ソフトウェア・ライブラリのホームページで、次のタスクを実行できます。
ソフトウェア・ライブラリ・エンティティを作成する権限のあるデザイナのみがフォルダを作成できます。
注意:
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース2 (12.1.0.2)以上では、この項で説明しているGUIの使用に加えて、かわりにコマンドライン・インタフェース・ツールを使用してフォルダを作成できます。これを行うには、『Oracle Enterprise Manager Lifecycle Management管理者ガイド』を参照してください。
カスタム・フォルダを作成するには、次の手順を実行します。
ソフトウェア・ライブラリのホームページで、次のエンティティを作成できます。
注意:
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース2 (12.1.0.2)以上では、この項で説明しているGUIの使用に加えて、かわりにコマンドライン・インタフェース・ツールを使用してエンティティを作成できます。これを行うには、『Oracle Enterprise Manager Lifecycle Management管理者ガイド』を参照してください。
ソフトウェア・ライブラリのホームページから汎用コンポーネントを作成する手順:
「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」、「ソフトウェア・ライブラリ」の順に選択します。
ソフトウェア・ライブラリのホームページで、Oracle所有ではないカスタム・フォルダを選択します。
注意: Oracle所有フォルダには汎用コンポーネントを作成できません。カスタム・フォルダを作成する方法は、「エンティティの編成」を参照してください。
「アクション」メニューから「エンティティの作成」を選択し、「コンポーネント」をクリックします。または、カスタム・フォルダを右クリックして、メニューから「エンティティの作成」を選択して「コンポーネント」をクリックします。
「エンティティの作成: コンポーネント」ダイアログ・ボックスから「汎用コンポーネント」を選択し、「続行」をクリックします。
Enterprise Manager Cloud Controlに、汎用コンポーネントの作成: 説明ページが表示されます。
「説明」ページで、「名前」、「説明」およびエンティティを説明する「その他の属性」に入力します。
注意: コンポーネント名は、属する親フォルダに対して一意である必要があります。一意の名前を入力したときでさえ、競合が報告される場合があります。これは、表示権限がないために表示できないが、フォルダ内に同じ名前のエンティティがあるために起こります。
「+」(追加)をクリックして、README、付帯状況、ライセンスなど、そのエンティティを適切に説明するファイルを添付します。ファイル・サイズが2 MB未満であることを確認してください。
「ノート」フィールドで、エンティティに対して行った変更や、追跡する変更履歴など、エンティティに関連する情報を追加します。
構成ページで、新しいプロパティを追加するかコンポーネントの既存のプロパティを更新して、汎用コンポーネントをカスタマイズできます。
注意: コンポーネントのプロパティを再利用するには、「共有タイプ」を選択します。共有タイプはテンプレートとして格納でき、それを使用して別の複雑なトップ・レベルのタイプできます。
新しいプロパティを追加するには、次の操作を行ってから「次へ」をクリックします。
「トップ・レベル・タイプ」または「共有タイプ」を選択し、「追加」をクリックします。
プロパティの一意の名前を入力します。選択したプロパティ・タイプに応じて、プロパティの初期値またはデフォルト値を入力します。
制約を追加するには、選択したプロパティ・タイプに「最小」または「最大」値を指定し、「制約の追加」をクリックします。
「構成済の制約」表に、追加したすべての制約がリストされます。プロパティから特定の制約を削除するには、そのプロパティを選択して「削除」をクリックします。
ファイルの選択ページで、エンティティに関連付ける1つ以上のファイルを選択できます。次のいずれかのオプションを選択します。
ファイルのアップロード: 一部のエンティティ・ファイルをローカルのファイル・システムまたはエージェント・マシンから、選択した宛先の場所にアップロードするとき。
