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Oracle® TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノート
リリース18.1
E98638-04
 

 

Oracle® TimesTen In-Memory Database

リリース・ノート

リリース18.1

E98638-04(原本部品番号:E61191-26)

2019年11月

このドキュメントでは、TimesTen 18.1.3.1.0に関する最新情報、および正規のドキュメントにはまだ記載されていない情報について説明します。

このリリースにアップグレードするには、まず18.1.2.3.0にアップグレードする必要があります。

このリリースに18.1.1.1.0からアップグレードする場合は、Oracle Supportにお問い合せください。

このドキュメントの最新版は、インストール・ディレクトリ内にあるREADME.htmlファイルです。リリース・ノートは、ドキュメント・ライブラリで更新される場合もあります。

Oracle TimesTen In-Memory Databaseドキュメント・セットは、https://docs.oracle.com/database/timesten-18.1/を参照してください

Oracle TimesTen In-Memory Databaseをインストールするには、配布ファイルを解凍します。インストールの詳細は、Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション、移行およびアップグレード・ガイドおよびOracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイドを参照してください。


注意:

TimesTenのリリース番号は、TimesTenユーティリティの出力、ファイル名およびディレクトリ名などのアイテムに反映されます。これらは、すべてのマイナーまたはパッチ・リリースで変更される可能性があり、ドキュメントを常に最新の状態に保つことはできません。このドキュメントでは、主として、出力、ファイル名、ディレクトリ名などの基本的な形式を示すように努めています。ttVersionユーティリティを実行すると、現在のリリース番号を確認できます。

このドキュメントの内容は、次のとおりです。

1 このリリースでの変更点

このセクションでは、リリース間の変更点を示します。

1.1 リリース18.1.3.1.0からリリース18.1.2.2.0での変更点

このリリースでの変更点は次のとおりです。

1.1.1 新機能

  • TimesTenでは、次の追加プラットフォームをサポートすることが動作保証されています。

    • IntelおよびSparc 64ビットでのSolaris 11.3および11.4

    • Linux SUSE Enterprise Service 15

    • IBM AIX 7.2

    • MacOS 10.9.2、10.11、10.13.6および10.14.6

    • Linux 32ビットのクライアントのみ

  • このリリースでは、TimesTenは、Oracle Database Programming Interface for C (ODPI-C)を通じてPythonおよびNode.jsのサポートを追加します。各言語には、オープン・ソース・パッケージ(GitHubを介して使用可能でOracleによって保守されるドライバ)があります。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオープン・ソース言語サポート・ガイド』を参照してください。

  • ACTIONCLIENT_INFOおよびMODULEパラメータがSYS_CONTEXT関数に追加されました。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド』を参照してください。

  • TimesTenでは、ACOSASINATANATAN2COSCOSHEXPLNLOGSINSINHTANTANHといったスカラー関数がサポートされるようになりました。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド』を参照してください。

  • キャッシュ・グループの自動リフレッシュ間隔を0ミリ秒に設定すると、連続する自動リフレッシュが有効になり、最後の自動リフレッシュのサイクルが終了した直後に次の自動リフレッシュ・サイクルがスケジュールされます。

  • SELECT文の表名の構文では、オプションのカッコを使用できます。このことは、INSERT...SELECT文およびCREATE TABLE AS SELECT文のSELECT句についても当てはまります。

  • ttCacheConfig組込みプロシージャを使用してCacheCommitDurableキャッシュ構成パラメータを0に設定すると、同じアプリケーションで自動リフレッシュ・リクエストと動的ロード・リクエストの間で発生するロック競合が減少します。詳細は、『Oracle TimesTen Application-Tier Database Cacheユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  • このリリースでは、ttAdminユーティリティの-openおよび-closeオプションに対するサポートがTimesTen Classicに追加されています。データベースをオープンしてクローズすることにより、ユーザーがそのデータベースに接続できるかどうかを指定できます。データベースがクローズされている場合、ユーザーによる接続試行は拒否されます。TimesTen Classicでは、データベースはデフォルトで開いています。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』を参照してください。

  • SYS.V$SESSIONビューには、TimesTen Classicの現在の各接続のデータが含まれています。

1.1.2 バグ修正

  • このリリースでは、キャッシュ・エージェント・スレッドの競合が減少しています。(Oracle Bug#27446726)

  • このリリースには、クライアント/サーバー・キャッシュ接続用のOracle接続プーリングをサポートする機能があります。プールを適切に構成することで、アプリケーションではオープンOracle接続の数を制限できます。(Oracle Bug#28503586 - フォワード・ポートOracle Bug#27453129)

  • 以前のリリースでは、OracleデータベースARDL_CG_COUNTERに対するSELECT権限によって、競合の削減機能が有効化された動的ロードが阻止されていました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#29809872 - Oracle Bug#29809244のバックポート)

  • TimesTenからJDBCアプリケーションに返される列の型は、TimesTenキャッシュでOracleデータベースによって返される列の型とは異なります。このリリースには、想定される列タイプを返すJavaプロパティtimesten.oracle.type.mappingが含まれています。(Oracle Bug#30160298)

    固定マッピングを有効にするには、次の方法でアプリケーションを実行します。

    java -Dtimesten.oracle.type.mapping=true myJavaProgram myParams
    
  • 以前のリリースでは、クリティカル・イベント(データベースの無効化など)が発生すると、TimesTenデーモンのログ・メッセージが失われる可能性がありました。このリリースでは、クリティカル・イベントの原因の診断に役立つように、TimesTenでは、クリティカル・イベントが発生した時点でデーモン・ログ・エントリの数分のコピーが収集されます。(Oracle Bug#30206361)

  • ネストされた集計を含む問合せがアサーションを引き起こす可能性があるという問題が修正されました。(Oracle Bug#30258456)

  • 以前のリリースでは、インスタンスを削除しようとすると、TimesTenによって現在の作業ディレクトリがかわりに削除されていました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#30399673)

