3.5 リコンシリエーション・ジョブ

ここでは、アプリケーションを作成するとOracle Identity Governanceで自動的に作成されるリコンシリエーション・ジョブについて説明します。

User Reconciliationジョブ

これらの事前定義済のジョブを使用することも、要件に合うように編集することもできます。また、カスタム・リコンシリエーション・ジョブを作成することもできます。これらの事前定義済のジョブの編集または新しいジョブの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』のリコンシリエーション・ジョブの更新に関する項を参照してください。

Google Cloud Platformコネクタ・ターゲット・リソースのUser Reconciliationジョブは、ターゲット・アプリケーションからのユーザー・データをリコンサイルするために使用します。

表3-11 Google Cloud Platformコネクタ・ターゲット・リソースのUser Reconciliationジョブのパラメータ

パラメータ 説明
Application Name

使用するターゲット・システム用に作成したアプリケーションの名前。この値は、使用するターゲット・アプリケーションの作成の際、「アプリケーション名」フィールドで指定した値と同じです。

この値は修正しないでください。

Batch Size ターゲット・システムからフェッチされる各バッチに含めるレコード数を入力します。
Filter この属性は、ICF-Common Groovy DSLを使用して記述されたICFフィルタを保持します。この属性の詳細は、「制限付きリコンシリエーションの実行」を参照してください。
Object Type

この属性は、リコンシリエーションの実行用のオブジェクト・タイプの名前を保持します。

デフォルト値: User

このデフォルト値は変更しないでください。

削除ユーザーのリコンシリエーション・ジョブ

Google Cloud Platformコネクタ・ターゲット・リソースのUser Delete Reconciliationジョブは、ターゲット・アプリケーションからの削除済ユーザー・データをリコンサイルするために使用します。

表3-12 Google Cloud Platformコネクタ・ターゲット・リソースのUser Delete Reconciliationジョブのパラメータ

パラメータ 説明
Application Name

使用するターゲット・システム用に作成したアプリケーションの名前。この値は、使用するターゲット・アプリケーションの作成の際、「アプリケーション名」フィールドで指定した値と同じです。

この値は修正しないでください。

Batch Size ターゲット・システムからフェッチされる各バッチに含めるレコード数を入力します。
Object Type

この属性は、リコンシリエーションの実行用のオブジェクト・タイプの名前を保持します。

デフォルト値: User

このデフォルト値は変更しないでください。

権限のリコンシリエーション・ジョブ

権限をリコンサイルするために次のジョブを使用できます。
  • GCP Group Lookup Reconciliation
  • GCP OrgUnit Lookup Reconciliation
  • GCP Admin Roles Lookup Reconciliation
  • GCP Project Roles Lookup Reconciliation
  • GCP Organisation Roles Lookup Reconciliation

パラメータは、すべてのリコンシリエーション・ジョブで共通です。

表3-13 権限のリコンシリエーション・ジョブのパラメータ

パラメータ 説明
Application Name

使用するターゲット・システム用に作成したアプリケーションの名前。この値は、使用するターゲット・アプリケーションの作成の際、「アプリケーション名」フィールドで指定した値と同じです。

この値は修正しないでください。

Lookup Name

このパラメータは、値のフェッチ元である必要のあるデータ・ソースに各参照定義をマップする参照定義の名前を保持します。

デフォルト値は、使用しているリコンシリエーション・ジョブに応じて次のようになります。

  • GCP Group Lookup Reconciliationの場合: Lookup.GCP.Groups
  • GCP OrgUnit Lookup Reconciliationの場合: Lookup.GCP.OrgUnits
  • GCP Admin Roles Lookup Reconciliationの場合: Lookup.GCP.AdminRoles
  • GCP Project Roles Lookup Reconciliationの場合: Lookup.GCP.ProjectRoles
  • GCP Organisation Roles Lookup Reconciliationの場合: Lookup.GCP.OrganizationRoles
Object Type

同期させる必要のある値を含むオブジェクトのタイプを入力します。

デフォルト値は、使用しているリコンシリエーション・ジョブに応じて次のようになります。

  • GCP Group Lookup Reconciliationの場合: Group
  • GCP OrgUnit Lookup Reconciliationの場合: __ORGUNIT__
  • GCP Admin Roles Lookup Reconciliationの場合: __ROLE__
  • GCP Project Roles Lookup Reconciliationの場合: __GCPROLE__
  • GCP Organisation Roles Lookup Reconciliationの場合: __GCPORGROLE__

ノート: この属性の値は変更しないでください。

Code Key Attribute

参照定義の「コード・キー」列に移入するのに使用される、コネクタまたはターゲット・システム属性の名前(「参照名」属性の値として指定)。

デフォルト値は、使用しているリコンシリエーション・ジョブに応じて次のようになります。

  • GCP Group Lookup Reconciliationの場合: __NAME__
  • GCP OrgUnit Lookup Reconciliationの場合: __UID__
  • GCP Admin Roles Lookup Reconciliationの場合: __UID__
  • GCP Project Roles Lookup Reconciliationの場合: __UID__
  • GCP Organisation Roles Lookup Reconciliationの場合: __UID__

ノート: この属性の値は変更しないでください。

Decode Attribute

参照定義の「デコード」列に移入するのに使用される、コネクタまたはターゲット・システム属性の名前(「参照名」属性の値として指定)。

デフォルト値は、使用しているリコンシリエーション・ジョブに応じて次のようになります。

  • GCP Group Lookup Reconciliationの場合: __NAME__
  • GCP OrgUnit Lookup Reconciliationの場合: __UID__
  • GCP Admin Roles Lookup Reconciliationの場合: __NAME__
  • GCP Project Roles Lookup Reconciliationの場合: __NAME__
  • GCP Organisation Roles Lookup Reconciliationの場合: __NAME__

ノート: この属性の値は変更しないでください。

Batch Size ターゲット・システムからフェッチされる各バッチに含めるレコード数を入力します。

注意:

これは、GCP Group Lookup Reconciliationに適用されます。