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Oracle® Database Applianceライセンス情報ユーザー・マニュアル
リリース12.2.1.3.0 for Linux x86-64
E96619-01
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3 Capacity-on-Demandライセンスの情報

この章では、Oracle Database Applianceベア・メタル・インストールのためのCapacity-on-Demandライセンスの情報を示します。Oracle Database Applianceのモデルごとに、別個のセクションがあります。

トピック:

Oracle Database Appliance Capacity-on-Demandライセンス方式

Capacity-on-Demandソフトウェア・ライセンス方式では、Oracle Database Applianceにデプロイするプロセッサの数を作業負荷に応じて決定できます。

Oracle Database ApplianceのCapacity-on-Demand方式では、増大するシステム要求に合わせてプロセッサ・コアを追加してシステムをスケール・アップすることができ、ハードウェアのアップグレードに伴いがちな膨大なコストやダウンタイムも発生しません。コアは2コア単位で追加できます。

Oracle Database Applianceスケーリング機能

次の表は、Oracle Database Applianceのベア・メタルおよび仮想化プラットフォーム・デプロイメントのスケーリング機能を一覧したものです。ベアメタルとOracle Database Appliance仮想化プラットフォームのどちらを使用するかについては、企業方針と各実装が企業にもたらす利点を考慮して判断してください。

表3-1 Oracle Database Applianceスケーリング機能

Oracle Database Applianceプラットフォーム 最小プロセッサ・コア数 最大プロセッサ・コア数

X7-2S

2

10

X7-2M

2

36

X7-2-HA

2

72

X6-2S

2

10

X6-2M

2

20

X6-2L

2

20

X6-2-HA

2

40

X5-2

2

72

X4-2

2

48

X3-2

4

32

バージョン1

2

24

Oracle Database ApplianceにデプロイされたアプリケーションとCapacity-on-Demand

Oracle Database ApplianceにデプロイされたOracle製品はすべて、Capacity-on-Demandライセンスの対象となります。

Oracle Database Appliance X7-2

Oracle Database Appliance X7-2モデルのCapacity-On-Demand

トピック:

Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAのCapacity-On-Demandライセンス

Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。

各Oracle Database Appliance X7-2モデルのコア数は次のリストのとおりです。

  • Oracle Database Appliance X7-2Sは10個のコアで構成される単一サーバーです。

  • Oracle Database Appliance X7-2Mは36個のコアで構成される単一サーバーです。

  • Oracle Database Appliance X7-2-HAは2台のサーバーで構成されています。各サーバーに36個、合計72個のコアがあります。

デフォルトでは、Oracle Database Applianceはすべてのコアが有効な状態で出荷されます。デプロイメントの前または後にアクティブ・コアの数を減らすことができます。さらに容量が必要になったときに、アクティブ・コアの数を増やすことができます。これをcapacity-on-demandと呼びます。コアは2コア単位で追加できます。

Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限

CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。

  • CPUコア数は、2からハードウェア・モデルの最大コア数までの間の2の倍数に変更できます。たとえばX7-2-HAの場合、各サーバーのコアを2から36の間で設定でき、最大コア数は72です。

  • CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。

  • 必要な数が最大コア数より少ない場合にのみ、CPUコア数を変更してください。

    たとえば、CPUコア数を8に変更した後は、CPUコア数をこれより大きい数に増やすことはできますが(2の倍数の単位で)、減らすことはできません。

  • 各サーバーで最大のコア数を使用する場合は(X7-2MおよびX7-2-HAの場合は各サーバーで36コア)、デフォルト構成を使用してください。CPUコア数を設定する必要はありません。

注意:

手順に従って誤ってCPUコア数を最大数に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。

Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAでのCPUコア数の設定

Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAシステムでのCPUコア数の設定方法について説明します。

常に2の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は2です。CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。

注意:

CPUコアを更新できるのは、ベア・メタル・デプロイメントの場合のみです。このオプションはOracle Database Appliance仮想化プラットフォームでは利用できません。
  1. Oracle Database Applianceサーバーにrootとしてログインします。
  2. コマンドodacli update-cpucore –c コア数を実行して、CPUコア数を構成します。

    たとえば、コア数を10に設定するには次のコマンドを実行します。

    # odacli update-cpucore -c 10
    
    { 
    "jobId" : "2807f6ae-3ba5-48a5-8941-b8b365d89d24",
    "status" : "Created",
    "message" : null, 
    "reports" : [ ], 
    "createTimestamp" : 1506631632, 
    "description" : "CPU cores service update", 
    "updatedTime" : 1506631632
    }

Oracle Database Appliance X6-2

Oracle Database Appliance X6-2モデルのCapacity-On-Demand

トピック:

Oracle Database Appliance X6-2-HAのCapacity-On-Demandライセンス

Oracle Database Appliance X6-2-HAのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。

Oracle Database Appliance X6-2-HAは2台のサーバーで構成されています。各サーバーに20個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。

  • 2台のサーバーのそれぞれで、20個のCPUコアが有効です

  • 40個のCPUコアが有効です

Oracle Database Appliance X6-2-HAでCPUコア数を設定する場合のルールと制限

CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。

  • 各サーバーのCPUコア数は、2から20までの2の倍数に変更できます。

  • CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。

    たとえばCPUコア数を12に変更した場合、その後はCPUコア数は16または20にしか増やせません。CPUコア数を16に変更した後は、CPUコア数を20にしか増やせません。

  • 各サーバーで20個のCPUコアが必要な場合は、デフォルトの構成を使用します。CPUコア数を40に設定する必要はありません。

注意:

手順に従って誤ってCPUコア数を40に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。

Oracle Database Appliance X6-2-HAでのCPUコア数の設定

Oracle Database Appliance X6-2-HAベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定方法について説明します。

次の手順を実行して、CPUコア数を設定します。
  1. Oracle Database Applianceサーバーのいずれかにrootとしてログインします。
  2. oakcli update-cpucore -coresコマンドを実行し、サーバーごとのコア数を更新します。

    たとえば、次のコマンドでは16個のコアが有効になります。

    /opt/oracle/oak/bin/opt/oracle/oak/bin/ update-cpucore -cores 16

    両方のサーバーが指定されたCPUコア数で稼働します。Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントに対しては、常に2の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は2です。
  3. oakcli describe-cpucoreを実行し、有効になっているコアを表示します。
    # oakcli describe-cpucore

Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2LのCapacity-On-Demandライセンス

Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2LのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。

Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2Lは20個のコアで構成される単一サーバーです。デフォルトでは、Oracle Database Applianceはすべてのコアが有効な状態で出荷されます。Capacity-on-demandはOracle Database Enterprise Editionソフトウェアでのみ利用できます。

アクティブのコア数はデプロイメントの前でも後でも減らすことができます。より高い処理能力が必要になったときに、アクティブのコア数を増やすことができます。これをcapacity-on-demandと呼びます。コアは2コア単位で追加できます。

Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2Lベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限

CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。

  • CPUコア数は、2から20までの2の倍数に変更できます。

  • CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。

  • 必要になるコア数が20個未満の場合にのみ、CPUコア数を変更してください。

注意:

手順に従って誤ってCPUコア数を20に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。

Oracle Database Appliance X6-2SのCapacity-On-Demandライセンス

Oracle Database Appliance X6-2SのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。

Oracle Database Appliance X6-2Sは10個のコアで構成される単一サーバーです。デフォルトでは、Oracle Database Applianceはすべてのコアが有効な状態で出荷されます。Capacity-on-demandはOracle Database Enterprise Editionソフトウェアでのみ利用できます。

アクティブのコア数はデプロイメントの前でも後でも減らすことができます。より高い処理能力が必要になったときに、アクティブのコア数を増やすことができます。これをcapacity-on-demandと呼びます。コアは2コア単位で追加できます。

Oracle Database Appliance X6-2Sベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限

CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。

  • CPUコア数は、2から10までの2の倍数に変更できます。

  • CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。

  • 必要になるコア数が10個未満の場合にのみ、CPUコア数を変更してください。

注意:

手順に従って誤ってCPUコア数を10に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。

CPUコア数を変更するには、Oracle Database Appliance X6-2S、X6-2MおよびX6-2LでのCPUコア数の設定を参照してください。

Oracle Database Appliance X6-2S、X6-2MおよびX6-2LでのCPUコア数の設定

Oracle Database Appliance X6-2S、X6-2MおよびX6-2LシステムでのCPUコア数の設定方法について説明します。

常に2の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は2です。CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
  1. Oracle Database Applianceサーバーにrootとしてログインします。
  2. コマンドodacli update-cpucore –c コア数を実行して、CPUコア数を構成します。

