Dockerの問題
以下は、Dockerの既知の問題です:
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overlayfsファイル・システムのコンテナ内でyum installを実行すると、次のエラーで失敗する可能性があります:
Rpmdb checksum is invalid: dCDPT(pkg checksums): package_name
このエラーは、Dockerfileビルドを破壊する可能性がありますが、カーネルからの予期された動作であり、upstreamの既知の問題です(https://github.com/docker/docker/issues/10180を参照)
回避策は、パッケージをインストールする前にtouch /var/lib/rpm/*を実行することです。
この問題は、Docker HubまたはOracle Container Registryで入手できるOracle Linuxイメージでは修正されていますが、サード・パーティのイメージに基づくコンテナを実行する場合にはまだ発生する可能性があります。 (バグID 21804564)
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XFS形式ストレージで
overlay2
ストレージ・ドライバを使用する場合、Dockerが失敗する可能性がありますftype
が1に設定されていない場合、XFSのオーバーレイ・マウントを防止するためにカーネル・パッチが適用されています。 この修正により、d_type
サポートが有効化されていなかった場合にXFSでオーバーレイ・ファイルシステムのホワイトアウト機能が適切にサポートされない問題が解決されます。 Docker Engineがoverlay2
ストレージ・ドライバとともにXFS形式ストレージをすでに使用している場合、カーネルのアップグレードにより、基礎となるXFSファイル・システムが-n ftype=1
オプションが有効な状態で作成されない場合にDockerが失敗する可能性があります。 Oracle Linux 7のルート・パーティションは、XFSがファイル・システムとして選択される場合に-n ftype=0
で自動的にフォーマットされます。 したがって、この環境でoverlay2
ストレージ・ドライバを使用する場合、この目的のために個別のデバイスをフォーマットする必要があります。 (バグID 25995797)