1.2 リリース18.1.2.2.0からリリース18.1.2.1.0での変更点

このリリースでの変更点は次のとおりです。

1.2.1 新機能

  • SQLQueryTimeoutMsec接続属性を使用して、データベースがSQL文を実行する制限時間をミリ秒単位で指定できます。SQLQueryTimeoutMsecの値には、0 (ゼロ)以上の任意の整数を指定できます。デフォルト値は0です。値が0 (ゼロ)の場合は問合せがタイムアウトしないことを示します。この属性は、Oracle Databaseで処理中のTimesTen Cache操作には影響しません。このような操作には、PassThrough文、フラッシング、手動ロード、手動リフレッシュ、同期ライトスルーおよび伝播が含まれます。SQLQueryTimeoutおよびSQLQueryTimeoutMsec属性はどちらも、1つのタイムアウト値(ミリ秒)に内部的にマップされます。これらの属性に異なる値が指定されている場合、TimesTenはSQLQueryTimeoutMsec接続属性で指定された値を保持します。

  • Oracle Clusterware 12.2.に加えて、TimesTenアクティブ・スタンバイ・ペアのレプリケーションがOracle Clusterware 18.1でもサポートされています。

1.2.2 動作の変更点

  • ユーザーが-addオプションまたは-removeオプションを指定してttGridAdmin dbDistribute -evictコマンドを発行する必要がなくなりました。

1.2.3 バグ修正

  • TypeMode=1であるときに問合せで空の文字列を数値型に変換しようとするとセグメンテーション・フォルトが発生することがある問題が修正されました。(Oracle Bug#25501615)

  • 内部表の自己結合を含むマテリアライズド・ビューのタイムアウトを引き起こした問題は、このリリースで修正されました。(Oracle Bug#29014221)

  • 以前のリリースでは、ttRestoreユーティリティは、値が1であるときにPreallocate接続属性の値を考慮していませんでした。この問題は、ttRepAdmin -duplicateコマンドまたはttRestoreユーティリティを使用して作成されたデータベースに影響していました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#29214692)

  • サブスクライバを削除するときにデッドロックが発生しないように、ユーザーのワークロードよりALTER STANDBY PAIR ... DROP SUBSCRIBERまたはALTER REPLICATION ... DROP SUBSCRIBER文が優先されるという問題が修正されました。(Oracle Bug# 29278422)

  • レプリケーション競合解決レポートの列の出力が切り捨てられた(以前は切り捨てられていなかった)ためにレポートに無効なXMLが生成されるという問題が修正されました。(Oracle Bug#29359698)

  • コンパイルのヒープ・ヘッダーが破損している場合にコンパイル時のヒープ破損によってデータベースが無効になることがあります。この問題は修正されています。(Oracle Bug#29371488)

  • 表エージングの比較エラーが不正であるためにTimesTen 18.xリリースおよびpre-18.xリリースがインストールされているホスト間のレプリケーションが中断されるという問題が修正されました。(Oracle Bug#29456369)

  • 以前のリリースでは、モデルの現在のバージョンがRetain Days値より古い場合に、ttGridAdmin modelApplyコマンドでモデルの現在のバージョンが削除される可能性がありました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#29642503)

    グリッドを18.1.2.2.0リリースにアップグレードする前に、必ず次のステップを実行してください。

    1. グリッドのRetain DaysおよびRetain Versionsの現在値をメモします。

      % ttGridAdmin gridDisplay
      ...
      Retain Days:                30
      Retain Versions:            10
      ...
      
    2. Retain DaysおよびRetain Versionsの値を0に設定します。

      % ttGridAdmin gridModify -retainDays 0 -retainVersions 0
      
    3. アップグレード後、グリッドのRetain DaysおよびRetain Versionsの値をリストアします。

      % ttGridAdmin gridModify -retainDays 30 -retainVersions 10
      
  • Bツリー・ラッチの競合に関連するパフォーマンスの問題が修正されました。(Oracle Bug#29664356)

  • 複雑な問合せによってTimesTenエラー「4053: Internal error: Failed to get offset. The command failed.」 (Oracle Bug# 29178157)が返される問題が修正されました。

  • 以前のリリースでは、無名ブロックを実行すると、内部エラーが発生する可能性がありました。このリリースでは、PL/SQLコンパイル用の新しいトレースが含まれるようにttTraceMonユーティリティが拡張されています。トレース・レベル1はPL/SQLコンパイル用、トレース・レベル2はPL/SQL実行用です。(Oracle Bug#29863040 - Oracle Bug#20625183のフォワード・ポート)

  • 以前のリリースでは、レプリケーションを初めてアクティブ化した後にファジー・チェックポイントからリカバリすると、アサーションが発生する可能性がありました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#30025064)

  • 関数sbTupRefcountDecMacroのアサーション障害は、このリリースで修正されています。(Oracle Bug#3008138 - Oracle Bug#29916932のフォワード・ポート)

  • 以前のリリースでは、エラーが発生したSQL文を示すメッセージを出力せずにアサーション障害が発生する可能性がありました。このリリースでは、TimesTenは失敗したSQL文を出力します。(Oracle Bug#30179366 - Oracle Bug#30119077のバックポート)

1.3 リリース18.1.2.1.0からリリース18.1.1.3.0での変更点

このリリースでの変更点は次のとおりです。

1.3.1 新機能

  • このリリースでは、TimesTen Scaleoutに加え、Classic TimesTen In-Memory Databaseがサポートされています。

  • このリリースには、Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション、移行およびアップグレード・ガイドが含まれています。インストールの実行手順は、TimesTen 11.2.2リリース以降では変更されています。

  • データ分散プロセスが中断されたか完了に失敗した場合は、データの再同期を試すことができます。再同期は、ttGridAdmin dbDistribute -resync操作の実行を伴います。詳細は、Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイドの「データ分散エラーからのリカバリ」を参照してください。

