
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
odacli update-schedule
コマンドを使用して、データベースのスケジュールを更新するか、データベースのバックアップ・スケジュールを無効にします。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli update-schedule [-x] [-t] [-d] [-e] [-h] [-j] [-id]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--cronExpression , -x |
(オプション)更新の日時を定義します。 |
--description , -t |
(オプション)更新スケジュールの説明を提供します。 |
--disable , -d |
(オプション)スケジュールを無効にします。 |
--enable , -e |
(オプション)無効なスケジュールを有効にします。 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--scheduleid , -id |
識別子(ID)でスケジュールを定義します。 |
使用上の注意
バックアップによってシステムのオーバーヘッドが発生します。 可能であれば、ユーザーがデータにアクセスしようとしているときにバックアップを実行するようにスケジュールしないでください。
有効なcron式を生成するには、www.croncronmaker.comなどのユーティリティを使用します。
例13-39バックアップの実行時間の変更
cron式を編集して、指定されたスケジュールIDのスケジュールされたバックアップの時間を変更します。
# odacli update-schedule -i scheduleid -x 0 0 13 1/1 * ? *
例13-40スケジュールされたデータベースのバックアップを無効にします
# odacli update-schedule -i scheduleid -d
親トピック: odacliバックアップおよびリカバリ・コマンド
CPUコア・コマンドを使用してCPUコアを有効にし、現在および過去のCPUコアの構成を表示します。
odacli list-cpucores
コマンドを使用してシステムでのコア構成の変更履歴をリストします。odacli describe-cpucore
コマンドを使用して、現在のコア構成と変更日時を表示します。odacli update-cpucore
コマンドを使用してシステム内のCPUコアの数を有効にします。odacli list-cpucores
コマンドを使用してシステムでのコア構成の変更履歴をリストします。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli list-cpucores [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-41 コアのリストの表示
# odacli list-cpucores Node Cores Modified Job Status ----- ------ ------------------------------ --------------- 0 10 July 22, 2016 12:06:08 PM SGT Configured 0 8 July 25, 2016 9:39:59 AM SGT Configured
親トピック: odacli CPUコア・コマンド
odacli describe-cpucore
コマンドを使用して、現在のコア構成と変更日時を表示します。
ファイル・パス
/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli describe-cpucore [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-42現在のコア構成の表示
# odacli describe-cpucore Node Cores Modified Job Status ----- ------ ------------------------------ --------------- 0 8 July 25, 2016 9:39:59 AM SGT Configured
親トピック: odacli CPUコア・コマンド
odacli update-cpucore
コマンドを使用してシステム内のCPUコアの数を有効にします。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli update-cpucore -c cores [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
システムで有効にするコアの数を定義します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
有効にするコアの数は2の乗数であることが必要です。
初期構成の後に、コアの数を削減することはできません。 コアの数は増やことのみ実行できます。
例13-43 CPUコアの有効化
次のコマンドでは、8個のCPUコアが有効になります。
# odacli update-cpucore -c 8 { "jobId" : "2807f6ae-3ba5-48a5-8941-b8b365d89d24", "status" : "Created", "message" : null, "reports" : [ ], "createTimestamp" : 1469410799194, "description" : "CPU cores service update", "updatedTime" : 1469410799194 }
親トピック: odacli CPUコア・コマンド
odacli database
コマンドを使用して、データベース・ライフサイクル操作を実行します。
odacli list-databases
コマンドを使用して、アプライアンスのすべてのデータベースのリストを表示します。odacli describe-database
コマンドを使用して、データベースの詳細を表示します。odacli create-database
コマンドを使用して、新しいデータベースを作成します。odacli register-database
コマンドを使用して、移行したデータベースをアプライアンスに登録します。odacli update-tdekey
コマンドを使用して、Oracle Database Applianceの透過データ暗号化(TDE)パラメータを更新します。odacli delete-database
コマンドを使用して、データベースを削除します。odacli list-databases
コマンドを使用して、アプライアンスのすべてのデータベースのリストを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
すべてのデータベースのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
odacli list-databases [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-44 データベースのリストの表示
データベースのリストを表示します。
# odacli list-databases ID DB Name DB Version CDB ------------------------------------ ---------- ---------- ---- ad6c7326-e460-411e-94df-230dedbef743 rdb121a 12.1.0.2 true fb4d02f3-2413-47ca-8584-a768e23ec2e7 ee12db 12.1.0.2 false (Continued) Class Shape Storage Status ------ ------- ---------- OLTP odb1 ACFS Configured IMDB odb1 ASM Configured
親トピック: odacliデータベース・コマンド
odacli describe-database
コマンドを使用して、データベースの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
データベースの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odacli describe-database -i dbid [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
表示するデータベース・ホーム識別子(ID)を識別します。
|
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-45 データベースの詳細の表示
ac48e0d2-a7b0-4ffd-a27e-f8e42b028c5f
という名前のデータベースの情報を表示します。
# odacli describe-database -i ac48e0d2-a7b0-4ffd-a27e-f8e42b028c5f Database details ---------------------------------------------------------------- ID: ac48e0d2-a7b0-4ffd-a27e-f8e42b028c5f Description: rdb1 DB Name: rdb1 DB Version: 12.1.0.2 DBID: 1339792271 CDB: true PDB Name: r1pdb1 PDB Admin User Name: pdbadmin Class: OLTP Shape: odb2 Storage: ASM CharacterSet: DbCharacterSet(characterSet=AL32UTF8, nlsCharacterset=AL16UTF16, dbTerritory=AMERICA, dbLanguage=AMERICAN) Home ID: fe87f30c-b810-45d1-8b96-13996ad7a255 Console Enabled: true Created: Jun 14, 2016 6:21:14 PM
親トピック: odacliデータベース・コマンド
odacli create-database
コマンドを使用して、新しいデータベースを作成します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli create-database -n database_name -m -cs characterset -cl {OLTP|DSS|IMDB} -l dblanguage -s dbshape -r {ACFS|ASM} -dt dbterritory -y dbtype -ns nlscharacterset -d pdbadmin -p pdbname -v version [-u databaseUniqueName] [-dh Database Home ID] [-c|-no-c] [-co|-no-co] [-bi backupconfigid] [-io] [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
|
|
(オプション)将来使用するバックアップ構成識別子を定義します。 |
|
(オプション)データベースをコンテナ・データベースとして作成します。 コンテナ・データベースを作成するには |
|
キャラクタ・セットを定義します。 デフォルト値はAL32UTF8です。 |
|
(オプション)データベースの一意の名前を定義します。 |
|
データベース・クラスを定義します。 デフォルトはOLTPです。 オプションは次のとおりです。
|
|
(オプション)データベース・コンソールを有効にします。 データベース・コンソールを無効にするには |
|
(オプション)既存のデータベース・ホームIDを識別します。 |
|
データベース言語を定義します。 デフォルトの言語はAMERICANです。 |
|
新しいデータベースに割り当てる名前( |
|
データベース・シェイプ(テンプレート)を識別し、データベースに割り当てられる合計メモリー量を決定します。 たとえば、odb1およびodb2を指定します。 デフォルトは |
|
データベース・ストレージをOracle ACFSまたはOracle ASMのいずれかに定義します。 デフォルト値はOracle ASMです。 |
|
データベース・テリトリを定義します。 データベース・テリトリはAMERICAです。 |
|
データベース・タイプを定義します。 デフォルトのデータベース・タイプはSIです。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
(オプション)データベース・インスタンス、パスワード・ファイルおよび基礎となるOracle ACFSマウント・ポイントを作成します。 インスタンスをRMAN複製の補助インスタンスとして使用できます。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
NLS各国語キャラクタ・セットを定義します。 デフォルト値はAL16UTF16です。 |
|
(オプション)コンテナ・データベースではないデータベースを作成します。 非CDBデータベースを作成する場合にこのフラグを使用します。 |
|
(オプション)データベース・コンソールを無効にします。 |
|
プラガブル・データベース(PDB)管理ユーザーを定義します。 |
|
プラガブル・データベース(PDB)名を定義します。 デフォルト値は |
|
データベース・バンドル・パッチ番号を定義します。 リリースの最新バンドル・パッチをインストールするには、11.2.0.4または12.1.0.2を指定します。 デフォルトのバージョンは12.1.0.2です。 特定のサポートされるバンドルを指定するには、5桁のフォーマットを使用します。 たとえば、12.1.0.2.170814または11.2.0.4.170814と指定します。 |
使用上の注意
フラッシュキャッシュはデフォルトでは無効になっています。
同じアプライアンスにOracle Database Standard EditionとEnterprise Editionのデータベースは混在できません。
--cdb
または--no-cdb
フラグを使用して、データベースがコンテナ・データベースかどうかを指定します。 どちらのフラグも指定しない場合、作成されるデフォルト・データベースは非CDBデータベースです。
--dbhomeid
を指定しない場合、create-database
コマンドで新しいOracle Databaseホームが作成されます。
--dbhomeid
を指定すると、create-database
コマンドによって既存のOracleホームを使用してデータベースが作成されます。 odacli list-dbhomes
コマンドを使用して、dbhomeid
を取得します。
--version
と--dbhomeid
の両方を指定すると、バージョンは無視され、既存のデータベース・ホームに対してデータベースが作成されます。
Oracle Database 12.1は、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)およびOracle ASM Cluster File System (ACFS)の両方でサポートされています。 デフォルトはOracle ASMです。
Oracle Database 11.2はOracle ACFSでのみサポートされています。
Oracle ACFSで複数のデータベースが作成される場合、各データベースは、データファイルごとに独自のOracle ACFSファイル・システムで構成され、/u02/app/db user/oradata/db unique name
