Enterprise Managerは、図32-1に示す開放型システム間相互接続(OSI)モデルの第1、第2および第3層に移入するターゲットを検出および管理します。OSIモデルでは、ある層はそれより上の層をサポートし、それより下の層によりプロビジョニングされます。ある層に障害が発生すると、それより上にある層に影響を及ぼします。
第2層: データリンク・ターゲットはこのモデルのリンク層にあります。イーサネット・ファブリックの場合、データリンクはVLAN IDです。インフィニバンド・ファブリックの場合、データリンクはパーティション・キーです。この層には、リンクの組合せが含まれます(リンク・アグリゲーションなど)。
第3層: ネットワーク・ターゲットはこのモデルのネットワーク層にあり、IPアドレスおよびIPMPグループとしてプラムされるネットワーク・インタフェースです。
ネットワーク管理には、ターゲットがネットワーク・リソースを利用できるようにするためのあらゆるアクティビティが含まれます。
ファブリックおよびそのデータリンクと、ネットワークの検出。
レイヤー関連構成およびパフォーマンスのメトリックを収集します。
各レベルでの障害の検出。
トポロジ(ファブリックおよびネットワーク内の関係のグラフィック表示)の表示。