Oracle Application Expressには、開発者がアプリケーションの品質保証の一環として実行できる、アドバイザと呼ばれる組込みツールがあります。
開発者が定義した必須でない他の属性に対応するため、アドバイザには、可能性のある一般的なアクセシビリティの問題(ラベルがないページ・アイテムや行ヘッダーが定義されていないページ・リージョンなど)をハイライト表示するためのアクセシビリティ・チェックのセットが含まれます。開発者は、進行中の開発プロセスの一環として、このような問題を確認および修正する必要があります。他のアクセシビリティ・テスト(アシスティブ・テクノロジを使用したテストなど)を実行する前に、アドバイザによって識別された問題を修正することをお薦めします。
親トピック: アクセスしやすいアプリケーションの開発
アドバイザを実行すると、次のアクセシビリティ・チェックが実行されます。これらのチェックにより、アクセシビリティに悪影響を与えるいくつかの一般的な構成エラーが識別されます。
アクセシビリティのテストが完了していないテーマ・スタイルは、カラー・コントラストの不足など、多くの問題を含んでいる可能性があります。
意味のあるページ・タイトルは、ユーザーが現在のページの内容や目的を理解するのに役立ちます。(注意: グローバル・ページや、リージョンを持たないページは、このチェックから除外されます。)
行ヘッダーをサポートするリージョンには、「行ヘッダーとして使用」属性が「はい」に設定された列が含まれている必要があります。
アプリケーションで、アクセシビリティのサポートが制限されている古いチャート・タイプを使用している場合は、Oracle JETに基づく新しいチャートを使用するように切り替える必要があります。
アイテムには定義済のラベルが必要です。たとえば、アクセシビリティのためには、アイテムのラベル付けで「Value Placeholder」というテキストを定義するだけでは十分ではありません。
値の選択後にページを送信する選択リストなど、一部のページ・アイテム設定では、ユーザーのコンテキストが予期せず変更されることがあります。
ページ・アイテムから、ページの送信またはページ・リダイレクトの動作を削除し、機能を「動的アクション」またはカスケードLOVに置き換えます(同じページを表示したままにする必要がある場合)。
アイテムをクリックしたときに何が起こるかをユーザーに通知します。たとえば、ラベルに「新しいページが開かれる」を追加します。
「イメージの表示」ページ・アイテムは、イメージの代替テキストとして使用するテキストまたは列(「基準」の設定に応じて)を提供する必要があります。これは、一部のユーザーにとってイメージの内容を理解できる唯一の方法であるため、アクセシビリティのために重要です。
親トピック: アプリケーションのアクセシビリティのテスト
アプリケーション内のページに対してアクセシビリティ・チェック(およびその他のチェック)を実行します。
アドバイザを単一ページ上で実行するには、次のステップを実行します。
親トピック: アプリケーションのアクセシビリティのテスト
アプリケーション全体に対してアクセシビリティ・チェック(およびその他のチェック)を実行します。
アドバイザをアプリケーション全体で実行するには、次のステップを実行します。
親トピック: アプリケーションのアクセシビリティのテスト