のネーミング規則が使用されます。 このマウント・ポイントのデフォルト・サイズは100 GBです。
注意:
複数の異なるデータベースでマウント・ポイントを共有しないことをお薦めします。オンライン・ログは/u03/app/db user/redo/
ディレクトリに保存されます。
Oracle Fast Recovery Area (FRA)は、/u03/app/db user/fast_recovery_area
ディレクトリにあります。
adminpassword
を指定するには、次のオプションを使用します:
対話モード: -m
オプションを使用し、プロンプトが表示されたときにパスワードを入力します。
このバージョンでは、データベースのバージョンを12.2.0.1,12.1.0.2または11.2.0.4のいずれかに指定するか、または5桁のフォーマットを使用して特定のパッチ・バンドルのバージョンを指定することができます。 バンドル・パッチ番号を指定せずにデータベース・バージョンを使用すると、最新のバンドル・パッチが使用されます。 次の値がサポートされています:
12.2.0.1
12.2.0.1.171017
12.2.0.1.170814
12.1.0.2
12.1.0.2.171017
12.1.0.2.170718
12.1.0.2.170418
12.1.0.2.161018
12.1.0.2.160719
12.1.0.2.160419
11.2.0.4
11.2.0.4.171017
11.2.0.4.170718
11.2.0.4.170418
11.2.0.4.161018
11.2.0.4.160719
注意:
Oracle Database 11.2.0.4.160419はサポートされていません。 11.2.0.4.160419データベース・ホームに対してOracle Database 11.2を作成しようとすると失敗します。例13-46 対話モードでのデータベースの作成
この例では、odb2
という名前の12.1.0.2 OLTPコンテナ・データベースhrdb
を作成し、対話形式でパスワードを提供できます。
注意:
パスワードを対話方式で指定するには、-m
オプションを使用しますが、プロンプトが表示されるまでパスワードは指定しません。# odacli create-database -n hrdb -c -m -cl OLTP -s odb2 -p pdb1 Password for SYS,SYSTEM and PDB Admin: { "jobId" : "f12485f2-dcbe-4ddf-aee1-de24d37037b6", "status" : "Created", "message" : null, "reports" : [ ], "createTimestamp" : "March 26, 2018 03:54:03 AM EDT", "description" : "Database service creation with db name: hrdb", "updatedTime" : "March 26, 2018 03:54:03 AM EDT" }
例13-47 非対話モードでのデータベースの作成
この例では、odb2
という名前の12.1.0.2 OLTPデータベースcrmdb
を作成し、コマンドラインでパスワードを指定できるようにします。 コマンド行でパスワードを定義するには、-hm
オプションを使用してパスワードを定義します。 コンテナ・データベース・フラグ(-c
)が使用されていないため、作成されたデータベースはコンテナ・データベースではありません。
# odacli create-database -n crmdb -hm WelCome__12 -cl OLTP -s odb2 { "jobId" : "30b5e2a6-493b-4461-98b8-78e9a15f8cdd", "status" : "Created", "message" : null, "reports" : [ ], "createTimestamp" : "March 26, 2018 03:59:22 AM EDT", "description" : "Database service creation with db name: crmdb", "updatedTime" : "March 26, 2018 03:59:22 AM EDT" }
例13-48 別のバージョンに対するデータベースの作成
次のいずれかの文は、Oracle Database Bundle (170718)が適用されたホームに対してデータベースを作成します:
# odacli create-database -m -n hrmsdb1 -v 12.1.0.2 # odacli create-database -m -n hrmsdb2 -v 12.1.0.2.170718
次の文は、Oracle Database Bundleパッチ170814を使用して、ホームに対して新しいデータベースを作成します:
# odacli create-database -m -n hrmsdb3 -v 12.1.0.2.170814
親トピック: odacliデータベース・コマンド
odacli register-database
コマンドを使用して、移行したデータベースをアプライアンスに登録します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli register-database -c {OLTP|DSS|IMDB} -s dbshape -t dbtypeSI -o hostname -sn servicename -p syspassword[-bi backupconfigid] [-co|-no-co] [-h][-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)将来使用するバックアップ構成識別子を定義します。 |
|
データベース・クラスを定義します。 データベース・クラス設定によって、データベースのSGAメモリーとインスタンスのPGAメモリーの構成を指定します。 オプションは次のとおりです。
|
|
(オプション)データベース・コンソールを有効にします。 データベース・コンソールを無効にするには |
|
データベース・シェイプ(テンプレート)を識別し、データベースに割り当てられる合計メモリー量を決定します。 たとえば、odb1およびodb2を指定します。 デフォルトは |
|
データベースのタイプを定義します。 データベース・タイプは単一インスタンスです。 デフォルトはSIです。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
ホスト名を定義します。 デフォルト値: ローカル・ホスト名 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)データベース・コンソールを無効にします。 |
|
データベース・サービス名を定義します。 このサービス名を使用して、データベースに接続するためのEZCONNECT Stringが導出されます。 たとえば、 ポート番号は、デプロイメントの一部であるリスナー用に構成されているポートです。 |
|
SYSのプロキシ・ユーザーのパスワードを定義します。 |
使用上の注意
注意:
データベースを登録する前に、簡易接続(EZCONNECT)を使用してデータベース接続をテストすることをお薦めします。sys
ユーザーとしてログインし、次のコマンドを入力します。
sqlplus sys/password@//hostname:1521/service name
非対話モードでコマンドを実行するには、-p
パラメータを使用してパスワードを指定する代わりに、隠しパラメータ-hp
を使用して、コマンド行でパスワードを指定します。
移行したデータベースは、アプライアンスのプロビジョニング中に構成されたリスナーに登録されます。 登録を成功させるためには、移行したデータベースが読取り書込みモードと読取り専用モードであることが必要です。
register-database
コマンドは、datafile
とログファイルのロケーションを検証し、controlfile
とspfile
を正しいロケーションに移動します。
一部のinit.ora
パラメータは、登録の一部として設定またはリセットされます。 登録前および登録後のパラメータの変更を確認します。
以下に、登録の一部として実装される変更の例を示します。
memory_target
がリセットされる。
sga_target/pga_aggregate_target/log_buffer/inmemory_size
が登録時に使用されるデータベース・クラスとデータベース・シェイプの設定に基づいて構成される。
登録プロセスによって、推奨されるアプライアンス固有のパラメータが設定またはリセットされる。
登録されるデータベースはOracle Managed Filesを使用する必要があり、ファイルの場所はodacli describe-dbstorage
コマンドのDATA Location、REDO LocationおよびRECO Locationと一致する必要があります。
登録プロセスの一部として、データベースがOracle Clusterwareに登録されます。 データベース・ロールに応じて、データベースはOracle Clusterwareにプライマリ・データベースまたはスタンバイ・データべースとして登録されます。
データベースをスタンバイ・データベースとして登録する場合は、odacli register-database
コマンドを実行する前にデータベースを読取り専用モードで開きます。
移行されたデータベースの登録
シェイプodb1
を使用する単一インスタンスOLTPデータベースを登録する構文は次のとおりです。
odacli register-database -c OLTP -s odb1 -sn crmdb.example.com -p Password for SYS: { "jobId" : "317b430f-ad5f-42ae-bb07-13f053d266e2", "status" : "Created", "message" : null, "reports" : [ ], "createTimestamp" : "March 08, 2018 05:55:49 AM EDT", "description" : "Database service registration with db service name: crmdb.example.com", "updatedTime" : "March 08, 2018 05:55:49 AM EDT" } rpandrap: ]# odacli describe-job -i "317b430f-ad5f-42ae-bb07-13f053d266e2" Job details ---------------------------------------------------------------- ID: 317b430f-ad5f-42ae-bb07-13f053d266e2 Description: Database service registration with db service name: crmdb.example.com Status: Success Created: March 8, 2018 5:55:49 AM EDT Message: Task Name Start Time ----------------------------- ------------------------------ restore control file March 8, 2018 5:55:49 AM EDT move spfile to right location March 8, 2018 5:56:08 AM EDT register DB with clusterware March 8, 2018 5:56:13 AM EDT reset db parameters March 8, 2018 5:57:05 AM EDT Running DataPatch March 8, 2018 5:57:36 AM EDT (Continued) End Time Status ------------------------------- -------- March 8, 2018 5:56:08 AM EDT Success March 8, 2018 5:56:13 AM EDT Success March 8, 2018 5:57:05 AM EDT Success March 8, 2018 5:57:36 AM EDT Success March 8, 2018 5:57:49 AM EDT Success
親トピック: odacliデータベース・コマンド
odacli update-tdekey
コマンドを使用して、Oracle Database Applianceの透過データ暗号化(TDE)パラメータを更新します。ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli update-tdekey -i databaseId -p -n pdbNames -t tagName -r dbStorage [-r|-no-r][-h][-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
キーがローテーションされるデータベースのホームID(ID)を指定します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
非ルート・コンテナ・データベースのキーを回転します。 ルート・コンテナ・データベースの場合は、 |
|
透過的データ暗号化(TDE)管理者のウォレット・パスワードを定義します。 非対話モードを使用するには、 対話形式でパスワードを指定するには、 |
|
回転させるプラガブル・データベース(PDB)の名前を定義します。 |
|
ルート・データベースがコンテナ・データベースの場合は、キーを回転します。
|
|
ウォレットをバックアップするために使用される名前を定義します。 デフォルトのタグ名はOdaRotateKeyです。 |
例13-49ルート・コンテナ・データベースのTDEキーの更新
# odacli -i a3f4a6c0-a0c9-4c79-bad7-898afcf9de46 -r -p -t TDE Admin wallet password: <enter the pwd here> { "jobId" : "d47bd867-6ee6-45f6-82ed-ba99352856ec", "status" : "Created", "message" : null, "reports" : [ ], "createTimestamp" : 1467869434888, "description" : "TDE update", "updatedTime" : 1467869434888 }
親トピック: odacliデータベース・コマンド
odacli delete-database
コマンドを使用して、データベースを削除します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
データベースを削除するには、次のコマンドを実行します。
odacli delete-database -i dbid [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
表示するデータベース・ホーム識別子(ID)を識別します。
|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
使用方法
注意:
delete-database
コマンドは、データベース、ファイル・システム、データベースに割り当てられている基礎となるadvm
ボリュームを削除します。 たとえば、hrdb
という名前のデータベースを削除すると、ファイルシステム/u02/app/oracle/oradata/hrdb
も削除されます。 このデータベース・ファイルの場所に他のファイルを保持しないでください。 例13-50 hrmsdb
という名前のデータベースの削除
この例では、hrmsdb