  • TimesTen JDBCドライバでは、JDBC 4.2 API (Java 8)が実装されており、Java 8、9および10ランタイム環境(JRE)での動作が保証されています。これには、標準REF CURSOR、多くの更新件数、SQLTypeおよびDatabaseMetaData拡張のサポートが含まれています。

  • 正しい順序でアプリケーションを切断することで、データベースを正常に停止できます。Linuxプラットフォームでは、新しい強制切断オプションは、アイドル状態または応答しないアプリケーションを含め、接続されているすべてのアプリケーションをデータベースから非同期的に切断します。Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイドの「データベースからの切断」、Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンスの「ForceDisconnectEnabled」、Classic用の「Force disconnect」およびTimesTen Scaleout用の「すべての接続の強制切断(dbDisconnect)」を参照してください。

  • ttCkptHistory組込みプロシージャは更新され、チェックポイント処理でパージされた実際のトランザクション・ログ・ファイルの数、およびトランザクション・ログ保持の理由に関する情報が追加されました。詳細は、Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイドの「チェックポイント履歴およびステータスの表示」を参照してください。

  • 一部のアプリケーションは、パフォーマンス上の理由から、完全自動リフレッシュ・モードではなく増分自動リフレッシュを選択します。ただし、状況によっては、完全自動リフレッシュをリクエストすることもできます。DisableFullAutorefreshキャッシュ構成パラメータを1に設定すると、増分自動リフレッシュを指定して定義されたすべてのキャッシュ・グループに対して、完全自動リフレッシュのリクエストを禁止できます。詳細は、Oracle TimesTen Application-Tier Database Cacheユーザーズ・ガイドの「キャッシュ・グループに対する完全自動リフレッシュの無効化」を参照してください。

  • PLSQL_SESSION_CACHED_CURSORS接続属性は、キャッシュするセッション・カーソルの数を指定します。デフォルト値は50で、有効範囲は1-65535です。『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のPLSQL_SESSION_CACHED_CURSORSに関する項も参照してください。

  • PLSQL_OPEN_CURSORSは、セッションで一度にオープンできるPL/SQLカーソルの最大数を指定するttDBConfigパラメータです。デフォルト値は50で、有効範囲は1-65535です。『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttDBConfigに関する項も参照してください。

  • TimesTen Scaleoutの場合は、コマンドttGridAdmin dbStatus -proxiesを指定することで、プロキシ接続情報を確認できます。

1.3.2 動作の変更点

  • 前のリリースでは、ODBC 2.5 SQLColAttribute関数をコールすると空のフィールドが返されました。このリリースでは、SQLColAttributeをコールすると所有者名が返されます。これは動作変更点です。

1.3.3 バグ修正

  • 前のリリースでは、レプリケーション・バックログの間に表を削除し新しい表を作成した場合に、レプリケーション・エージェントが、削除した表に対する作業を送信できました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#6053644)

  • ワークロードがない状態で非同期ライトスルーを使用している場合に、AWTソーター・スレッドがCPUを100%消費できました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#21556263 - フォワード・ポートOracle Bug#21452176)

  • レプリケーション・スキームにサブスクライバを追加しようとすると、デッドロックが発生する可能性がありました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#26546964およびOracle Bug#27433418- フォワード・ポートOracle Bug#26383257)

  • アクティブなストアが突然クローズされてスタンバイに失敗のマークが付けられた場合にTimesTenでエラー8110: 接続は許可されていません。このストアにはマスター・キャッチアップが必要な可能性がありますが返されるという問題が修正されました。(Oracle Bug#27433402 - フォワード・ポートOracle Bug#24007219)

  • キャッシュ・エージェントでバインド変数ではなくリテラルSQL文字列を使用してPL/SQLが実行されることでパフォーマンスが低下するという問題が修正されました。(Oracle Bug#27444093 - フォワード・ポートOracle Bug#25906163)

  • このリリースには、「ラッチを待機しています. . .」というメッセージが出力される頻度の変更のために、新しい組込みプロシージャが含まれています。この組込みプロシージャはttLatchWaitMsgTimeoutです。(Oracle Bug#27692915 - フォワード・ポートOracle Bug#27388330)

  • 同じTimesTen接続から複数のロードを動的に実行するとメモリー破損が起こるという問題が修正されました。(Oracle Bug#27840782 - フォワード・ポートOracle Bug#27753072)

  • 多数の同時クライアント/サーバー接続を作成しようとすると接続エラーが発生するという問題が修正されました。(Oracle Bug#28084560)

  • キャッシュ・グループを手動でロードすると完全自動リフレッシュがトリガーされる可能性があるという問題が修正されました。(Oracle Bug#28130065 - フォワード・ポートOracle Bug#27953067)

  • このリリースでは、SELECT操作のNVL句およびCAST句での定数式の再使用に関連する問題が修正されました。(Oracle Bug#28361914 - フォワード・ポートOracle Bug#28325161)

  • CREATE VIEW操作で返されたビュー問合せ結果が長いとアサーションが発生する可能性がありました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#28640816 - フォワード・ポートOracle Bug#28618970)

  • PLSQL_MEMORY_SIZE接続属性で指定されているメモリーの大部分が1つの共有カーソルからのメモリーによって消費されTimesTenでエラー4030が返されるという問題が修正されました。(Oracle Bug#28715222 - フォワード・ポートOracle Bug#18829074)

  • ttRepAdmin -showstatus -detailコマンドで同じピア関係について複数のエントリが示されわかりにくい出力が返されるという問題が修正されました。(Oracle Bug#28716671)

  • SQL解析時とヒープ・コンパイル時にシステム表の問合せでアサートではなくエラーが返されるとアサーション障害が発生していました。(Oracle Bug#28717010および#27976616- フォワード・ポートOracle Bug#27928747)

