Cloud Controlでソフトウェア・ライブラリのホームページにアクセスするには、「エンタープライズ」メニューから「プロビジョニングとパッチ適用」を選択し、「ソフトウェア・ライブラリ」 をクリックします。ソフトウェア・ライブラリは、ソフトウェア・パッチ、仮想アプライアンス・イメージ、参照ゴールド・イメージ、アプリケーション・ソフトウェアおよび関連するディレクティブのスクリプトなど、通常はエンティティと呼ばれる認証済ソフトウェア・バイナリを格納するリポジトリです。これらのエンティティに対するアクセスや権限は、スーパー管理者またはエンティティの所有者が決定します。
エンティティは、大きく次のように分類できます。
タイプ | 説明 |
---|---|
Oracle所有エンティティ |
このエンティティは、ソフトウェア・ライブラリが構成されていれば、デフォルトでソフトウェア・ライブラリのホームページで使用できます。次の図で、所有者がOracleのすべてのエンティティはOracle所有エンティティであり、Application Server Provisioning、Bare Metal Provisioning、Cloudなど、ロックのアイコン付きで表示されるすべてのフォルダはOracle所有のフォルダです。 |
カスタム・エンティティ |
このエンティティは、ソフトウェア・ライブラリのユーザーによって作成されます。たとえば、次の図にはMy Entitiesというカスタム・フォルダがあり、エンティティの所有者によって作成されたos2およびos1というエンティティがあります。これらのエンティティはユーザー所有のエンティティと呼ばれます。 |
注意:
すべてのOracle所有フォルダ(およびエンティティ)は、デフォルトでソフトウェア・ライブラリのホームページで使用できます。Oracle所有フォルダは読取り専用のため、これらのフォルダを選択してエンティティは作成できません。エンティティを格納するカスタム・フォルダを作成する必要があります。
パッチ適用、デプロイメント・プロシージャのプロビジョニングなどの多くのライフサイクル管理タスクでは、ソフトウェア・ライブラリで使用可能なエンティティを利用して目的を達成できます。次の図は、デプロイメント・プロシージャのプロビジョニングおよびデプロイメント・プロシージャのパッチ適用で、ソフトウェア・ライブラリで使用可能なエンティティを利用する方法を示したものです。
図22-2 プロビジョニングおよびパッチ適用タスクにおけるソフトウェア・ライブラリのエンティティの使用