という名前のデータベースを削除します。 データベースを削除する前に、データベース・ホーム識別子(dbid)を知っておく必要があります。 この例では、odacli list-databases
コマンドを実行してデータベースと関連するdbidをリストし、データベースhrmsdb
を削除する方法を示します。
# odacli list-databases ID DB Name DB Version CDB Class ------------------------------------- ------- ---------- ---- ----- a3f4a6c0-a0c9-4c79-bad7-898afcf9de46 hrmsdb 12.1.0.2 true OLTP 7e28bf52-1a09-49fd-9391-841838d2c42f crmdb 12.1.0.2 false OLTP (continued) Shape Storage Status ------ ------ ---------- odb1 ACFS Configured odb1 ACFS Configured # odacli delete-database -i a3f4a6c0-a0c9-4c79-bad7-898afcf9de46
親トピック: odacliデータベース・コマンド
odacli DBHome
コマンドを使用して、データベース・ホーム操作を管理します。
odacli list-dbhomes
コマンドを使用して、Oracleホーム・ディレクトリのリストを表示します。odacli describe-dbhome
コマンドを使用して、Oracle Databaseホームの詳細を表示します。odacli create-dbhome
コマンドを使用して、Oracle Databaseホームを作成します。odacli delete-dbhome
コマンドを使用して、データベースに関連付けられていないデータベース・ホームを削除します。odacli list-dbhomes
コマンドを使用して、Oracleホーム・ディレクトリのリストを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
Oracleホーム・ディレクトリのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
odacli list-dbhomes [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
例13-51 Oracleホーム・ディレクトリのリストの表示
次のコマンドを使用して、Oracleホーム・ディレクトリのリストを表示します。
# odacli list-dbhomes
ID Name DB Version ------------------------------------ ----------------- ---------- b727bf80-c99e-4846-ac1f-28a81a725df6 OraDB12102_home1 12.1.0.2 (continued) Home Location ----------------------------------------- /u01/app/orauser/product/12.1.0.2/dbhome_1
親トピック: odacli DBHomeコマンド
odacli describe-dbhome
コマンドを使用して、Oracle Databaseホームの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
Oracle Databaseホームの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odacli describe-dbhome -i dbhomeid [-h] [-j] [-v]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
データベース・ホームIDを識別します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
|
(オプション)データベース・ホームのバージョンを識別します。 |
例13-52 Oracle Databaseホームの詳細の表示
次の出力は、Oracle Databaseホームの詳細を表示するコマンドの使用例です。
# odacli describe-dbhome -i b727bf80-c99e-4846-ac1f-28a81a725df6 DB Home details ---------------------------------------------------------------- ID: b727bf80-c99e-4846-ac1f-28a81a725df6 Name: OraDB12102_home1 Version: 12.1.0.2 Home Location: /u01/app/orauser/product/12.1.0.2/dbhome_1 Created: Jun 2, 2016 10:19:23 AM
親トピック: odacli DBHomeコマンド
odacli create-dbhome
コマンドを使用して、Oracle Databaseホームを作成します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
Oracle Databaseホームを作成するには、次のコマンドを実行します。
odacli create-dbhome -v version [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
データベース・バンドル・パッチ番号を定義します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
バージョン番号については、データベース・バージョン12.2.0.1,12.1.0.2または11.2.0.4を指定するか、または5桁のフォーマットを使用して特定のパッチ・バンドル・バージョンを指定することができます。 たとえば、12.1.0.2.161018を指定します。 バンドル・パッチ番号を指定せずにデータベース・バージョンを使用すると、最新のバンドル・パッチが使用されます。
次の値がサポートされています:
12.2.0.1
12.2.0.1.170814
12.1.0.2
12.1.0.2.170718
12.1.0.2.170418
12.1.0.2.161018
12.1.0.2.160719
12.1.0.2.160419
11.2.0.4
11.2.0.4.170718
11.2.0.4.170418
11.2.0.4.161018
11.2.0.4.160719
注意:
Oracle Database 11.2.0.4.160419はサポートされていません。 11.2.0.4.160419データベース・ホームに対してOracle Database 11.2を作成しようとすると失敗します。例13-53 Oracle Databaseホームの作成
次の例は、Oracle Databaseホーム・バージョン12.1.0.2.170718を作成します。
# odacli create-dbhome -v 12.1.0.2.170718
親トピック: odacli DBHomeコマンド
odacli delete-dbhome
コマンドを使用して、データベースに関連付けられていなデータベース・ホームを削除します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli delete-dbhome -i [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
データベース識別子(ID)を使用してデータベース・ホームを識別します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
odacli list-dbhomes
コマンドを使用して、識別子を探します。
データベース・ホーム(dbhome)を削除またはアンインストールするためには、dbhomeに関連付けられているデータベースを保持することはできません。
既存のデータベースを削除するには、odacli delete-database
コマンドを使用します。
例13-54 空のデータベース・ホームの削除
# odacli delete-dbhome -i 0ce547ca-3df2-4178-a7e6-eefa613aeab4
親トピック: odacli DBHomeコマンド
データベース・ストレージ・コマンドを使用して、Oracleデータベース・ストレージのリストと詳細を表示したり、ストレージの作成および削除を実行します。
odacli list-dbstorages
コマンドを使用してアプライアンスに構成されているデータベース・ストレージのリストを表示します。odacli describe-dbstorage
コマンドを使用して、ストレージ構成の詳細を表示します。odacli create-dbstorage
コマンドを使用して、データベース移行対象のファイル・システムを作成します。odacli delete-dbstorage
コマンドを使用して、データベースに関連付けられていないデータベース・ストレージを削除します。odacli list-dbstorages
コマンドを使用してアプライアンスに構成されているデータベース・ストレージのリストを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli list-dbstorages [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
このコマンドは、create-database
コマンドとcreate-dbstorage
コマンドで構成されているすべてのファイルシステムのリストを表示します。
例13-55 すべてのデータベース・ストレージのリストの表示
# odacli list-dbstorages ID Type DBUnique Name Status ------------------------------------ -------- ----------- ---------- 9fe39332-cc1a-4b4b-8393-165524a6ef6b Acfs rdb121a Configured 4f2a1b59-ca66-4d80-951c-425ab7b0acae Asm ee12db Configured 0266edac-c729-4539-861f-3f3d543be9e4 Acfs db12SE Configured
親トピック: odacliデータベース・ストレージ・コマンド
odacli describe-dbstorage
コマンドを使用して、ストレージ構成の詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli describe-dbstorage -i [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
データベース・ストレージを識別します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
odacli list-dbstorages
コマンドを使用してデータベース・ストレージ識別子(ID)を取得します。
DATA Locationはinit.ora
パラメータdb_create_file_dest
と一致します。
RECO Locationは、init.ora
パラメータdb_recovery_file_dest
に対応
REDOロケーションは、init.ora
パラメータdb_create_online_log_dest_1
に対応
例13-56 データベースのOracle ACFSストレージの詳細の表示
次の例では、Oracle ASMクラスタ・ファイル・システム(ACFS)のストレージの詳細を表示します。
# odacli describe-dbstorage -i 9fe39332-cc1a-4b4b-8393-165524a6ef6b DBStorage details ---------------------------------------------------------------- ID: 9fe39332-cc1a-4b4b-8393-165524a6ef6b DB Name: rdb121a DBUnique Name: rdb121a DB Resource ID: ad6c7326-e460-411e-94df-230dedbef743 Storage Type: Acfs DATA Location: /u02/app/oracle/oradata/rdb121a RECO Location: /u03/app/oracle/fast_recovery_area/ REDO Location: /u03/app/oracle/redo/ State: ResourceState(status=Configured) Created: July 22, 2016 12:07:12 PM SGT UpdatedTime: July 22, 2016 12:26:39 PM SGT
例13-57 データベースのOracle ASMストレージの詳細の表示
次の例では、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)のストレージの詳細を表示します。
# odacli describe-dbstorage -i 4f2a1b59-ca66-4d80-951c-425ab7b0acae DBStorage details ---------------------------------------------------------------- ID: 4f2a1b59-ca66-4d80-951c-425ab7b0acae DB Name: ee12db DBUnique Name: ee12db DB Resource ID: fb4d02f3-2413-47ca-8584-a768e23ec2e7 Storage Type: Asm DATA Location: DATA RECO Location: RECO REDO Location: RECO State: ResourceState(status=Configured) Created: July 22, 2016 1:13:51 PM SGT UpdatedTime: July 22, 2016 1:13:52 PM SGT
親トピック: odacliデータベース・ストレージ・コマンド
odacli create-dbstorage
コマンドを使用して、データベース移行対象のファイル・システムを作成します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli create-dbstorage -n dbname -s dataSize -u databaseUniqueName -r [ASM|ACFS] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
データベースの名前を定義します。 |
|
(オプション)データベース・ファイルと一時ファイルを格納するファイルシステムのサイズをGB単位で定義します。 デフォルトは100 GBです。最小サイズは10 GBです。 サイズを入力する場合は、GBを含めないでください。 たとえば、50 GBの場合は、50を使用します。 |
|
(オプション)データベースの一意の名前を定義します。 データベースの一意の名前がデータベース名と異なる場合にのみ指定します。 このコマンドで、マウント・ポイント |
|
(オプション)データベース・ストレージのタイプとして、ASMまたはACFSを定義します。 ASMを選択すると、データベース以外のファイルを格納するサポート・ディレクトリ構造のみ作成されます。 デフォルトは: ASM |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