  • 前のリリースでは、コンパイル・ヒープ・アサーション障害によってデータベースが無効になる可能性がありました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#28717013 - フォワード・ポートOracle Bug#26535068)

  • 古いリリースのTimesTenよりも特定のSELECT問合せのパフォーマンスが低くなっていました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#28717014 - フォワード・ポートOracle Bug#)

  • CASE文とGROUPBY句を含む問合せの間にセグメンテーション障害が発生するという問題が修正されました。(Oracle Bug#28448399)

  • ログベース・キャッチアップ(LBCU)操作で遅延を引き起こしていた問題が修正されました。(Oracle Bug#28852175)

  • TimesTen Scaleoutでは、18.1.1.xリリースからこのリリースにアップグレードした場合には、前のリリースからの複製グリッド管理ストアの作成、および前のリリースへのグリッド管理ストアの複製を妨げる問題が存在しました。この問題は修正されました。(Oracle Bug#28890812)

  • このリリースでは、データベースの無効化を引き起こす、ラッチ処理中のアサーション障害が修正されました。(Oracle Bug#28902021)

  • このリリースでは、ログベース・キャッチアップ(LBCU)操作の切断障害のループを引き起こす問題が修正されました。(Oracle Bug#28920075)

  • 前のリリースでは、システムがエポックで待機している場合にバックグラウンド・チェックポイント処理が失敗する可能性がありました。これにより、余分なログ・レコードが蓄積されていました。このリリースでは、TimesTenにより、可能なかぎり迅速にバックグラウンド・チェックポイント処理が再試行されます。(Oracle Bug#28931970 - フォワード・ポートOracle Bug#29039498)

  • ttmkLiteClientで生成されたミニクライアントを使用するアプリケーションが、接続試行中にコア・ダンプを実行できました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#29286011)

1.4 リリース18.1.1.3.0からリリース18.1.1.2.1での変更点

  • このリリースは、接続に関する情報を提供する、ttGridAdmin dbStatusコマンドに対する新しいオプションを含んでいます。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』を参照してください。

  • 問合せでオプティマイザ・ヒントの位置により異なる結果が返される可能性があるという問題が修正されました。(Oracle Bug#27424470 - Oracle Bug#27237541のフォワード・ポート)

  • TimesTenで集計プッシュダウンを含む問合せが行われた場合に、その問合せで使用される表に同時に起こる複数の更新操作が関与していると間違った結果が返される、という問題が修正されました。(Oracle Bug#27444108 - Oracle Bug#25647667のフォワード・ポート)

  • 更新処理中にアサーション障害が発生する可能性があるという問題が修正されました。(Oracle Bug#28390068 - Oracle Bug#28289058のフォワード・ポート)

  • 以前のリリースでは、作成されたデータベースでttGridAdmin modelApplyコマンドが何度も実行されると、結果的にそれに続くttGridAdmin modelApplyの実行が失敗しました。これは修正されています。(Oracle Bug#28425254)

  • 重複したキーを含むバッチ挿入の問題が修正されました。(Oracle Bug#28522995)

1.5 リリース18.1.1.2.1からリリース18.1.1.2.0での変更点

  • このリリースには、IMDBキャッシュ用のOracle接続プールを構成するために使用できるクライアントサーバー・ドライバに対する変更が含まれています。これはTimesTen 11.2.2.8.33に追加されました。

  • 以前のリリースでは、同じインスタンス名を持つ複数のインスタンスを含んだグリッドでインポート操作(ttGridAdmin dbImport)が失敗する場合がありました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#28489389 - Oracle Bug#28488704のバックポート)

1.6 リリース18.1.1.2.0からリリース18.1.1.1.0での変更点

このリリースでの変更点は次のとおりです。

1.6.1 新機能

  • TimesTen Scaleoutに、TT_CommitDMLOnSuccessオプティマイザ・オプションが含まれるようになりました。これは、単純なDMLトランザクションに、レプリカ・セットの両方の要素に自動的にコミットするよう強制します。

  • TimesTen Scaleoutには、CおよびJavaクライアント・アプリケーションでハッシュ分散キーのキー値に基づいて要素に接続をルーティングできるようにする、新しいクライアント・ルーティングAPIが含まれています。この機能では、クライアント・アプリケーションが、指定したキー値がある行を格納する要素に接続できるようになり、その行を格納する要素と、アプリケーションに接続された要素と間の不要な通信が行われなくなります。詳細は、Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者ガイドおよびOracle TimesTen In-Memory Database Java開発者ガイドを参照してください。

  • このリリースには、ドキュメント化されていない、システム表およびシステム・ビューの変更点があります。これらの変更点は、将来のリリースに含まれる予定です。

1.6.2 バグ修正

  • レプリケートされた表に一意のハッシュ索引があるときにスタンバイでTimesTenによってエラー1699および907が返されるという問題が修正されました。(Oracle Bug#27086859)

  • ttMigrateユーティリティを使用した移行後に、アクティブ・スタンバイ・ペアのレプリケーション・スキーム内のスタンバイ・データベースのステータスがIDLEに変更されるという問題は修正されています。(Oracle Bug#27433379 - Oracle Bug#21124942のフォワード・ポート)

  • ALTER REPLICATION操作中にデッドロックが発生することがあるという問題は修正されています。(Oracle Bug#27433413 - ポート転送 Oracle Bug#26050592)

  • 更新処理中にアサーション障害およびデータベース無効化が発生することがあるという問題が修正されました。(Oracle Bug#27445399 - ポート転送 Oracle Bug#27210882)

  • データベースが空のときに特定のPL/SQLプロシージャをコールすると、「TimesTen: ORA-06508: PL/SQL: コールしたプログラム・ユニットが見つかりませんでした。」というエラーがスローされるという問題が修正されました。(Oracle Bug#27509032 - ポート転送 Oracle Bug#27503945)

