9 Microsoft Exchangeコネクタの既知の問題および回避策

ここでは、このリリースのコネクタに関連する既知の問題について説明します。

ADリソースをプロビジョニングする前にExchangeリソースをプロビジョニングした場合、Exchangeリソースのステータスが「プロビジョニング中」のままになる

Exchangeリソースをユーザーにプロビジョニングするときに、そのユーザーにまだADリソースがプロビジョニングされていないと、プロビジョニング操作は「待機中」ステータスのままになります。ADリソースをプロビジョニングした後、Exchangeリソースのプロビジョニング操作は完了するはずです。ところが、Exchangeリソースは引き続き「プロビジョニング」ステータスのままです。さらに、リソース履歴に「システムの検証」タスクが「保留」状態であると表示されます。

回避策: Exchangeリソースをプロビジョニングする前に、次のステップを実行します:
  1. ADアプリケーションを親アプリケーションとして使用してExchangeアプリケーションを作成したことを確認します。

  2. Oracle Identity Design Consoleにログインします。

  3. Exchangeアプリケーションのプロセス・フォームを検索して開き、「自動保存」チェック・ボックスと自動事前移入チェック・ボックスを選択します。

  4. 変更を保存します。

Microsoft Exchange 12cコネクタ・アプリケーションのオンボーディングが4文字のアプリケーション名制限により失敗する

AOBモードでのMicrosoft Exchange 12cコネクタのインストールは、アプリケーション名が4文字を超えているため失敗します。コネクタは、アプリケーション名が4文字を超えるアプリケーションの作成中に次のエラー・メッセージをスローします:

Application creation failed Internal Server Error Parent field attribute withname Retain Deleted Items Until Backup, type CheckBox,data type Booleanfailed with exception There is already an existing database object with thegiven name : UD_EXCHANGE_RETAIN_DELETED_IT1.

回避策: 修正として、アプリケーション名の文字数を4文字に制限します。たとえば、アプリケーションを作成するときに、「アプリケーション名」フィールドにEXCHANGEではなくEXCHまたはEXNGを指定します。