オペレーティング・システムはコア・プラットフォームの一部であり、そのメトリックはEnterprise Managerの他のターゲットで利用されます。この章では、Oracle SolarisおよびLinuxのモニタリングについてのみ説明します。
Oracle Enterprise Managerでモニタリングしているすべてのホストを表示するには、Enterprise Manager Cloud Controlの「ターゲット」メニューで「ホスト」を選択します。ユーザー・インタフェースの「ホスト」セクションに、Oracle SolarisおよびLinuxオペレーティング・システム構成、リソースおよびプロセスのメトリックが表示されます。
パフォーマンスと構成のメトリックには、オペレーティング・システムのCPU、メモリーおよびプロセス・リソース使用状況が一元的に表示されるため、リソースを管理および最適化できます。
モニタリングは、オペレーティング・システムを検出して、管理するときにアクティブ化されます。予期しない動作が発生した場合、通知のステータス・レベルが段階的に高くなります。最も低いレベルのインシデント・ステータスは警告、次がクリティカル、最も高いレベルが致命的インシデントです。
パフォーマンスと使用率の最大化に役立つようにオペレーティング・システムに関する情報がレイアウトされています。「ホスト・サマリー」には、ホストの概要が表示されます。ドリルダウンしてCPUとリソースの使用状況を表示し、さらに深く進んでホスト上で実行されているプロセスを表示したり、ホスト上の現在の上位プロセスをリアルタイムで表示することができます。
オペレーティング・システムについては、次の機能が利用できます。
OSの詳細: オペレーティング・システムのリソースおよびプロセスの情報、Oracle Solarisゾーンおよびブート環境が表示されます。
インシデント: 詳細を表示するためのリンクを含むインシデントの通知。一連のモニタリング・ルールおよびパラメータが、管理対象アセットをモニタリングします。予期したとおりに実行されていないリソースについては、イベントとインシデントが生成されます。
パフォーマンス: 分析: オペレーティング・システムのパフォーマンスとリソース使用状況の詳細が表示されます。
構成: オペレーティング・システムの構成の変更が表示されます。