odacli create-dbstorage
コマンドは、Appliance Managerにストレージ・メタデータを登録します。
Oracle Database は、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)およびOracle ASM Cluster File System (ACFS)の両方でサポートされています。 デフォルトはOracle ASMです。
ACFSデータベース・ストレージを作成する場合は、このコマンドで別のACFSファイル・システムが作成されて、アーカイブやオンライン・ログなどの他のデータベース・ファイルのディレクトリ構造が作成されます。
ASMデータベース・ストレージを作成する場合は、データベース以外のファイルの対応するディレクトリのみ作成されます。
例13-58 データベース・ストレージの作成
次の文では、APPSDBデータベース用に50 GBのACFSデータベースが作成されます。
# odacli create-dbstorage -n APPSDB -s 50 -r ACFS { "jobId" : "fc6bf8fd-60c2-44f3-b8b7-efd0e9a2149f", "status" : "Created", "message" : null, "reports" : [ ], "createTimestamp" : "August 09, 2016 06:19:35 AM WSST", "description" : "Database storage service creation with db name: APPSDB", "updatedTime" : "August 09, 2016 06:19:35 AM WSST" }
親トピック: odacliデータベース・ストレージ・コマンド
odacli delete-dbstorage
コマンドを使用して、データベースに関連付けられていないデータべージ・ストレージを削除します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli delete-dbstorage -i [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
データベース識別子(ID)を使用してデータベース・ストレージを識別します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
ストレージがデータベースに関連付けられていない場合にのみ、delete-dbstorage
を使用できます。
既存のデータベースを削除するには、delete-database
コマンドを使用します。
list-dbstorages
コマンドを使用して、識別子を探します。
例13-59 空のデータベース・ストレージの削除
# odacli delete-dbstorage -i 9fe39332-cc1a-4b4b-8393-165524a6ef6b
親トピック: odacliデータベース・ストレージ・コマンド
ジョブの詳細を表示するには、odacli list-jobs
およびodacli describe-job
コマンドを使用します。
odacli list-jobs
コマンドを使用して、ジョブID、ステータス、ジョブの作成日とタイムスタンプなど、ジョブのリストを表示します。odacli describe-job
コマンドを使用して、ジョブID、ステータス、タスク、ジョブの作成日とタイムスタンプなど、特定のジョブに関する詳細を表示します。odacli list-jobs
コマンドを使用して、ジョブID、ステータス、ジョブの作成日とタイムスタンプなど、ジョブのリストを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
ジョブのリストおよびジョブの詳細とステータスを表示するには、次のコマンドを実行します。
odacli list-jobs [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-60 ジョブのリストの表示
ジョブのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
# odacli list-jobs ID Description Created ---------------------------- --------------------- ---------------------------- a6084067-72a1-4625-bea7-efd Provisioning service creation Jun 2, 2016 10:19:23 AM (Continued) Status ------- Success
親トピック: odacliジョブ・コマンド
odacli describe-job
コマンドを使用して、ジョブID、ステータス、タスク、ジョブの作成日とタイムスタンプなど、特定のジョブに関する詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
特定のジョブ、ステータスおよびタスクを表示するには、次のコマンドを実行します。
odacli describe-job -i jobid [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ジョブを識別します。 ジョブID (jobid)を取得するには、 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-61 ジョブの詳細の表示
ジョブIDが02df22c8-c21f-4162-8265-97f7826c243a
である特定のジョブの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
# odacli describe-job -i 02df22c8-c21f-4162-8265-97f7826c243a
親トピック: odacliジョブ・コマンド
odacli network
コマンドを使用して、ネットワーク・インタフェースのリストおよび詳細を表示します。
odacli list-networks
コマンドを使用して、ネットワークを表示します。odacli describe-network
コマンドを使用して、特定のネットワークの詳細を表示します。odacli create-network
コマンドを使用して、ネットワークを作成します。odacli update-network
コマンドを使用して既存のネットワーク構成を更新します。odacli delete-network
コマンドを使用します。odacli list-networks
コマンドを使用して、ネットワークを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli list-networks [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-62 ネットワークのリストの表示
odacli list-networks
コマンドを使用して、ネットワークのリストを表示します。
# odacli list-networks ID Name NIC IP Address ------------------------------------ ---------------- ------- ------------ 7e3fd7e7-0975-4c74-9720-a01a2a7a838d Private-network priv0 192.0.2.1 e37b0ae9-1420-4e05-943b-7a8ee912cafb Public-network btbond1 10.20.30.100 (Continued) Subnet Mask Gateway ----------------- --------- 255.255.255.240 255.255.252.0 10.20.30.1
親トピック: odacliネットワーク・コマンド
odacli describe-network
コマンドを使用して、特定のネットワークの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
特定のネットワークの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odacli describe-network -i id [-j][-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ネットワークIDを識別します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-63 ネットワークの詳細の表示
9e5ba92b-3f64-4ca7-9067-48be0952510aというネットワークIDの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
# odacli describe-network -i 9e5ba92b-3f64-4ca7-9067-48be0952510a Network details ---------------------------------------------------------------- ID: 9e5ba92b-3f64-4ca7-9067-48be0952510a Name: Public-network NIC: btbond1 IP Address: 192.0.2.1 Subnet Mask: 255.255.252.0 Gateway: 10.20.30.1 Type: Public Default: true Created: July 28, 2016 10:10:49 AM EDT
親トピック: odacliネットワーク・コマンド
odacli create-network
コマンドを使用して、ネットワークを作成します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli create-network [-d|-no-d] -n interface -p ipaddress -w {Public|Private|Dataguard|Backup|Other} -s subnetmask -g gateway[-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
デフォルト・ネットワークを識別します。 |
|
ネットワーク・ゲートウェイを定義します。 デフォルト・ネットワークにはゲートウェイが必要です。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
ネットワーク・インタフェースの名前を定義します。 |
|
ネットワークIPアドレスを定義します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
ネットワークのタイプを定義します。 オプション: {Public|Private|Dataguard|Backup|Other} |
|
ネットワークを非デフォルト・ネットワークとして識別します。 デフォルト・ネットワークを識別するには |
|
ネットワーク・サブネット・マスクを定義します。 |
使用上の注意
このコマンドを使用して、create-appliance
では作成されない追加のネットワークを作成します。
ネットワークを作成できるのは、ボンディング・インタフェースのみです。
例13-64 ネットワークの作成
次の例は、新しいネットワークsfpbond1
をIPアドレス192.0.2.15
で作成します。 ネットワークは、サブネット・マスク255.255.255.0
を使用する追加のネットワークで、デフォルト・ネットワークではありません。
# odacli create-network -n sfpbond1 -p 192.0.2.15 -w Backup -s 255.255.255.0 -no-d
親トピック: odacliネットワーク・コマンド
odacli update-network
コマンドを使用して既存のネットワーク構成を更新します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
ネットワークを更新するには、次のコマンドを実行します。
odacli update-network -i id [-p IP address] [-w [Public|Private|Dataguard|Backup|Other]] [-s network subnet mask] [-g network gateway] [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ネットワーク・アイデンティティを定義します。 |
|
(オプション)ネットワーク・ゲートウェイを定義します。 |
|
(オプション)ネットワークIPアドレスを定義します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)ネットワークのタイプを定義します。 |
|
(オプション)ネットワーク・サブネット・マスクを定義します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
システムのデプロイ後にパブリック・インタフェースまたはプライベート・インタフェースを変更することはできません。
システムにはSFP+と10GBaseTの両方のペアがあり、そのうちの1つがパブリックに使用され、追加の接続が必要な場合はデプロイメント後にもう一方を構成できます。 たとえば、バックアップ・ネットワークが必要な場合。
例13-65 ネットワークの更新
次の例では、ネットワークID 192.0.0.2
を更新し、ネットワークをバックアップ・ネットワークとして指定します。
# odacli update-network -i 192.0.0.2 -w Backup
親トピック: odacliネットワーク・コマンド
ネットワークを削除するには、odacli delete-network
コマンドを使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
ネットワークを削除するには、次のコマンドを実行します。
odacli delete-network -i id [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ネットワーク・アイデンティティを定義します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
システムのデプロイ後にパブリック・ネットワークまたはプライベート・ネットワークを削除することはできません。
例13-66 ネットワークの削除
次の例では、ネットワークIDが55db39db-d95c-42c5-abbd-b88eb99b83ecのバックアップ・ネットワークを削除します。