宛先の場所を選択するには、「宛先の指定」セクションの「アップロード場所」フィールドで、拡大鏡アイコンをクリックして次のオプションの1つを選択します。
OMS共有ファイル・システム
OMSエージェント・ファイル・システム
選択した場所に対応する記憶域のタイプおよび場所のパスが移入されます。
注意:
ファイルをアップロードするには、アップロード先の記憶域の場所のステータスが「アクティブ」であることが必要です。
OMSエージェント・ファイル・システムの場所を選択する場合は、その場所へのアクセスに必要な権限があることを確認してください
「ソースの指定」セクションで、ソースとなるファイルの場所として、ローカルのファイル・システム、または管理エージェントによってモニターされているリモートのファイル・システムのいずれかを入力します。ファイル・ソースとして、次のいずれかを選択します。
ローカル・マシンを選択する場合は、「追加」をクリックすると、「ファイルの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。「参照」をクリックしてソースの場所からエンティティ・ファイルを選択し、一意の名前を付けて「OK」をクリックします。
OMS共有ファイル・システムまたはOMSエージェント・ファイル・システムで構成されている任意の記憶域の場所にファイルをアップロードできます
エージェント・マシンを選択する場合は、エンティティ・ファイルを選択するホスト・マシンの名前を選択します。「+」(追加)をクリックし、任意の資格証明を使用してホスト・マシンにログインします。別の資格証明タイプおよびその設定の詳細は、Oracle Enterprise Managerライフサイクル管理ガイドを参照してください。
ホスト・マシンにログインしたら、アップロードするファイルが存在する場所を参照します。OMS共有ファイル・システムまたはOMSエージェント・ファイル・システムで構成されている任意の記憶域の場所にファイルをアップロードできます。
ファイルの参照: 「ファイルの参照」オプションを選択する場合は、実際にはソフトウェア・ライブラリには何もアップロードされないため、入力を必要とするのはソースの場所の詳細のみです。「ソースの指定」セクションで、記憶域のタイプとして「HTTP」、「NFS」または「エージェント」のいずれかを選択して「OK」をクリックします。選択した場所に対応する記憶域のタイプおよび場所のパスが移入されます。
「+」(追加)をクリックし、選択した参照されるファイルの場所に存在するエンティティを参照します。参照先ファイルの追加ダイアログ・ボックスで、「ベースの場所」にファイルの相対パスを入力します。「次の名前でステージング」をクリックし、一意な名前の一時的なステージング場所にファイルを編成します。
それぞれの記憶域オプションの詳細は、「参照されるファイルの場所の構成」を参照してください。
ディレクティブの設定ページで、「ディレクティブの選択」をクリックして1つ以上のディレクティブにコンポーネントを関連付けると、そのディレクティブが実行されます。「次」をクリックします。
確認ページで詳細をすべて確認して「終了」をクリックすると、コンポーネントが作成されてソフトウェア・ライブラリにアップロードされます。
Oracle所有のフォルダ内にあるエンティティは編集できません。Oracle所有エンティティを編集する場合は、エンティティのコピーを作成して、それをカスタム・フォルダに格納できます。これで、エンティティに対する完全なアクセス権が付与されるため、使用環境に基づいてエンティティをカスタマイズできるだけでなく、このエンティティに対するアクセス権を他のユーザーに付与することもできます。
Oracle所有のエンティティからカスタム・エンティティを作成するには、次の手順を実行します。
Oracle所有エンティティとユーザー所有エンティティの詳細は、「ソフトウェア・ライブラリのエンティティの使用方法」を参照してください。
ソフトウェア・ライブラリのホームページで、既存のエンティティに対して次のメンテナンス・タスクを実行できます。
注意:
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース2 (12.1.0.2)以降では、表22-3に示すすべてのタスクを実行するために、GUIを使用することもコマンドライン・インタフェース・ツールを使用することもできます。
ソフトウェア・ライブラリ・ホーム・ページにアクセスするには、「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」を選択し、「ソフトウェア・ライブラリ」を選択します。
ソフトウェア・ライブラリの管理・ページにアクセスするには、「設定」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」を選択し、「ソフトウェア・ライブラリ」を選択します。
Enterprise Managerユーザーがソフトウェア・ライブラリのホームページでエンティティを表示するには、少なくともエンティティに対する表示権限が必要です。所有者およびスーパー管理者は、編集(更新の意味)または管理(または完全)などの追加権限を付与したり、前に付与した権限を後で取り消すことを選択できます。
権限を付与する、または取り消すには、次の手順を実行します。
エンティティをEnterprise Managerホームから作成した場合、エンティティは現在、未テスト状態にあります。エンティティをテストし、テスト結果に基づいて成熟度レベルを変更するのは設計者の職責です。
エンティティのライフサイクルを管理し、エンティティの品質(成熟度レベル)を示すには、次の手順に従います。
たとえば、Oracle Databaseクローン・コンポーネントをテストするには、データベースをプロビジョニングするデプロイメント・プロシージャ・インタビュー・フローでこのコンポーネントを選択します。エンティティをテストした後、設計者は、テスト結果に基づいてエンティティの成熟度をベータまたは本番に変更できます。オペレータがエンティティを使用できるのは、エンティティが本番レベルとしてマークされている場合のみです。
エンティティが表すソフトウェアに関連する通常のドキュメント(README、インストール、構成)であるファイルを追加またはアップロードするには、次の手順に従います。
この項では、次の項目について説明します。
エンティティの基本検索または拡張検索を実行するには、次の手順に従います。
「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」、「ソフトウェア・ライブラリ」の順に選択します。
エンティティを検索するには、次のいずれかの操作を行います。
検索: ソフトウェア・ライブラリのホームページで、「名前」、「説明」または「タイプ」 別にエンティティを検索できます。検索カテゴリを選択し、目的の値を入力し、矢印アイコンをクリックします。
矢印アイコンをクリックすると、一致した結果の数が結果ページに表示され、上下矢印をクリックして結果行を切り替えることができます。
検索: エンティティの拡張検索を実行するには、「検索」をクリックします。デフォルトの検索オプションでは、「タイプ」、「名前」、「説明」、「改訂」、「成熟度」、「ステータス」および「ファイル名」別に検索して、さらに詳細な検索結果を取得できます。
注意: サブタイプ(コンポーネントなど)が関連付けられているエンティティを選択すると、「サブタイプ」を追加の検索カテゴリとしてページがリフレッシュされます。
「すべて」または「任意」の検索フィールドに適切な値を指定して「検索」をクリックします。
検索パラメータを追加するには、「拡張検索」セクションで「フィールドの追加」メニューをクリックし、任意の検索フィールドを選択します。選択したフィールドが、新しい検索パラメータとして「拡張検索」セクションに表示されます。この新しい検索機能を使用すると、検索を絞り込み、さらに正確な目的の検索結果にドリルダウンすることができます。
簡易検索の表示に戻すには、「検索を閉じる」をクリックします。
オプションで、コンソールの「拡張検索」画面の検索基準を保存できます。保存済検索を取得し、再度実行できます。また、編集および削除も可能です。
エンティティを検索します。
「検索の保存」をクリックします。
テキスト・ボックスに検索に必要な名前を入力し、「OK」をクリックします。
保存済検索を取得するには、次の手順に従います。
エンティティを検索します。
「保存済検索」をクリックし、リストから必要な保存済検索を選択します。
また、「お気に入り」メニューから必要な保存済検索を選択することもできます。このためには、「お気に入り」メニューから「保存されたソフトウェア・ライブラリ検索」を選択し、必要な保存済検索を選択します。
「保存済検索の管理」オプションを使用すると、保存済検索の名前を編集、または保存済検索を削除できます。次の手順を実行します。
保存済検索を管理するには、次のいずれかの手順を実行します。