    たとえば、コア数を8に設定するには次のコマンドを実行します。

    # odacli update-cpucore -c 8
    
    { 
    "jobId" : "2807f6ae-3ba5-48a5-8941-b8b365d89d24",
    "status" : "Created",
    "message" : null, 
    "reports" : [ ], 
    "createTimestamp" : 1469410799194, 
    "description" : "CPU cores service update", 
    "updatedTime" : 1469410799194
    }

Oracle Database Appliance X5-2

Oracle Database Appliance X5-2のCapacity-On-Demand

トピック:

Oracle Database Appliance X5-2のCapacity-On-Demandライセンス

Oracle Database Appliance X5-2のCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。

Oracle Database Appliance X5-2は2台のサーバーで構成されています。各サーバーに36個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。

  • 2台のサーバーのそれぞれで、36個のCPUコアが有効です

  • 72個のCPUコアが有効です

デフォルトのCPUコア数(各サーバーで2個)を使用することも、「Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を変更することもできます。たとえば、各サーバーのCPUコア数を18個に変更すると、次のようになります。

  • 2台のサーバーのそれぞれで、18個のCPUコアが有効です

  • 合計36個の有効なCPUコアがあります

Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限

CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。

  • 各サーバーのCPUコア数は、2から36までの2の倍数に変更できます。

  • CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。

    たとえばCPUコア数を28に変更した場合、その後はCPUコア数は30、32、34または36にしか増やせません。CPUコア数を34に変更した後は、CPUコア数を36にしか増やせません。

  • 各サーバーに必要なCPUコア数が36の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を36に設定する必要はありません。

注意:

手順に従って誤ってCPUコア数を36に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。

Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定

Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定方法について説明します。

次の手順を実行して、CPUコア数を設定します。
  1. My Oracle Supportにログインします。
  2. 「設定」タブをクリックし、サブメニューから「アセット」を選択します。
  3. アセット・リストでアプライアンスのシリアル番号を検索します。シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
  4. アプライアンスのシリアル番号を選択します。
  5. 使用可能なアクションから「キーの管理...」を選択します。
  6. 「コア構成キーの管理」ダイアログに、アプライアンスのシリアル番号が表示されます。以前に生成されたキーがある場合、現在の構成を表示できます。
  7. 「1サーバー当たりのコア数」メニューで、各サーバーに構成する有効CPUコア数を選択します。選択された値は、アプライアンスの両方のサーバーに適用されます。.最初、2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34または36を選択できます。最初のキーの生成後は、現在の数より大きい数のみ選択できます。
  8. 「キーの生成」をクリックしてキーを生成します。
  9. 「キーをクリップボードにコピー」をクリックしてキーをクリップボードにコピーします。
  10. キーを空のテキスト・ファイルに貼り付け、Oracle Database Applianceの任意の場所にファイルを保存します。
  11. Oracle Database Applianceサーバーのいずれかにrootとしてログインします。
  12. 次のコマンドを実行しサーバーを再起動して、再構成を完了させます。key_file_locationは手順7で作成したテキスト・ファイルの完全パス名です。

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key key_file_location

    次に例を示します。

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key /home/myfile.txt

    システムを再起動すると、Oracle Database Applianceが再構成されます。両方のサーバーが指定されたCPUコア数で稼働します。Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントに対しては、常に2の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は2です。

Oracle Database Appliance X4-2

Oracle Database Appliance X4-2のCapacity-On-Demand

トピック:

Oracle Database Appliance X4-2のCapacity-On-Demandライセンス

Oracle Database Appliance X4–2のCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。

Oracle Database Appliance X4-2は2台のサーバーで構成されています。各サーバーに24個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。

  • 2台のサーバーのそれぞれで、24個のCPUコアが有効です

  • 48個のCPUコアが有効です

デフォルトのCPUコア数(各サーバーで24個)を使用することも、「Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を変更することもできます。たとえば、各サーバーのCPUコア数を16個に変更すると、サーバーは次のような構成になります。

