ジョブの発行前にoracle.hadoop.balancer.Balancer.configureCountingReducer()メソッドを設定した場合、Job Analyzerレポートには各キーのロード・メトリックが含まれます。
この追加情報を使用すると、標準のHadoopカウンタでは使用できないメトリックを使用して、各リデューサのロードを詳細に把握できます。
Job Analyzerレポートは、予測ロードと実際のロードとの比較も行います。これらの値の違いに基づいて、Perfect Balanceがジョブの均衡化にどれほど効果を発揮しているか測定できます。
Job Analyzerでは、ジョブのロードの分析に基づいてPerfect Balanceキー・ロード・モデルのキー・ロード係数を推奨する場合があります。Perfect Balanceを使用してジョブを実行するときにこれらの推奨係数を使用するには、oracle.hadoop.balancer.linearKeyLoad.feedbackDirプロパティを、以前に分析したジョブの実行のJob Analyzerレポートを含むディレクトリに設定します。
レポートに推奨係数が含まれる場合、Perfect Balanceは自動的にその係数を使用します。追加メトリックの収集中にJob Analyzerでエラーが発生した場合、レポートには追加メトリックは含まれません。
ジョブのロード・モデル係数の値がわからない場合は、feedbackDirプロパティを使用しますが、以前にジョブを実行したときのJob Analyzer出力を使用できます。その後、feedbackDirの値を、出力が格納されているディレクトリに設定します。これらのファイルからの推奨値はジョブのロードの分析に基づいているため、推奨値は通常、Perfect Balanceのデフォルト値よりも優れた結果になります。
ジョブのロード・モデル係数の適切な値がわかっている場合は、ロード・モデル・プロパティを設定することもできます。
これらの係数を使用してジョブを実行すると、ジョブがさらに均衡化されます。