# odacli delete-network -i 55db39db-d95c-42c5-abbd-b88eb99b83ec
"jobId" : "c26d217e-419b-4a91-8680-7b06bcfe9828", "status" : "Running", "message" : null, "reports" : [ { "taskId" : "TaskSequential_137", "taskName" : "deleting network", "taskResult" : "Running", "startTime" : "March 26, 2018 23:14:32 PM EDT", "endTime" : "March 26, 2018 23:14:32 PM EDT", "status" : "Running", "taskDescription" : null, "parentTaskId" : "TaskSequential_135", "jobId" : "c26d217e-419b-4a91-8680-7b06bcfe9828", "tags" : [ ], "reportLevel" : "Info", "updatedTime" : "March 26, 2018 23:14:32 PM EDT" },{ "taskId" : "TaskZJsonRpcExt_142", "taskName" : "Setting up Network", "taskResult" : "Network setup success", "startTime" : "March 26, 2018 23:14:32 PM EDT", "endTime" : "March 26, 2018 23:14:32 PM EDT", "status" : "Success", "taskDescription" : null, "parentTaskId" : "TaskParallel_141", "jobId" : "c26d217e-419b-4a91-8680-7b06bcfe9828", "tags" : [ ], "reportLevel" : "Info", "updatedTime" : "March 26, 2018 23:14:32 PM EDT" } ], "createTimestamp" : "March 26, 2018 23:14:32 PM EDT", "description" : "Network service delete", "updatedTime" : "March 26, 2018 23:14:32 PM EDT" }
親トピック: odacliネットワーク・コマンド
Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)コマンドを使用して、システムでOracle ASRの構成、更新、テストおよび削除を実行します。
odacli configure-asr
コマンドを使用して、アプライアンスのデプロイ後にOracle Auto Service Request (Oracle ASR)を構成します。odacli update-asr
コマンドを使用して、アプライアンスのデプロイ後にOracle Auto Service Request (Oracle ASR)の構成の詳細を変更します。odacli describe-asr
コマンドを使用して、Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)構成の詳細を表示します。odacli test-asr
コマンドを使用してOracle Auto Service Request (Oracle ASR)構成をテストします。odacli delete-asr
コマンドを使用してシステムからOracle Auto Service Request (Oracle ASR)構成を削除します。odacli configure-asr
コマンドを使用して、アプライアンスのデプロイ後にOracle Auto Service Request (Oracle ASR)を構成します。ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli configure-asr -u username -a asrpassword [-r proxyserver] [-t proxyport] [-y proxyuser] [-ppwd proxypassword] [-s snmpversion] -i[asrip] -e [internal|external] [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)外部Oracle ASR ManagerのIPアドレスを識別します。 |
|
ユーザー名に関連付けられたMy Oracle Supportパスワードを定義します。 このオプションを使用してパスワードを対話方式で指定します。 このオプションを使用する場合は、コマンドラインにパスワードを入力しないでください。 |
|
Oracle ASRの構成タイプを定義します。 デフォルトはinternalです。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)プロキシ・ユーザーのパスワードを定義します。 |
|
(オプション)プロキシ・サーバーのポートを定義します。 |
|
(オプション)プロキシ・サーバーのアドレスを定義します。 |
|
(オプション)プロキシ・サーバーを認証するために必要なプロキシ・ユーザー名を定義します。 |
|
(オプション) Simple Network Management Protocol (SNMP)バージョン2またはSNMPバージョン3を定義します。 デフォルトはV2です。 |
|
Oracle ASRユーザー名を定義します。 ユーザー名は、サーバーが登録されているMy Oracle Supportユーザー名です。 |
使用上の注意
Oracle ASRのすべてのログ・ファイルは、/var/opt/asrmanager/log/
ディレクトリにあります。
外部Oracle ASRマネージャを構成するには、Oracle ASR構成タイプを外部(-e external
)として定義する必要があります。 たとえば、odacli configure-asr -e external -i 198.51.100.1
例13-67 プロキシ・サーバーでのOracle ASRの構成
この例では、ユーザー名scott.tiger@example.com用にOracle ASRを構成します。 プロキシ・サーバーwww-proxy.example.com、およびポート80が定義されます。
# odacli configure-asr -u john.smithl@example.com -a -t 80 -r www-proxy.example.com Asr User password: Job details ---------------------------------------------------------------- ID: d99559b6-d98d-4cb7-b44d-8577cab26667 Description: Configure ASR Status: Created Created: August 9, 2016 6:12:19 AM WSST Message: Task Name Start Time End Time Status ---------------- ---------------- ----------------- ----------
例13-68 外部Oracle ASRの構成
この例では、外部Oracle ASRインスタンスのIPアドレス10.20.30.40を使用するようOracle Database Applianceを構成します。
# odacli configure-asr --asrip 10.20.30.40 --asrtype External { "jobId" : "ea054a2f-d18d-4253-83bc-b57434e3598e", "status" : "Created", "message" : "Please run the script '/tmp/activateExternalAssets.pl' on the ASRManager host once the current job is successful.", "reports" : [ ], "createTimestamp" : "November 20, 2016 22:12:34 PM EST", "description" : "Configure ASR", "updatedTime" : "November 20, 2016 22:12:34 PM EST" }
ジョブが正常に完了したら、Oracle ASR Managerホストで/tmp/activateExternalAssets.pl
スクリプトを実行します。
odacli update-asr
コマンドを使用して、アプライアンスのデプロイ後にOracle Auto Service Request (Oracle ASR)の構成の詳細を変更します。ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
update-asr -u username -a asrpassword [-r proxyserver] [-t proxyport] [-y proxyuser [-ppwd proxypassword] [-s snmpversion] -i[asrip] -e [internal|external] [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)外部Oracle ASR ManagerのIPアドレスを識別します。 |
|
ユーザー名に関連付けられたMy Oracle Supportパスワードを定義します。 このオプションを使用してパスワードを対話方式で指定します。 このオプションを使用する場合は、コマンドラインにパスワードを入力しないでください。 |
|
Oracle ASRの構成タイプを定義します。 デフォルトはinternalです。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)プロキシ・ユーザーのパスワードを定義します。 |
|
(オプション)プロキシ・サーバーのポートを定義します。 |
|
(オプション)プロキシ・サーバーのアドレスを定義します。 |
|
(オプション)プロキシ・サーバーを認証するために必要なプロキシ・ユーザー名を定義します。 |
|
(オプション) Simple Network Management Protocol (SNMP)バージョン2またはSNMPバージョン3を定義します。 デフォルトはv2です。 |
|
Oracle ASRユーザー名を定義します。 ユーザー名は、サーバーが登録されているMy Oracle Supportユーザー名です。 |
使用上の注意
Oracle ASR構成時にパスワードを入力します。
Oracle ASRのすべてのログ・ファイルは、/var/opt/asrmanager/log/
ディレクトリにあります。
update-asr
コマンドを使用してOracle ASRタイプを変更することはできません。 たとえば、内部から外部へ変更する場合です。 Oracle ASRタイプを変更するには、odacli delete-asr
を使用して既存の構成を削除した後に、odacli configure-asr
コマンドを使用してOracle ASRを再構成します。
外部Oracle ASRマネージャを構成するには、Oracle ASR構成タイプを外部(-e external
)として定義する必要があります。 たとえば、odacli update-asr -e external -i 198.51.100.1
例13-69 新しいプロキシ・サーバーでのOracle ASRの更新
この例では、ユーザー名scott.tiger@example.comのOracle ASRを更新します。 パスワードはコマンドラインで定義されません。 構成中にパスワードの入力を要求されます。 プロキシ・サーバーがwww-proxy2.example.comに更新されます。
# odacli update-asr -u scott.tiger@example.com --asrpassword --proxyserver www-proxy2.example.com --proxyport 80 Asr User password: Job details --------------------------------------------------------- ID: 79cb2baa-1644-45c5-a004-a303e3111807 Description: Update ASR Status: Created Updated: July 15, 2016 9:53:54 AM PST Message: Task Name Start Time End Time Status ---------------- ---------------- ----------------- ----------
odacli describe-asr
コマンドを使用して、Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)構成の詳細を表示します。ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
describe-asr [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-70 Oracle ASRの詳細の表示
# odacli describe-asr ASR details ---------------------------------------------------------------- ID: e841d74a-687b-4e87-9548-1baa2090d48e Name: UserName: scott.tiger@example.com ProvyServerName: www-proxy.example.com ProxyPort: 80 ProxyUserName: SnmpVersion: V3 State: N/A Created: July 15, 2016 8:53:54 AM PST Updated: July 15, 2016 8:53:54 AM PST
odacli test-asr
コマンドを使用してOracle Auto Service Request (Oracle ASR)構成をテストします。ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli test-asr [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
このコマンドは、/SP/alertmgmt/rules/1 testrule=true
を呼び出してSNMPテスト・トラップを内部的に呼び出します。
例13-71 Oracle ASR構成のテスト
# odacli test-asr Job details ---------------------------------------------------------------- ID: ec6783f4-551d-4686-ab1b-22e2d9e59c98 Description: Test ASR Status: Created Created: July 25, 2016 9:03:15 AM SGT Message: Task Name Start Time End Time Status ----------------------------- --------------------- ---------------- ----------
odacli delete-asr
コマンドを使用してシステムからOracle Auto Service Request (Oracle ASR)構成を削除します。ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
# odacli delete-asr [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-72 システムからのOracle ASRの削除
# odacli delete-asr { "jobId" : "5d70bd17-ec4a-48da-8196-1364105db99d", "status" : "Running", "message" : null, "reports" : [ ], "createTimestamp" : 1469409622451, "description" : "Delete ASR", "updatedTime" : 1469409622458 }
odacli OS
コマンドを使用して、オペレーティング・システム(OS)のパラメータをリストし、更新します。
odacli list-osconfigurations
コマンドを使用して、現在のHugePage値とmemlock値を表示し、使用可能なスペースの合計に基づいて推奨値を表示します。odacli update-osconfigurations
コマンドを使用して、HugePage値とmemlock値を更新します。odacli list-osconfigurations
コマンドを使用して、現在のHugePage値とmemlock値を表示し、使用可能なスペースの合計に基づいて推奨値を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli list-osconfigurations [-h] [-j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
使用上の注意
このコマンドは、/etc/sysctl.conf
と/etc/security/limits.conf
ファイルからHugePageとmemlockの構成値を表示します。 使用可能なスペースの合計に基づいて、推奨値がパラメータに対して計算されます。
例13-73設定され、推奨されるMemlockおよびHugePage構成のリストの表示
# odacli list-osconfigurations Parameter User ConfiguredValue SuggestedValue --------------- --------------- ------------------------------ --------------- Memlock grid 295971180KB 289034355KB Memlock oracle 295971180KB 289034355KB HugeSpace default 101430MB 101161MB
親トピック: odacli OSコマンド
odacli update-osconfigurations
コマンドを使用して、HugePage値とmemlock値を更新します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli update-osconfigurations [-h] [-hs] [-j] [-m]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--hugespace , -hs |
(オプション)HugePage値を更新します。 |
--json 、-j |
(オプション) JSON出力を表示します。 デフォルトは、falseです。 |
--memlock , -m |
(オプション)memlock値を更新します。 |
使用上の注意
このコマンドは、/etc/security/limits.conf
ファイルのmemlockと/etc/sysctl.conf
ファイルのHugePageを推奨値で更新します。
memlockまたはhugepageを更新することができます。 オプションが指定されていない場合は、両方のパラメータが推奨値に更新されます。
例13-74 HugePageパラメータとMemlockパラメータを推奨値に更新
odacli update-osconfigurations { "jobId" : "954cf7a5-9cad-451c-8820-3140a716af26", "status" : "Created", "message" : "Successfully submitted a request to configure OS parameters.", "reports" : [ ], "createTimestamp" : "February 06, 2018 00:03:51 AM MST", "resourceList" : [ ], "description" : "Configuring OS Parameter", "updatedTime" : "February 06, 2018 00:03:51 AM MST" [root@rwsoda6s002 ~]# odacli describe-job -i "954cf7a5-9cad-451c-8820-3140a716af26" Job details ---------------------------------------------------------------- ID: 954cf7a5-9cad-451c-8820-3140a716af26 Description: Configuring OS Parameter Status: Success Created: February 6, 2018 12:03:51 AM MST Message: Task Name Start Time End Time Status -------------------- -------------------------------- -------------------------------- ------- Setting up memlock. February 6, 2018 12:03:51 AM MST February 6, 2018 12:03:51 AM MST Success Setting up HugeSpace February 6, 2018 12:03:51 AM MST February 6, 2018 12:03:51 AM MST Success
親トピック: odacli OSコマンド
odacli validate-storagetopology
コマンドを使用して、システム・コントローラとストレージ・シェルフ間のケーブル接続、およびストレージ拡張シェルフ(取り付けられている場合)へのケーブル接続を確認します。
システムをデプロイする前にodacli validate-storagetopology
コマンドを実行して、ケーブル接続が正しいことを確認することをお薦めします。 これにより、誤ったケーブル接続や不足しているケーブル接続によるデプロイメント時の問題を回避して防止します。 ケーブル接続が正しくない場合は、出力にエラーが表示されます。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odacli
構文
odacli validate-storagetopology [–h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
hardware monitoring
コマンドを使用して、ハードウェア構成を表示します。
odaadmcli show cooling
コマンドを使用して、冷却装置の詳細を表示します。odaadmcli show env_hw
コマンドを使用して、環境およびハードウェアに関する情報を表示します。odaadmcli show fs
コマンドを使用して、ファイルシステムの詳細を表示します。odaadmcli show memory
コマンドを使用して、メモリーの詳細を表示します。odaadmcli show network
コマンドを使用して、ネットワークの詳細を表示します。odaadmcli show power
コマンドを使用して、電源の詳細を表示します。odaadmcli show processor
コマンドを使用して、プロセッサの詳細を表示します。odaadmcli show server
コマンドを使用して、サーバーの詳細を表示します。odaadmcli show cooling
コマンドを使用して、冷却装置の詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
冷却装置の詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show cooling [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
親トピック: odaadmcliハードウェア・モニタリング・コマンド
odaadmcli show env_hw
コマンドを使用して、環境およびハードウェアに関する情報を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
環境およびハードウェアの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show env_hw [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-75 環境およびハードウェアの詳細の表示
ハードウェアの詳細を表示するには、コマンドodaadmcli show env_hw
を入力します。 結果には、ベアメタルのOracle Database Applianceシステムが表示されます。
# odaadmcli show env_hw
BM ODA_Lite X7-2 Medium
親トピック: odaadmcliハードウェア・モニタリング・コマンド
odaadmcli show fs
コマンドを使用して、ファイルシステムの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
ファイルシステムの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show fs [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-76 ファイルシステムの詳細の表示
# odaadmcli show fs Type Total Space Free Space Total DG Space Free DG Space ext3 30237M 7763M - - ext3 484M 416M - - ext3 60475M 38149M - - ext3 100793M 22060M - - acfs 102400M 102158M 4894016M 2418668M acfs 102400M 100501M 4894016M 2418668M acfs 102400M 100601M 4894016M 2418668M (Continued) Diskgroup Mount Point / /boot /opt /u01 DATA /u02/app/oracle/oradata/ACFSDB1 DATA /u02/app/oracle/oradata/ACFSDB2 DATA /u02/app/oracle/oradata/EE12NCDB
親トピック: odaadmcliハードウェア・モニタリング・コマンド
odaadmcli show memory
コマンドを使用して、メモリーの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
メモリーの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show memory [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-77 メモリーの詳細の表示
# odaadmcli show memory NAME HEALTH HEALTH_DETAILS PART_NO. SERIAL_NO. DIMM_0 OK - 3A4K40BB1-CRC 00CE01154602EADA96 DIMM_11 OK - 3A4K40BB1-CRC 00CE01154602EADADA DIMM_3 OK - 3A4K40BB1-CRC 00CE01154602EADBC7 DIMM_8 OK - 3A4K40BB1-CRC 00CE01154602EADBA0 (Continued) LOCATION MANUFACTURER MEMORY_SIZE CURR_CLK_SPEED ECC_Errors P0/D0 Samsung 32 GB 2400 MHz 0 P0/D1 Samsung 32 GB 2400 MHz 0 P0/D3 Samsung 32 GB 2400 MHz 0 P0/D8 Samsung 32 GB 2400 MHz 0
親トピック: odaadmcliハードウェア・モニタリング・コマンド
odaadmcli show network
コマンドを使用して、ネットワークの詳細を表示します。
ファイル・パス
構文
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
ネットワークの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show network [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-78 ネットワークの詳細の表示
# odaadmcli show network NAME HEALTH HEALTH_DETAILS LOCATION PART_NO MANUFACTURER Ethernet_NIC_0 OK - NET0 X540 INTEL Ethernet_NIC_1 OK - NET1 X540 INTEL Ethernet_NIC_2 - - NET2 X540 INTEL Ethernet_NIC_3 - - NET3 X540 INTEL (Continued) MAC_ADDRESS LINK_DETECTED DIE_TEMP 00:10:e0:95:98:ec yes (em1) 61.250 degree C 00:10:e0:95:98:ed yes (em2) 61.250 degree C 90:e2:ba:ae:1e:ad no (em4) - 90:e2:ba:ae:1e:ac no (em3) -
親トピック: odaadmcliハードウェア・モニタリング・コマンド
odaadmcli show power
コマンドを使用して、電源の詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
電源の詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show power [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-79 電源の詳細の表示
# odaadmcli show power NAME HEALTH HEALTH_DETAILS PART_NO. SERIAL_NO. Power_Supply_0 OK - 7079395 476856Z+1514CE056G (Continued) LOCATION INPUT_POWER OUTPUT_POWER INLET_TEMP EXHAUST_TEMP PS0 Present 112 watts 28.000 degree C 34.938 degree C
親トピック: odaadmcliハードウェア・モニタリング・コマンド
odaadmcli show processor
コマンドを使用して、プロセッサの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
プロセッサの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show processor [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-80 プロセッサの詳細の表示
# odaadmcli show processor NAME HEALTH HEALTH_DETAILS PART_NO. LOCATION MODEL CPU_0 OK - 060F P0 (CPU 0) Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2630 (Continued) MAX_CLK_SPEED TOTAL_CORES ENABLED_CORES 2.200 GHz 10 10
親トピック: odaadmcliハードウェア・モニタリング・コマンド
odaadmcli show server
コマンドを使用して、サーバーの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