  • 2台のサーバーのそれぞれで、16個のCPUコアが有効です

  • 32個のCPUコアが有効です

Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限

CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。

  • 各サーバーのCPUコア数は、2から24までの2の倍数に変更できます。

  • CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。

    たとえばCPUコア数を16に変更した場合、その後はCPUコア数は18、20、22または24にしか増やせません。CPUコア数を22に変更した後は、CPUコア数は24にしか増やせません。

  • 各サーバーに必要なCPUコア数が24の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順を使用してCPUコア数を24に設定しないでください。デフォルト構成を使用していれば、後からCPUコア数を16未満の数に変更できます。

注意:

手順に従って誤ってCPUコア数を24に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。

Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定

この項では、Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定方法について説明します。

次の手順を実行して、CPUコア数を設定します。
  1. My Oracle Supportにログインします。
  2. 「設定」タブをクリックし、サブメニューから「アセット」を選択します。
  3. アセット・リストでアプライアンスのシリアル番号を検索します。シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
  4. アプライアンスのシリアル番号を選択します。
  5. 使用可能なアクションから「キーの管理...」を選択します。
  6. 「コア構成キーの管理」ダイアログに、アプライアンスのシリアル番号が表示されます。以前に生成されたキーがある場合、現在の構成を表示できます。
  7. 「1サーバー当たりのコア数」リストで、各サーバーに構成する有効CPUコア数を選択します。選択された値は、アプライアンスの両方のサーバーに適用されます。最初、2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22または24を選択できます。最初のキーの生成後は、現在の数より大きい数のみ選択できます。
  8. 「キーの生成」をクリックしてキーを生成します。
  9. 「キーをクリップボードにコピー」をクリックしてキーをクリップボードにコピーします。
  10. キーを空のテキスト・ファイルに貼り付け、Oracle Database Applianceの任意の場所にファイルを保存します。
  11. Oracle Database Applianceのサーバーの1つにrootとしてログインします。
  12. 次のコマンドを実行しサーバーを再起動して、再構成を完了させます。key_file_locationは手順7で作成したテキスト・ファイルの完全パス名です。

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key key_file_location

    例:

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key /home/myfile.txt

システムを再起動すると、Oracle Database Applianceが再構成されます。両方のサーバーが指定されたCPUコア数で稼働します。Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントに対しては、常に2の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は2です。

Oracle Database Appliance X3-2

Oracle Database Appliance X3-2のCapacity-On-Demand

トピック:

Oracle Database Appliance X3-2のCapacity-On-Demandライセンス

Oracle Database Appliance X3-2のCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。

Oracle Database Appliance X3-2は2台のサーバーで構成されています。各サーバーに16個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。

  • 2台のサーバーのそれぞれで、16個のCPUコアが有効です

  • 32個のCPUコアが有効です

Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限

CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。

  • Oracle Appliance Manager 2.8以下を実行している場合、各サーバーのCPUコア数を、4、8、12または16に変更できます。

  • Oracle Appliance Manager 2.10以上を実行している場合、各サーバーのCPUコア数を、2、4、6、8、10、12、14または16に変更できます。

  • CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。

    たとえばCPUコア数を8に変更した場合、その後はCPUコア数は12または16にしか増やせません。CPUコア数を12に変更した後は、CPUコア数を16にしか増やせません。

  • 各サーバーに必要なCPUコア数が16の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順を使用してCPUコア数を16に設定しないでください。デフォルト構成を使用していれば、後からCPUコア数を16未満の数に変更できます。

注意:

手順に従って誤ってCPUコア数を16に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡して問題を解決してください。

Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定

この項では、Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定方法について説明します。

次の手順を実行して、CPUコア数を設定します。
  1. My Oracle Supportにログインします。
  2. 「設定」タブをクリックし、サブメニューから「アセット」を選択します。
  3. アセット・リストでアプライアンスのシリアル番号を検索します。シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
  4. アプライアンスのシリアル番号を選択します。
  5. 使用可能なアクションから「キーの管理...」を選択します。
  6. 「コア構成キーの管理」ダイアログに、アプライアンスのシリアル番号が表示されます。以前に生成されたキーがある場合、現在の構成を表示できます。
  7. 「1サーバー当たりのコア数」リストで、各サーバーに構成する有効CPUコア数を選択します。選択された値は、アプライアンスの両方のサーバーに適用されます。最初は、4、8、12または16を選択できます。以降は、現在の数より大きい数のみ選択できます。
  8. 「キーの生成」をクリックしてキーを生成します。
  9. 「キーをクリップボードにコピー」をクリックしてキーをクリップボードにコピーします。
  10. キーを空のテキスト・ファイルに貼り付け、Oracle Database Applianceの任意の場所にファイルを保存します。
  11. Oracle Database Applianceのサーバーの1つにrootとしてログインします。
  12. 次のコマンドを実行しサーバーを再起動して、再構成を完了させます。key_file_locationは手順7で作成したテキスト・ファイルの完全パス名です。

