6 UNIXコネクタの機能拡張
特定のビジネス要件に対応するようにコネクタの機能を拡張できます。
6.1 新しいターゲット・システムに対するコネクタの構成
追加のUNIXのフレーバをサポートするためのコネクタを構成できます。
ノート:
「動作保証されているコンポーネント」に示されているターゲット・システム以外の追加のUNIXのフレーバに対するコネクタを構成する場合にのみ、この手順を実行します。
デフォルトでは、コネクタはLinux、Solaris、AIXおよびHP-UXをサポートする事前構成済のスクリプトを使用します。
スクリプトはコネクタ・バンドルJARファイルに含まれています。OIM_HOME/binディレクトリのDownloadJarsユーティリティを使用してOracle Identity Governanceデータベースから、またはインストール・メディアから、バンドルをダウンロードできます。コネクタ・サーバーを使用している場合、CONNECTOR_SERVER_HOME/ bundlesディレクトリからバンドルをコピーできます。
追加のUNIXのフレーバをサポートするために、同様のディレクトリ構造を持つ同様のスクリプトを追加できます。たとえば、UNIXのBSD/OSフレーバを含むターゲット・システムに対しコネクタのサポートを追加できます。これを行うには、次のようにします。
6.2 ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成
ベース・アプリケーションの構成のコピーを作成して、ターゲット・システムの複数のインストールに対してベース・アプリケーションを構成する必要があります。
Example Multinational Inc.のロンドンおよびニューヨークの事業所には、それぞれの独立したスキーマを含むターゲット・システムが独自にインストールされています。最近、この会社では、Oracle Identity Governanceをインストールし、これを構成してインストールされたすべてのターゲット・システムをリンクしようとしています。
6.3 データの変換および検証の構成
アプリケーションの作成時にGroovyスクリプトのロジックを作成して、ユーザー・アカウント・データの変換および検証を構成します。
要件に応じて、リコンサイルされた単一値ユーザー・データの変換を構成できます。たとえば、First NameおよびLast Name値を使用して、Oracle Identity Governanceの「氏名」フィールドの値を作成できます。
同様に、要件に応じて、リコンサイルおよびプロビジョニングされた単一値データの検証を構成できます。たとえば、「名」属性からフェッチしたデータを検証して、そのデータに番号記号(#)が含まれていないことを確認します。また、プロセス・フォームの「名」フィールドに入力したデータを検証して、プロビジョニング操作中にターゲット・システムに番号記号(#)が送信されないようにします。
ユーザー・アカウント・データの変換または検証を構成するには、アプリケーションの作成時にGroovyスクリプトを作成する必要があります。Groovyスクリプトベースの検証と変換のロジックを作成する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』のプロビジョニング属性とリコンシリエーション属性の検証と変換に関する項を参照してください。
6.4 アクション・スクリプトの構成
アプリケーションの作成時に独自のGroovyスクリプトを作成して、アクション・スクリプトを構成できます。
アクション・スクリプトの追加または編集の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』のプロビジョニング構成の更新に関する項を参照してください。
6.5 スキーマ属性を編集した後のリコンシリエーション用スクリプトの更新
「属性マッピング」で説明されているように、コネクタでは、属性マッピングのデフォルト・セットが提供されており「スキーマ」ページに表示されます。
リコンシリエーション・スクリプトを更新するには:
6.6 スキーマ属性を編集した後のプロビジョニング用スクリプトの更新
「属性マッピング」で説明されているように、コネクタでは、属性マッピングのデフォルト・セットが提供されており「スキーマ」ページに表示されます。
プロビジョニング・スクリプトを更新するには: