Oracle® Enterprise Manager System Monitoring Plug-in Oracleデータベース以外のためのメトリック・リファレンス・マニュアル 13c リリース2 E94903-01 |
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データベース・マネージャの構成情報メトリックは、データベース・マネージャの一連の構成パラメータを示します。これらの値は、ハード・ディスク・タイプと、このマニュアルで示すメモリー・タイプがあります。データベース・マネージャの構成情報メトリックは、次のカテゴリから構成されます。
このカテゴリのメトリックは、システムのスループットに影響を与えるデータベース・マネージャの容量の構成パラメータを返します。
表名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMCAP
ビュー名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMCAP_VIEW
デフォルトの収集間隔 - 24時間ごと
表2-3 容量メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
アプリケーション・サポート層サイズ |
アプリケーション・サポート層ヒープは、ローカル・アプリケーションとそのエージェントの間の通信バッファを表します。 |
データベース・システム・モニター・ヒープ・サイズ |
データベース・モニター・データに割り当てる、メモリー容量(ページ単位)を決定します。 |
監査バッファ・サイズ |
データベースの監査時に使用されるバッファのサイズを指定します。 |
Javaインタプリタ最大ヒープ・サイズ |
Java DB2ストアド・プロシージャおよびUDFへのサービス提供のために開始されたJavaインタプリタで使用される最大ヒープ・サイズを決定します。 |
合計オープン・ファイルの最大数 |
単一のデータベース・マネージャ・インスタンスで実行中のすべてのエージェントおよび他のスレッドでオープンできるファイルの最大数を定義します。 |
エージェントの優先度 |
オペレーティング・システム・スケジューラが、すべてのエージェントと、他のデータベース・マネージャ・インスタンスのプロセスおよびスレッドに与える優先度を制御します。 |
エージェントの最大数 |
コーディネータ・エージェントであるかサブエージェントであるかを問わず、アプリケーション・リクエストを受け入れるために常時利用できる、データベース・マネージャ・エージェントの最大数を示します。 |
同時エージェントの最大数 |
データベース・マネージャのトランザクションを同時に実行できるデータベース・マネージャ・エージェントの最大数。 |
エージェント・プール・サイズ |
アイドル・エージェント・プールの最大サイズを決定します。 |
プール内エージェントの初期数 |
DB2START時にエージェント・プールで作成されるアイドル・エージェントの初期数を決定します。 |
ソート・ヒープのしきい値 |
共有ソート・メモリーのサイズは、ソート・ヒープしきい値構成パラメータ(sheapthreas)の値に基づいて、データベースへの最初の接続時に静的に事前決定されます。 |
このカテゴリのメトリックは、クライアント/サーバー環境でのDB2の使用に関する情報を提供するパラメータを返します。
表名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMCON
ビュー名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMCON_VIEW
デフォルトの収集間隔 - 24時間ごと
表2-4 接続メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
TCP/IPサービス名 |
データベース・サーバーがクライアントへの通信に使用するTCP/IPポートの名前です。 |
検索検出の通信プロトコル |
このメトリックでは、管理サーバーの観点から、DB2ADMINの起動時に開始される検索検出マネージャを定義します。 |
このカテゴリのメトリックは、データベース・マネージャ・インスタンスに関する情報を提供するパラメータを返します。
表名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMDBINST
ビュー名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMDBINST_VIEW
デフォルトの収集間隔 - 24時間ごと
表2-5 データベース・インスタンス・メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
診断エラー取得レベル |
db2diag.logファイルに記録される診断エラーのタイプを決定します。 |
診断ディレクトリ・データ・パス |
DB2の診断情報の完全修飾パスを指定できます。 |
通知レベル・ロー |
管理通知ログに書き込まれる管理通知メッセージのタイプを指定します。 |
デフォルトのデータベース・システム・モニター・スイッチ |
複数のスイッチを設定できる一意のメトリック。各スイッチは、メトリックの各ビットで内部的に表されます。 |
通信バンド幅 |
1秒当たりの通信バンド幅の計算値(MB)。 |
CPU速度ロー |
特定の操作を実行するコストを見積もるためにSQLオプティマイザで使用される、1命令当たりのCPU速度(ミリ秒)。 |
同時アクティブ・データベースの最大数 |
同時にアクティブになるローカル・データベースの数を指定します。 |
システム管理権限グループ名 |
データベース・マネージャ・インスタンスのSYSADM権限を持つグループ名を定義します。 |
通知レベル |
notifylevel_rawの値は次のとおりです。
これらの値以外は、すべて情報メッセージになります。 |
CPU速度 |
CPU速度(MIPS)。次の式で計算されます。 1/(cpuspeed_raw*1000) |
このカテゴリのメトリックは、ロギングとリカバリの情報を保存します。使用している環境のリカバリは、重要なデータの損失を防ぐために非常に重要な処理になります。環境を管理したり、データやトランザクションの適切なリカバリを確保したりするために、多くのパラメータを利用できます。
表名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMLOGREC
ビュー名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMLOGREC_VIEW
デフォルトの収集間隔 - 24時間ごと
表2-6 ロギングとリカバリ・メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
トランザクション・マネージャ・データベース名 |
各DB2インスタンスのトランザクション・マネージャ(TM)のデータベース名を指定します。 |
トランザクション再同期間隔 |
トランザクション・マネージャ(TM)、リソース・マネージャ(RM)または同期点マネージャ(SPM)が、TM、RMまたはSPMで検出された不確定な未処理のトランザクションのリカバリを再試行する必要がある時間間隔を秒単位で指定します。 |
同期点マネージャ名 |
データベース・マネージャに対して、同期点マネージャ(SPM)インスタンスの名前を特定します。 |
同期点マネージャ・ログ・ファイル・サイズ |
同期点マネージャ(SPM)のログ・ファイル・サイズを4KBのページ単位で特定します。 |
同期点マネージャ再同期エージェント制限 |
再同期操作を同時に実行できるエージェントの数を特定します。 |
このカテゴリのメトリックは、パラレル操作とパーティション化されたデータベース環境に関するパラメータを返します。
表名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMPARENV
ビュー名 - MGMT_EMX_IBMDB2_DBMPARENV_VIEW
デフォルトの収集間隔 - 24時間ごと
表2-7 パーティション化されたデータベース環境メトリック
メトリック | 説明 |
---|---|
接続経過時間 |
2つのデータベース・パーティション・サーバー間でTCP/IP接続が確立される秒数を指定します。 |
FCMバッファ数 |
データベース・サーバー間およびデータベース・サーバー内で、内部通信(メッセージ)に使用される4KBバッファの数を指定します。 |
ノード接続の再試行 |
max_connretriesは、データベース・パーティション・サーバーに対して実行できる接続の再試行数を指定します。 |
ノード間の最大時差 |
各データベース・パーティション・サーバーには、固有のシステム・クロックがあります。このメトリックは、ノード構成ファイルにリストされているデータベース・パーティション・サーバー間で許可される最大時差を分単位で指定します。 |
タイムアウトの開始および停止 |
パーティション化されたデータベース環境にのみ適用されます。 |