この項では、このマニュアルで説明するOracle TimesTen In-Memory Databaseリリース18.1の新機能を説明します。また、詳細情報へのリンクを示します。
CREATE
PROFILE
文では、プロファイルを作成します。プロファイルとは、データベース・リソースに対する制限のセットです。詳細は、「CREATE PROFILE」を参照してください。
ALTER
PROFILE
文では、プロファイル内のパスワード・パラメータを追加、変更または削除します。詳細は、「ALTER PROFILE」を参照してください。
DROP
PROFILE
文では、プロファイルを削除します。詳細は、「DROP PROFILE」を参照してください。
これらの句は、CREATE
USER
文およびALTER
USER
文に追加されました。
PROFILE
ACCOUNT
LOCK
およびACCOUNT
UNLOCK
PASSWORD
EXPIRE
これらの句の詳細は、「CREATE USER」および「ALTER USER」を参照してください。
VSIZE
関数は、式の内部表現でのバイト数を返すスカラー関数です。詳細は、VSIZEを参照してください。
CURRENT_SCHEMA
パラメータがSYS_CONTEXT
関数に追加されました。詳細は、「SYS_CONTEXT」を参照してください。
TO_TIMESTAMP
は、CHAR
またはVARCHAR2
データ型をTIMESTAMP
データ型の値に変換する日時関数です。詳細は、TO_TIMESTAMPを参照してください。
アクセシビリティ句がCREATE
FUNCTION
、CREATE
PROCEDURE
およびCREATE
PACKAGE
文に追加されました。詳細は、CREATE FUNCTIONまたはCREATE PROCEDUREまたはCREATE PACKAGEを参照してください。
ACTION
、CLIENT_INFO
およびMODULE
パラメータがSYS_CONTEXT
関数に追加されました。詳細は、「SYS_CONTEXT」を参照してください。
次のスカラー関数がサポートされています。
ACOS
: 詳細は、「ACOS」を参照してください。
ASIN
: 詳細は、「ASIN」を参照してください。
ATAN
: 詳細は、「ATAN」を参照してください。
ATAN2
: 詳細は、「ATAN2」を参照してください。
COS
: 詳細は、「COS」を参照してください。
COSH
: 詳細は、「COSH」を参照してください。
EXP
: 詳細は、「EXP」を参照してください。
LN
: 詳細は「LN」を参照してください。
LOG
: 詳細はLOGを参照してください。
SIN
:詳細は、「SIN」を参照してください。
SINH
: 詳細は、「SINH」を参照してください。
TAN
: 詳細は、「TAN」を参照してください。
TANH
: 詳細は、「TANH」を参照してください。
SELECT
文内の表名の構文では、オプションのカッコを使用できます。このことは、INSERT...SELECT
文およびCREATE
TABLE
AS
SELECT
文のSELECT
句についても当てはまります。詳細は、「TableSpec」を参照してください。
ALTER
SESSION
文でPLSQL_SESSION_CACHED_CURSORS
句を使用して、キャッシュするセッション・カーソルの数を指定できます。詳細は、「ALTER SESSION」を参照してください。
TimesTen Scaleoutでは、TT_DMLCommitOnSuccess
ヒントを指定して、DML実行の一部としてコミット操作を有効また無効にすることができます。詳細は、「TT_CommitDMLOnSuccessオプティマイザ・ヒント」を参照してください。また、Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイドのTT_CommitDMLOnSuccessヒントの使用方法も参照してください。
TimesTen Scaleoutを使用すると、グリッド内のインスタンスに可用性の高い方法でデータを分散できます。表のデータを分散するために使用する3つの分散スキームがあります。
DISTRIBUTE
BY
HASH
DISTRIBUTE
BY
REFERENCE
DUPLICATE
詳細は、「CREATE TABLE」を参照してください。
TimesTen Scaleoutで表に対してALTER
を使用する場合、考慮事項があります。詳細は、「ALTER TABLE」を参照してください。
TimesTen Scaleoutでは、DISTRIBUTE
BY
HASH
句はCREATE
MATERIALIZED
VIEW
文でサポートされています。詳細は、「CREATE MATERIALIZED VIEW」を参照してください。
TimesTen Scaleoutでは、ALTER
SEQUENCE
文およびCREATE
SEQUENCE
文のBATCH
句がサポートされています。詳細は、「CREATE SEQUENCE」および「ALTER SEQUENCE」を参照してください。
TimesTen Scaleoutでは、TT_GridQueryExecute
およびTT_PartialResult
オプティマイザ・ヒントがサポートされています。詳細は、「TT_GridQueryExecオプティマイザ・ヒント」および「TT_PartialResultオプティマイザ・ヒント」を参照してください。
TimesTen ScaleoutではROWID
が変更されました。詳細は、「ROWID疑似列」を参照してください。
TimesTen Scaleoutでは、elementId#
、replicaSetId#
およびdataspaceId#
疑似列がサポートされています。「TimesTen Scaleoutの疑似列」を参照してください。
TimesTen Scaleoutでは、elementIdCompute
関数がサポートされています。詳細は、「ELEMENTIDCOMPUTE」を参照してください。
TimesTenでサポートされているSQL文を表形式でまとめています。詳細は、「TimesTenでサポートされているSQL文の要約」を参照してください。
ビット単位の関数がサポートされています。詳細は、「ビット単位の関数」を参照してください。
COUNT
およびSUM
(整数のデータ型)集計関数の戻り結果タイプは、TT_INTEGER
からTT_BIGINT
に変更されました。詳細は、「COUNT」および「SUM」を参照してください。
COLUMNAR
およびDISTRIBUTE
は予約語です。詳細は、第8章「予約語」を参照してください。