このネームスペースは、Oracle Application Expressのローカライズ関連のファンクションに使用します。
親トピック: JavaScript API
getMessage
およびformatファンクションで使用するメッセージを追加します。複数回コールできます。追加メッセージがマージされます。「JavaScriptで使用」が「はい」に設定されているアプリケーション・テキスト・メッセージ全部を使用して自動的にコールされるため、通常、このファンクションをコールする必要はありません。
パラメータ
表37-21 apex.lang.addMessagesのパラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
|
Object |
プロパティがメッセージ・キーのオブジェクトで、値はローカライズされたメッセージ・テキストです。 |
例
この例では、メッセージを追加します。
apex.lang.addMessages({ APPLY_BUTTON_LABEL: "Apply" });
親トピック: apex.langネームスペース
すべてのメッセージを削除します。
パラメータ
なし
例
この例では、すべてのメッセージを削除します。
apex.lang.clearMessages()
親トピック: apex.langネームスペース
formatMessageと同じですが、メッセージ・パターンが直接指定される(すでにローカライズされている、またはローカライズされることになっていない)ことを除きます。キーではありません。置換引数はHTMLエスケープされます。
パラメータ
表37-22 apex.lang.formatのパラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
|
String |
1つ以上のパラメータ(%0から%9)を含むメッセージ・パターン。 |
|
任意 |
メッセージ・パラメータ(%0から%9)ごとに1つのオプションの置換値。文字列でない引数は文字列に変換されます。 |
戻り値
ローカライズされた書式設定済のメッセージ・テキスト文字列。
例
この例では、orderTotal
変数が34.00であるとすれば、Total cost: $34.00を戻します。
apex.lang.format("Total cost: $%0", orderTotal);
親トピック: apex.langネームスペース
メッセージの書式を設定します。メッセージのパラメータ(%0から%9)は対応するファンクションの引数で置換されます。単一の%を含めるには、%%を使用します。置換引数はHTMLエスケープされます。
パラメータ
表37-23 apex.lang.formatMessageのパラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
|
String |
キーは、getMessageと同様に、ローカライズされたメッセージ・テキストの参照に使用されます。 |
|
任意 |
メッセージ・パラメータ(%0から%9)ごとに1つのオプションの置換値。文字列でない引数は文字列に変換されます。 |
戻り値
ローカライズされた書式設定済のメッセージ・テキスト文字列。キーが見つからない場合、そのキーが戻されます。
例
この例では、PROCESS_STATUS
メッセージ・テキストが"Process %0%% complete"であり、progress変数の値が60である場合、"Process 60% complete"を戻します。
apex.lang.formatMessage("PROCESS_STATUS", progress);
親トピック: apex.langネームスペース
formatMessage
と同じですが、置換引数がHTMLエスケープされないことを除きます。安全であると認識される必要があるか、安全なコンテキストで使用される必要があります。apex.lang.formatMessageを参照してください。
パラメータ
表37-24 apex.lang.formatMessageNoEscapeのパラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
|
String |
キーは、getMessageと同様に、ローカライズされたメッセージ・テキストの参照に使用されます。 |
|
任意 |
メッセージ・パラメータ(%0から%9)ごとに1つのオプションの置換値。 |
戻り値
ローカライズされた書式設定済のメッセージ・テキスト文字列。キーが見つからない場合、そのキーが戻されます。
例
この例では、CONFIRMメッセージ・テキストが"You entered %0"であり、inputValue変数の値が"<ok>"の場合、"You entered <ok>"を戻します。この文字列は、XSS脆弱性を回避するためにHTMLエスケープが実行されるコンテキストで使用する必要があります。
apex.lang.formatMessageNoEscape("CONFIRM", inputValue);
親トピック: apex.langネームスペース
formatと同じですが、置換引数がHTMLエスケープされないことを除きます。安全であると認識される必要があるか、安全なコンテキストで使用される必要があります。
パラメータ
表37-25 apex.lang.formatNoEscapeのパラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
|
String |
1つ以上のパラメータ(%0から%9)を含むメッセージ・パターン。 |
|
任意 |
メッセージ・パラメータ(%0から%9)ごとに1つのオプションの置換値。 |
戻り値
ローカライズされた書式設定済のメッセージ・テキスト文字列。キーが見つからない場合、そのキーが戻されます。
例
この例では、inputValue変数の値が"<ok>"の場合、"You entered <ok>"を戻します。この文字列は、XSS脆弱性を回避するためにHTMLエスケープが実行されるコンテキストで使用する必要があります。
apex.lang.formatNoEscape("You entered %0", inputValue);
参照:
親トピック: apex.langネームスペース
指定されたキーに関連付けられたメッセージを戻します。キーは、addMessagesで追加されたメッセージで検索されます。
パラメータ
表37-26 apex.lang.getMessageのパラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
|
String |
メッセージ・キー。 |
戻り値
ローカライズされたメッセージ・テキスト文字列。キーが見つからない場合、そのキーが戻されます。
例
この例では、キーOK_BTN_LABEL
のローカライズされたテキストが"OK"
の場合、"OK"
を戻します。
apex.lang.getMessage("OK_BTN_LABEL");
親トピック: apex.langネームスペース