  • 非常に大きいグループ・エントリがある場合に、デーモンの起動が失敗し、「{groupname}"は-groupオプションに有効な値ではありません」などのメッセージが表示されることがあります。この問題は修正されています。(Oracle Bug#28025300)

  • タプル・ページ内のスロット上の参照件数が負になり、最後のチェックポイントが失敗することがあるという問題が修正されました。(Oracle Bug#28094755)

  • UNIONを指定したINSERT SELECT操作で行を挿入できないという問題が修正されました。(Oracle Bug#28188267)

  • SELECT 1 FROM A_TABLE WHERE PK=?などのポイント問合せに関連する領域割当てラッチ競合は修正されています。(Oracle Bug#28336156)

1.7 リリース18.1.1.1.0からリリース11.2.2.8.29での変更点

このリリースでの変更点は次のとおりです。

1.7.1 新機能

  • このリリースには、TimesTen Scaleoutまたはグリッドと呼ばれる新しいモードが含まれています。TimesTen Scaleoutは、メモリー内データの高速性、フォルト・トレランスおよび高可用性を実現するために連携するTimesTenインスタンスを実行している相互接続されたホストのグリッドです。グリッドには1つ以上のデータベースが含まれており、各データベースはグリッドのすべてのインスタンス間で分散されます。機能については、Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイドを参照してください。

    TimesTen Scaleoutのこのリリースでは、最大で64個のインスタンスがサポートされています。

    注意: クラシック・モードのOracle TimesTen In-Memory Database、すなわちTimesTen Classicとは、以前のリリースと同様に、単一インスタンスの環境およびデータベースのことを指します。

  • 新しくこのリリースに含まれているドキュメントは、Oracle TimesTen In-Memory Databaseセキュリティ・ガイドOracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイドOracle TimesTen In-Memory Databaseアクセシビリティ・ガイドおよびOracle TimesTen In-Memory Databaseライセンス情報です。

  • このリリースのインストール情報については、Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイドを参照してください。

  • TimesTenでは、以前のODBC 2.5サポートに一致する、ODBC 3.51コア・インタフェースが追加されています。ODBC 3.5アプリケーション用のドライバ・マネージャを使用する場合は、使用しているODBCバージョンを明示的に指定する必要があります。このリリースでは、既存のODBCアプリケーションを再コンパイルして再リンクすることをお薦めします。一部のアプリケーションでは、コードの変更が必要になる場合があります。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者ガイド』の「前のバージョンのTimesTenとのODBC APIの互換性」を参照してください。

1.7.2 動作の変更点

  • キャッシュ・アドバイザは、このリリースではTimesTenから削除されています。

  • キャッシュ・グリッドとそのすべてのコンポーネントは、このリリースでは削除されています。

  • このリリースのアクティブ・スタンバイ・ペアのレプリケーション・スキームでは、非同期ライトスルー・キャッシュ・グループのみがサポートされています。

  • Preallocate接続属性のデフォルト値は1です。

  • このリリースでは、RangeIndexType接続属性は削除されています。デフォルトでは、TimesTenはBツリー索引を使用します。

  • CkptFrequency接続属性のデフォルト値は0です。

  • CkptLogVolume接続属性のデフォルト値は、LogFileSize接続属性の値になりました。

  • Connections属性のデフォルト値は、最小で2000、またはカーネル設定SEMMNS-15の値です。

  • ODBCコールSQLGetInfoに一部の属性で返される値は、変更されています。これは、ODBCとJDBCの両方に影響します。

    次に、SQLGetInfo出力の変更点を示します。

    SQL_IBLE_PROCEDURES  "N" ==> "Y" 
    SQL_PROCEDURES             "N" ==> "Y" 
    SQL_FETCH_DIRECTION        [Not Supported]  ==> SQL_FD_FETCH_NEXT 
    SQL_TXN_CAPABLE            [SQL_TC_ALL] ==> [SQL_TC_DDL_COMMIT] 
    SQL_MAX_BINARY_LITERAL_LEN [0] ==> [16384] 
    SQL_MAX_CURSOR_NAME_LEN    [0] ==> [18] 
    SQL_MAX_INDEX_SIZE         [0] ==> [4194304] 
    SQL_MAX_ROW_SIZE           [0] ==> [4194304] 
    SQL_TIMEDATE_FUNCTIONS     Added SQL_FN_TD_NOW to bitmask. 
    SQL_OWNER_USAGE,           Added SQL_OU_PROCEDURE_INVOCATION  + 
    SQL_OU_PRIVILEGE_DEFINITION to bitmask.
    
  • INSERT AS SELECT文に指定された列の数が表内の列の数より少ない場合に、TimesTenによりエラー・メッセージ843が返されるようになりました。

  • LogBufMB接続属性のデフォルト値は1024MBです。

  • LogFileSize接続属性のデフォルト値は、LogBufMB接続属性の値になりました。

  • CommitBufferSizeMaxのデフォルト値は、接続ごとに10 MBです。

  • -delayFkeysオプションは、ttMigrateユーティリティから削除されています。このリリースでは、ttMigrateによって常に外部キー・チェックが遅れます。

  • PL/SQLが常に有効です。

  • 複製バインド・モードでは、Oracleモードのみがサポートされます。

  • DDLは常に自動コミットされます。

  • ttDataStoreStatus組込みプロシージャは、クライアント/サーバー接続を別々に分類しませんでした。このリリースには、接続が直接接続かクライアント/サーバー接続かを示すフラグが含まれています。

  • 以前は、TimesTenのConnection.setAutoCommitメソッドでは、AUTOCOMMITフラグの設定が実際に変更されたかどうかに関係なく、コールされた場合は必ずコミットされていました。このリリース以降は、このメソッドのコールによって実際にAUTOCOMMITの設定が変更された場合にのみコミットされます。

  • 廃止されたエラー: sb_ErrCkptBlocked (606)およびsb_ErrBackupBlocked (607)は使用されなくなりました。これらは、sb_ErrCkptReserveBlocked (625)に置き換えられました。アプリケーション・ロジックの変更による新しい動作を防ぐには、廃止されたエラー(606および607)をsb_ErrCkptReserveBlocked (625)に置き換えます。

  • ラッチのデータベースIDがttXactAdmin -latchコマンドの出力に含まれるようになりました。このデータベースIDは、外部にラッチを開放するために使用できます。

  • エラー・メッセージ907 (一意制約違反)が、列名および値を含むように改良されました。

  • sb_ErrOcDupKeyエラー・メッセージは、ロードまたは自動リフレッシュの失敗の原因となっている行の列名および値を含むように改良されました。

  • このリリースでは、TTClassesソース・コードは製品に付属していません。TTClassesライブラリは、このリリースに含まれています。『Oracle TimesTen In-Memory Database TTClassesガイド』内のTTClassesのコンパイルの説明は、このリリースには関係ありません。

1.7.3 バグ修正

  • コマンドが解放されるのではなくコマンド・キャッシュに蓄積されていたためパフォーマンスが低下するという問題が修正されました。(Oracle Bug#13891496)

  • ラッチのデータベースIDは、ラッチ名に含まれていました。このデータベースIDは、外部にラッチを開放するために使用できます。(Oracle Bug#14578460)

  • WE8DECキャラクタ・セットは、TimesTenではサポートされていません。サポートされていないのにキャラクタ・セットWE8DECを選択できるという問題が修正されました。(Oracle Bug#17557587)

  • 大きな表からSELECT COUNT (1)を呼び出すと整数オーバーフローが発生するという問題が修正されました。(Oracle Bug#18692578)

  • 以前のリリースでは、データベースが予定の場所になくロードできない場合に、TimesTenでEOF障害が返されていました。このリリースでは、トラブルシューティングに役立つよう、このエラー・メッセージに、予期されるデータベース・パスが含まれています。(Oracle Bug#18899144)

  • cachesqlgetoracle_ddl_trackingとともに使用すると、アサーションが発生していました。この問題は修正されています。(Oracle Bug#19619587)

  • 接続の試行のために間違ったUID/PWDが指定され、クライアント・フェイルオーバーが構成されている場合、接続リクエストが、TTC_TIMEOUT接続属性で指定された秒数の間ハングしていました。このリリースでは、適切なエラーが返されます。(Oracle Bug#19828640)

  • このリリースには、チェックポイント中にエラーが発生した場合の診断がより多く含まれています。(Oracle Bug#19914524)

  • SQL-92問合せに時間がかかるという問題が修正されました。(Oracle Bug#20198488)

  • このリリースには、TimesTenでエラー805が返された場合の診断がより多く含まれています。(Oracle Bug#20477397)

  • JDBCドライバでのメモリー・リークが修正されています。デーモンが停止すると問題が発生し、アプリケーションが接続を試行し続けます。(Oracle Bug#21225265)

  • ttRepAdmin -duplicateコマンドを使用しようとしたときに、SYS.CACHE.GROUP表内に無効な表外値が見つかるという問題が修正されました。(Oracle Bug#21260424)

  • レプリケーションで、8個を超えるノードを含むシステム上のすべてのノードへのレプリケートが停止するという問題が修正されました。(Oracle Bug#21695235)

  • ttCheckユーティリティは、ユーザーがインスタンス管理者以外のユーザーとしてオペレーティング・システムにログインすると、エラー15009で失敗していました。または、外部ユーザーがインスタンス管理者と同じグループ内のユーザーとしてログインすると、エラー7001で失敗していました。それらの問題が修正されています。(Oracle Bug#24285271)

  • このリリースでは、TWOSAFEまたはRETURN RECEIPTを使用しているレプリケートされたトランザクションのコミットでは、SQL問合せのタイムアウト設定は確認されません。これは、レプリケーション・スキームで構成されている待機値で示された時間が経過した後にのみ返されます。(Oracle Bug#25039883)

2 プラットフォームおよび構成

この項の内容は次のとおりです。

2.1 プラットフォームおよびコンパイラ

プラットフォームまたはオペレーティング・システム C/C++コンパイラ・サポート JDKサポート
Linux x86-64:
  • Oracle Linux 6および7

  • Red Hat Enterprise Linux 6および7

  • SUSE Enterprise Server 12および15

TimesTenでは、Native POSIXスレッドはサポートされていますが、LinuxThreadsはサポートされていません。

Intel icc 17.02.174、gcc 4.7以上 Oracle JDK 8、9、10および11脚注 1 

OpenJDK 8、9、10および11

Linux x86-32 (クライアントのみ):
  • Oracle Linux 6

  • Red Hat Enterprise Linux 6

TimesTenでは、Native POSIXスレッドはサポートされていますが、LinuxThreadsはサポートされていません。

Intel icc 17.02.174、gcc 4.7以上 Oracle JDK 8および9
Solaris SPARC 64:
  • Solaris 11.3

  • Solaris 11.4

Oracle Developer Studio 12.5 Oracle JDK 8、9および10
Solaris x86-64:
  • Solaris 11.3

  • Solaris 11.4

TimesTenでは、Native POSIXスレッドはサポートされていますが、LinuxThreadsはサポートされていません。

Oracle Developer Studio 12.5 Oracle JDK 8、9および10
Microsoft Windows x86-64
(クライアントのみ):
  • Windows 2012 R2

  • Windows Server 2016

  • Windows Server 2019

  • Windows 10

  • Windows 8.1

Visual Studio 2012、2013、2015、2017および2019 Oracle JDK 8、9、10および11
IBM AIX Power PC 64ビット:
  • AIX 7.1および7.2

IBM xlC 13.1.0 Compiler for AIX IBM JDK 8
macOS 64ビット(クライアントのみ):
  • 10.9.2 Mavericks

