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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracle Exalogic Elastic Cloud Machineの管理とモニタリング
13cリリース3
E98538-02
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4 検出後の構成および確認

この章では、Oracle ExalogicマシンがEnterprise Manager Cloud Control 13cで検出された後で、完了する必要がある検出後の構成手順について説明します。

4.1 Exalogic Elastic Cloudターゲットのリフレッシュ

Exalogicラックをアップグレードする場合(1/4から1/2など)は常にシステムのリフレッシュを検討する必要があります。Exalogicシステムの検出後、Oracle VM ManagerまたはZFSターゲットを検出する際もリフレッシュを検討する必要があります。Exalogic Elastic Cloudをリフレッシュするには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「Oracle Exalogic」を選択します。
  2. Exalogicターゲットのリストから、表示するExalogic Elastic Cloudターゲットをクリックします。
  3. 「Oracle Exalogic」メニューから、「システムのリフレッシュ」を選択します。
  4. 「次へ」を押して、続行します。

4.2 サーバー向けに管理エージェントをデプロイ

物理ノードまたは仮想ノードのいずれかでOracleアプリケーションを監視する場合は、「ソフトウェア」タブを有効化するためにEnterprise Manager管理エージェントをインストールする必要があります。この管理エージェントによって、Enterprise Manager Cloud Controlを通してサーバー、オペレーティング・システムおよびソフトウェア(たとえばWebLogic、Oracle Database)を管理できるようになります。

<OMS_HOME>/sysman/prov/agentpush/agentpush.propertiesディレクトリにあるagentpush.propertiesファイルを変更します。変更前:

oracle.sysman.prov.agentpush.pdpShellOutEnabled=true

変更後:

oracle.sysman.prov.agentpush.pdpShellOutEnabled=false

注意:

この手順は、すべてのOMSインスタンスに対して実行する必要があります。

Exalogicネットワークを構成したら、次に示す手順に従って管理エージェントをデプロイします。

  1. 管理エージェントをインストールするホストのプラットフォームの管理エージェント・ソフトウェアがダウンロードされ、適用されたことを確認します。

  2. Enterprise Manager Cloud Controlで、次のいずれかを実行します。

    • 「設定」メニューから、「ターゲットの追加」「自動検出の結果」の順にクリックします。「自動検出の結果」ページで「ホストおよびOracle VM Manager」タブをクリックし、表示されているリストから監視するホストを選択します。「昇格」をクリックします。

    • 「設定」メニューから、「ターゲットの追加」「ターゲットの手動追加」の順に選択します。「ターゲットの手動追加」ページで、「ホスト・ターゲットの追加」を選択し、「ホストの追加」をクリックします。

  3. ホストとプラットフォーム・ページで、次を実行します。

    1. このセッションに割り当てられたデフォルトの名前のままにするか、選択した一意の名前を入力します。入力するカスタム名は直観的な名前にすることができ、必ずしもデフォルトの名前と同じフォーマットにする必要はありません。たとえば、add_host_operation_1のようになります。

      一意のデプロイメント・アクティビティ名によって、このデプロイメント・セッションで指定されたインストール詳細を保存し、新規セッションですべての詳細を入力しなおすことなく、将来再利用できます。

    2. 「追加」をクリックし、管理エージェントをインストールするホストの完全修飾名およびプラットフォームを選択します。

    3. 「次へ」をクリックします。

  4. 「インストールの詳細」ページで、次のようにします。

    1. 「デプロイメント・タイプ」セクションで、新規エージェント・インストールを選択します。

    2. 表から、共通のプラットフォーム名でグループ化されたホストを示す最初の行を選択します。

    3. 「インストールの詳細」セクションで、手順bで選択したホストに共通するインストールの詳細を指定します。「インストールのベース・ディレクトリ」に、管理エージェントのソフトウェア・バイナリ、セキュリティ・ファイルおよびインベントリ・ファイルをコピーするエージェント・ベース・ディレクトリへの絶対パスを入力します。

    4. 「インスタンス・ディレクトリ」で、デフォルトのインスタンス・ディレクトリの場所のままにするか、すべての管理エージェント関連の構成ファイルを格納できるディレクトリを選択し、そこへの絶対パスを入力します。

    5. 「名前付き資格証明」リストから、資格証明がOMSとリモート・ホスト間のSSH接続を設定し、各リモート・ホストに管理エージェントをインストールするために使用できる適切なプロファイルを選択します。

    6. 「権限委任設定」で、ルート・スクリプトの実行に使用する権限委任設定を検証します。デフォルトでは、Enterprise Manager Cloud Controlで構成されている権限委任設定に設定されます。

    7. 「ポート」で、管理エージェントの通信用に割り当てられたデフォルトのポート(3872)のままにするか、選択したポートを入力します。

    8. 手順bの表にある他のすべての行に対して繰り返します。

    9. 「次へ」をクリックします。

  5. 管理エージェントを選択したホストへ、1つのデプロイメント・フェーズから次へと連続してデプロイメントを実行するローリング方式でデプロイするときは、次を$OMS_HOME/sysman/prov/agentpush/agentpush.propertiesファイルへ指定します。

    oracle.sysman.prov.agentpush.continueIgnoringFailedHost=true
    
  6. 「確認」ページで詳細に問題がない場合、「エージェントのデプロイ」をクリックして管理エージェントをインストールします。デプロイメント・セッションの進捗を監視できる「ホスト・ステータスの追加」ページに自動的に移動します。

エージェントのインストールの詳細は、『Oracle® Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の「Oracle Management Agentのインストール」を参照してください。