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key key_file_location

    次に例を示します。

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key /home/myfile.txt

システムの再起動後、Oracle Database Applianceが再構成され、指定されたCPUコア数で両方のサーバーが稼働を開始します。Oracle Database Appliance X3-2ベア・メタル・デプロイメントに対しては、常に4の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は4です。

Oracle Database Appliance V1

Oracle Database Appliance V1のCapacity-On-Demand

トピック:

Oracle Database Appliance V1のCapacity-On-Demandライセンス

Oracle Database Appliance V1のCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。

Oracle Database Appliance V1は2台のサーバーで構成されており、各サーバーには12個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、次のように両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。

  • 2台のサーバーのそれぞれで、12個のCPUコアが有効です

  • 合計24個の有効なCPUコアがあります

各サーバーでデフォルトのCPUコア数12を使用するか、またはCPUコア数を変更できます。「Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順を使用して変更します。たとえば、各サーバーのCPUコア数を8個に変更すると、次のようになります。

  • 2台のサーバーのそれぞれで、8個のCPUコアが有効です

  • 合計16個の有効なCPUコアがあります

Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限

CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。

  • 各サーバーのCPUコア数は、2、4、6、8、10または12に変更できます。

  • CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。使用しているOracle Databaseハードウェア(X3-2、X4-2またはX5-2)用の手順を実行します。

    たとえばCPUコア数を6に変更した場合、その後はCPUコア数は8、10または12にしか増やせません。CPUコア数を8に変更した後は、CPUコア数は10または12にしか増やせません。

  • 各サーバーに必要なCPUコア数が12の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順を使用してCPUコア数を12に設定しないでください。デフォルト構成を使用していれば、必要なときに後からCPUコア数を12未満の数に変更できます。

注意:

手順に従って誤ってCPUコア数を12に設定し、後でCPUコア数を増やせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。

Oracle Database Appliance V1ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定

この項では、Oracle Database Appliance V1ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定方法について説明します。

次の手順を実行して、CPUコア数を設定します。
  1. My Oracle Supportにログインします。
  2. 「設定」タブをクリックし、サブメニューから「アセット」を選択します。
  3. アセット・リストでアプライアンスのシリアル番号を検索します。シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポートにご連絡ください。
  4. アプライアンスのシリアル番号を選択します。
  5. 使用可能なアクションから「キーの管理...」を選択します。
  6. 「コア構成キーの管理」ダイアログに、アプライアンスのシリアル番号が表示されます。以前に生成されたキーがある場合、現在の構成を表示できます。
  7. 「1サーバー当たりのコア数」リストで、各サーバーに構成する有効CPUコア数を選択します。選択された値は、アプライアンスの両方のサーバーに適用されます。最初は、2、4、6、8、10または12を選択できます。最初のキーの生成後は、現在の数より大きい数のみ選択できます。
  8. 「キーの生成」をクリックしてキーを生成します。
  9. 「キーをクリップボードにコピー」をクリックしてキーをクリップボードにコピーします。
  10. キーを空のテキスト・ファイルに貼り付け、Oracle Database Applianceの任意の場所にファイルを保存します。
  11. Oracle Database Applianceのサーバーの1つにrootとしてログインします。
  12. 次のコマンドを実行しサーバーを再起動して、再構成を完了させます。key_file_locationは手順7で作成したテキスト・ファイルの完全パス名です。

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key key_file_location

    次に例を示します。

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_configuration_key /home/myfile.txt

システムの再起動後、Oracle Database Applianceが再構成され、指定されたCPUコア数で両方のサーバーが稼働を開始します。Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメントに対しては、常に2の倍数のコアを割り当てる必要があり、最小コア数は2です。