Enterprise Managerのレポート・フレームワークである情報パブリッシャを使用すると、エンタープライズ全体で対象読者が管理対象の環境に関する情報にアクセスできるようになります。戦略的には、レポートは、エンタープライズのモニタリング情報のビューをビジネス・インテリジェンス目的で提示するために使用されますが、管理対象ターゲットのアクティビティ、リソース使用率および構成を示すことで管理目的でも役立ちます。IT管理者は、レポートを使用して、一連の管理対象システムの可用性を示すことができます。エグゼクティブは、一定期間におけるアプリケーション(エンタープライズの電子メールなど)の可用性に関するレポートを表示できます。
注意:
情報パブリッシャ(IP)レポート・フレームワークはEnterprise Manager 13cでサポートされていますが、このフレームワークを使用した新規レポート開発は、Enterprise Manager 13cでは非推奨になりました。Oracle Business Intelligence Publisherを使用してレポートの作成が実行されます。
このレポート・フレームワークにより、カスタマイズされたレポートを作成および公開でき、HTMLベースの直感的なレポートをWeb経由で公開、格納、または選択した受信者に電子メールで送信できます。情報パブリッシャには、事前定義済レポートの包括的なライブラリが用意されており、これを使用することで、追加の設定や構成を行うことなく、レポートを即時に生成できます。
この章の構成は、次のとおりです。