「お気に入り」メニューから、「お気に入りの管理」を選択します。
「保存済検索」をクリックし、「保存済検索の管理」を選択します。
保存済検索の名前を編集するには、必要な保存済検索を選択し、「名前」テキスト・フィールドに新しい名前を入力します。「OK」をクリックして変更内容を保存します。
保存済検索を削除するには、該当する保存済検索を選択し、「選択項目の削除」を選択します。「OK」をクリックして変更内容を保存します。
選択したエンティティをエクスポートするには、次の手順を実行します。
注意:
バージョン12cよりも前のバージョンのEnterprise Managerからエクスポートされたプロビジョニング・アーカイブ・ファイルは、Enterprise Manager 12cにはインポートできません。
Enterprise Managerでは、Oracle所有のエンティティのエクスポートがサポートされていません。
複数のエンティティに関連付けられたファイルを複数のターゲット・ホストに転送するには、この項で説明している手順を実行します。
前提条件
ファイルをステージングする前に、次の前提条件を満たしていることを確認します。
Enterprise Managerによってモニターされているホストのみが、エンティティに関連付けられたファイルのステージングのための宛先として指定できます。
各エンティティでは、エンティティに正常にアップロードされたファイル(したがって「準備完了」ステータス)のみが、ステージング用に選択できます。
注意:
エンティティに「準備完了」状態のファイルがあるかどうかを検証するには、次の手順を実行します。
エンティティを選択し、「表示」をクリックします。
エンティティの表示ページで、「ファイルの選択」タブを選択し、エンティティに関連付けられたファイルを検証します。
1つ以上の「準備完了」ステータスのファイルがない場合、ステージング・プロセスを続行できません。
ジョブの表示権限を持つユーザーのみがステージングを実行できます。
ユーザーが少なくとも表示権限を持つエンティティのみをステージング対象として選択できます。
ターゲット・ホストに与えられた資格証明を使用して、場所に書込みできる必要があります。
ステージングされるソース・ファイルがNFS上にある場合、宛先ターゲットを参照するために使用される資格証明には、NFSの場所をマウントできるようにroot
権限を持つ必要があります。
ステージングの手順
Enterprise Manager Cloud Controlにログインして、次の手順を実行します。
「エンタープライズ」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」、「ソフトウェア・ライブラリ」の順に選択します。
「アクション」メニューから、「ステージング・エンティティ」を選択します。
「ステージング・エンティティ」ページから、「エンティティ」セクションを展開します(展開されていない場合)。
「+」(追加)をクリックし、エンティティを検索および選択します。まだ追加されていないエンティティ、および1つ以上のファイルが「準備完了」ステータスになっているエンティティのみを追加できます。
デフォルトでは、「準備完了」ステータスのすべてのファイルがステージングに選択されます。選択を変更するには、表内の追加済エンティティの行を展開して、「選択」列を選択/選択解除します。
オプションで、「ステージング先のファイルを上書きします」を選択して、同じファイルの既存のバージョンを上書きできます。選択しない場合、このオプションを無視して続行します。
「ステージング先」セクションで、「+」(追加)をクリックしてステージング先の詳細を追加します。
「+」(追加)をクリックして、ステージングのターゲット・ホストを選択します。
選択したホスト・ターゲットに適した「ステージングの場所」をテキスト・ボックスで指定します。
ステージングに使用する資格証明を選択します。複数のホスト・ターゲットを選択する場合、各ホストで選択した資格証明を使用して、ステージングの場所を書込み可能にする必要があります。
「OK」をクリックして、ステージング先の表の選択したホストを更新します。
「発行」をクリックします。
発行したジョブのステータスを確認するには、「ジョブ詳細」リンクをクリックして「ファイル転送アクティビティ」ページに移動し、ファイル転送の詳細を表示します。または、「エンタープライズ」メニューから、「ジョブ」を選択し、「アクティビティ」をクリックしてジョブを検索します。