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Oracle® TimesTen In-Memory Database Java開発者ガイド
リリース18.1
E98630-04
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はじめに

Oracle TimesTen In-Memory Database (TimesTen)は、迅速な応答およびスループット用にメモリーが最適化されたリレーショナル・データベースです。データベースは、実行時に全体がメモリーに常駐し、ファイル・システムに永続します。

TimesTenでは、標準アプリケーション・インタフェースのJDBC、ODBCおよびODP.NET、OracleインタフェースのPL/SQL、OCIおよびPro*C/C++、およびC++のTimesTen TTClassesライブラリがサポートされています。

このドキュメントでは、JDBC用のTimesTenのサポートについて説明しています。

内容は次のとおりです。

対象読者

このマニュアルは、JDBCを介してTimesTenを使用するアプリケーションの開発者またはサポート担当者を対象としています。

JDBCの理解に加えて、TimesTen、SQL(Structured Query Language)およびデータベース処理に関する理解も必要です。

関連ドキュメント

TimesTenのドキュメントはhttps://docs.oracle.com/database/timesten-18.1で提供されています。

これには、TimesTen JDBCおよびJMS/XLAサポートのJavadocが含まれます。

標準JDBCの参照情報は、次の場所にあるjava.sqlおよびjavax.sqlパッケージについての情報を参照してください。

https://docs.oracle.com/javase/8/docs/api/java/sql/package-summary.html
https://docs.oracle.com/javase/8/docs/api/javax/sql/package-summary.html

標準Java EEクラスおよびインタフェースのJavadocはこの場所にあります。

https://javaee.github.io/javaee-spec/javadocs/

Oracle Databaseのドキュメントは、OracleドキュメントのWebサイトでも入手できます。これは、TimesTenでサポートされているが、詳しく説明されていないOracle Databaseの機能の場合に役立ちます。

特に、次のOracle Databaseドキュメントが役立ちます。

  • 『Oracle Database SQL言語リファレンス』

  • 『Oracle Database JDBC開発者ガイド』

表記規則

TimesTenは複数のプラットフォームをサポートしています。このマニュアルに記述されている内容は、特に表記しないかぎり、サポートされるすべてのプラットフォームに適用されます。Windowsという場合、サポートされるすべてのWindowsプラットフォームを指します。UNIXという用語は、サポートされるすべてのUNIXプラットフォームを表します。Linuxという語はそれとは別に使用されます。TimesTenによってサポートされる特定のプラットフォーム・バージョンのインストール・ディレクトリにあるOracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノート(README.html)の「プラットフォームおよびコンパイラ」を参照してください。


ノート:

TimesTenドキュメントでは、用語としての「データ・ストア」と「データベース」は同じです。両方の用語は、TimesTenデータベースを指します。

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則 意味
イタリック体 イタリックは、テキストで定義される用語、ドキュメントのタイトルまたは強調を示します。
固定幅フォント 固定幅フォントは、コード、コマンド、URL、クラス名、インタフェース名、メソッド名、ファンクション名、属性名、ディレクトリ名、ファイル名、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。
固定幅フォントのイタリック 固定幅フォントのイタリックは、コード例で特定の値を指定または使用するプレースホルダまたは変数を示します。次に例を示します。

LIBS = -Ltimesten_home/install/lib -ltten

timesten_homeはTimesTenインスタンスのホーム・ディレクトリのパスに置き換えてください。

[ ] 大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。大カッコは、入力しないでください。
{ } 中カッコは、カッコ内の項目のうち、1つが必須であることを表します。中カッコは、入力しないでください。
|
選択項目の引数を区切る縦線(パイプ)。
. . . 引数の後の水平の省略記号は、1行のコマンドラインで複数の引数を使用できることを表します。コード例の中の水平の省略記号は、例の一部だけが表示されていることを示します。
%または$ パーセント記号またはドル記号はLinuxまたはUNIXのシェル・プロンプトを示し、使用されるシェルによって異なります。
#
#は、LinuxまたはUNIXのルート・プロンプトを表します。

TimesTenのマニュアルでは、次の変数を使用して、パス、ファイルおよびユーザー名を表します。

規則 意味
installation_dir TimesTenがインストールされているディレクトリのパスです。
timesten_home TimesTenインスタンスのホーム・ディレクトリを表すパスです。
releaseまたはrr リリース番号の最初の2つの部分(ドットが付く場合と付かない場合があります)。リリース番号の最初の2つの部分は、TimesTenのメジャー・リリースを表します。たとえば、181や18.1は、TimesTenリリース18.1を表します。
DSN TimesTenデータソースの名前(TimesTenデータベース用)です。


ノート:

TimesTenのリリース番号は、TimesTenユーティリティの出力、ファイル名、ディレクトリ名などの項目に反映され、これらはすべてマイナーまたはパッチ・リリースごとに変更される場合があります。ドキュメントは常に最新であるとはかぎりません。ドキュメントでは、主に、出力、ファイル名、ディレクトリ名およびその他のコードの基本的な形式を示すことを意図し、その中にはリリース番号が含まれている可能性があります。現在のリリース番号を確認するには、Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノートを参照するか、ttVersionユーティリティを実行します。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。