サーバーの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show server [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-81 サーバーの詳細の表示
# odaadmcli show server Power State : On Open Problems : 0 Model : ORACLE SERVER X7-2 Type : Rack Mount Part Number : 7320190 Serial Number : 1605NM10JJ Primary OS : Not Available ILOM Address : 10.209.8.215 ILOM MAC Address : 00:10:E0:95:98:F0 Description : Oracle Database Appliance X7-2 Small 1606NM1s02 Locator Light : Off Actual Power Consumption : 135 watts Ambient Temperature : 24.250 degree C Open Problems Report : System is healthy
親トピック: odaadmcliハードウェア・モニタリング・コマンド
odaadmcliストレージ
・コマンドを使用して、ストレージ診断を実行します。
odaadmcli expand storage
コマンドを使用して、ストレージを拡張します。odaadmcli show disk
コマンドを使用して、システムの単一のディスクまたはすべてのディスクのステータスを表示します。odaadmcli show diskgroup
コマンドを使用して、構成されているディスクグループのリストまたは特定のディスクグループの構成を表示します。odaadmcli show controller
コマンドを使用して、コントローラの詳細を表示します。odaadmcli show iraid
コマンドを使用して、内部RAIDサブシステムの詳細を表示します。odaadmcli show raidsyncstatus
コマンドを使用して、RAID SYNCステータスを表示します。odaadmcli show storage
コマンドを使用して、ストレージ・コントローラ、エクスパンダおよびディスクを表示します。odaadmcli stordiag
コマンドを使用して、各ディスクまたはNVMeについて詳細な情報を収集します。odaadmcli manage diagcollect
コマンドを使用して、ストレージ・コンポーネントの診断ログを収集します。odaadmcli power disk
コマンドを使用します。odaadmcli expand storage
コマンドを使用して、ストレージを拡張します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
ストレージを拡張するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli expand storage [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
odaadmcli show disk
コマンドを使用して、システムの単一のディスクまたはすべてのディスクのステータスを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
システムのすべてのディスクのステータスを表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show disk [-h]
単一のディスクのステータスを表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show disk disk_name [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
disk_name |
(オプション)ディスク・リソース名を定義します。 リソース名の形式は |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-82 すべてのディスク・ステータスの表示
システムのすべてのディスクのステータスを表示するには、次のコマンドを実行します。
# odaadmcli show disk NAME PATH TYPE STATE STATE_DETAILS pd_00 /dev/nvme0n1 NVD ONLINE Good pd_01 /dev/nvme1n1 NVD ONLINE Good
例13-83 単一のディスク・ステータスの表示
pd_00
という名前のディスクのステータスを表示するには、次のコマンドを実行します。
# odaadmcli show disk pd_00 The Resource is : pd_00 ActionTimeout : 1500 ActivePath : /dev/nvme0n1 AsmDiskList : |data_00||reco_00| AutoDiscovery : 1 AutoDiscoveryHi : |data:80:NVD||reco:20:NVD| CheckInterval : 300 ColNum : 0 CriticalWarning : 0 DependListOpr : add Dependency : |0| DiskId : 360025380144d5332 DiskType : NVD Enabled : 1 ExpNum : 19 HbaPortNum : 10 IState : 0 Initialized : 0 IsConfigDepende : false ModelNum : MS1PC2DD3ORA3.2T MonitorFlag : 1 MultiPathList : |/dev/nvme0n1| Name : pd_00 NewPartAddr : 0 OSUserType : |userType:Multiuser| PlatformName : X7_1_LITE_S PrevState : Invalid PrevUsrDevName : SectorSize : 512 SerialNum : S2LHNAAH000001 Size : 3200631791616 SlotNum : 0 SmartDiskWarnin : 0 SmartTemperatur : 37 State : Online StateChangeTs : 1465263789 StateDetails : Good TotalSectors : 6251233968 TypeName : 0 UsrDevName : NVD_S00_S2LHNAAH101026 VendorName : Samsung gid : 0 mode : 660 uid : 0
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
odaadmcli show diskgroup
コマンドを使用して、構成されているディスクグループのリストまたは特定のディスクグループの構成を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
構成されているディスクグループのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show diskgroup [-h]
DATAの構成を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show diskgroup [DATA] [-h]
RECOの構成を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show diskgroup [RECO] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
DATA |
(オプション) DATAディスクグループの構成を表示します。 |
RECO |
(オプション) RECOディスクグループの構成を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-84 すべてのディスクグループのリストの表示
ディスクグループのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。# odaadmcli show diskgroup DiskGroups ---------- DATA RECO
例13-85 DATAの構成の表示
DATAの構成を表示するには、次のコマンドを実行します。# odaadmcli show diskgroup DATA ASM_DISK PATH DISK STATE STATE_DETAILS data_00 /dev/NVD_S00_S2LHNAAH101026p1 pd_00 ONLINE Good data_01 /dev/NVD_S01_S2LHNAAH101008p1 pd_01 ONLINE Good
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
odaadmcli show controller
コマンドを使用して、コントローラの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
コントローラの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show controller id [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
コントローラを定義します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-86 コントローラの詳細の表示
# odaadmcli show controller 1 Controller [1] information: sun-controller-id = nvme:1b:00.00 sun-id = nvme:1b:00.00 sun-controller-manufacturer = Samsung pci-vendor-id = 0x0000144d sun-controller-model = 0xa821 pci-device-id = 0x0000a821 sun-controller-type = NVMe sun-card-manufacturer = Sun Microsystems pci-subvendor-id = 0x0000108e sun-card-model = 0xa803 pci-subdevice-id = 0x0000a803 pci-address = 1b:00.0 sun-version-firmware = KPYA7R3Q sun-serial-number = S2LHNAAH101008 sun-product-name = MS1PC2DD3ORA3.2T pci-slot-number = 11 nvme-power-control = 1 sun-nac-name = /SYS/DBP/NVME1
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
odaadmcli show iraid
コマンドを使用して、内部RAIDサブシステムの詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
内部RAIDサブシステムの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show iraid [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-87 内部RAIDサブシステムの詳細の表示
内部RAIDサブシステムの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。
# odaadmcli show iraid NAME CTRL# PRODUCT SERIAL_NO BIOS_VER FW_VER IR_0_0_0 0 LSI MegaRAID 9361-8i SV52756042 6.17.04.2_4.16.08.00_0x06060A IR_0_0_1 0 LSI MegaRAID 9361-8i SV52756042 6.17.04.2_4.16.08.00_0x06060A VDISK_TYPE VDISK_STATE PDISK_MODEL 4.230.40-3739 RAID1 Optl MS4SC2JH2ORA480G 4.230.40-3739 RAID1 Optl MS4SC2JH2ORA480G EID:SLT PDISK_STATE SIZE CV_MODEL CV_STATE CV_TEMP 252:0 Onln 446.102 GB CVPM02 Optimal 25C 252:1 Onln 446.102 GB CVPM02 Optimal 25C
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
odaadmcli show raidsyncstatus
コマンドを使用して、RAID SYNCステータスを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
RAID SYNCのステータスを表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show raidsyncstatus [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-88 RAID SYNCステータスの表示
RAID SYNCの詳細およびステータスを表示するには、次のコマンドを実行します。
# odaadmcli show raidsyncstatus Raid Type Raid Device Raid Status maintainPdFailHistory Rebuildrate H/W Raid /dev/sda Optimal ON 30%
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
odaadmcli show storage
コマンドを使用して、ストレージ・コントローラ、エクスパンダおよびディスクを表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
ストレージ・コントローラ、エクスパンダおよびディスクを表示するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli show storage [-h]
ストレージ・エラーを表示するには、次のコマンドを使用します。
odaadmcli show storage -errors [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
(オプション)ストレージ・エラーを表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-89 ストレージ・デバイスの表示
次の例では、アプライアンス上のストレージ・デバイスの詳細を表示します。
# odaadmcli show storage ==== BEGIN STORAGE DUMP ======== Host Description: Oracle Corporation:ORACLE SERVER X6-2 Total number of controllers: 2 Id = 0 Pci Slot = 10 Serial Num = S2LHNAAH101026 Vendor = Samsung Model = MS1PC2DD3ORA3.2T FwVers = KPYA7R3Q strId = nvme:19:00.00 Pci Address = 19:00.0 Id = 1 Pci Slot = 11 Serial Num = S2LHNAAH101008 Vendor = Samsung Model = MS1PC2DD3ORA3.2T FwVers = KPYA7R3Q strId = nvme:1b:00.00 Pci Address = 1b:00.0 Total number of expanders: 0 Total number of PDs: 2 /dev/nvme0n1 Samsung NVD 3200gb slot: 0 pci : 19 /dev/nvme1n1 Samsung NVD 3200gb slot: 1 pci : 1 ==== END STORAGE DUMP =========
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
odaadmcli stordiag
コマンドを使用して、各ディスクまたはNVMeについて詳細な情報を収集します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
ディスクおよびNVM Express (NVMe)のストレージ診断を収集するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli stordiag n [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ディスク・リソース名を定義します。 リソース名の形式は |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-90 NVMeの詳細の表示
NVMe pd_00
の詳細情報を表示するには、次のコマンドを実行します。
# odaadmcli stordiag pd_00
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
odaadmcli manage diagcollect
コマンドを使用して、ストレージ・コンポーネントの診断ログを収集します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
ストレージ・コンポーネントの診断ログを収集するには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli manage diagcollect --storage [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ストレージ・ログを収集します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-91 ストレージ・ログの収集
# odaadmcli manage diagcollect --storage Collecting storage log data. It will take a while, please wait... Collecting oak data. It will take a while, please wait... tar: Removing leading `/' from member names tar: /opt/oracle/oak/onecmd/tmp/OakCli-Command-Output.log: file changed as we read it Logs are collected to : /opt/oracle/oak/log/rwsoda6f002/oakdiag/oakStorage-rwsoda6f002-20161120_2217.tar.gz
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
ディスクの電源をオンまたはオフにするには、odaadmcli power disk
コマンドを使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
ディスクの電源をオンまたはオフにするには、次のコマンドを実行します。
odaadmcli power disk {on|off|status} disk_name [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
disk_name |
ディスク・リソース名を定義します。 リソース名の形式はpd_[0..3]です。 |
|
ディスクの電源をオンまたはオフにし、ステータスを表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
例13-92 ディスクの電源をオフにする
この例では、ディスクの電源をオフにする方法を説明します。
# odaadmcli power disk off pd_00 Disk 'pd_00' is already part of ASM Are you sure you want to power OFF the disk?: 'pd_00'? [yes/no]: yes Powered OFF pd_00
例13-93 ディスクのステータスのチェック
この例では、ディスクpd_00のステータスを取得する方法を示します。
# odaadmcli power disk status pd_00 The disk is powered ON
親トピック: odaadmcliストレージ・コマンド
odaadmcli VLANコマンドを使用して、Oracle Database Applianceベアメタル・プラットフォームの仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)を一覧表示および管理します。
内容は次のとおりです。
odaadmcli create vlan
コマンドを使用します。odaadmcli delete vlan
コマンドを使用します。odaadmcli show vlan
コマンドを使用して、仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)のリストと詳細を表示します。仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)を作成するには、odaadmcli create vlan
コマンドを使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
odaadmcli create vlan vlanname -vlanid identifier -if {bond0|bond1} -node {0|1} -setuptype type {backup | management | public | custom} -ip address -netmask address -gateway address [–h] [–j]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-gateway |
ゲートウェイ・アドレスを定義します。 VLANインタフェースでゲートウェイが不要な場合は、 |
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
-if {bond0|bond1} |
VLANネットワークが作成されるインタフェースの名前を定義します。 オプションはbond0またはbond1です。 |
--json 、 -j |
(オプション) JSON出力を表示します。 |
-netmask |
ネットマスク・アドレスを定義します。 |
-node {0|1} |
VLANのノードを定義します。 オプションは0または1です。 デフォルトは0です。 |
-setuptype {backup | management | public | custom} |
セットアップ・タイプを定義します。 たとえば、管理。 デフォルトはpublicです。 |
-vlanid |
VLANネットワークが属するVLAN識別子(ID)を定義します。 VLAN IDは、単一のノード・プラットフォームで一意でなければなりません。 マルチ・ノード・プラットフォームの場合、同じIDを使用してNode0とNode1にネットワークを作成できます。 |
使用上の注意
銅またはファイバの2つの物理ポートがbond0としてボンディングされています。 VLANを作成するときは、特定のノードNode0またはNode1のbond0にVLANを作成します。
既存のVLAN名と詳細を取得するには、odaadmcli show vlan
コマンドを使用します。
VLANに名前を付けるときは、ネットワークの論理名を使用します。 名前は、指定されたノードで一意でなければなりません。 ただし、同じ名前のネットワークを複数ノード・プラットフォームのNode0とNode1の両方に作成できます。
共有リポジトリに存在する仮想マシン(VM)はどちらのノードでも起動できるため、両方のノードで同じ名前のVLANネットワークを作成します。 必要なネットワークが利用できない場合、そのノードでVMを開始することはできません。
サポートされているセットアップのタイプは次のとおりです。
バックアップ: バックアップ操作用に構成します。
管理: Oracle Enterprise Managerなどの管理トラフィック用に構成し、スイッチの管理機能にアクセスします。 管理VLANのIPアドレスとデフォルト・ゲートウェイを指定する必要があります。 ベスト・プラクティスは、管理VLANがプライマリVLAN (VLAN1)ではなく、ユーザー・データ・トラフィックを伝送しないことです。
パブリック: パブリック・アクセス用に構成します。 これはデフォルトのパブリック・インタフェースです。 1つのVLANのみがパブリックVLANである必要があります。
カスタム: 他の用途のためにVLANを構成します。
DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)はサポートされていません。
例13-94 Node0でのVLANの作成
odaadmcli create vlan
コマンドを使用して、Node0にvlan105
という名前のVLANを作成します。
# odaadmcli create vlan vlan105 -vlanid 105 -if bond0 -node 0 -setuptype management -ip 10.0.2.254 -netmask 255.255.0.0 -gateway 10.214.0.1 Created Vlan : vlan105
例13-95 Node1でのVLANの作成
ノード1にvlan105
という名前のVLANを作成するには、odaadmcli create vlan
コマンドを使用します。
# odaadmcli create vlan vlan105 -vlanid 105 -if bond0 -node 1 -setuptype management -ip 10.0.2.254 -netmask 255.255.0.0 -gateway 10.214.0.1 Created Vlan : vlan105
親トピック: odaadmcli VLAN管理コマンド
VLANを削除するには、odaadmcli delete vlan
コマンドを使用します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
odaadmcli delete vlan vlanname -node {0|1} [–h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、 -j |
(オプション) JSON出力を表示します。 |
-node {0|1} |
VLANのノードを定義します。 オプションは0または1です。 |
使用上の注意
odaadmcli show vlan
コマンドを使用して、VLAN名とノードのロケーションを取得します。
例13-96 VLANの削除
odaadmcli delete vlan
コマンドを使用して、Node0のvlan105
という名前のVLANを削除します。
# odaadmcli delete vlan vlan105 -node 0 Deleted Vlan : vlan105
例13-97 Node1でのVLANの削除
odaadmcli delete vlan
コマンドを使用して、Node1上のvlan105
という名前のVLANを削除します。
# odaadmcli delete vlan vlan105 -node 1 Deleted Vlan : vlan105
親トピック: odaadmcli VLAN管理コマンド
odaadmcli show vlan
コマンドを使用して、仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)のリストと詳細を表示します。
ファイル・パス
$ORACLE_HOME/opt/oracle/dcs/bin/odaadmcli
構文
odaadmcli show vlan [–h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
--help 、-h |
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
--json 、 -j |
(オプション) JSON出力を表示します。 |
例13-98 VLANの表示
odaadmcli show vlan
コマンドを使用して、VLANのリストを表示します。
# odaadmcli show vlan NAME ID INTERFACE CONFIG_TYPE IP_ADDRESS NETMASK GATEWAY NODENUM vlan101 101 bond1 management 10.0.2.254 255.255.0.0 10.214.0.1 0 vlan101 101 bond1 management 10.0.2.254 255.255.0.0 10.214.0.1 1 vlan102 102 bond1 management 10.0.2.254 255.255.0.0 10.214.0.1 0 vlan102 102 bond1 management 10.0.2.254 255.255.0.0 10.214.0.1 1 vlan103 103 bond0 management 10.0.2.254 255.255.0.0 10.214.0.1 0 vlan103 103 bond0 management 10.0.2.254 255.255.0.0 10.214.0.1 1
親トピック: odaadmcli VLAN管理コマンド
odacli-adm set-credential
コマンドを使用して、oda-admin
ユーザー資格証明を変更します。
構文
非アクティブ・モードでoda-admin
ユーザー資格証明をリセットするには、次のコマンドを実行します。
odacli-adm set-credential --password --username username [-j] [-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
エージェントのパスワード。 エージェントのパスワードは、Oracle Appliance Manager Webコンソールにアクセスする際に必要です。 |
|
Oracle Appliance Manager Webコンソールへのアクセスに必要なユーザー名。 デフォルトのユーザー名はoda-admin です。 |
|
(オプション) JSON出力を表示します。 |
|
(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
root
ユーザーのみがoda-admin
ユーザー資格証明をリセットできます。
例13-99 非対話モードでのoda-adminパスワードのリセット
対話モードでoda-admin
ユーザーのパスワードを新しいパスワードにリセットするには:
# odacli-adm set-credential --password --username oda-admin
Agent password: password