  • 10.11 El Capitan

  • 10.13.6 High Sierra

  • 10.14.6 Mojave

Apple LLVM 5.1、gcc 4.2.1 Oracle JDK 8

脚注 1 TimesTen ttjdbcn.jarファイルは、通常、ファイル名の数字に対応するJREバージョンで使用するためのJDBCドライバを含んでいます。現在のリリースでは、ttjdbc9.jarttjdbc10.jarおよびttjdbc11.jarttjdbc8.jarのコピーであり、JDBC 4.2 (Java 8)のみを実装します。

TimesTenはOracle VMで提供される仮想マシンでサポートされています。

2.2 クライアント/サーバーの構成

サポートされているプラットフォーム上のTimesTen Clientは、TimesTenがサポートされているすべてのプラットフォーム上のTimesTen Serverに接続できます。

構成の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTen ClientおよびServerに関する説明を参照してください。

2.3 TimesTen Cache

Oracle TimesTen Application-Tier Database Cache (TimesTen Cache)を使用すると、Oracle DatabaseのデータをTimesTenにキャッシュできます。TimesTenインストールには、Oracle Instant Clientが含まれます。TimesTen Cacheは、TimesTen Classicのみでサポートされています。

Oracleサーバーの次のリリースがTimesTen Cacheオプションでサポートされています。

  • Oracle Databaseリリース12.1

  • Oracle Databaseリリース12.2

  • Oracle Databaseリリース18c

  • Oracle Databaseリリース19c

2.4 レプリケーションの構成

TimesTenのレプリケーションは、同一のプラットフォーム間およびビット・レベル間においてのみサポートされます。TimesTenのレプリケーションは、Classic TimesTenのみでサポートされています。

TimesTenのアクティブ・スタンバイ・ペアのレプリケーションは、Oracle Clusterware 12.2でサポートされています。Linuxプラットフォームでは、18.1でもサポートされています。

詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database開発者および管理者ガイド』を参照してください。

3 ソフトウェア要件

ソフトウェア要件については、Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイドを参照してください。

4 事前通知

この項では、非推奨になったアイテムを示します。このリリースでは、非推奨になった機能を使用すると警告が表示されます。非推奨になったアイテムは、将来のリリースでは完全に削除されます。

  • PL/SQLは常に有効になったため、PLSQL接続属性は非推奨になりました。

  • Oracleモードのみがサポートされるようになったため、DuplicateBindMode接続属性は非推奨になりました。

  • DDLは常に自動コミットされるようになったため、DDLCommitBehavior接続属性は非推奨になりました。

  • ttSyslogCheckユーティリティは、このリリースでは非推奨です。(Oracle Bug#29436501)

  • TT_DECIMALデータ型およびTIMESTEN8キャラクタ・セットは、このリリースでは非推奨になりました。

  • ReplicationApplyOrdering接続属性を値1に設定することは推奨されません。

  • ttSQLCmdCacheInfo2組込みプロシージャは、このリリースでは削除されています。ttSQLCmdCacheInfo組込みプロシージャで、この組込みプロシージャの機能がサポートされています。

  • RangeIndexType接続属性は非推奨になりました。

  • 非同期のマテリアライズド・ビューは、このリリースでは非推奨になりました。

  • ttMigrateユーティリティに対する-convertTypestoTTおよび-convertTypeToOrコマンドライン・オプションは、非推奨になりました。

  • TypeMode接続属性は非推奨になりました。Oracleタイプ・モードがデフォルトです。

  • CREATE TABLE文のOPTIMIZED FOR READ句は非推奨になりました。

  • ttCompactTS組込みプロシージャは非推奨になりました。

  • CacheGridEnable接続属性は削除されています。

  • TTClassesでは、エラー・チェックは、{try/catch}ブロックを介して実行される必要があります。TTStatus::DO_NOT_THROW設定および-DTTEXCEPTコンパイラ・フラグのような、以前非推奨だったTTStatus&メソッド・パラメータの使用はサポートが終了しました。(-DTTEXCEPTによるコンパイルではエラーは生成されず、影響はありません)。TTStatus&パラメータを以前に使用していたアプリケーション・コードは、更新する必要があります。これらのパラメータは、メソッド・シグネチャに存在しなくなりました。

  • このリリースでは、TTClassesのTTCmd::RePrepare()メソッドは非推奨になりました。準備された文の文ハンドルが無効になった場合は、TTCmd::Prepare()メソッドを再度コールします。

5 既知の問題および制限事項

この項では、次のカテゴリの既知の問題および制限事項について説明します。

5.1 TimesTen Scaleout

  • TimesTen Scaleoutのこのリリースでは、最大で64個のインスタンスがサポートされています。

  • グリッド内のインスタンスは、動的ポート範囲内のポートを使用してTCP/IP経由で相互に接続します。このため、アクティブなファイアウォールを、各ホストの動的ポート範囲内の使用可能なすべてのポート経由のTCP/IPトラフィックを許可するように構成する必要があります。Linuxでは、次のようにポート範囲を決定できます。

      $ cat /proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range 
      9000    65500 
    

    この場合、ホストは9000から65500の範囲内でポートを割り当てることができます。

  • TimesTen Scaleoutデータベースに接続されている各プロセスは、1つ以上のオペレーティング・システム・ファイル記述子をオープンしたままにします。接続によってトランザクションがコミットまたはロールバックされる場合、接続に対して追加のファイル記述子を開くことができます。データベースに接続しようとしたときに、ファイル記述子がすべて使用中であるというエラーを受信した場合は、ファイル記述子の許容数を増やします。(Oracle Bug#25815090)

5.2 クライアント/サーバー

  • UNIXでttlocalhostを使用すると、あるTimesTenインスタンスのクライアントは、別のTimesTenインスタンスのサーバーに接続できません。この問題を回避するには、ttShmHost(共有メモリーIPC)またはlocalhost(127.0.0.1)を使用します。

  • IPCとして共有メモリーを使用している場合に、アプリケーションがシステム定義のプロセスごとのファイル記述子制限に達すると、アプリケーションでクライアント・ドライバからのエラー・メッセージ24が検出される場合があります。これは、アプリケーションにシステム定義のプロセスごとのファイル記述子制限より多くのオープン・ファイル記述子があることが原因でshmatシステム・コールが失敗した場合に、クライアントDSNへの接続操作中に発生することがあります。

5.3 JDBC

  • TimesTenでは、位置を指定した更新または削除はサポートしていません。setCursorNameおよびgetCursorNameメソッドへのコールは無視されます。

  • 夏時間のあるタイムゾーンで実行しているJDBCアプリケーションが、ResultSet.getTimestamp()を使用して存在しない時間を選択すると、1時間遅れの時間が取得されます。たとえば、太平洋標準時で、時間が標準時間から夏時間に変更される日には、2:00 a.m.から2:59 a.m.の間の時間は存在しません。この場合に、標準時間で実行されているJDBCアプリケーションがgetTimestamp()を使用して'2002-04-07 02:00:00'の値を選択すると、'2002-04-07 01:00:00'が取得されます。

  • JDBCアプリケーションのSQL文には、データベース・キャラクタ・セットの文字のみを含める必要があります。データベース・キャラクタ・セットに含まれないUnicode文字は、問合せの解析時に、代替文字に変換されます。次の方法で対処できます。

    • データベース・キャラクタ・セットとしてAL32UTF8を使用する。

    • データベース・キャラクタ・セットに含まれない文字を問合せテキストで使用しないように、文をパラメータ化する。

5.4 PL/SQL

  • PLSQL_CODE_TYPE=NATIVEは指定可能ですが、INTERPRETEDとして実装されます。

  • q'(引用構文)の使用はサポートされません。

  • UTL_FILEは、install_dir/plsql/utl_file_tempにある一時ディレクトリに限定されます。インスタンス管理者は、UTL_FILEを特定のデータベース・ユーザーに付与できます。ユーザーは、場所のパラメータ文字列に'UTL_FILE_TEMP'の文字列を指定した場合にのみUTL_FILEを使用してディレクトリを参照できます。

5.5 SQL、ユーティリティおよびプロシージャ

  • SQL問合せタイムアウトを使用すると(SQLQueryTimeoutまたはSQLQueryTimeoutMsec)、TimesTenの動作はベスト・エフォートを基準に行われます。タイムアウトが指定された時間内に実際に発生することは保証できません。(Oracle Bug#29671762)

  • TimesTenのBINARY_DOUBLEおよびBINARY_FLOATは、ほぼ同じデータ型です。これらの型のデータを格納および取得すると、最下位の桁が丸められるか、切り捨てられます。これらの型の列は、主キー、一意キーおよび外部キーでは使用しないでください。

  • ビュー定義、およびそのビューにアクセスする問合せで同じ列別名を使用すると、TimesTenによって「TT2210: XXXの列参照は不明確です」というエラーが誤って発行される場合があります。回避策としては、異なる列別名を列に明示的に割り当てます。

  • TimesTen Scaleoutでは、ALTER SESSION文で、サポートされていない機能を変更しようとするとエラーが返される必要があります。そうではなく、エラーが返されません。

  • 問合せに指定した表の総数および問合せの処理に使用した一時集計の最大合計数は32です。一時集計は、スカラーまたは集計副問合せを処理するために必要です。問合せの表と一時集計の合計数が32を超える場合、問合せは「Statement that needs more than 31 nesting levels has not been implemented」というメッセージを発生して失敗します。

  • NLSSORT属性がbinary以外の値に設定されている場合でも、CHAR型を指定したCOUNT DISTINCTでは、バイナリ・ソート順序およびバイナリ比較セマンティクスを使用します。

  • NLS_SORTセッション・パラメータが多言語ソート(FRENCH_Mなど)に設定されている場合、パターン一致のワイルド・カード記号が空白文字に適用されると、LIKE演算子で不正確な結果が返される場合があります。

  • 初期接続後にALTER SESSION文をいつでも実行する場合は、フェイルオーバー後に文を再実行する必要があります。(Oracle Bug#29444131)

5.6 SQL*Plus

  • TimesTenでは、TimesTenデータベースへのSQL*Plus接続はサポートされません。ttIsqlを使用します。

5.7 TimesTenのOCIサポート

  • NLS_LANGにTimesTenでサポートされない値が設定されると、「Cannot connect」などの誤ったエラーが発生することがあります。

5.8 TimesTen Pro*C/C++サポート

  • Pro*C/C++デモをコンパイルするときに、「System default option values taken from: install_dir/ttoracle_home/instantclient_11_2/precomp/admin/pcscfg.cfg」というメッセージが表示されることがあります。パス名が正しくない可能性があります。

5.9 TTClasses

  • TTClassesソース・コードは製品に付属していません。TTClassesライブラリは、このリリースに含まれています。『Oracle TimesTen In-Memory Database TTClassesガイド』内のTTClassesのコンパイルの説明は、このリリースには関係ありません。

5.10 アップグレード

  • レプリケーション・プロトコルの拡張は、11.2.2.8から18.1の間のオンライン・アップグレードの実行を意味します(11.2.2.8リリースは、11.2.2.8.27以上である必要があります)。11.2.2.8.27より前のバージョンを使用している場合は、それより新しい11.2.2.8リリースにアップグレードしてから、記載されているオンライン・アップグレード・ステップに従ってこのリリースにアップグレードする必要があります。

5.11 バックアップ/リストア

  • グリッド・バックアップのリストア(ttGridAdmin dbRestoreコマンドを使用)は、グリッド内のすべてのインスタンスが実行されている場合にのみ成功します。

6 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノート, リリース18.1

E98638-04

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